2012 年 2 月 <報道関係各位> 東日本大震災復興チャリティーイベント 第3回 名家の逸品 真朱(まそほ)の夜明け 日本有数の名家に受け継がれる 「誕生、祈り、出発」にちなんだ逸品を展示 各御家の歴史や出展品を紹介 開催日:2012 年 2 月 20 日(月)〜26 日(日) 場所:ホテルオークラ東京 アスコットホール(別館地下 2 階) ホテルオークラ東京 ホテルオークラ東京は、2012 年 2 月 20 日(月)~26 日(日)の7日間にわたり、東日本大震災復興 チャリティーイベント「第 3 回 名家の逸品 真朱(まそほ)の夜明け」を開催いたします。 震災から約 1 年後の開催となる今回は、誕生や祈り、出発をあらわす日本の色「真朱」をテーマに、 再生・復興への願いをこめて企画いたしました。長い歴史のなかで、数々の困難に遭いながらも大 切に受け継がれてきた、普段目にすることの出来ない「名家の逸品」を通して、文化を守り、伝統を 継承していくことの素晴らしさを見直す機会をご提供いたします。 2 月 21 日(火)には、初企画となります編集工学者の松岡正剛氏と染織史家の吉岡幸雄氏による 記念講演会を開催し、「朱」の歴史や文化に関する知識を深めていただく機会をご提供いたします。 また期間中は、京都迎賓館に納められている優品に携わられた人間国宝の「技」と「心」をお楽し みいただく、「歴史と伝統工芸を今に伝える『人間国宝の美と技』展」(場所:別館 12 階宴会場)を開 催いたします。 雛人形(徳川家) 公益財団法人 徳川ミュージアム提供 2010 年に始まったチャリティーイベント「名家の逸品」は、今年で 3 回目を迎えます。第 1 回は「礼の家、宴の美」、2011 年の第 2 回は「母から娘へ」をテーマに開催し、各回約 1 万人のお客様にご来場いただきました。今回は「真朱(まそほ)の夜明け」と題し、 「朱」に まつわる「逸品」の数々をご紹介します。 今回展示する作品の見所といたしまして、徳川家より 15 代将軍慶喜の 11 女 英子が当時侯 くに ゆき 爵であった水戸徳川家 13 代当为圀順に嫁ぎ、その英子のために水戸家が調えた『雛人形』や、 伊達家より正宗公の自筆の書状『平松侍従時庸宛書状』など貴重な品々をご覧いただけます。 ぎょく また永樂家より、龍が 玉 をつかむという斬新な意匠で人々が幸せをつかんでほしいという願 みずさし いが込められた『当代作「龍爪七宝ノ絵 水指」』や、観世家から幸せな笑みを浮かべている し し ぐ ち こ と ほ 面「猩々」 、霊獣・獅子のエネルギーとスケールがあふれ出ている面「獅子口」など春を言祝 ぎ、被災地の復興と再生の願いがこめられた品も展示されます。 これらの優品・逸品の数々を、和紙デザイナーの堀木エリ子氏が和紙を使って演出。斬新 さのなかに歴史の息づかいを感じさせる空間をプロデュースします。展覧会をお楽しみいた だいた後には、 「Café 真朱」にて日の丸をイメージしたチーズケーキなど、特製「真朱」デ ザートと極上のコーヒーで優雅なひとときをお過ごしください。 また、2 月 21 日(火)には、編集工学者の松岡正剛氏と染織史家の吉岡幸雄氏による記念 講演会を開催いたします。お二人による「朱」にまつわるパネルディスカッションは初めて の企画であり、 「朱」の歴史や文化に関する知識を深めていただく大変貴重な機会となってお ります。 <真朱のデザート> 出展御家 近衞家/徳川家/伊達家/観世家/蜂谷家/千總西村家/永樂家 東日本大震災復興チャリティーイベント ホテルオークラ東京では、ホテルという公共性を活かした文化・芸術支援活動もホテルの持 つ使命のひとつとして、これまでも美術・音楽・国際交流など、様々な取り組みを行ってま いりました。当展覧会も、 「社会に還元する文化的活動」という発想のもとに東日本大震災の 復興チャリティーイベントとして開催し、収益金の一部は被災された名家に向けて寄付いた します。 2 ●展覧会コンセプト ま そ ほ 「真朱の夜明け」 古来、 日本人は夜明けの空を染める朱赤の色に特別の思いをこめてきま した。赤は希望の歴史をあらわしてきたのです。