家畜衛生情報 No.16 平成 23 年 3 月 ★三八地域県民局地域農林水産部八戸家畜保健衛生所 ★三八畜産衛生協議会 TEL:0178-27-7415 FAX:0178-27-7418 宮崎県宮崎市の乗用馬で 18 年ぶりに馬伝染性貧血が確認されました。 【概要】 発生場所:JRA 宮崎育成牧場(宮崎県宮崎市花ヶ島町大原 2347) 患畜 :乗用馬1頭(3 歳、御崎馬混血) 経過 :家畜保健衛生所の定期検査のゲル内沈降反応で陽性疑いとなり、動物衛生研究所 の確定診断により 3 月 16 日 16 時、患畜と判定された。当該馬については、す でに殺処分を実施し、JRA 宮崎育成牧場では施設内の消毒・害虫駆除作業を徹底 している。施設の繋養中の他の乗用馬 17 頭および育成馬 24 頭については、現 時点で馬伝染性貧血陰性を確認しており、今後、清浄性を確認するため再検査を 実施予定である。 馬伝染性貧血とは(法定伝染病) 病 原 体 感染様式 症 状 診 断 法 検 査 :伝貧ウイルス :吸血昆虫(サシバエ、アブ、蚊など)の 媒介による感染と母子感染、 :急性では高熱(40℃以上)の繰り返しと 貧血により死亡する。慢性に移行して無症 状となるもの、またはウイルスに持続感染 して不顕性のキャリアーとなるものがあり 新たな流行の発生源となる。 :採血した血清をもちいて、ゲル内沈降反応、 またはエライザ診断を行う。 :青森県では、年1回の定期検査を実施して います。 1993 年に 2 頭の発生 以降、これまで摘発が ありませんでした。 馬伝染性貧血は馬特有の病気で、人に感染することはありません。 飼養する家畜に異常が見られた場合は、八戸家畜保健衛生所にご連絡ください。 TEL:0178-27-7415 FAX:0178-27-7418
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