FTSE4Good 10周年記念

FTSE4Good 10 周年記念；
過去 10 年における ESG に関するレポートの発行と
FTSE4Good 政策委員会の新会長を発表
報道関係者各位
2011 年 5 月 24 日シドニー、東京、香港、ロンドン、ニューヨーク発：数々の賞を受賞している世界的なイン
デックス提供会社である FTSE は本日、FTSE4Good 政策委員会の委員長に Sir Mark Moody-Stuart が就任
すると発表しました。また、この発表の中では、先日提供を開始した FTSE4Good ESG Ratings と、
「FTSE4Good: 10 years of impact & investment」と題した過去 10 年間の ESG 投資の分析と現在の動向をま
とめたレポートの発行に関する説明もありました。
Sir Mark Moody-Stuart は、世界的にも広く認識されている FTSE4Good インデックス・シリーズを委員長の立
場から監視・監督する責任を負います。Sir Mark の具体的な役割としては、過去 10 年間、高い透明性を持っ
たベンチマークとして多くの投資家に利用されてきた FTSE4Good インデックスを、政策委員会の中の最も重
要な役職からさらに進化させていくことにあります。Sir Mark は世界最大手企業、「Royal Dutch Shell Group」
と「Anglo American plc」において会長職を勤め、また ESG 関連の経歴としては、「UN Global Compact and
the Global Reporting Initiative」の取締役や、「Hermes Equity Ownership Services」の委員長も歴任しており、
その経験は FTSE4Good 政策委員会にとって大きな財産となるでしょう。
FTSE4Good 政策委員会は、FTSE4Good の銘柄選定基準が常に責任投資の最新の動向を踏まえたものであ
るかどうかの監視・監督を行い、その発展・強化を実行します。委員会はこれまで、ごく一部の興味対象でし
かなかった ESG が、投資の中心部と常に深く関わるまで大きく成長してきた経緯を監視してきました。Sir
Mark の前任者である Sir Mervyn Pedelty 委員長は、委員会および FTSE の責任投資部門と協働して、世界
の大手企業に対して FTSE4Good が定める高い ESG の基準の適用を促進してきました。この多大な貢献をさ
れた Sir Mervyn の名を冠し、FTSE は「Sir Mervyn Pedelty Award」を創設し、ESG の分野で優れた経営をし
ている企業を毎年表彰すると発表した。
先月 FTSE は FTSE4Good インデックス・シリーズの 10 周年のを祝うと共に、グローバルの ESG 関連リサー
チ会社である EIRIS と共同開発した FTSE4Good ESG Ratings の提供開始を発表しました。これにより、FTSE
は責任投資関連のサービスを、FTSE4Good 、FTSE 環境市場インデックス、FTSE CDP Carbon Strategy イン
デックスに加え、さらに強化を進めました。
この新しいレーティングサービスは、対象企業の ESG リスクとそれぞれに対する評価を計量的に分析し、主
に機関投資家に対して提供します。各機関投資家は、それぞれが抱える投資や Stewardship（受託者責任）
の問題対し、そのレーティングを活用することが出来ます。最近では、イギリス政府が国内の年金基金に対し
て UK Stewardship Code を定めたり、同様の規範が「European Commission Green Paper」において検討され
るなど、機関投資家の投資先企業へのエンゲージメントが注目されており、レーティングサービスに対する需
要も高まってくると予想されます。このサービスはグローバルでの提供が可能で、他の投資ツールやデータと
の合せて利用することも可能です。
FTSE は FTSE4Good のサービス提供開始 10 周年を記念して、「FTSE4Good: 10 years of impact &
investment」と題したレポートを発行いたしました。このレポートでは、FTSE4Good インデックスの ESG 基準の
発展や、企業の ESG 活動の改善に対する役割と貢献に関してまとめてあります。また、現在の ESG に関す
る現在の動向やパフォーマンス調査、今後の分析についても記載されています。
レポートのハイライト：
 過去 10 年間での ESG 投資の伸びは約４倍で、 $10.1 兆米ドルとなっている。
 Edinburgh 大学と Nottingham 大学の独立学術調査によれば、FTSE4Good Index は多くの企業の
ESG に関する経営改善を推奨する力強いてこの役割を成している。
 10 年間で、環境管理、環境変化、人権・労働権利、サプライ・チェーン労働基準、贈収賄防止の分野
で、8 つの新しい基準が導入されている。
 新しい基準の導入に関しては、FTSE と対象企業との間で 1000 回以上のエンゲージメント（直接のコ
ミュニケーション）があり、その 6 割の企業が新基準を満たすための経営改善を行った。
 ESG の評価をグローバルで比較するとヨーロッパの企業は相対的に高い得点を得ている。その中で
もノルウェーが最高得点を取得。
このレポート全文と FTSE4Good Ratings の地域別の高得点企業を掲載したサンプルデータは FTSE のホー
ムページより閲覧可能です。
FTSE 責任投資部門のディレクターだる David Harris は、「Sir Mark は非常に興味深い時期に FTSE4Good 政
策委員会の委員長に就任されます。より詳細な ESG データを提供できる FTSE4Good ESG Ratings の提供開
始は我々のサービスをさらに強固にします。Sir Mark のすぐれた経歴、経験と、持続可能な開発に対する強
い確信は、我々のこれからの ESG に関する発展と研究を正しい方向に導いてくれると確信すると同時に、委
員長への就任を快諾していただけたことに感謝しています」と述べています。
Sir Mark Moody-Stuart は、「この度 FTSE、EIRIS ならびに FTSE4Good 政策委員会の皆様と一緒に、更なる
企業のサステナビリティの継続的な改善の促進や、投資家への ESG 投資に関するサポートを提供すること
ができ、大いに嬉しく思っております。既に多くのことを達成していますが、完全なる持続可能なビジネスと金