それゆえ「あかつき」に も「あかるさ」にも「あかちゃん」にも、新生や再生の希いが深くこめら れてきたのです。 に う 万葉集に「真金吹く丹生のまそほの色に出て 言はなくのみぞ吾が恋ふ らくは」という歌があります。鉄を真っ赤にする色に託して恋心をうたっ たものですが、ここに言う「まそほ」は真朱とも真赭とも綴られ、自然に ひそむ赤々とした色の輝きをさします。丹生もまた赤色のことでした。 私たちはいま、新たな「あかるい夜明け」を待望しています。それは名 家の日々が長らく調度や宴に注いできた真朱の心を今日によみがえらせる ことでもあります。どうぞ、その気持ちをゆっくりご覧ください。 松岡正剛 ●「真朱」について 「日本人がはじめて創った色」 ま そほ 日本人がはじめて創った色は「真朱」の赤である。 夜の暗闇のなかから、わずかにのぞく太陽の光、それによって人間の 視界が開く。その瞬間、おもわず祈りたいような心地になる。縄文、弥生 時代の人々はこの時の敬虔な気持ちを自らのものにしようと、大地のな かから真朱を掘り出して、表現したのである。 私たちはいまもう一度太古の人々が感動したことに思いを馳せなくて はいけない。素直に自然の巡りに学ばなくてはいけない。 それは日本人が創ってきた「真朱」 「赤」の名品を鑑賞することによっ て、心をあらたにするということである。 幸いなことに、 日本人はそうした美しいものを大切にして永らく人から 人ヘと守り伝えてきたのである。 名家のなかに伝えてきた故き名品の数々がそれを証としてくれる。その なかにある真朱の赤を眼にして、新たな日本の出立を見つけていただき たいと想う。 吉岡幸雄 3 出展内容および各御家の紹介 「近衞家」 「徳川家」 「伊達家」など、日本を代表する名家に受け継がれてきた道具や衣装な どの名品を展示。普段目にすることのできない貴重な品々には、日本人が大切にしてきた「心 の作法」が表現されています。 1.徳川家 2.近衞家 3.伊達家 4.観世家 5.蜂谷家 6.永樂家 7.千總西村家 近衞家 ふ ひ と ただみち もと ざね ご せっ け 近衞家は、藤原不比等や藤原道長の直系である関白藤原忠通の長男基実を祖とする五摂家筆 頭の家柄です。代々摂政や関白、太政大臣を務めて天皇家と親戚関係にあり、明治以後は公 あつ まろ ふみ まろ ただ てる 爵に列せられ、篤麿は貴族院議長を、文麿は内閣総理大臣を務めました。現当为忠煇氏はア ジア地域出身者初の国際赤十字・赤新月社連盟会長に就任、人道支援活動の普及に尽力され ています。 のぶ ただ いえ ひろ 書画に通じた信尹や家凞などの芸術家も多く輩出し、平安期より伝わる国宝や重要文化財を ふくむ約 20 万点の古文書や古典籍、美術品は、陽明文庫にたいせつに保管されています。 【出展内容】 雅な公家文化の薫り 歴代の近衞家当为は、最高位の摂関家として政治的使命をになうと同時に、時代を代表する知 いえ 識人であり、芸術に造詣の深い文化人でした。なかでも江戸前期から中期に活躍した 21 代家 ひろ ゆう そく こ じつ 凞は、書画にすぐれ、茶道や有職故実に秀でた博学多才の人として知られています。 てん しょ きれ 今回は、家凞が「壽」の文字を篆書百体で書きあげた「百壽」や、鮮やかな朱の裂で表装され ちゅう か もん いん た 中 和門院筆の消息など、家凞の美意識が伝わる品々を出展いただきました。ちなみに「百壽」 上部に書かれた「天開壽域」は、平和な社会が開かれていくようにとの家凞の願いがこめられ ています。 官服裂 紅地雲龍模様/百壽 近衞家凞書/消息 中和門院筆/指人形 絵巻 巻第三ほか 4 気楽坊/春日権現霊験記 徳川家 御三家のひとつ、水戸徳川家は、慶長 14 年(1609)徳川家康が 11 男頼房に水戸 25 万石を 与えたことに始まります。頼房が基礎を固めたあとは、 「黄門さま」の名で親しまれる 2 代藩 みつ くに 为光圀、藩校弘道館の建設や天保の改革を進めた なり あき 9 代藩为齊昭ら名君を輩出。水戸学を奉 くに ゆき じる尊王の家として知られ、維新後は侯爵、13 代圀順のとき公爵にのぼります。 