株 主 メモ 事 業 年 度 毎年1月1日から12月31日まで 定 時 株 主 総 会 毎年3月下旬 基準日 定時株主総会・期末配当 毎年12月31日 株 主 名 簿 管 理 人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 同 事 務 取 扱 場 所 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 郵 便 物 送 付 先 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 ( 電 話 照 会 先 ) ダイトエレクトロン通信 第 62 期 年次報告書 [平成 25 年 1 月 1 日∼平成 25 年 12 月 31日] TEL.0120-782-031(フリーダイヤル) 取次事務は三井住友信託銀行株式会社の本店および全国各支店 で行っております。 ● ● 住所変更、単元未満株式の買取等のお申出先について 株主様の口座のある証券会社にお申出ください。 なお、証券会社等に口座がないため特別口座が開設されました株主様は、 特別口座の口座管理機関である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。 未払配当金の支払について 株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。 〒532-0003 大阪市淀川区宮原四丁目6番11号 TEL. (06) 6399-5041 FAX. (06) 6399-6041 ホームページ IR情報を当社のホームページに掲載いたしておりますので、 こちらからもご覧ください。 http://www.daitron.co.jp/ 証券コード 7609 連結業績の推移 ご挨拶 売上高 ( 単 位:百 万 円 ) 60,000 株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご支援と 40,000 さて2 0 1 3年の当社グループの業績は残念ながら当初計 30,000 画を大きく下回る結果となってしまいました。日本経済は政 20,000 府の金 融 緩 和 政 策や経 済 政 策を背 景とした円 高の是 正や 10,000 株価の好転などにより、自動車関連産業など輸出型産業を 0 の活発化には至らず、当社グループにおいては特に製造装 置の販売不振というかたちで影響を受けました。 2 0 1 4 年 からは 新 たな中 期 計 画をスタートさせ 、当 社 グ ループの技術力・マーケティング力を総合的に発揮し、オリ ジナル製品の開発・販売、事業領域の拡大、グローバルビ ジネスの拡大などの施策を一層強力に推進し成長と収益力 の強化に努めてまいります。 引き続き、当社グループの活動に対する一層のご理解と 39,143 40,552 1,124 36,067 34,899 1,000 1,000 914 ( 単 位:百 万 円 ) 純利益 (単位:百万円) 2,000 1,500 1,039 893 1,513 1,000 652 500 252 138 第59期 第60期 第61期 第62期 H22/12 H23/12 H24/12 H25/12 0 第59期 第60期 第61期 第62期 H22/12 H23/12 H24/12 H25/12 500 466 500 345 0 第59期 第60期 第61期 第62期 H22/12 H23/12 H24/12 H25/12 182 0 -500 -77 第59期 第60期 第61期 第62期 H22/12 H23/12 H24/12 H25/12 事業部門別連結業績概況 電子機器及び部品部門 装置部門 「電源機器」のスイッチング電源や無停電電源装置、 「画像関連機 海外において欧州の財政不安や新興国における経済成長の鈍化等 器・部品」 のCCDカメラ及び周辺機器等は堅調に推移しました。 し による先行き不透明感の高まりを受けて設備投資の抑制が続きま かし、 コネクタやハーネスなどの主力商品を始めとするその他商品 した。 また国内においても産業用機械・設備市場の設備投資需要の 群については価格競争の激化により利益率が低下。前年同期に比 低迷が続いたため、 非常に厳しい状況にて推移し、 業績は前年同期 べ売上高は上回ったものの、 利益は下回る結果となりました。 