シンジェンタに ついて シンジェンタについて スイス・バーゼルに本社を置くシンジェンタは、90 ヵ国以上の 地域で 26,000 名以上の社員を擁する世界をリードする企業の 1 つです。 「植物のちからを暮らしのなかに」を企業目標として、 ワールドクラスの科学、グローバルな事業活動とお客様へのコミッ トメントを通じて、作物の生産性向上、環境の保護および人々の 健康と生活の質の向上をサポートしています。シンジェンタは、 農家が直面している複雑さを増しつつある課題の解決に独自の 革新的技術を通じて取り組んでいます。シンジェンタは、農薬事 業と種子事業を組み合わせた強みを基盤に、世界規模の作物に 対し統合された価値提案を開発しています。こうした提案は、 4 つの地域（北米 [NAFTA]）、ヨーロッパ、アフリカおよび中東 ［EAME］ 、ラテンアメリカ [LATAM] およびアジア太平洋 [APAC]） の 市場においてグループ分けされた 19 の地区において、それぞれの 市場参入戦略を通じて提供されます。 現在の形としてのシンジェンタは若い企業です。しかし、その 起源は約 250 年前の伝統的産業に根ざしています。私たちはその 遺産および世界をリードする今日の地位を築くことを可能に した多くの優れた業績を誇りとしています。 2000 年 11 月 13 日、ノバルティスとアストラゼネカがそれぞれの アグリビジネスを統合し、世界初のアグリビジネスに特化した グローバル企業シンジェンタが誕生しました。シンジェンタは 優れた 2 社の強みと伝統を受け継ぐとともに、明確な独自性を 打ち出してきました。社名である「シンジェンタ」は、2 つの言葉が由来となっています。 「シン (syn)」はギリシャ語で、相乗 効果や統合、健全性、結集した強さといった概念を反映しています。 「ジェンタ (genta)」は人間性や個人と関連する言葉で、 ラテン語の「gens」( 人々やコミュニティー ) に由来します。 シンジェンタとは「人々を結びつける」という意味です。 シンジェンタについて 沿 革 年 2011 2010 2009 2008 2007 2005 2002 2000 1999 1998 1996 1994 1970 1926 1884 1876 1758 主なできごと よりよい ソリューション 生産者は、収量が減少し、作物の質が低下する恐れがある様々な困難に直面します。シン ジェンタは、そうした生産者に完全なソリューションを提供できる唯一の立場にあります。 私たちは、幅広い科学的専門知識を活用し、植物生理学における生物学と化学の相互作用を 最適化することによりこれを実現します。 私たちは、農家が直面している複雑性を増しつつある 課題に取り組み、そして農家の将来のニーズを満たす ために、私たちの提案を継続的に適合させることをコ ミットしています。私たちの目標は、まず流通パート ナーと生産者を含む、 顧客の皆様に対する価値を創造する ことにより、ステークホルダーに対する価値を創造する ことです。これにより、 私たちは世界の食料の安全保障の 向上に対する貢献を続けていきます。 例えば、新製品 TEGRA™の提案です。これはアジアの 稲作農家に対するソリューションです。まず種子処理を施した高品質の種子を植え付け、 次にこうした種苗を機械で田んぼに 移植します。これにより農作業に投入する人数を減らすことができます。 農地における選択 農業経営は、 特定の条件に適したソリューションを選択できるかどうかにかかっています。最高の収量を得るには、 よりよい 種子、 効率的に水を利用する技術、 栄養・病害虫・雑草の管理、 および土壌保全を含む総合的なアプローチを伴います。これに 基づき、シンジェンタは農家が収量を増加させ、生活を維持することができるよう、総合的なトレーニングプログラムを 開発しました。 世界の多くの地域は、最新技術への投資と知識の共有により、今後生産性を格段に向上させる可能性を有しています。特に アジア太平洋地域では、コメの平均収量がその潜在的能力の約 30% しか達成されておらず、生産性の大幅な増加が見込め ます。 アジア太平洋地域は、世界の 5 億戸の小規模農家の 87% を抱えており、その多くが貧困および食料不足の状態にあります。 農業は、この地域の人口の 80% の生活の基盤であると広く知られています。農村社会における日常生活を向上させ、飢餓を 撲滅するために、こうした小規模農家の生産性を向上させることが不可欠です。 よりよいソリューション 成功のカギは、 革新的な農業ソリューションを開発して受け入れるといった 科学によって導かれた政策を創出できるかどうかです。