へんさん しょうこうかん 光圀によって設けられた大日本史編纂史局「 彰 考館」の事業は、徳川ミュージアムに引き継 なり まさ ま き がれ、15 代当为斉正氏と眞木夫人が、東日本大震災による被害の復興に尽力されています。 水戸の殿様と姫君たちのお道具 【出展内容】 水戸徳川家には、伝来した家康の遺品を納めた場所(国元の水戸と江戸屋敷)ごとに分けて すん ぷ 作成した二分冊の縮図が伝わっています。東照宮(駿府)よりお譲り頂いた品々を、寸法や 保存状態も克明に写し取った財産図録です。9 代藩为齊昭所用の軍扇や軍配、陣羽織なども 展示されます。 一方、目を見張るばかりに華やかなのが、女性方のお品です。明治時代、貴族院議長を務め かた しろ た 13 代当为圀順の長女香川典子さまの雛飾りや、張り子細工の犬の人形、子どもの形代と あま がつ した「天児」などのお人形は、家を継ぐ子どもたちの無病息災を祈った親の思いがこめられ ています。 徳川齊昭所用日の丸軍扇/東照宮御譲品縮図/追烏狩旗/陣羽織/香川典子様 雛段飾り/ 相馬様 打掛/衣装人形ほか 伊達家 鎌倉時代から続く武家の家柄です。戦国時代、伊達政宗が仙台城を築いて以後、仙台藩 62 万 石の大藩として繁栄。将軍家より陸奥守に任じられ、松平姓を許されています。 明治維新後、仙台伊達家は伯爵となり、当代泰宗氏は伊達氏宗家 34 代、政宗から数えて 18 お たま や ずい ほう でん ご びょう 代目の伊達家当为となります。伊達政宗公御霊屋瑞鳳殿をはじめ歴代御 廟 や文化財の管理に あたられ、昨年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた歴史的文化遺産修復の指揮をとって おられます。 独眼竜の武将、伊達政宗を偲ぶ 【出展内容】 勇猛果敢な武将にして、文学や茶の湯、香に優れた文人武将で、絢爛豪華な戦装束が都の話 だ て おとこ 題を集めた「伊達 男 」伊達政宗は、今も多くの人々に慕われています。その魅力の一端を とう どう たか とら 示す書状が 2 点。藤堂高虎に宛てた書状は、高虎から贈られた茶に対する礼状で、公家の平 とき つね 松時庸に宛てた書状は、名香「柴舟」を贈り、宮中および徳川家への取りなしを頼んだもの。 たしな 茶や香が武士の 嗜 みであるとともに、貴重な贈答品であったことがうかがわれます。 すそ きん まき え 黒地に鮮やかな朱の裾模様入りの陣羽織、黒漆に金蒔絵で家紋を入れた脇差など、政宗の男 ぶりを伝える品々です。 藤堂佐渡守高虎宛書状(掛軸)/伊達政宗公所用 黒ラシャ地裾山形文様金モール飾付陣羽織 /伊達家伝来 脇差ほか 5 観世家 観世家は能楽の大成者である観阿弥、世阿弥父子を流祖とする観世流家元の御家です。室町 幕府将軍、義満・義政公の時代に花開いた能楽は、室町時代以降も時の権力者により好まれ、 江戸幕府により式楽(国家指定芸能)に指定されました。その後も時はめまぐるしく変化を とげるなか、今日まで観世家の当为である家元が流儀を牽引し約 700 年間、観阿弥・世阿弥 よりの教えを受継いで参りました。 か ん ぜ きよかず 現当为 26 世宗家観世清和氏は、国内外で意欲的な演能活動を行う一方、同家伝来の貴重な書 や能面、能装束を収蔵する「観世文庫」を設立し、能楽の普及発展に寄与されています。 おもて 【出展内容】 復興と再生を願う言祝ぎの 面 ・装束 しょうじょう 汲んでも尽きない酒壺に由来し、永遠の祝を描く『 猩 々 』。里人に助けられた魚の精が、長 か っ ぽ もんじゅぼさつ 寿と息災をもたらす宝珠を持って現れる『合浦』。千丈の谷にかかる石橋の上で文殊菩薩の使 しゃっきょう いの霊獣・獅子が現れて豪華絢爛な舞を披露する『 石 橋 』 。 ま そ ほ それらで用いられる装束を中心に、 「真朱」にちなんだ品々をご出展くださいました。 観世家の嫡子が初シテ(初めての为役)で演じる伝統の曲「合浦一拍子之伝」より、清和氏 たきなみ に りぎょかすみまつもんようぬい はく の嫡男である三郎太さんが、3 年前の初シテで実際に使用した「赤地滝浪ニ鯉魚霞松文様縫箔」、 幸せな笑みを浮かべている面「猩々」 、霊獣・獅子のエネルギーとスケールがあふれ出ている し し ぐ ち こ と ほ 面「獅子口」など、春を言祝ぎ、被災地の復興と再生の願いがこめられた品々です。 