静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例

○静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例
平成20年3月25日
条例第22号
静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例をここに公布する。
静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例
(趣旨)
第1条
この条例は、静岡空港の設置、管理及び使用料に関し必要な事項を定めるものとす
る。
(設置)
第2条
航空交通の発達を図り、もって県民生活の向上及び地域経済の健全な発展に資する
ことを目的として、静岡空港(以下「空港」という。)を牧之原市及び島田市に設置する。
(空港の区域)
第3条
空港の区域は、知事が指定して公示した区域とする。
(滑走路等の運用時間)
第4条
空港の滑走路、誘導路及びエプロン(以下「滑走路等」という。)の運用時間は、午
前7時から午後10時までとする。ただし、知事は、定期便の遅延、地震その他の災害、空
港に関する工事等のため必要があると認めるときは、これを変更することができる。
(一部改正〔平成23年条例19号・平成27年条例35号〕)
(航空機による滑走路等の使用の届出等)
第5条
滑走路等の運用時間内における航空機(航空法(昭和27年法律第231号)第2条第1項
の航空機をいう。以下同じ。)の離陸若しくは着陸(以下「離着陸」という。)又は当該離
着陸に伴う停留のため滑走路等を使用しようとする者は、あらかじめ、規則で定めると
ころにより、知事に届け出なければならない。当該届出に係る事項を変更しようとする
ときも、同様とする。
2
知事は、前項の規定による届出をした者に対し、航空機による滑走路等の使用について
空港の管理のために必要な指示をすることができる。
3
滑走路等の運用時間外における航空機の離着陸又は当該離着陸に伴う停留のため滑走
路等を使用しようとする者は、規則で定めるところにより、知事の許可を受けなければ
ならない。当該許可に係る事項を変更しようとするときも、同様とする。
4
知事は、航空機に事故その他の緊急事態が発生した場合その他特別の理由があると認め
る場合でなければ、前項の許可をしてはならない。
5
第3項の許可を受けた者は、滑走路等を使用するときは、滑走路等が航空機の離着陸に
支障がないことを自ら確認しなければならない。
(一定の重量を超える航空機による滑走路等の使用の許可)
第6条
航空機等級番号(国際民間航空条約(昭和28年条約第21号)の附属書14に規定する航
空機等級番号をいう。)が66を超える航空機の離着陸又は当該離着陸に伴う停留のため滑
走路等を使用しようとする者は、規則で定めるところにより、知事の許可を受けなけれ
ばならない。
2
知事は、滑走路等の状況、使用頻度等を考慮し、滑走路等が航空機の安全な離着陸に耐
え得ると認める場合でなければ、前項の許可をしてはならない。
(一部改正〔平成21年条例50号〕)
(航空機の停留等の制限)
第7条
第5条第1項の規定による届出をし、又は同条第3項の許可を受けて滑走路等を使用
する者(以下「滑走路等使用者」という。)は、知事が指定する場所以外の場所において、
航空機を停留させ、又は航空機に旅客を乗降させ、若しくは貨物の積卸しをしてはなら
ない。
(航空機の給油作業等の制限)
第8条
空港の区域内においては、次の各号のいずれかに該当する場合は、航空機の給油又
は排油の作業を行ってはならない。
(1)
給油装置又は排油装置が不完全な状態である場合
(2)
航空機の発動機が運転中又は加熱状態である場合
(3)
旅客が航空機内にいる場合(必要な危険予防措置が講じられている場合を除く。)
(4)
航空機の無線設備又は電気設備が操作され、その他静電気による火花放電を起こす
おそれのある物件が使用されている場合
(5)
航空機及び給油装置又は排油装置がそれぞれ電位零以外の地点に接地している場
合
(空港の区域への立入りの制限等)
第9条
知事は、災害が発生したとき、混雑を予防する必要があるときその他空港の管理上
必要があると認めるときは、空港の区域への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は空
港の区域に立ち入っている者の行為を制限することができる。
(制限区域への立入りの許可)
第10条
滑走路等その他知事が立入りを制限する旨を標示する区域(以下「制限区域」とい
う。)に立ち入ろうとする者(航空機に乗降する航空機の乗組員及び旅客を除く。)は、規
則で定めるところにより、知事の許可を受けなければならない。ただし、知事が緊急を
要すると認めるときは、この限りでない。
2
前項の規定にかかわらず、事業のために従業者を制限区域に立ち入らせる必要がある者
が当該従業者の制限区域への立入りについて知事の許可を受けたときは、当該従業者は、