しかし、同時に 技術が農業において使用され、栽培技術が向上しなければなりません。 これには、教育、市場へのアクセス、保険および財政的サポートのための インフラ構築が必要となる場合があります。 加速するイノベーション 半世紀の間、化学薬品が作物保護の中心でしたが、従来の育種技術により、 ますます生産性が高く、 抵抗力のある作物が開発されてきました。こうした 技術は引き続き重要であることに変わりはありませんが、 人口増加のスピー ドが新たな農地の利用可能性を上回っているため、バイオテクノロジーに 基づく開発が新しい可能性への道となっています。私たちのすべての技術の 強みを結合することで、収量を高め、害虫、雑草および病気という被害から 作物を保護するための新しい持続可能なソリューションを提供することができます。 植物生理学における生物学と化学の関係を最適化した 1 つの例が種子処理です。種子処理製品であるチアメトキサムの 適用は、害虫や病気による成長過程の植物への被害を減らすというターゲットに絞った方法です。また、この製品は害虫 被害がない場合でも、植物の活力を増加し、葉をより濃い緑にし、根を増やすことで、植物を健康にして収穫量を増大させ ます。種子処理剤として使用した場合、最も被害を受けやすい段階で種子と苗を守ります。 新しい製品の開発は非常に多くのコストと時間を要します。知的財産権の強固な保護は、新しい技術への不可欠な投資と 革新を促します。政府は、農家が最新の技術にアクセスし、実質的な経済的、社会的価値をもたらす、新しい製品やソリュー ションの開発における投資が継続して行われるために欠かせない、 一貫性のある知的財権に関する政策、 規制、 法律の実施を 確実におこなう必要があります。 知識の共有 しかし、新しい技術は不可欠な栽培の知識と合わせて使用されない限り、成功しません。したがって、シンジェンタでは、 農家に持続可能な方法で生産性を向上させるために必要なツールを提供するだけでなく、必要な技術も提供するために 農家と密接に協力しています。 こうした精神において、オーストラリアの「Sustainable，Productive，Responsible Applicator of the Year (SPRAY) Awards （持続可能で、生産性の高い、責任のあるアプリケーターアワード）」は、生産性を高めるために農薬製品を持続可能な 方法で、責任ある使用を行ったオーストラリアの何千という農家の取り組みを表彰することを目的としています。このよ うに、 シンジェンタはユーザーと環境にとって安全で、 かつ製品の効率を最適化するベストプラクティスを推進しています。 インドにおいて、シンジェンタは、クリシィ・シャクティ（Krishi Shakti）という名前の「作物の健康センター（crop health center）」を設立し、近隣の村々の農家に農学的アドバイスや資源を提供しています。また、それと並行して各農場の農家を 支援するためにクリシィ・シャクティ・トラックの運行を開始しました。これらのプログラムを通じて、作物の診断、土壌 検査、図書館施設、研修と教育、小区画農地での実演、および科学者との交流などのサービスを提供しています。その結果、 会員の農家は収穫量と作物の品質を向上させています。 資源利用の 効率化 これから数十年の間、水、エネルギー、土地の不足が食料生産を左右すると予測されます。すでに、 農業は世界の表面積の 40% を使用しており、利用可能な淡水の 70% を使用しています。また、農作 業においては、自然生態系へ影響を及ぼすことなく生産性を向上させることを通じて、生物多様性を 守る必要があります。さらに状況を悪化させる要因となるのが気候変動です。一部の地域では気温の 上昇や異常な気象パターンがみられています。 2050 年までに、世界の人口が 90 億人を突破し、特に新興国の市場において栄養の改善が必要とされることから、世界的な 食料必要量は大幅に増加します。アジア太平洋地域だけでも、10 億人の人口増加が見込まれており、こうした新たな人口を 満たす食料が必要となるでしょう。世界中の農家は、 予測される食料需要の増加に対応するために、 今後 40 年間で収穫量を 70% 増加させなければなりません。 しかし、 世界で最も肥沃な農地の大半はすでに耕作地として使用されており、 人口の増加に伴い、 その一部が都市化によって 失われるでしょう。同様に、多くの地域で水が希少資源となり、少ない水で収穫量を確保し、また高めることが可能な、水を 効率的に利用する新しい技術開発の緊急性が増すでしょう。 