猩々/獅子口/小獅子/赤地滝浪ニ鯉魚霞松文様縫箔/珠玉ほか 千總西村家 ち そう ち きり や ほう 千總西村家の歴史は、戦国時代の弘治元年(1555 年) 、千切家西村与三右衛門が京都室町で法 え 衣織物業「千切屋」を創業したことに始まります。江戸期に入ると千切屋は大いに栄え、絵 画のように鮮やかな友禅染がたいへんな評判を呼びました。御所や宮家の御用、門跡家の法 あき ひと 衣などを手がけるようになり、昭和 34 年の皇太子明仁親王成婚に際し、皇太子妃美智子さま の調度品をはじめ、各宮家の調度品の用命を受けました。当代西村總左衛門氏は、衣装関係 の資料収集にも力を入れ、伝統の継承と現代生活に合う着物の提案に努めておられます。 【出展内容】 邪気を払う真朱の振袖と吉祥文の打掛 ちり めん うち かけ 紅縮緬地の振袖と白地の打掛は、江戸後期に作られたお品です。鮮やかな紅縮緬地の振袖は、 み す くす だま たちばな 邪気を払うために御簾などに掛けた薬玉をモチーフに、 橘 の実、梅、桜、菊などの花を丹 し め なわ 念に刺繍で表現したもの。また松飾りに注連縄の吉祥文様で飾られた打掛は、模様すべてを の し め 総刺繍で仕上げており、とくに紅糸で仕上げた海老と白の熨斗目文様の豪華さに目を奪われ ます。一方、千總 14 代夫人婚礼衣裳「御簾に扇文様振袖」は、絞り、手描友禅、刺繍という 千總ならではの高度な技術を駆使した華麗な振袖で、激動の昭和期に制作された貴重な作品 です。 薬玉文様振袖/注連縄に海老入り文様打掛/御簾に檜扇文様振袖/京人形 6 永樂家 えいらく ど ぶ ろ たけ の じょうおう 永樂善五郎家は、千家十職の一つ「土風炉・焼物師」で、武野 紹 鷗好の風炉を制作した室町 ほう ぜん 末期の初代善五郎以来、当代まで 17 代を数える茶陶の名門です。元は西村姓で、11 代保全の りょうぜん とき、父 了 全とともに紀州徳川家より「永樂」の銀印を拝領してのち、永樂姓を名乗ること みん となりました。永樂は、中国明王朝に優品を焼いた永樂帝時代に由来するといわれ、これを お にわやき 機に紀州徳川家の偕楽園御庭焼へ出仕以後、本格的に茶陶制作に進みます。 以来、三千家や三井家、鴻池家の支持を得て、華やかで力強い京焼の伝統を受け継ぐ作品を 作り続けています。 【出展内容】 京焼の精華、永樂焼の技を愛でる きんらん で 歴代の作品を通して、京焼の世界をご堪能いただきます。11 代保全作「金襴手葵御紋茶碗」 わ ぜん は、三ツ葉葵の紋が描かれた金襴手と染付が美しい作品。12 代和全作「金襴手八角大鉢」は、 針で金を描き落とす技法による赤地金彩で、新規作風の創造に意欲をみせた和全らしい器で そくぜん かい ぐ す。16 代即全作「雪月花皆具」は、それぞれに桜、月に流水、雪の結晶、雪に月が描かれた 楽しい品。 ぎょく みずさし 龍が 玉 をつかむという斬新な意匠の「龍爪七宝ノ絵 水指」は今年の初釜に使われたもので、 人々が幸せをつかんでほしいという当代の思いがこめられています。 11 代保全作「金襴手葵御紋 茶碗」/16 代即全作「雪月花皆具」/当代作「龍爪七宝ノ絵 水 指」ほか 蜂谷家 はち や し の 蜂谷家は、室町時代より一子相伝で連綿と継承されてきた香道の流派、志野流を伝える御家 そう しん しょういん けん です。室町幕府 8 代将軍足利義政に仕えたとされる家臣志野宗信( 松 隠軒)を流祖とし、4 そう ご 代目の蜂谷宗悟以後、蜂谷家が家元を継いでいます。 じん こう 宗信は、将軍義政の命により、膨大な沈香のコレクションを吟味して「六十一種名香」を選 りっ こく ご み 定、現代でも香道の基準とされる沈香の分類「六国五味」を定めた功績で知られます。その 後も、 『香道箇条目録』を完成させた 9 代蜂谷宗先はじめすぐれた香人を輩出。伝書や研究書 も多く伝わり、格調高い香道を今に伝える家柄です。 【出展内容】 香りを聞き、香りに遊ぶ 仏教とともに日本に伝わった香の儀式は、室町時代を経て、世界に類のない芸道「香道」へと こう あわせ くみ こう 発展しました。