同項の許可を受けないで制限区域に立ち入ることができる。この場合において、知事は、
当該従業者に対し、必要な指示をすることができる。
(制限区域内における車両の運行の許可)
第11条
制限区域内において車両を運行の用に供しようとする者は、規則で定めるところ
により、当該車両ごとに知事の許可を受けなければならない。ただし、知事が緊急を要
すると認めるときは、この限りでない。
2
制限区域内において車両を運行の用に供しようとする者は、規則で定めるところにより、
当該車両を運転する者ごとに知事の許可を受けなければならない。ただし、知事が緊急
を要すると認めるときは、この限りでない。
(禁止行為)
第12条
空港の区域内においては、次に掲げる行為をしてはならない。
(1)
標札、標識、芝生その他空港の施設を損傷し、又は汚損すること。
(2)
知事の許可を受けないで、爆発物又は危険を伴う可燃物を携帯し、又は運搬するこ
と。
(3)
知事の許可を受けないで、裸火を使用すること。
(4)
知事が指定する場所以外の場所で、可燃性の液体、可燃性の気体その他これらに類
する物品を保管し、又は貯蔵すること。
(5)
知事が指定する場所以外の場所で、車両を運転し、駐車し、修理し、又は清掃する
こと。
(6)
知事が指定する場所以外の場所で喫煙すること。
(7)
知事の許可を受けないで、募金、署名運動その他これらに類する行為をすること。
(8)
前各号に掲げるもののほか、空港の秩序を乱し、又は空港の機能を損なうおそれが
ある行為をすること。
(土地等の使用の許可等)
第13条
工作物その他の物件を設けて継続して空港の土地、建物若しくは工作物を使用し
ようとする者又は別表第1に掲げる施設(以下「貨客関連施設」という。)を使用しようと
する者は、規則で定めるところにより、知事の許可を受けなければならない。当該許可
に係る事項を変更しようとするときも、同様とする。
2
知事は、空港の土地、建物若しくは工作物又は貨客関連施設の使用が空港の機能を損な
うおそれのないものであり、かつ、第2条に規定する目的に反しないものであると認める
場合でなければ、前項の許可をしてはならない。
3
地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第238条の4第2項の規定により
空港の土地又は建物を貸し付ける場合における当該土地又は建物の使用については、第1
項の規定は、適用しない。
4
貨客関連施設の使用の許可を受けた者は、継続して浄化槽を使用しようとするときは、
あらかじめ、規則で定めるところにより、その旨を知事に届け出なければならない。当
該届出に係る事項を変更しようとするときも、同様とする。
(一部改正〔平成26年条例7号〕)
(航空機給油施設の使用の承認等)
第14条
空港の航空機給油施設を使用しようとする者は、規則で定めるところにより、知
事の承認を受けなければならない。当該承認に係る事項を変更しようとするときも、同
様とする。
2
知事は、前項の承認を受けようとする者の使用が次の各号のいずれかに該当するときは、
同項の承認をしないことができる。
3
(1)
航空機給油施設の設置の目的に反すると認めるとき。
(2)
航空機給油施設の管理上支障があると認めるとき。
(3)
前2号に掲げるもののほか、その使用が不適当であると認めるとき。
第1項の承認を受けた者(以下「航空機給油施設使用者」という。)は、航空機給油施設
の使用を中止しようとするときは、あらかじめ、規則で定めるところにより、その旨を
知事に届け出なければならない。
(追加〔平成20年条例38号〕)
(営業の許可等)
第15条
空港の区域内において、次の各号のいずれかに掲げる行為をしようとする者(規則
で定める者を除く。)は、規則で定めるところにより、知事の許可を受けなければならな
い。ただし、第13条第1項の許可又は第15条の2第3項の承認を受けた者は、当該許可又は
承認に係るものについては、この限りでない。
(1)
営業を行うこと。
(2)
展示会、博覧会、集会その他これらに類する催しのため、空港の一部を独占して使
用すること。
(3)
広告物(屋外広告物法(昭和24年法律第189号)第2条第1項に規定する屋外広告物に
該当するものを除く。)を掲出し、又は表示すること。
2
知事は、行為の内容が空港の秩序を乱すおそれのないものであり、かつ、空港の利用者
の利便を増進するものであると認めるときに限り、前項の許可をすることができる。
3
第1項の許可を受けた者は、当該行為を休止し、又は廃止しようとするときは、あらか
じめ、規則で定めるところにより、その旨を知事に届け出なければならない。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(会議室)
第15条の2
空港に会議室を置く。
2
会議室の供用日及び供用時間は、知事が別に定める。
3
会議室を使用しようとする者は、知事の承認を受けなければならない。
4
知事は、前項の承認を受けようとする者の使用が次の各号のいずれかに該当するときは、
同項の使用を承認しないことができる。