農業は限られた天然資源で収穫量を高める必要があるのです。 技術、土地そして人々の三要素をリンクするシステム全体の アプローチを取ることができれば、農家は食料、燃料そして 繊維の世界のニーズを満たす生産ができる、 そして次の世代の ために私たちの唯一の惑星を守ることがきる、とシンジェ ンタは考えています。力強い農村地域経済と資源利用の効率 化により食料の安全保障を達成するために、技術、土地そして 人々の三要素は持続可能な生産システムの基盤を構築しま す。 世界の農業は、作物、地域、資源、および文化に固有の様々な アプローチを必要としています。生産者が利用可能なすべてのソリューションにアクセスできるということは理にかなって います。 シンジェンタは専門家と協力し、 確実に収穫量を高めることができるよう、 それぞれの環境に適したソリューションを農家に 提供しています。 私たちが育った土地を守る いまこの瞬間も、世界の人口は 1 秒間に 2 人以上のペースで増えています。同じく 1 秒間で、増えつつある人口に食料を 供給するために利用可能な農地は、およそサッカー場 1 つ分ずつ縮小しているのです。農地は貴重であり、可能な限り高い 生産性を達成するために、農地の使用を最適化しなければなりません 技術が乏しい農作業の現場では、土壌が風雨に押し流されたままとなり、時間の経過とともに土地の質が低下します。こう した土壌荒廃の進行を食い止め、改善する為にはよりよい農業生産方法を導入することが不可欠です。 より少ない資源でより多くの収穫を 成功を収めるためには、農家が様々な農業のソリューション、必要な技術を 習得するための教育、奨励金などを利用できることが必要です。農業における 持続可能なソリューションとは、不耕起栽培、輪作、荒廃地に植生を取り戻す こと、土壌侵食を防ぐために農地のまわりに草木を植えることなどが含まれ ます。 付加的効果：資源豊富な土地の利用は、 気候変動の軽減に寄与します。 世界中で、 年間 20 億∼ 30 億トンの炭素を土壌に蓄えることができます。ちなみに、化石 燃料の大気中への炭素排出量は年間平均で 60 億トンです。 水の効率的利用への取り組み 農業で使用される水の最大 40% が、農地湛水などの非効率的な農法によって ムダになっています。既存の農業技術は、手頃な費用と少ない投資で水利用の 効率性を持続的に高めることができます。 例えば、土壌構造を改善することで、節水することができます。除草剤を使用 した雑草管理は、耕起の必要性を減らし、土壌に根を残して、水分吸収を向上 させます。効率的な灌漑システムを介して水を根に供給し、草木や野生の花を農地の周囲に植生することにより、土壌に水 を蓄えることができます。相まって、 こうした実践は土壌表層からの水分蒸発および水の流出を大幅に減少させます。これ により農薬や農地の土壌が河川や水路に流れ込まないという付加的効果をもたらします。 私たちの前に立ちはだかる世界的な農業の課題を考えた場合、水の生産性向上に重点的に取り組まなければなりません。 私たちは、水一滴一滴から最高レベルの収穫量を得なければなりません。干ばつに強い種子を用いれば、水が不足している 場合であっても確実に収穫を得ることができます。 シンジェンタは、世界中の生産者および研究機関と協力して、土壌および水の保全のための革新的なソリューションを 研究・推進しています。 例えばバングラデシュでは、 稲作農家と協力して、 国際稲研究所によって開発されたシンプルな革新的技術であるパニパイプ （Pani pipe） を使用して水の効率的利用を高めています。乾湿を交互に起こす技術 （Alternate Wetting and Drying） と合わせて 最大 30% の節水に成功しています。 生物多様性の維持と促進 生物多様性は農業の中心です。すべての作物の起源であり、 作物における様々な品種を生み出しています。私たちは、 世界の 増大しつつある食料、飼料、燃料の需要を満たすために農業生産を高める一方で、生物多様性を保護する必要があります。 農業は生物多様性から恩恵を受けます。健康な土壌構造には、 多数の微生物が存在し、 作物の多くは様々な花粉を運ぶ動物に 依存しており、また私たちが口にする様々な食べ物は作物の遺伝的多様性に由来しています。しかし、農業は生物多様性を 壊す可能性もあります。生物多様性に対する最大の脅威の 1 つが、森林の農地への転換です。 現在の農地を利用して持続的に農業生産性を高めない限り、次の世代のために生物多様性を保護することはできません。 