斧琴草 花をはḈす 一 両 枝 彼のれきけんが山 深く 姿 わらべに 若 草の 春いくかえり 廻りめぐりて廻る日の 七 百 歳の 秋となり 天のこんずや笄の 大 盃に なみなみと よい酔い心 齢を延ぶ る 茜を顔に恥ずかしや その故 事を 菊の宴 我が朝にても こ れをとり よろこび重ぬる節にして 秋 風 楽と奏で舞 う 加 賀のお 菊は評 判 娘 顔は白 菊 紅 菊つけて よい子のよい子の 良い娘の 小 菊 とりなりしḉんと 菊 流し 咲いて見 事 な 扇 車の くるく る車 菊 重ね菊 一 重 二 重 三 重 四 重 七 重 やんや八 重 菊 夜 の灯 夜の雨 となり座 敷の爪 弾きに つい菊 菱や 菊 重ね さて この花を愛ずる人 東 離が元に植 えおきて 日 毎に心なぐさむる 斧を手にして晴れては樵 又 雨の日は琴を友とし 斧と琴と菊を 合わせて 良きこと聞くは よろず目 出 度しᷞ -1-
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