わんにゃん通信 H.24 9 月 担当中島 まだまだ暑い日が続いていますが、朝夕は夏の終わりが近付いているのを感じ ます。今年の夏は猛暑日が多かったですね。私の部屋にはエアコンがないので、 暑さとの戦いの日々でしたぁ~(-_-;) これからは体調を崩しやすい季節の 変わり目になりますので、体調管理 に気を付けてくださいね。 今月はワンちゃんの予防のお話で す。犬に感染する寄生虫やウイル スによる伝染病には危険なものが たくさんあります。どんな寄生虫 やウイルスがあなたのワンちゃん を狙っているのか、正しい知識を 寄生虫 ノミ・ダニ ノミやダニに吸血されると、かゆみに悩まされるだけではなく、貧血の原因となります。 ノミアレルギー性皮膚炎を起こすと激しいかゆみと湿疹、脱毛などの症状が見られます。 フィラリア 蚊が媒介してフィラリラに感染すると、運動を嫌が る、激しい呼吸困難、腹部の膨張などの症状がみ られ、放置すると死に至ります。蚊の活動開始 1 カ 月後~活動終了後 1 カ月後まで毎月 1 回予防薬 を飲ませます。(唐津市は 6 月~12 月まで。) 副作用の関係で飲ませ る前にフィラリアにかか っていないかの血液検 査が必ず必要だよ! 狂犬病 犬、人だけでなく哺乳類すべてに感染し、発症すればほぼ 100%死亡します。最近、 海外で感染犬に咬まれた日本人が帰国後、発症・死亡する事例があり、その恐ろし さが再認識されています。 狂犬病ワクチ ンで予防でき る病気だよ! 生後 91 日後のワンちゃんは市区町村への「登 録」と年 1 回の「狂犬病予防接種」が法律で 義務付けられています。 伝染病 犬のジステンパー 激しい咳、高熱、目やに、鼻水が出て、元気や食欲がなくなり、 嘔吐や下痢もします。死亡率の高い病気で、助かっても神経系が 侵され、麻痺などの後遺症が残る場合があります。 犬アデノウイルス 1 型感染症(伝染性肝炎) 急性の肝炎を起こし発熱、腹痛、嘔吐、下痢が見られ、目が白く 濁ることもあります。子犬が感染すると、無症状のまま突然死す ることも。 犬アデノウイルス 2 型感染症(呼吸器病) 発熱、食欲不振くしゃみ、鼻水の他、短く乾いた 咳がみられ、肺炎などの慢性呼吸器疾患です。 伝染力が非 常に強く治 りが悪い! 犬パラインフルエンザウイルス感染症 風邪症状に見られ、混合感染や二次感染が起こると重症になり、 死亡することも。伝染性が非常に強い病気です。 犬パルボウイルス感染症 激しい嘔吐、下痢を起こし、食欲がなくなり、急激に衰弱。重症に なると脱水症状が進み、短時間で死亡することもあります。伝染力 が強く、死亡率が高い病気です。 犬コロナウイルス感染症 成犬の場合は、軽度の胃腸炎で済むことが多いのですが、犬パルボ ウイルスとの混合感染では重症化することも。子犬の場合は嘔吐と 重度の水溶性下痢を引き起こし、突然死することもあります。 犬のレプトスピラ感染症 黄疸出血型:発熱、嘔吐、黄疸、歯肉からの 出血などが見られ死亡率も高いです。 カニコーラ型:発熱、筋肉痛、脱水症状などが 現れ、尿毒症になり 2~3 日以内に死亡するこ とがあります。 これらは、 5 種混合ワクチン 8 種混合ワクチン で予防できる病気 なんだよ。 人畜共通 感染症な のです! 定期的なケアで、危険な 寄生虫やウイルスから、 ワンちゃんを守ってね。
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