の実績を大きく下回りました。 売上高構成比(電子機器及び部品部門) 売上高構成比(装置部門) 売上高 79.5% 25,000 売上高 ( 単 位:百 万 円 ) 30,000 紺谷 健治 経常利益 1,500 ご支援を賜りますようお願い申し上げます。 代表取締役会長 ( 単 位:百 万 円 ) 1,500 50,000 ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 中心に回復の兆しが見え始めましたが全般的には設備投資 営業利益 25,207 (単位:百万円) 15,000 27,739 20.5% 10,860 10,000 20,000 7,159 15,000 10,000 5,000 5,000 スイッチング電源 1 第61期 第62期 H24/12 H25/12 チップソーター 第61期 第62期 H24/12 H25/12 2 「第8次三ヵ年経営計画」が始動。 積極的な構造改革により、 代表取締役社長 前 代の変化に対応していくためには、ビジネスのあり方・考え方 事業基盤の変革 を根本から変えていかなければなりません。その第一ステップ グループ事業再編 として、 「第7次三ヵ年経営計画」では事業基盤の変革を推し 績行 2013年度は「第7次三ヵ年経営計画」の最終年度でした。 振り返ってどのような3年間でしたか。 進めるとともに、事業構造の変革にも取り組みました。ともに ダイトエレクトロン (株)の メーカー機能を担う部門 EM事業部 電源事業部 移管統合 移管統合 一定の成果を得られたと感じています。 事業基盤の変革における最大の試みは、グループ事業再 編です。当社内の事業部として活動していたメーカー機能を ダイトエレクトロン (株)の 製造子会社 ダイトロン テクノロジー(株) ダイトデンソー(株) コンポーネント事業 製造子会社2社に結集させ、製販一体の体制強化を図りまし コンポーネント事業 移管統合 た。さらに、メンテナンスサービス部・新規事業開発部という2 2011年∼2013年の3年間は、東日本大震災を始め、私たち 化は、予想を遙かに上回るスピードとスケールで進展し、経営 つの組織も新設し、今後の新たな事業構造を支える基礎を築 の事業活動に影響を及ぼす出来事が多数発生しました。ま 目標の達成度は遺憾ながら道半ばの状況にあります。最終年 くに至りました。事業構造の変革については、従来の販売チャ た、家電、電子部品、液晶関連、半導体関連など、エレクトロ 度となった2013年度の業績も、売上・利益とも前年同期比を ネル外の市場に目を向けた新たなプロジェクトの立ち上げに ニクスの主役を担う様々な業界でも急激な変化が起こりまし 下回る厳しい結果となりました。 取り組むなど、再編したグループ子会社、新設した各部署を た。その1つがグローバル規模でのサプライチェーン構造の変 ただ、業界の大きな変化に対し何の対策も講じぬまま、 「第 中心に、新規市場創出へ向けた挑戦をスタートさせることが 化です。事業構造改革を推し進める過程で、生産拠点のみな 7次三ヵ年経営計画」を終えたわけではありません。この期間 できました。 らず開発・設計拠点をも海外へ移転する企業が相次ぎ、国内 中、2つの改革に着手し、実行してきました。 さらにもう1つ大きな成果がありました。当社グループの企 のビジネスは縮小の一途をたどりました。他にも、製品の急速 ※1 コモディティ化:メーカー間の製品の品質・機能の均質化のこと。どの製品を買っても同じと なるため、価格競争に陥りやすい。 業文化の中に「ベンチャースピリット」が蘇ってきたことで なコモディティ化 ※1 や、コスト競 争に対 抗できる受 託 生 産 (EMS )の拡大といった動きが加速していきました。 ※2 こうした中、当社グループでは「第7次三ヵ年経営計画」に おいて、①日本市場の停滞・縮小傾向、②EMSの台頭などを 3 2つの改革の中身と成果について 教えてください。 エレクトロニクス産業に巻き起こっている非常に大きな時 新たな飛躍のステージへ。 Q Q ※2 EMS:自社ブランドを持たずに電子機器の製造や設計を担うサービス。電化製品の短命化が 加速する中、メーカー本体が工場を維持するより、製造専門の会社に委託するほうがコスト の抑制につながることから広がってきた。 ■ 34,899百万円 ムアップ型の計画立案手法を取り入れ、毎年全社員に対する 働きかけを続けてきました。その結果、全グループ・全部署・ 第62期(2013年度)業績 売 上 高 す。2008年から現場社員の意見を経営に反映させていくボト 前年同期比 3.2%減 メンテナンスサービス部 国内外仕入先 (当社子会社を 含む) 技術・ ノウハウ 連携 ■ 技術サポート&コンサルティング ■ 導入サポート (設置・施工) ■ 修理・保守サービス など 営業利益 138百万円 前年同期比59.9%減 ラー(試行錯誤)を繰り返す文化・習慣が根付いてきていま スト競争激化、という3つの大きな課題に立ち向かい的確に対 経常利益 252百万円 前年同期比45.9%減 す。今後、この全社員の 強い意志 を 新たな成果 へと導い 応していくことを目指しました。しかし、業界全体にわたる変 純 利 益 △ 77百万円 お客様 営業活動連携 当社 各営業部門 新規事業開発部の設置 新規事業開発部 新規事業開発プロジェクトへの専任スタッフで 構成された特別部隊(総勢約20名) 全社員が共通の目標に向かってチャレンジしトライアル&エ 背景とした商社不要論、③アジア新興国企業の台頭によるコ - メンテナンスサービス部の設置 2014年度 2つに集約して推進力を強化 2013年度 4つのプロジェクトを始動 ■ 環境関連設備・機器プロジェクト ■ インフラ系設備・機器プロジェクト ていくことが私どもマネジメントの責務となります。 4 第8次経営計画の概要 8 つの注力分野 スローガン 『量より質を求める経営』への転換 ∼グローバルニッチ グル ープステートメント 当社の強みと 基本戦略 当社の戦略的 ドメイン マーケティング力 製販一体路線 ニッチリッチマーケット 当社の経営資源や強みを活かすことができるニッチな分野で、 比較的高い市場シェアと安定収益の確保が可能なマーケット 事業構造の 変革を加速 ・事業ポートフォリオの変革 ・ビジネスモデルの変革 経営の スピードアップ ・現場主義に徹した 執行役員制度を導入 4つの 戦 略テーマ 戦略の方向性 基本方針 グローバルな観点で市場を捉え、 お客様ニーズの一歩先の価値を創造し、提供する で高収益企業を目指す∼ ※ オリジナル製品の 強化・拡大 海外ビジネスの 強化・拡大 新規市場・顧客の 開拓 3 6 高輝度LED関連 スマートグリッド 分野 得意分野の延長線上にある コンセプトは日本に残る分野、 LED共晶 ボンダー 市場に向けて横展開を図る 1 太陽電池(PV)及び 燃料電池(FC)関連 4 既存市場・顧客の 深耕と横展開 産業用 カスタムPC 電源関連及び 2次電池分野 7 医療規格対応の スイッチング 電源 ソーラー シミュレーター 2 パワーデバイス 関連 5 高機能部品&ASSY メディカル 分野 従来の販売チャネル外の市場、 高付加価値製品 1 8 ウォータービジネス 分野 環境関連設備・ 機器プロジェクト ・LED照明関連 ・中規模ソーラー 発電関連 医療用カート 耐水・耐圧 コネクタ ウェーハ面取機 2 つの新プロジェクト 2 水銀灯代替LED 太陽電池パネル インフラ系設備・ 機器プロジェクト ・電源ファシリティ関連 ・雷被害対策関連 二液混合 装置 避雷器 5PXシリーズ ※グローバルニッチ…ニッチ (隙間)市場でも世界規模で見れば大きな市場となるという考え方。特定分野に特化し世界市場で高いシェアを目指す。 Q 新中期経営計画「第8次三ヵ年経営計画」の考え方、 戦略の方向性についてお聞かせください。 いったビジネスモデルを、全ての事業に広げていきたいと考 を置き、新事業創出に向け積極的な投資を進めています。 えています。 第二に、メンテナンスサービス部に代表されるような、「ビ 「第8次三ヵ年経営計画」におけるもう1つの重要な取り組 当社は創業以来、常に新たなニッチリッチマーケットの開 定した収益確保は困難な状況です。新たなニッチリッチマー ジネスモデルの変革」に取り組みます。従来は、ニーズに合 みは、 「経営のスピードアップ」です。事業環境の激変に対し 拓により持続的成長を実現させてきました。「第8次三ヵ年経 ケットを創出することにより、この依存度を20%程度まで押し下 致した製品・サービスを販売することに注力してきましたが、 て迅速に対応しきれなかったという第7次における反省から、 営計画」では、「『量より質を求める経営』への転換」という げていきたいと思います。