ローン アンド ガーデン より豊かな 暮らしのために シンジェンタのローン アンド ガーデンビジネスは、世界最高レベルの研究開発力に裏付けられた イノベーションを通じて人々のより豊かで快適な生活に貢献しています。シンジェンタは、暮らしに 彩りを添える花の生産者や消費者、豊かなゴルフライフを支える芝草管理者、快適な暮らしを守る 景観管理のプロや建造物の木材保護のプロに対して、 さまざまなソリューションを提供し続けています。 潤いのある毎日を届ける 四季折々、多彩な色、カタチ、そして香りで日本の風景を 彩る花。花は、私たちに季節の移りかわりを感じさせ てくれ、日々の暮らしをより豊かなものにしてくれま す。その魅力は花そのものの美しさのみならず、人々の 心に潤い、安らぎ、癒しをもたらしてくれることにも あります。 その花を供給する生産者は、常に市場の需要、消費者の 好みに応え、且つ十分に採算が取れる植物を生産する ことが求められています。 シンジェンタは、世界最高レベルの品種開発力によって 生みだされる、生産性、環境適応性、均一性などに優れた豊富な花の種苗、また肥料、培土、病害虫防除薬剤などを含むトー タルソリューションで、花の生産者に貢献し、市場活性化に寄与しています。そして、人々に潤いのある毎日をお届けして います。 家庭園芸をより身近な存在に 今や 4,000 万人が家庭園芸を楽しんでいると言われています。豊かな緑に囲まれて生活をしたい、花を育てる楽しみをずっと 趣味として続けたい、いろんな野菜を自分の手で作ってみたい、近年の家庭園芸スタイルはますます多様化しています。 しかし一方で、多くの人々が「育て方がわからない」というハードルに悩んでいます。シンジェンタは農業分野で培った 植物の育種技術と病害虫雑草防除のノウハウを家庭園芸向けの製品開発にも応用しています。 家庭園芸を愛する多くの人々に「手間いらず、でも失敗しない」園芸製品をお届けすることで、もっと家庭園芸を楽しく 身近なものにしていければと考えています。 ローン アンド ガーデン − より豊かな暮らしのために ゴルフ場のソリューションプロバイダー 日本では毎年800万人近い人々が約2,400のゴルフ場でプレーを楽しんでいます。長年、芝草管理の業界おいて継続的に事業に 取り組んできたシンジェンタは、幅広い経験と共に、ゴルフ場の芝草管理者（グリーンキーパー）および支配人のニーズを 理解しています。研究開発への豊富な投資により、シンジェンタはゴルフ場の芝草管理用に特別に開発された費用対効果の 高い製品をお届けしています。 シンジェンタは、グリーンキーパーに、単に殺菌剤、殺虫剤、除草剤および植物成長調整剤といった薬剤を販売しているだけ ではありません。芝草管理の省力化に貢献しつつ、 ゴルフ場の芝を美しく保つという、ゴルフ場の問題 解決への ソリューション を提供しているのです。 それが長年、この業界をリードし続けている最も 大きな理由です。 みどり豊かで美しい景観を創り、守る ランドスケープマネジメントとは、 景観管理 を 意味します。 緑豊かな日本の美しい景観を守るため、シンジェン タの製品が貢献しています。 日本の景観や暴風・防砂林として重要なマツを枯らすマツノザイセンチュウを防除する専用薬剤 ショットワン・ツー は、 発売以来 15 年に渡って貴重なマツ林を守っています。 薬剤の飛散が無く、人々や環境に対して安全性の高い樹幹注入剤 アトラック は、日本を代表的する さくら を害虫から 守っています。 雑草を枯らさずに、許容できる範囲の草丈に抑える抑草剤 モニュメントフロアブル は、緑色の植生を維持しつつ、従来の 草刈りに比べてコストダウンを実現しました。 社会資本としての樹木や人々の暮らしに憩いのある生活を提供する緑を守るため、これからも安全性が高く、優れた効果を 発揮する薬剤を開発し続けていきます。 建造物の木材保護を通じた森林資源の保護 シロアリは、様々な建造物を加害して我々の資産を脅かす存在です。人類よりもはるかに長い歴史を持つシロアリは、これ だけ技術が進歩した現代であっても、私たちの日々の生活に知らない間に侵入し、大切な自宅や文化財として重要な建造物に 甚大な被害を及ぼします。 シンジェンタの製品はシロアリ防除を通じて、全国の個人住宅、長崎県の大浦天主堂をはじめとする教会群、熊本城など、 多くの重要な文化財の保護に役立っています。 シンジェンタは「高い安全性と確かな効き目」の薬剤でシロアリ対策を通じた木材保護を行い、森林資源の保護に貢献して います。 人および環境の安全性へのコミットメント シンジェンタは、種子の生産から化学薬品の安全な使用、保管および廃棄に至るまで、私たちの製品に対して責任を持つ ことが重要であると考えています。