(1)
公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがあると認めるとき。
(2)
静岡県暴力団排除条例(平成23年静岡県条例第25号)第2条第1号に規定する暴力団
及び同条第3号に規定する暴力団員等による使用であると認めるとき。
(3)
集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある組織の利益になると認
めるに足りる相当な理由があるとき。
5
(4)
空港の管理上支障があると認めるとき。
(5)
前各号に掲げるもののほか、その使用が不適当であると認めるとき。
第3項の承認を受けた者は、使用の権利を譲渡し、又は転貸してはならない。
(追加〔平成26年条例7号〕)
(使用料の納付)
第16条
滑走路等使用者は、別表第2に定める額の着陸料又は停留料(以下「着陸料等」と
いう。)を、着陸料にあっては着陸後直ちに、停留料にあっては停留を終わったときに納
めなければならない。
2
前項の規定にかかわらず、滑走路等使用者は、着陸又は停留の都度納める必要がない着
陸料等としてあらかじめ知事が承認した着陸料等については、知事が発行する納入通知
書により納期限までに納めなければならない。
3
第13条第1項の許可を受けた者(以下「土地等使用者」という。)(貨客関連施設の使用の
許可を受けた者を除く。)は、別表第3に定める額の土地等使用料を知事が発行する納入
通知書により納期限までに納めなければならない。
4
第13条第4項の規定による届出をした者(以下「浄化槽使用者」という。)は、別表第4
に定める額の浄化槽使用料を知事が発行する納入通知書により納期限までに納めなけれ
ばならない。
5
航空機給油施設使用者は、別表第5に定める額の航空機給油施設使用料を知事が発行す
る納入通知書により納期限までに納めなければならない。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(使用料の減免)
第17条
知事は、公益上の理由その他特別の理由があると認めるときは、着陸料等、土地
等使用料、浄化槽使用料及び航空機給油施設使用料(以下「使用料」という。)を減免す
ることができる。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(使用料の不還付)
第18条
既納の使用料は、還付しない。ただし、知事が特別の理由があると認めるときは、
この限りでない。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(許可等の条件)
第19条
知事は、空港の管理上必要があると認めるときは、この条例の規定による許可又
は第14条第1項若しくは第15条の2第3項の承認(以下「許可等」という。)に条件を付し、
及びこれを変更することができる。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(監督処分)
第20条
知事は、次の各号のいずれかに該当する者に対して、許可等を取り消し、若しく
はその効力を停止し、又は当該行為の中止、空港の区域からの退去その他の必要な措置
を命ずることができる。
(1)
この条例の規定に違反し、又はこの条例に基づく処分に違反し、若しくは指示に従
わなかった者
2
(2)
前条の規定により許可等に付した条件に違反した者
(3)
偽りその他不正の手段により許可等を受けた者
知事は、次の各号のいずれかに該当する場合においては、許可等を受けた者に対し、前
項に規定する処分をし、又は同項に規定する必要な措置を命ずることができる。
(1)
空港に関する工事のためやむを得ない必要が生じた場合
(2)
空港の管理に著しい支障が生じるおそれがある場合
(3)
前2号に掲げる場合のほか、公益上やむを得ない必要が生じた場合
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(報告の徴収及び立入検査)
第21条
知事は、この条例の施行に必要な限度において、この条例の規定により届出をし
た者若しくは許可等を受けた者に対し、空港の使用状況その他必要な事項について報告
を求め、又はその職員に当該届出をした者若しくは許可等を受けた者の空港の区域内に
おける営業所に立ち入り、工作物、帳簿、書類その他必要な物件を検査させ、若しくは
関係者に質問させることができる。
2
前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者に提
示しなければならない。
3
第1項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈しては
ならない。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(原状回復)
第22条
土地等使用者、第15条第1項の許可(同項第2号に掲げる行為の許可に限る。)を受