融業界の構築にはまだまだ多くのチャレンジが目前に待ち構えています」と述べています。
-Ends詳細情報のリンク先:
FTSE4Good: 10 years of impact & investment Report
http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_Index_Series/Downloads/FTSE4Good_10_Year_Report.pdf
FTSE4Good ESG Ratings Data
http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_ESG_Ratings/Downloads/Supersector_Leaders.pdf
http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_ESG_Ratings/Downloads/Regional_Leaders.pdf
FTSE4Good ESG Ratings
http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_ESG_Ratings/index.jsp
FTSE4Good Index Series
http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_Index_Series/index.jsp
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Press Offices:
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東京
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Sydney
Natalie Brooke, Tel: +61 2 92 93 2867
Or email [email protected]
Notes to Editors
FTSE グループについて
FTSE グループ（FTSE）は指数の構築と管理において世界をリードする企業です。世界各地にオフィスをもち、ロンドン、
北京、ドバイ、フランクフルト、ミラノ、ムンバイ、香港、マドリード、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、シドニー、上海、
東京をはじめとする、世界 77 カ国のお客様にサービスを提供しています。FTSE が算出・管理する指数は株式、債券、
不動産、通貨や各種投資戦略を網羅し、それぞれ通常の指数に加えカスタマイズした指数の提供も行っています。また、
FTSE は世界の数々の証券取引所、金融協会・団体と協定を結んでいます。FTSE の指数は、世界の投資家より投資分
析、ベンチマーク、資産配分、ポートフォリオヘッジ、また広範囲における指数連動ファンドの構築に使われています。
FTSE はファイナンシャル・タイムズ社（The Financial Times）とロンドン証券取引所（London Stock Exchange Group）によ
る出資の独立した合弁会社です。詳しくは、www.ftse.com をご参照下さい。
FTSE4Good 政策委員会について
The FTSE4Good Series has benefited from the contribution of the independent experts and senior practitioners from across the
world. Around half of the committee represents FTSE’s clients, the investment community, and the remaining members are drawn
from the fields of academia, the business community, unions and NGO’s. The FTSE4Good Policy Committee has the support of two
specialist sub-committees and advisory US Committee.
The committee’s role is to i) act as an independent judge that EIRIS and FTSE follow the criteria and methodology ii) Approve
deletions and additions to the FTSE4Good indices iii) Oversee the consultation process undertaken to develop new criteria iv)
Approve criteria revisions or new criteria.
Sir Mark Moody-Stuart について
Mark Moody-Stuart was Chairman of the Royal Dutch Shell Group from 1998 to 2001 and of Anglo American plc from 2002 to 2009.
After a doctorate in geology in 1966 at Cambridge, he worked for Shell starting as an exploration geologist, living in Holland, Spain,
Oman, Brunei, Australia, Nigeria, Turkey and Malaysia, and UK.
Chairman of Hermes Equity Ownership Services, the Global Business Coalition for HIV/AIDS and the IVCC. A director of HSBC,
Accenture, Saudi Aramco. Board Member of the Global Reporting Initiative 2002-7. Member of the United Nations Global Compact
Board and Chairman of the Global Compact Foundation 2006.

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