既存の事業部門で展開している8つ 価格競争や商社不要論に対抗するためには、一歩先の付加 2013年4月に、現場主義に徹した執行役員制度を導入しまし 第7次の方針を引き継ぎながら、さらにグローバル市場にお の注力分野及び、新規事業開発部で展開している2つのプロ 価値の提供が不可欠です。システムアップ、保守メンテナン た。今後は、現場を熟知した執行役員が中心となって執行業 けるニッチリッチマーケットの追求を加え、高収益企業を目指 ジェクト(P6上図参照)、メンテナンスサービス部における ス、消耗品の供給など、ご購入いただいた後も継続して付加 務の迅速な判断と意思決定を行い、環境の変化を先読みした します。 サービスの収益部門化の取り組みなどにより、売上高10億円以 価値を提供し続け、次の新規購入チャンスを確実に捉えると 経営スピードの実現を目指します。 具体的には、第7次にて着手した事業構造の変革を次の2 上の新事業を順次創出・育成していきたいと思います。特に、 つの視点で加速させていきます。 新設部署である新規事業開発部とメンテナンスサービス部に 第一に、新たな事業環境に対応した収益の安定成長基盤を 確立するべく、 「事業ポートフォリオの変革」を推し進めます。 当社グループの半導体設備産業への依存度は2013年度現在 で33.7%と依然高く、シリコンサイクルの短期化が進む現在、安 5 は、当社(単体)社員の10%強にあたる40数名の専任スタッフ ■ 新たなニッチリッチマーケット創出を目指す主な分野 インフラ関連 電源・電力関連 (食品・化粧品・薬品) 関連 医療・三品 航空・宇宙・海洋・防衛関連 ■ 新たなビジネスモデルイメージ(例) 【従来のビジネスモデル】 国内外から製品・部品の仕入 製造・加工 製品の販売 (単品∼システム、モジュール品) 【付加する機能】 各種のサービス システムアップ 保守メンテナンス 消耗品の供給 マーケティング力による新規分野への拡大 マーケティング力の更なる強化と顧客の囲い込み 6 2020ビジョンへ向けたダイトロングループの経営計画 2 0 2 0 ビ ジョン 中長期目標 第2 ステップ 第1 ステップ 2011∼2013年度 第7次三ヵ年経営計画 1 事業基盤の変革を推進 2 事業構造の変革に着手 Q 1 2014∼2016年度 2 数値目標 過去最高実績を越えて 更に先の成長を目指す 第8次三ヵ年経営計画 (売上・利益とも) 事業構造の変革を加速 ・事業ポートフォリオの変革 ・ビジネスモデルの変革 1 中長期目標 2 定性目標 全てのステークホルダーの 期待に応える エクセレントカンパニーへ 経営のスピードアップ ・現場主義に徹した 執行役員制度を導入 ■ 当社の成長イメージ 新規顧客・ ダーの期待に応える「エクセレントカンパニー」になること、そ 既存顧客 長を目指すことです。当社グループは今後、新規顧客・新規 市場における事業の創出及び、既存顧客との取引の維持・拡 る変革の取り組みが計画通りに進めば、早期の実現も可能で あると考えています。「2020ビジョン」達成に向けて、引き続 おいては将 来 的な事 業の再 構 築を視 野に入れながら、現 展 開 」という4 つの 戦 略テーマに取り組んでいきます 。グ 地 顧 客との取 引 強 化や新 規ビジネス開 拓など海 外ビジネ ル ープ 間 及びパートナー企 業との連 携 強 化や、医 療 関 連 ス展開を加速させていきます。 最後に、株主の皆様へ メッセージをお願いします。 タートしました。現在推進している事業構造改革を加速さ 事業 取引先様の満足度の向上、そして、それらの礎となる当社 既存顧客に 配 当 金 につきましては 、当 期 の 業 績 に鑑みた 結 果 、誠 に おける 遺憾ではありますが、1株当たり配当金額を5円に減額させ ていただきました。株 主の皆 様には誠に申し訳なく深くお 詫び 申し上 げます 。今 後も継 続 的な安 定 配 当を目 指して 既存顧客に おける き戦略・施策の遂行に邁進していきます。 7 「 新 規 市 場・顧 客 の 開 拓 」「 既 存 市 場・顧 客 の 深 耕と横 せ、株主の皆様への安定配当の継続はもちろん、お客様・ 既存市場の事業 現在 場 へ の 参 入 などによりビジネス 拡 大を 狙 います 。