けた者及び第15条の2第3項の承認を受けた者にあってはその使用等が終わったときに、
第20条の規定により許可等を取り消された者にあっては速やかに当該土地、建物若しく
は工作物又は貨客関連施設を原状に復さなければならない。ただし、知事がその必要が
ないと認めるときは、この限りでない。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(指定管理者による管理)
第23条
知事は、法第244条の2第3項の規定に基づき、法人その他の団体で知事が指定する
もの(以下「指定管理者」という。)に空港の管理に関する業務を行わせるものとする。
2
前項の空港の管理に関する業務の範囲は、次に掲げるとおりとする。
(1)
空港の維持管理に関する業務
(2)
第13条第1項の規定による許可(貨客関連施設の使用の許可に限る。)及び第19条の
規定による条件(貨客関連施設の使用の許可の条件に限る。)の付与
(3)
第15条第1項の規定による許可及び第19条の規定による条件(第15条第1項の規定に
よる許可の条件に限る。)の付与並びに第15条第3項の規定による届出の受付
(4)
第15条の2第2項の規定による供用日及び供用時間の決定
(5)
第15条の2第3項の規定による承認及び第19条の規定による条件(第15条の2第3項の
規定による承認の条件に限る。)の付与並びに第15条の2第4項の規定による使用の不承
認(同項第1号に掲げる事由による使用の不承認を除く。)
(6)
3
前各号に掲げるもののほか、空港の管理に関して知事が必要と認める業務
指定管理者は、前項第4号の決定を行う場合には、知事の承認を受けなければならない。
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
(指定管理者の指定の申請)
第24条
前条第1項の規定による指定は、空港の管理を行おうとするものの申請により行う
ものとする。
2
前項の申請は、規則で定める申請書に事業計画書その他の規則で定める書類を添付して
行うものとする。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(指定管理者の指定)
第25条
知事は、前条第1項の申請があったときは、次の各号に掲げる基準のいずれにも該
当するもののうちから、最も適切に空港の管理を行うことができると認められるものを
候補者として選定し、議会の議決を経て指定管理者を指定するものとする。
(1)
事業計画書の内容が、空港の効用を最大限に発揮できるものであるとともに、管理
に係る経費の縮減が図られるものであること。
(2)
事業計画書に沿った管理を安定して行う能力を有しているものであること。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(指定管理者の指定等の公示)
第26条
知事は、前条の規定による指定を行い、又は法第244条の2第11項の規定により指
定を取り消し、若しくは業務の全部若しくは一部の停止を命じたときは、その旨を公示
するものとする。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(利用料金の納付)
第26条の2
指定管理者が第23条第2項の規定により行う第13条第1項の許可(貨客関連施設
の使用の許可に限る。)若しくは第15条第1項の規定による許可(同項第1号に掲げる行為
の許可を除く。)又は第15条の2第3項の規定による承認を受けた者は、指定管理者に対し、
利用料金(法第244条の2第8項の利用料金をいう。以下同じ。)を前納しなければならない。
ただし、指定管理者が別に納期を指定した場合は、この限りでない。
2
利用料金は、別表第6に定める額の範囲内において、指定管理者があらかじめ知事の承
認を得て定めるものとする。利用料金を変更しようとするときも、同様とする。
3
指定管理者は、前項の承認を得たときは、その旨及び当該利用料金の額を公表しなけれ
ばならない。
4
利用料金は、指定管理者の収入とする。
(追加〔平成26年条例7号〕)
(利用料金の減免)
第26条の3
指定管理者は、知事が定める基準に該当すると認めるときは、利用料金を減免
することができる。
(追加〔平成26年条例7号〕)
(利用料金の不還付)
第26条の4
既納の利用料金は、還付しない。ただし、指定管理者は、知事が定める基準に
該当すると認めるときは、還付することができる。
(追加〔平成26年条例7号〕)
(指定管理者の事業報告)
第27条
指定管理者は、毎年度終了後、規則で定めるところにより事業報告書を作成し、
知事に提出しなければならない。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(委任)
第28条
この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(過料)
第29条
次の各号のいずれかに該当する者は、5万円以下の過料に処する。
(1)
第20条の規定による知事の命令に違反した者
(2)
第21条第1項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定
による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
2
詐欺その他不正の行為により使用料の徴収を免れた者は、その徴収を免れた金額の5倍
に相当する金額以下の過料に処する。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
附
則
(施行期日)
1
この条例は、平成21年7月31日までの間において規則で定める日(以下「施行日」という。)
から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
(平成21年4月規則第27号で、同21年6月4日から施行)
(1)
附則第5項の規定
公布の日
(2)
次項から附則第4項までの規定
施行日前の日で規則で定める日
(平成21年4月規則第27号で、同規則の公布の日(平成21年4月28日)から施行)
(一部改正〔平成21年条例19号〕)
(準備行為)
2
第3条の規定による公示は、施行日前においても、同条の規定の例により行うことがで
きる。
3
第5条第1項の規定による届出は、施行日前においても、同項の規定の例により行うこと
ができる。この場合において、知事は、当該届出をした者に対し、同条第2項の規定の例
により必要な指示をすることができる。
4
第6条第1項、第10条、第11条、第12条第2号及び第3号、第13条第1項並びに第15条第1
項の許可、第14条第1項の承認並びにこれらに関し必要な手続その他の行為は、施行日前
においても、当該各規定の例により行うことができる。この場合において、知事は、第
19条の規定の例により、当該許可又は承認に条件を付し、及びこれを変更することがで
きる。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
5
第25条の規定による指定及びこれに関し必要な手続その他の行為は、施行日前において
も、第24条から第26条までの規定の例により行うことができる。
(一部改正〔平成20年条例38号〕)
(着陸料の特例)
6
航空法第2条第18項の航空運送事業の用に供する航空機(以下「運送事業用航空機」とい
う。)の着陸料の額は、平成23年4月1日から平成29年3月31日までの間、別表第2の規定に
かかわらず、同表の規定により計算して得た額に3分の1を乗じて得た額とする。この場
合において、着陸料の額に1円未満の端数があるときは、その端数金額は、切り捨てる。
(一部改正〔平成20年条例38号・23年19号・24年38号・26年7号〕)
7
運送事業用航空機のうち、空港と他の地点との間で新たに運航が開始された路線におい
て一定の日時により航行するもの(規則で定めるものを除く。)の着陸料の額は、当分の
間、前項の規定にかかわらず、当該路線の運航が開始された日から起算して1年間に限り、
零とする。
(追加〔平成24年条例38号〕)
8
運送事業用航空機のうち、空港と他の地点との間で既に運航されている路線において運
航回数の増加(当該運航回数の増加により運航回数が当該路線のこれまでの最大運航回
数を超えることとなる場合に限る。)に伴い新たに定められた一定の日時により航行する
もの(規則で定めるものを除く。)の着陸料の額は、当分の間、附則第6項の規定にかかわ
らず、当該運航回数の増加が行われた日から起算して1年間に限り、零とする。
(追加〔平成24年条例38号〕)
(停留料の特例)
9
運送事業用航空機のうち、空港と他の地点との間で新たに運航が開始された路線又は既
に運航されている路線において一定の日時により航行するものであって、着陸後、引き
続き停留し、当該着陸をした日の翌日に離陸する運航の形態(以下「夜間停留」という。)
を新たにとるものであって、当該夜間停留を継続してとるものの停留料の額は、当分の
間、別表第2の規定にかかわらず、当該夜間停留が開始された日の翌日から起算して1年
間に限り、零とする。
(追加〔平成24年条例38号〕、一部改正〔平成26年条例7号〕)
附
則(平成20年10月24日条例第38号)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成21年3月17日条例第19号)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成21年8月18日条例第45号)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成21年10月15日条例第50号)
この条例は、平成21年12月17日から施行する。
附
則(平成23年3月18日条例第19号)
1
この条例は、平成23年4月1日から施行する。
2
この条例の施行の際現にされている改正前の静岡空港の設置、管理及び使用料に関する
条例第5条第3項の規定による午前7時30分から午前8時30分まで又は午後8時から午後8時