私たちは最高水準のプロダクト・スチュワードシップを実行し、高い効果とともに人 および環境に対する高い安全性を提供していきます。 社 員 シンジェンタでは、食料の安全保障を確保するという国際的な課題に世界が取り組むうえで、 社員ひとりひとりの貢献が重要であると考えています。アジア太平洋地域の約 5,000 名の 社員を含む、世界 90 か国以上の 26,000 名を超える社員は、 「自分たちの仕事は重要である」 と 誇りを持っています。 シンジェンタの事業遂行においては、社員ひとりひとりが決定的な 役割を担っています。シンジェンタの社風、目標、キャリアアップや 自己開発に対する支援が、最高の能力を持った人々を惹きつけ、引きと めるための最も強力なツールです。 シンジェンタでは、報奨の機会を提供することにより、主要な世界的課 題への貢献に対する社員のやる気を引き出し、また私たちの一員と なって共に働く可能性がある未来の社員を惹きつけるものとなってい ます。シンジェンタは、共に働く方法の改善、学びと成長の機会、および リーダーシップ開発に重点的に取り組んでいます。こうしたシンジェ ンタの取り組みは内外で認められています。 取り組み シンジェンタは、私たちの仕事のやり方を重要な差別化要因であると 考えています。シンジェンタの文化では、4 つの価値−革新、力の集中、 健康およびパフォーマンス−とともに、 「植物のちからを暮らしのなか に」 という私たちの企業目的を日常業務の中で実践することの重要性が 強調されています。こうした価値は、成功を収めている社内表彰プログラム「Syngenta Awards（シンジェンタアワード） 」の 基礎となっています。この表彰プログラムを通じて紹介された社員のストーリーは、私たちの価値がいかにチームで、パー トナーおよび消費者の皆様とともに仕事をするやり方を方向付けているか、また私たちがいかに地域コミュニティーや もっと広く社会全体に貢献しているかを示しています。 受賞したストーリーは、社員の貢献を表彰し、称賛する継続した機会を提供します。シンジェンタは、 「Brand Ambassador （ブランド大使） 」プログラムおよび入社の際の総合的なオリエンテーションプログラムである「Taking Root（定着）」プログ ラムを通して、全社員に自分たちのシンジェンタストーリーを語るよう促しています。 2008 年、シンジェンタの新しい行動規範の発表とともに、シンジェンタは、コーポレートブランドおよび評判を築き上げ、 維持することにおいて社員が果たす重要な役割に焦点をあててきました。 この新しい行動規範は、リーダーが主導するディス カッションやオンライントレーニングプログラムを通じて、社員全員に徹底されています。 社 員 能力開発 シンジェンタの能力開発プログラムは、社員の可能性を引き出します。 社員が自身の能力を最大限に活用するよう努力するのであれば、シン ジェンタはその熱心な取り組みに対し、社員が目標に到達できるよう、 様々なプログラムを適切に組み合わせてサポートしています。 シンジェ ンタは、社員が能力を最大限に発揮することは、ビジネスにとって 大きな利益となると考えます。 シンジェンタでは、キャリア開発の枠組みを通じて、自己開発する ツールを社員に提供していますが、社員ひとりひとりが自身の役割と 関連がある特定のスキルを高めることに重点的に取り組み、自身の 自己開発に対して責任を持つことを期待します。社員はそれぞれ、 年に 1 回以上直属の上司と面談し、キャリアアップの状況について 話し合い、それぞれの成長プランを作成します。 シンジェンタでは、それぞれに適したキャリアパスを見つけることが できるよう、上司との面談による指導およびコーチングを提供しています。また、部門の枠を超えたプロジェクトにより、 日常の業務以外の経験を積むことで社員の知識を豊かにします。 社員は、イントラネットのサイト「My Life and Career （マイライフ アンド キャリア） 」で、キャリアや学びの機会、雇用方針、 年金計画といった情報にアクセスすることができます。 シンジェンタは、世界中の社員がそれぞれに適した開発プログラムを必要としていることを認識しています。例えば、 「Learning Academy（ラーニング アカデミー）」は世界中で実施されているプログラムですが、プログラムを地域ごとに 開発して運営することにより、ビジネスの様々なパーツに関連させるようになっています。