海 外 に 新規市場の 新規市場の事業 既存市場 大に注力することで、利益成長を図ります。現在推し進めてい ナル 製 品 の 強 化・拡 大 」「 海 外ビジネスの 強 化・拡 大 」 グループの従業員の満足度の向上を追求してまいります。 収益 して、売上・利益ともに過去最高実績を越えて、さらに先の成 新規市場 新規顧客 中堅層が策定しました。最終目標は、全てのステークホル や産業インフラ、自 動 化ロボットなど成 長 が 見 込まれる市 厳しい経営環境が続く中「第8次三ヵ年経営計画」がス 中長期目標として「2020ビジョン」があります。2020年の当社 グループのあるべき姿を示したもので、将来中核を担う若手 新中期経営計画の初年度にあたる2014年度の ダイトロングループの経営方針について教えてください。 第 7 次 に引き続き、第 8 次 三ヵ年 経 営 計 画 では「 オリジ Q 改めて、ダイトロングループの将来像について、 どのようにお考えでしょうか。 1月にスタートした「第8次三ヵ年経営計画」の、その先の Q 収 益 体 質 の 向 上 に邁 進していく所 存 ですので、何 卒ご 理 解とご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 将来 8 特集 ダイトロングル ープの 総 合 力 [ グ ル ー プ 会社紹介] 開発設計から製造まで幅広い分野で高い専門性を持ち、製販一体の体制構築を実現するダイトロングループ。 「第8次三ヵ年経営計画」のスタートを機に、グループとしての一体感をさらに強化し、グループ総合力で高 収益企業を目指します。 各社トップに今後の展望等について聞きました。 国 内グル ープ会社 ダイトロンテクノロジー 株式会社 ダイトデンソー 株 式 会 社 世 界トップクラス の 製 品 で お 客 様 満 足 を 高 め 、社 会 に 貢 献 。 特 定 分 野 でトップを 誇 るオンリー ワン の モノ造り企 業 を目 指し 、 さらに O E M 参 入 による 経 営 安 定 化 を 図ります 。 オリジ ナ ル 製 品 の 開 発 を 推 進します 。 代表取締役社長 野中 代 表 取 締 役 社 長 髙本 昇 お 客 様 の 期 待 に 応 える技 術 力 で 、 技 術 へ の 挑 戦と同 時 に 、 ハ ーネスア センブリー 事 業 に 加 え 、 幅 広 い 製 品を展 開 経 営 安 定 化 策を展 開 独 自 の 電 子 機 器 関 連 製 品を開 発 昨年のグループ事業再編により、当社は精密位置決め加工 3∼5年後を見据え、世界トップクラス製品のウェーハ面取り ハーネスアセンブリー事業からスタートした当社は、現在、下記の 特 定 分 野において世 界トップクラスのモノ造り企 業を目標 装置と光計測装置の事業に特化。自社オリジナル製品を中心 機や、スクライブ装置、ブレーキング装置、光計測装置のさらな 様々な製品の開発設計から製造・販売まで幅広く展開。 ダイトロング に、航空・宇宙・海洋分野への積極的な展開及び、医療・画像・環 に、オプトロニクス分野での精密面取り装置やスクライブ装置、 る技術改革に挑みます。また、キーテクノロジーを活用した水中 ループの電気・電子部品事業領域における部品・加工メーカーとし 境エネルギー分野への応用展開に挑みます。そのためにもハー LD・LED等の光計測装置や光通信デバイスなどの製造装置を 光通信技術や、パルス計測技術を応用したパワーデバイス用装 て、優れた製品とサービスを創出し、確固たる地位を築いています。 メチックコネクター・電源機器を始めとする当社オリジナル製品 開発・製造・販売しています。 置で社会に貢献する取り組みを推し進めます。さらに今後は、オ リジナル製品だけでなく、ダイトエレクトロンの電子部門との連 450mmシリコンのウェーハ面取り装置においては加工精度と処 携を深めてOEM事業に着手することで、安定した経営に舵を 理能力(スループット)の両面で世界トップクラスを誇ります。将 切っていく所存です。 