30分までにおける航空機の離着陸又は当該離着陸に伴う停留のための滑走路等の使用の
許可の申請は、改正後の静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例第5条第1項の規
定によりした届出とみなす。
附
則(平成24年3月23日条例第38号)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成26年3月28日条例第7号)
(施行期日)
1
この条例は、平成26年4月1日から施行する。ただし、次項の規定は、公布の日から施行
する。
(準備行為)
2
地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第9項の承認及びこれに関し必要なその他
の行為は、この条例の施行の日前においても、改正後の静岡空港の設置、管理及び使用
料に関する条例(以下「新条例」という。)第26条の2第2項及び第3項の規定の例により行
うことができる。
(経過措置)
3
この条例の施行前に改正前の静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例(以下「旧
条例」という。)第15条第1項の規定により知事がした許可その他の行為は、新条例第15
条第1項の規定に基づいて、指定管理者(地方自治法第244条の2第3項の指定管理者をいう。
以下同じ。)がした許可その他の行為とみなす。
4
この条例の施行の際旧条例第15条第1項の規定により知事に対してされている申請は、
新条例第15条第1項の規定に基づいて、指定管理者に対してされた申請とみなす。
5
新条例第26条の2第2項の規定による知事の承認があるまでの間は、新条例別表第6に定
める額を同項の規定により知事の承認を得た利用料金(地方自治法第244条の2第8項の利
用料金をいう。)の額とみなす。
附
則(平成27年7月21日条例第35号)
1
この条例は、平成27年7月23日から施行する。
2
この条例の公布の日から起算して3年を超えない範囲内において規則で定める日まで
の間、この条例による改正後の静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例第4条の
規定の適用については、同条の規定中「午前7時」とあるのは「午前7時30分」とする。
別表第1(第13条関係)
(追加〔平成26年条例7号〕)
施設名
国機関用執務室
航空関連団体用業務室(専用部分)
航空関連団体用業務室(共用部分)
旅客搭乗橋
貨物ターミナルビル
貨物倉庫
別表第2(第16条関係)
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
区分
着陸料
着陸料等の額
1
ターボジェット発動機又はターボファン発動機を装
備する航空機については、航空機の着陸1回ごとに、
次に掲げる額の合計額とする。
(1)
航空機の最大離陸重量をそれぞれ次のアからエ
までに区分して順次に各料金率を適用して計算し
て得た額の合計額
ア
25トン以下の重量については、1トンごとに
1,100円
イ
25トンを超え100トン以下の重量については、
1トンごとに1,500円
ウ
100トンを超え200トン以下の重量について
は、1トンごとに1,700円
エ
200トンを超える重量については、1トンごと
に1,800円
(2)
国際民間航空条約の附属書16に定めるところに
より測定された離陸測定点と進入測定点における
航空機の騒音値(当該騒音値のない航空機にあっ
ては、当該航空機について、その製造国の政府機
関の公表しているこれに準ずる騒音値)を相加平
均して得た値(1EPNデシベル未満の端数があると
きは、これを1EPNデシベルとして計算する。)から
83を減じた値に3,400円を乗じて得た額
2
その他の航空機については、航空機の着陸1回ごと
に、次の(1)及び(2)の航空機の区分に応じ、それぞれ
(1)及び(2)に定める額とする。
(1)
最大離陸重量が6トン以下の航空機については、
当該重量に対し1,000円
(2)
最大離陸重量が6トンを超える航空機について
は、当該重量をそれぞれ次のア及びイに区分して
順次に各料金率を適用して計算して得た額の合計
額
ア
6トン以下の重量については、当該重量に対し
700円
イ
6トンを超える重量については、1トンごとに
590円
停留料
6時間以上停留する航空機について、停留時間24時間
(24時間未満の端数があるときは、これを24時間として
計算する。)ごとに、次の1及び2の航空機の区分に応じ、
それぞれ1及び2に定める額とする。
1
最大離陸重量が23トン以下の航空機については、当
該重量をそれぞれ次の(1)から(3)までに区分して順
次に各料金率を適用して計算して得た額の合計額
(1)
3トン以下の重量については、当該重量に対し
810円
(2)
3トンを超え6トン以下の重量については、当該
重量に対し810円
(3)