一方で、 「Marketing and Sales Excellence Academy （MaSE：マーケティング・セールス エクセレンス アカデミー） 」 では、地域を超えて、マーケティング および営業のスペシャリストのためのトレーニングを提供しています。参加者は様々な国の参加者との関係を築き、経験を 共有することができます。 リーダーシップ開発 シンジェンタは、リーダーシップに適した人材とは人々に活気を与え、意識を高めて活動させることができる人材であると 考えています。そしてこれは私たちが最高のチームを作る際の極めて重要な部分です。シンジェンタでは、 「Foundations of Leadership and Leading Leaders at Syngenta （シンジェンタにおけるリーダーシップの基盤とリーダー育成） 」 などの世界的 プログラムを通じて、社員にリーダーシップ育成の機会を提供しています。リーダーは人々にいかに活気を与え、意識を 高めるかを学び、その学びが組織の全員に浸透していきます。 多様性 シンジェンタは世界 90 ヵ国以上で 26,000 名を超える社員を擁しています。 アジア太平洋地域では、約 5,000 名が、シンジェ ンタの継続的成功および持続可能な成長に貢献しています。 この多様性は、イノベーションの戦略的追求において、シンジェ ンタの魅力的な資産である文化的豊かさとなっています。シンジェンタは、世界の増え続ける人口に対して十分な食料を 供給するという複雑な課題に取り組むうえで、シンジェンタならではの多様性という強みをより創造的に組み合わせて 活用するために引き続き努力を続けていきます。 シンジェンタは、これがさらなるイノベーションの火付け役となり、市場での競争的優位性を強固なものとすることに 役立つと信じています。シンジェンタでは、多様性を、様々な考え方および世界観の違いと定義しています。世界の市場に おける重要な変化に対応するうえで、こうした違いから積極的に利益を捉えるよう取り組んでいます。 私たちの価値と 行動規範 シンジェンタブランドの中心には、私たちの目的である「植物のちからを暮らしのなかに」、 私たちの価値、そして私たちの植物に関する深い理解があります。 最高水準の倫理、健全性、および私たちの 4 つの価値 −革新、力の集中、健康、パフォーマン ス− に従って行動してはじめて、ステークホルダーの信頼を維持することができます。 革新とは、常によりよい方法を探究すること、つまり 科学やビジネスにおける画期的なアイディアを新しい ソリューションに変えていくことです。シンジェン タは、社員の創造性を育み、消費者と密接に協力する ことによって革新を実現します。 力の集中とは、 「 やればできる」というアプローチを 推し進めること、つまり情熱とエネルギーを集結する ことです。これにより、勝利する強みを創りだすための 新しいパートナーシップを構築することができます。 私たちの健康という価値は生活の質の向上に貢献しま す。この価値は、社員の活力と可能性を引き出すという 私たちのコミットメントとともに、 自然と環境に対する 私たちの深い尊敬の念を反映しています。 パフォーマンスとは、高品質の結果を生み出し、ベンチ マークの基準を達成することを意味します。安全かつ 信頼を育み 責任を果たすための 私たちの約束 倫理的に会社を築き上げ、私たちの約束を果たします。 こうした価値は、私たちの行動や活動の指針となりま す。また、社内外でのあらゆる業務や取引において、 シンジェンタのブランドと評価を創造し、守ることに シンジェンタ 行動規範 つながります。 行動規範 シンジェンタの行動規範は、 私たちのコンプライアンス 体制の基礎をなすものであり、シンジェンタへの信頼の構築と維持、そして私たちがすべての活動において果たすべき、 ビジネスや社会、環境上の責任の統合化に向けた、私たちのコミットメントを明示するものです。 私たちの価値と行動規範 シンジェンタの行動規範は、 シンジェンタのコンプライアンス体制の基礎をなすものであり、 シンジェンタへの信頼の構築と 維持、 そして私たちがすべての活動において果たすべきビジネスや社会、 環境上の責任の統合化に向けた、 私たちのコミット メントを明示するものです。 