得 意・不 得 意 か ら 入 る 特別支援 教育教材 スリーヒントゲーム 2 (3年生以上漢字・単語・書き) 出題者と回答者に分かれ、漢字クイズを行います。 出題側はヒントを 3 つ作り、そのヒントをもとに答えを書きます。 <対象者> 3年生以上漢字の単語の書きに困難がある子ども。 <手 順> ①単語カードを1枚ずつ引き、自分が出す問題を決めます。 ②その単語についてのヒントを3つ考えます。ヒントとは、漢字の形、意味の説明、動作、例文などです。 ③問題を出す順番を決めて、単語カードを並べます。 ④問題係は、まず1つ目のヒントを言います。 ⑤分かった人は回答用紙に答えを記入し、問題係に指名されたら、回答用紙を見せて答えを言います。 ⑥問題係が答え合わせをします。 ⑦不正解、もしくは分かる人がいない場合は次のヒントを言います。 ⑧正解の場合、単語を当てた人は1点、当ててもらえた問題係は2点もらえます。 ⑨問題係を交代します。 ⑩最後に一番点数の多い人が勝ちとなります。 <支援の背景> 漢字単語の学習に時間がかかる子どもの中には、書字の学習に対して拒否的になっている子どもが多くみられ ます。このゲームは、やさしい単語であれば無理なく取り組めます。書くことのできる単語から始めて、徐々に 定着が不安定な漢字も含めて指導を行うことができます。定着が不安定な漢字については、一部が抜けている漢 字を手がかりとして呈示することも効果的です。 <ねらい> 漢字単語の書きに困難のある子どもを対象 (3~6年生) 文や動作のヒントを元に単語を思い浮かべ、形のヒントを手がかりにその単語を漢字で書くことができる。 <指導のポイント> <達成目標> この活動を通じて、漢字単語とその意味を結びつけることや、形のヒントを手がかりに漢字単語を書くことがで きる。 <評価> この活動を通じて、単語を漢字で書くことができたかを確認する。 <個別のかかわり> 動作や文に表すことができない場合は、その単語の意味が分かっているかどうかを確認する。単語の意味は理解 1 得 意・不 得 意 か ら 入 る 特別支援 教育教材 できても文を作ることができない子どもに対しては、例文をいくつか呈示し、その中で適切なものを選ばせる。 <留意点> コミュニケーションの苦手な子どもや、単語を見て文を作ったり、動作に表したりすることが苦手な子どもがい る場合には、2人組で出題することにし、ペアの子どもの意見の意見を参考にしながら、2人で協力して考える ようにする。 <指導の工夫> 読みカードだけでは書くのが難しい場合には、一部が抜けている漢字をヒントカードとして並べる。 ヒントを考えるのが難しい場合は、初めは子どもにとってなじみのある単語を用いてゲームを行う。 Ex,「勉強」 「病院」など <展開> 単語カードを外し、出題者からのヒントのみで答えを考える。 2
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