6トンを超え23トン以下の重量については、1ト
ンごとに30円
2
最大離陸重量が23トンを超える航空機については、
当該重量をそれぞれ次の(1)から(3)までに区分して
順次に各料金率を適用して計算して得た額の合計額
(1)
25トン以下の重量については、1トンごとに90
円
(2)
25トンを超え100トン以下の重量については、1
トンごとに80円
(3)
100トンを超える重量については、1トンごとに
70円
注
1
航空機の最大離陸重量に1トン未満の端数があるときは、これを1トンとして計算する。
2
消費税法(昭和63年法律第108号)第7条の規定により消費税を免除することとされた課税資産の譲渡等に係る
航空機以外の航空機にあっては、当該着陸料等の額にそれぞれ100分の108を乗じて得た額を着陸料等の額とす
る。
3
着陸料等の額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てるものとする。
別表第3(第16条関係)
(一部改正〔平成20年条例38号・26年7号〕)
土地等使用料の額
1
土地、建物又は工作物を使用する場合(浄化槽を汚水の処理のために使用する場合を除く。)の土地等使用料の額
は、行政財産の使用料条例(昭和39年静岡県条例第20号)第2条から第3条の4までの規定の例により算出した額と
する。
2
浄化槽を汚水の処理のために使用する場合の土地等使用料の額は、土地等使用者が排除した汚水の量1立方メー
トルにつき250円とする。
注
土地等使用者が排除した汚水の量は、水道事業者が計量し、又は認定した水道の使用水量とする。この場合に
おいて、水道の使用水量に1立方メートル未満の端数があるときは、これを1立方メートルとして計算する。
別表第4(第16条関係)
(追加〔平成26年条例7号〕)
浄化槽使用料の額
浄化槽使用者が排除した汚水の量1立方メートルにつき250円とする。
注
浄化槽使用者が排除した汚水の量は、知事が認定した水道の使用水量とする。この場合において、水道の使用
水量に1立方メートル未満の端数があるときは、これを1立方メートルとして計算する。
別表第5(第16条関係)
(追加〔平成20年条例38号〕、一部改正〔平成21年条例45号・26年7号〕)
航空機給油施設使用料の額
航空機給油施設から搬出する航空機燃料1リットルにつき1円80銭とする。
注
1
航空機給油施設から搬出する航空機燃料の量に1リットル未満の端数があるときは、その端数を切り捨てるも
のとする。
2
消費税法第7条の規定により消費税を免除することとされた課税資産の譲渡等に係る航空機燃料にあっては、
当該航空機給油施設使用料の額を100分の108で除して得た額を航空機給油施設使用料の額とする。
3
航空機給油施設使用料の額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てるものとする。
別表第6(第26条の2関係)
(追加〔平成26年条例7号〕)
1
貨客関連施設を使用する場合の利用料金
区分
利用料金
国機関用執務室
1平方メ ートル1月につ き
航空関連団体用業務室(専用部分)
7,190円
国内線用
航空関連団体用業務室(共
空港と他の地点との間で
用部分)
路線を定めて一定の日時
1月につき
14,474,900円
により航行する航空機に
より行う航空運送事業を
行う者(以下「定期便運航
事業者」という。)が使用
する場合
旅客搭乗橋
上記以外
利用1回につき
定期便運航事業者が使用
1月につき
79,310円
704,450円
する場合
国際線用
上記以外
利用1回につき
航空関連団体用業務室(共
定期便運航事業者が使用
1月につき
用部分)
する場合
上記以外
3,860円
18,427,670円
利用1回につき
302,920
円
貨物ターミナルビル
1月につき
932,260円
貨物倉庫
1月につき
116,700円
注
1
1平方メートルに満たない端数がある場合は、1平方メートルとみなす。
2
1月に満たない端数がある場合は、1月とみなす。
2
行為を行う場合の利用料金
区分
利用料金
展示会、博覧会、集会その他これら
旅客ターミナルビル
1平方メートル1時間につき
12円
に類する催し
上記以外
1平方メートル1時間につき
3円
広告物の掲出又は表示
1平方メートル1日につき
1,500円
注
1
1平方メートルに満たない端数がある場合は、1平方メートルとみなす。
2
1日又は1時間に満たない端数がある場合は、それぞれ1日又は1時間とみなす。
3
会議室を使用する場合の利用料金
区分
利用料金
A室
1時間につき
1,800円
B室
1時間につき
1,640円
注
1時間に満たない端数がある場合は、1時間とみなす。
4
会議室の附帯設備の利用料金
区分
単位
利用料金
ステージパネル
1台
1時間につき
20円
演台(花台付)
1台
1時間につき
10円
プロジェクター及びスクリーン
1式
1時間につき
140円
可動式操作卓
1台
1時間につき
30円
注
1時間に満たない端数がある場合は、1時間とみなす。