【 主な製 品 】 ● 気密性に優れたガラスハーメチックコネクターや気密端子類 ● 深海一万メートル級での実績を誇る耐水圧コネクターや各種水中機器 ● 超低ノイズのスイッチング電源や無停電電源等の電源機器 ● アナログ ・デジタルカメラ用の高品位な各種カメラケーブル ● 産業機器用ワイヤーハーネス ● MIL Spec ※ 対応や航空機向け等の高機能ワイヤーハーネス ● 各種機器組配加工とプリント配線基板 など の開発を推進し、他社との差別化を図り、オンリーワン企業を目 当社の強みは、お客様の期待に応える高度な技術力です。 φ 来的にはより処理能力が高く、より精密な加工を求めるお客様へ の供給が実現する見込みです。また、チップテスターやチッププ る体制を構築し、お客様のニーズに応えます。グループのグロー バル展開を強力にサポートすべく、当社技術スタッフは世界を飛 び回り、お客様に満足いただける製品を開発・供給しています。 「 現 状 最 適 」から『 将 来 最 適 』へ 製 品 開 発と事 業 の 効 率 化を推 進 指します。また、当社の各事業間の連携によりシナジー効果を 高めることで、効率的に事業を運営し、収益力を強化して強靭 な企業経営を目指します。 ※米国軍用規格 国内外のグループネットワークを強みにお客様ニーズをいち早 ローバーなどのメカトロニクスと計測技術を自社内で開発生産す 9 敬 会社 概要 設立 事業内容 1970年6月 光デバイス製造装置、半導体・フラットパネルディスプレイ製造 装置、電子材料製造装置等の開発・製造・販売 事業所 本社/大阪 工場/亀岡・羽島・金沢・町田 く捉え、国内5箇所(栗東・多摩・安城・羽島・福岡)に構えた生産拠 点にて、それぞれが独自の技術力を活かして高品質・高信頼性の 製品を提供しています。 会社 概要 設立 事業内容 1994年1月 ハーメチックコネクター、スイッチング電源、カメラケーブル及び 航空機ハーネス等の設計・製造・販売 事業所 本社/栗東 工場/栗東・多摩・安城・羽島・福岡 10 特集 ダイトロングル ープの総合力 海 外グル ープ会社 ダイトロングループは1986年の米国進出を皮切りに精力的に 事業のグローバル展開を進めてきました。今後も日本国内にと どまらず、世界のマーケットを見据えて、さらに事業を拡大して 海外子会社 ( 連 結 7社 ) 今期売上高 北米 1,251百万円 (前期 847 百万円) 欧州 139 百万円 (前期 104 百万円) アジ ア 4,891百万円 (前期 6,327百万円) いきます。 DAITRON INC. [ 米 国・オレゴン] 社長 吉田 昌史 【当社海外拠点】 ダイトエレクトロン(株) 台北支店[台湾] 大 都 電 子( 香 港 )有 限 公 司 [香港] グループ会社の牽引力となるべく、技術革新の情報先取りに努めます。 市場の変化に迅速に対応し、現地に根差した事業展開を推し進めます。 当社はダイトロングループの中で最も早く海外に進出し、製造・販売と多岐にわたる事業を展開しています。近年で 当社は成長・ハイテク化の著しい中国華南地区において、電子部門の販売窓口として、取引先及びダイトロングルー は、北米主要都市の旅客鉄道インフラ整備に向けたケーブル・電気アセンブリー部品の製造と、食品・飲料水業界向け プへの製品供給を担っています。ダイトロングループのオリジナル製品を始め、有力な日本企業の製品、海外の半導体 流量制御コンポーネンツの供給の2分野で実績を上げています。北米マーケットは、主要生産拠点から研究開発・技術設 製品を迅速に提案・提供しています。また、中華圏での有望な製造会社の発掘や様々な通貨を用いての多国間決済など 計拠点までの機能を有し、日本を始めアジア諸国への情報発信地としての役割を担っています。技術革新の情報を先 に取り組み、変化スピードの速い市場に対し柔軟に対応できる拠点として、活動していきます。 取りし、先端産業へいち早く取り組むことでグループ会社の牽引力となるよう努めます。 近年、当地区は世界の組立て加工工場から国際競争力を持ったナショナルブランドへ移行し 今後は、オリジナル製品を中心に医療や環境分野等へビジネス展開を推し進めるとともに、 ています。今後は従来の販売形態にとどまらず、当社オリジナル製品をハイテク産業へ投入し、 新規プロジェクトである通勤電車・路面電車用のハーネスアセンブリーと列車用主要コンポー さらなる市場開拓を目指します。また、中国で今後クローズアップされる高齢化・医療制度改革 ネンツのアセンブリー生産に注力していきます。