科 目 名 (テーマ) 授 業 の ね ら い コンピュータシステムB(プログラムコース) フ リ ガ ナ アオ 担当者名 青 キ タケ ノリ 木 武 典 Visual Basic を用いて,プログラミング言語の基礎を習得するとともに,ウインドウズ環境下 で,ワープロや表計算等のパッケージソフトと連携をとることにより,実用的なプログラムを手 早く作成してパソコンとデータを効率的に利用することを学ぶ。 1. イントロダクション(1 回)この授業のねらいと Visual Basic のプログラミング環境の概要 を説明する。 2. はじめてのプログラミング(3 回)Visual Basic で簡単なプログラムを作成して,VisualBasic プログラミング環境での操作方法とプログラムコードの作成方法を理解する。 3. プログラミングの基礎(5 回)簡単な例題をもとにしながら,Visual Basic の文法を理解する とともに,プログラミングテクニックの基礎を身につける。 4. データベース管理と実用的なユーザインタフェース(4 回)ファイルの操作,データベース操 作を行うためのプログラミングテクニックを習得するとともに,使いやすいユーザインタフェ ースの作り方を学ぶ。 授 業 の 内 容 この授業は実習を中心にして進めていくが,通常の授業時間内ではすべての実習をこなすこと は到底不可能であるので,残りの部分は課題として次回までに自分で行うことを前提とする。授 業時間よりもはるかに多くの自習時間が必要になることを覚悟してもらいたい。 〔テキスト〕 川囗輝久他,『かんたんプログラミング Visual Basic 6 基礎編』技術評論社,1999 使用教材 〔参考文献〕 川囗輝久他,『かんたんプログラミング Visual Basic 6 応用編』技術評論社,1999 川囗輝久,『かんたんプログラミング Visual Basic 2005 基礎編』技術評論社,2007 山本大祐,『Active Basic オフシャルユーザーズガイド』毎日コミュニケーションズ,2004 成績評価 履 修 者 への要望 この授業の主旨はプログラミングの技術を身につけてもらうことであり,その判定はどの程度 課題をこなしたかで判断する。従って,課題の出来映えを最重要視する。通常の授業時に出席は 取るが,いわゆる出席点とはしないので,授業に出席していれば単位がもらえるわけではないこ とを注意されたい。期末試験は行わない。 コンピュータリテラシーの単位取得者あるいは同程度のコンピュータ利用経験者を対象とす る。「コンピュータシステム A」との前後関係はないが,同程度のコンピュータ知識をもってい ることが望ましい。授業時間以上の自習時間が必要となるので,その時間が取れない者,単位取 得だけが目的の者は遠慮していただきたい。 フ リ ガ ナ イチ 担当者名 市 ダ ヨウ ジ 田 陽 児 科 目 名 (テーマ) コンピュータシステムB 授業概要・ 授業の 到達目標 この科目はパソコンを使用しての実習が中心である。「コンピュータシステムA」で学習した コンピュータの仕組みを具体的に理解するために,プログラミング言語を用いて実際にプログラ ムを作成する。自分がやりたいことをコンピュータのプログラムを作成して解決できることを目 標とする。 当初は,文法が分かり易く初心者でもすぐにプログラムを作成できる BASIC というプログラミ ング言語を使って,性別や18歳以上などの年齢で料金が違う例題や100世代前までの先祖の 数の計算のプログラムを作成する。このプログラミング作成を通して,プログラムの基本構造(順 次,分岐,繰り返し)を理解する。その後,Visual BASIC 2008(以下 VB2008)を使って同じ ような課題をプログラミングし,Windows 上で実際に稼働させる。 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 第 1 回 Active BASIC の概要,作成環境,実行環境の説明 第 2 回 Active BASIC 順次処理 第 3 回 Active BASIC 分岐処理 1 第 4 回 Active BASIC 分岐処理 2 第 5 回 Active BASIC 繰り返し処理 第 6 回 VB2008 概要 作成環境,実行環境の説明 第 7 回 VB2008 時計 (順次処理) 第 8 回 VB2008 料金計算 (分岐処理) 第 9 回 VB2008 肥満度計算 (分岐処理) 第 10 回 VB2008 ケーキの集計 (分岐処理) 第 11 回 VB2008 伝票,消費税 第 12 回 VB2008 2次方程式の計算 第 13 回 VB2008 自分で画面と処理を設計 学年末試験:VB2008 で課題を稼働させて,発表する(ペーパー試験はない)。 実際に課題を作成する。履修生の進捗具合を見ながら授業を進めていくので,日程が授業計画 とずれる可能もある。 〔テキスト〕 必要に応じ て資料 を作 成し, 授業 の時に 配布 する。 使用教材 〔参考文献〕 授業時に指示する。 成績評価 履 修 者 への要望 コンピュータで作成する課題が課せられる。そのつど,作成し,添付ファイル形式で提 出する。その成果で成績を評価する。期末試験時の試験は実施しない。 3 回以上欠席すると,単位の取得が困難になる。 コンピュータの実習科目であるから,遅刻や欠席をすると授業についていけない。初心者を対象 にしている授業であるが,人によって理解の差が生じる。遅れた人は授業以外にコンピュータを 使って自習しなければならない場合もあるので,それを乗り越える覚悟が必要である。その先に は,プログラムを作成できる明るい未来が待っている。USBメモリを用意すること。
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