行動規範は以下の領域を網羅しています： 法律の遵守 法 律 独占禁止法 贈賄および汚職 証券取引（インサイダー取引） 保健、安全および環境 広告宣伝、営業およびマーケティング活動 ギフト、サービス、饗応の授受 ビジネスの 健全性 政治献金 ロビー活動 圧政的政権との取引 動物実験 契約義務と文書規定 利害の対立 環境への影響 社 会 生物多様性 地域社会 ステークホルダーとのコミュニケーション 科学、製品 および財産権 研究開発 製品の安全性、品質およびスチュワードシップ 資産保護 知的財産権 社 員 労働者の権利 差別および嫌がらせ（ハラスメント） 多様性 ◆ 会社概要 ◆ 商 号 シンジェンタジャパン株式会社 本社所在地 〒104-6021 東京都中央区晴海1-8-10 オフィスタワーX 21階 電 話 番 号 03-6221-1001 (代) 資 金 4億7500万円 立 1992年6月11日 (2001年7月1日にシンジェンタジャパン株式会社に商号変更) 本 設 従 業 員 数 323名 (2012年1月1日現在) 事 業 内 容 農薬・中間体の研究開発、製造、販売及び輸出入 並びに種苗の生産に関する研究開発 並びに種苗の生産、輸出入、販売及びその斡旋等 取締役・監査役 取 締 役 会 長 村田 興文 代表取締役社長 ステファン・ティッツェ 取締役 執行役員 篠原 聡明 (アグリビジネス営業本部長) 取締役 執行役員 鵜飼 敦也 (財務部長) 監 中元 紘一郎 査 役 事業所一覧 事 業 所 住 所 電 話 F A X アグリビジネス営業本部 北海道営業部 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西5-11-1 電通恒産札幌ビル2階 011-218-7021 011-218-7022 東日本営業部 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-11-3 八十二大宮ビル4階 048-649-3601 048-649-3605 東北事務所 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2-9-10 セントレ東北6階 022-723-0420 022-227-3222 関東事務所 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-11-3 八十二大宮ビル4階 048-649-3601 048-649-3605 〒380-0823 長野県長野市南千歳1-10-6 藤栄ビル2階 026-225-1401 026-225-1400 西日本営業部 〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池5-24-32 今池ゼネラルビル4階 052-733-4101 052-733-4105 東海・北陸事務所 〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池5-24-32 今池ゼネラルビル4階 052-733-4101 052-733-4105 中国・四国事務所 〒732-0827 広島県広島市南区稲荷町1-1 ロイヤルタワー3階 082-567-6820 082-567-6821 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-3-3 肥後橋レックスビル7階 06-6444-1821 06-6444-1824 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-8-49 ヒューリック福岡ビル8階 092-762-5130 092-731-8008 〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル13階 06-6871-6031 06-6871-6077 〒300-1288 茨城県牛久市久野町780 029-875-1171 029-875-1175 甲信越サテライトオフィス 近畿サテライトオフィス 九州営業部 ローン アンド ガーデン事業本部 西日本事務所 研究開発本部 中央研究所 神座サイト 成田シードセンター 〒427-0032 静岡県島田市神座138 0547-32-1000 0547-30-1006 〒289-2304 千葉県香取郡多古町高津原401-2 0479-75-3111 0479-75-3122 製 品 案 内 クロッププロテクション 除 草 剤 殺 虫 剤 水稲用除草剤 アクタラ顆粒水溶剤 アピロキリオMX1キロ粒剤51 アクタラ粒剤5 アピロキリオMX1キロ粒剤75 アファームエクセラ顆粒水和剤 アピロトップMX1キロ粒剤51 アファーム乳剤 アピロトップMX1キロ粒剤75 エンセダン乳剤 アピロスター1キロ粒剤 ガンバ水和剤 アピロトップ１キロ粒剤51 サイハロン乳剤 アピロファインDジャンボ サイハロン水和剤 エリジャンEW乳剤 ジュリボフロアブル エリジャンジャンボ チェス顆粒水和剤 エリジャン乳剤 トリガード液剤 ソルネット1キロ粒剤 フォース粒剤 ホクト1キロ粒剤 プレバソンフロアブル5 ホクト粒剤 マッチ乳剤 マキシーMX1キロ粒剤 リーズン顆粒水和剤 選択性除草剤 水稲用殺虫剤 ゲザノンゴールド フェルテラチェス箱粒剤 ゲザプリムフロアブル タッチダウンiQ プリグロックスL レグロックス スコア顆粒水和剤 スコアMZ水和剤 セイビアーフロアブル20 チルト乳剤25 フォリオゴールド プランダム乳剤25 ユニックス顆粒水和剤47 ユニックスZ水和剤 ユニフォーム粒剤 リドミルゴールドMZ リドミルMZ水和剤 リドミル粒剤2 レーバスフロアブル 種子処理剤 クルーザーFS30 殺虫殺菌剤 デュアールゴールド 非選択性除草剤 スイッチ顆粒水和剤 クルーザーMAXX コダール水和剤 ボクサー アミスター20フロアブル 水稲用殺虫殺菌剤 天 敵 アミスターアクタラSC アブラバチAC デジタルコラトップアクタラ箱粒剤 カブリダニPP デジタルバウアー箱粒剤 コマユバチDS デジタルメガフレア箱粒剤 ツヤコバチEF30 ビルダーフェルテラチェス粒剤 ヒメコバチDI 殺 菌 剤 水稲用殺菌剤 受粉用昆虫 ハニートーン コラトップジャンボ 展着剤 コラトップ粒剤5 コラトップ粒剤24 コラトップ１キロ粒剤12 サブマージ ミックスパワー 殺菌剤 アミスターオプティフロアブル アミスター10フロアブル 2012年4月現在 製 品 案 内 野 菜 種 子 ト マ ト バタビアレタス (非結球) コロコロ (ミニトマト) ビバべルディ (晩抽タイプ) ティティ (ミディトマト) ビバロッソ TYまもる (大玉トマト) リーフ39 モナリザ (ミディトマト) S8963 エラン アスパラガス コロポックル イクラミト (ミディトマト) エウゲ二ア (マルマンテタイプ) 種子系イチゴ ワンカットレタス (非結球) バーガンディ (紫) アラワク (コゥテイブェタイプ) オスカー (サンマルツァーノタイプ) カラーピーマン (パプリカ) スーザン (赤) つる有りインゲン LE2005 リーフレタス (非結球) クラウシア オロベル (黄) ブロッコリー モントップ サラダ菜 バレンシア (オレンジ) ダイコン ケンタッキーブルー ナンダ パンソマ 味いちばん キャスパロ 味いちばんプロ JP2 味いちばん紫 ハクサイ そろった根 ICHI春 ぬける根 YRイケル根 YRふとる根 YRやった根 黄良美 ムーンビーチ スイートコーン (イエロー) イエロークイーン 結球レタス 春P クリスピーキング どでかコーン優作 アストラル ズッキーニ グリーンストーン S1795 コンテ サルバドーレ ラベン ZS-4023 2012年4月現在 製 品 案 内 ローン アンド ガーデン ゴルフ場･緑化用農薬 ペストコントロール用薬剤 花 卉 植物成長調整剤 シロアリ用 種 子 プリモマックス液剤 オプティガードZT ガーベラ ジャガー バウンティフロアブル オプティガードLT ガザニア ガズー オプティガード20EC キンギョソウ モンティゴ 除 草 剤 アグリーン顆粒水和剤 クサブロック シクラメン ザネット ア リ 用 シクラメン ミドリ オプティガードアントジェルベイト シバッチ乳剤 殺 虫 剤 サイハロン水和剤 ゼラニューム リンゴ2000 ゼラニューム カリエンテ バリケードフロアブル モニュメント顆粒水和剤 シクラメン ウィンフォール ゼラニューム カリオペ ランドスケープ マネジメント用薬剤 殺 虫 剤 ニューギニアインパチェンス ソニック バーベナ オブセッション パンジー デルタプレミアム ビオラ ペニー ビートルコップ顆粒水和剤 アトラック液剤 プリムラ ココロン ヨトーダン乳剤 ショットワン・ツー液剤 ペチュニア プラッシュ ペチュニア ピコベラ 殺 菌 剤 除 草 剤 ポインセチア ミラ マーガレット モリンバ ヘリテージ顆粒水和剤 ダブルクラッチ液剤 ラベンダー アロマティコ シバンバEXフロアブル タッチダウンiQ ラナンキュラス マシェ ダイブフロアブル バリケードフロアブル センチネル顆粒水和剤 サブデューマックス液剤 花卉生産者向け農薬 植物成長調整剤 花華やか顆粒水和剤 バナーマックス液剤 メダリオン水和剤 モニュメントフロアブル バウンティフロアブル 2012年4月現在
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