得 意・不 得 意 か ら 入 る 特別支援 教育教材 か ん じ 漢字 DE ジェンガ (3年生以上漢字・総合・書き) ジェンガで遊びながら、漢字の練習をします。 <対象者> 3年生以上漢字の総合の書きに困難がある子ども。 <手 順> ①ジェンガブロックに数字シールをはり、一覧表に問題を書きます。 ②ジェンガを机の真ん中に置き、子どもはそれを囲んで座ります。 ③3個ずつ、互い違いにブロックを積みます。 ④一人目の子どもが、ブロックを1つ抜きます。 ⑤ブロックに書かれた数字を確認し、その数字の問題を見ます。 ⑥回答用紙に問題の漢字を使った文を書きます。 ⑦答え合わせをします。まちがえた場合は、正しく書きなおします。 ⑧正しく書けたら、取ったブロックを積みます。 ⑨回答用紙とえんぴつを、となりの人に渡し、交代します。 ⑩誰かがジェンガをくずしたら終わりとなり、くずした人の負けとなります。 <支援の背景> 漢字単語の学習に拒否感を示す子どもの中には、注意の維持が難しい子どもがいます。そのような子どもでは、 ともするとやさしい遊びを拒否する子どもがいます。このゲームは、遊びそのものが緊張をもたらすので、注意 の維持が難しい子どもにも好まれます。自分が取った漢字を用いて作文をするという課題につなげます。 <ねらい> 漢字単語の書字に困難のある子どもを対象 (3~6年生) 「ジェンガ」のゲームを通して、楽しみながら漢字の学習を行う。 <指導のポイント> <達成目標> この活動を通じて、漢字単語が書けるようになる。 <評価> この活動を通じて、ゲームで使用した漢字単語を使った文が書けるようになったかを確認する。 <個別のかかわり> 大まかな形は捉えられるが、細かい部分を間違える ( 「医」の 『矢』の部分を 『失』と書くなど)場合には、正誤確認 の時に、正答と見比べて判断させ、正しく書けているかどうかを意識できるようにする。 1 得 意・不 得 意 か ら 入 る 特別支援 教育教材 <留意点> コミュニケーションの苦手な子どもには、隣の人からペンと記録用紙を受け取ったら自分の番になることを確 認する。自分の順番が終わったら 「次は○○さんだよ。 」 「○○さんどうぞ。 」などと声をかけてペンと記録用紙を 渡すように促す。 漢字が書けない時には、 「ヒントをください。 」と言うことを確認する。 <指導の工夫> この活動が難しい場合には、一部が欠けた漢字を問題として使用する。 2
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