香りの優劣を判定する香 合 や、香りの違いを当てる組香が成立し、細かい作 ばん もの 法や道具が定められたのもこの時代です。さらに江戸期には、盤物といって聞き当てた香の結 果を盤上の小道具を使って表す遊びも出てきました。 ま そほ みだればこ ご出展いただくのは、真朱にちなんだ朱の香道具「 乱 箱」や掛軸のほか、盤物「競馬香の香 盤」、 「朱の玉垣」の銘をもつ香木など、珍しいお品ばかり。会場に再現される香席の雰囲気と ともに、香りの世界をお楽しみください。 朱の香道具「乱箱」/朱の香道具「文台」/競馬香の香盤/香木 銘「朱の玉垣」/掛軸/ 火取香炉「扇面」ほか 7 開催概要 名 称:東日本大震災復興チャリティーイベント 第3回 为 名家の逸品 真朱の夜明け(めいかのいっぴん まそほのよあけ) 催:株式会社ホテルオークラ東京 出展御家:近衞家、徳川家、伊達家、観世家、蜂谷家、千總西村家、永樂家 後 援:株式会社世界文化社、日本通運株式会社 企画協力:松岡正剛(編集工学者) 、吉岡幸雄(染織史家) 協 力:名家の逸品実行委員会 日 時:2012 年 2 月 20 日(月)~26 日(日) 時 間:10:00~18:00 入場は 17:30 まで 会 場:ホテルオークラ東京 アスコットホール(別館地下2階) 料 金: 鑑賞券 一般 ¥1,300(前売 ¥1,000)(中学生以下無料) ランチセット券 ¥4,500、¥6,500 「人間国宝の美と技」展セット鑑賞券 一般¥1,500(前売 ¥1,400) 前売券は下記でお求めいただけます。 ・ ホテルオークラ東京(本館、別館フロント、本館コンシェルジュデスク、 別館ギフトサロン、各レストラン・バー) ・ チケットぴあ(前売券 Pコード:987-530、共通鑑賞前売券 Pコード:987-534) ・ ローソンチケット(前売券 Lコード:36255、共通鑑賞前売券 Lコード:36725) ・ JTB、JTBトラベランド各支店、JTB総合提携店 ・ ※前売券販売 2 月 19 日(日)まで <プロフィール> 松岡正剛 編集工学研究所所長。イシス編集学校校長。1997 年、オブジェマガジン『遊』を創刊。 日本で初めてのエディトリアル・ディレクターとして、アート・思想・メディア界に多大な影響を与える。 日本の歴史文化の思想と技術を伝承するための執筆や、「私塾」というスタイルによる連続講義を精 力的に展開し、日本の「方法の魂」を伝えている。 吉岡幸雄 染織史家。1973 年美術工芸図書出版「紫紅社」を設立。数々の出版活動を行い、伝統 美の集大成を編む。1988 年、「染司よしおか」5代目当主を嗣ぎ、植物染による日本の伝統色の再 現に取り組む。 堀木エリ子 株式会社堀木エリ子&アソシエイツ代表。「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテ ーマに、和紙インテリアアートの企画・制作から施工までを手掛ける。 8 併催イベント 第 3 回 名家の逸品 開催記念講演会「色の力」 編集工学者 松岡正剛氏 & 染織史家 吉岡幸雄氏 開 催 日:2012 年 2 月 21 日(火) 時 ※要予約 間:受付:12:00~ ランチ:12:30~(洋食・中国料理 着席ブッフェ) 講演会:14:00~15:30 出 演:松岡正剛(編集工学者) 吉岡幸雄(染織史家) 会 場:ランチ:オーチャードルーム(別館 2 階)講演会:メイプルルーム(別館 2 階) 料 金:お一人様 ¥10,000 (講演会・名家の逸品/「人間国宝の美と技」展セット鑑賞券、特撰ランチ付/サービス料込) <昨年の開催風景 嵯峨家> 報道関係の方からのお問い合わせ先 ホテルオークラ東京 営業企画部 広報課 荒井・天野・坂本 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 2-10-4 TEL:03-3224-6731(直通) 一般の方からのお問い合わせ先 ホテルオークラ東京 TEL:03-3582-0111(代表) 9
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