中長期的にはハイテク分野に限らず、成長産 業と安定産業に目を向けた新規ビジネスの開発と、生産拠点の技術力・製造キャパシティの増 総経理 中島 充晴 に着目し、当市場での顧客開拓、現地企業との提携を推し進めます。こうした積極的な姿勢 で、中国での事業展開が現地に根付くよう邁進していきます。 強を目標に邁進します。 DAITRON(MALAYSIA)SDN. BHD. [マレーシア・クアラルンプール] 大 途 電 子( 上 海 )有 限 公 司 [中国・上海] パートナー企業と「脱半導体」を掲げ 、新規市場開拓に取り組みます 。 大型投資が見込まれる環境、次世代エネルギー関連向け事業に注力します。 当社はダイトロングループの中では早くに設立された海外拠点の一つです。主力のビジネスは半導体や電子デバイス 電子部門と機械部門の24名体制で現地及び日系企業に幅広い販路を構築し、デリバリー対応やアフターサービス対応 (ハードディスク、LED)材料メーカー向けの装置販売、メンテナンスサポート、そして現地家電メーカーや装置メーカー など顧客満足に配慮した組織作りに取り組んでいます。投資環境が目まぐるしく変わる中国市場で受注機会を逃すことが無 いようマーティングに注力し、近年ではEM(電子材料)市場・OPT(光技術分野)市場向けのオリジナル製品の売上比率が 向けの日本及び海外製電子部品及び画像機器の販売です。 General Manager 中村 覚大 近年、より廉価な労働力や新たな市場を求めて、マレーシアから中国、タイ、ベトナム等へ、多くの企業が生産工場を 上昇しており、市場ニーズに合った商品開発が成功しています。当面は通信インフラへの投資が堅調で、さらなる市場拡大 移転する動きが進みました。しかし、政治的問題や地理(気候)的問題など経済環境に影響を が見込まれています。 及ぼす事態が各地で生じ、今再びマレーシアが見直されてきており、当社と致しましてもビジネ 今後は、中国での大型投資が見込まれる環境関連、次世代エネルギー関連商品の取扱い増強を スチャンスと捉えております。また、半導体市場はここ数年低迷を続けているため、パートナー 目指します。特に環境関連は日本発の技術が適用できる市場が非常に大きく、 ビジネスチャンスと捉 企業の方々と 脱半導体 を掲げて、化学品、食品、製油業界など新規市場開拓を行っており、 ビジネスの引合いも徐々に増え始めてきています。今後も、積極的な姿勢で新規ビジネス開拓 に取り組んでいきます。 11 総経理 山口 幹生 えています。急速に市場拡大が見込まれる医療分野でも、新たな収益の柱にすべく医療機器向け電 子部品の市場開拓に着手します。その他、中国市場向けのオリジナル製品開発を推進するとともに、 輸出ビジネスを新たな事業にすべく海外各拠点との連携を深めながら市場開拓を模索しています。 12 特集 ダイトロングル ープの総合力 DAITRON(KOREA)CO., LTD. [韓国・ソウル] 現地定着を強みに、当社独自のビジネス展開・拡大を推し進めます。 当社の主な強みは、①画像機器製品中心の高付加価値事業構造(営業担当者全員が技術営業可能、専門エンジニア として技術支援チームを構成)、②現地密着化成功(ユーザーの95%以上が現地会社)、③輸入と輸出、電子事業と機 械事業を多角的に遂行可能の3点です。これらを活かして当社独自のビジネス拡大と展開に注力し、ダイトロングループ の事業ポートフォリオ拡大に寄与していきます。 CSR REPORT 自社の発展と、持続可能な社会の実現のために、 社会的責任を果たします。 今後は引き続き画像機器製品に注力しながら、オリジナル電源機器やエコ関連事業など新規ビ ジネスに取り組みます。中長期的には、高度化・多様化が進む自動化システム市場への対応、成長 社長 李 大 植 著しいI Tモバイル・ウェアラブル※市場への参入などを視野に事業展開を推し進めます。自動化シ C S R に つ いての 考え方 こ れ まで の 取り組 み ステム市場へは、単純な単品販売ではなく準S I会社としての強力な位置付けがポイントと考えま 当社のCSRは、経営理念に基づきステークホルダーとの積極的な す。 I Tモバイル・ウェアラブル市場へは、関連素材や部品のソーシング(調達)と商権確保に注力し 交流を通じて事業活動に努め、その成果の拡大により、企業の ていきます。また、グループの総合力を活用し、エネルギー・環境関連ビジネスも推進します。 ※ウェアラブル…腕時計型やメガネ型など、直接身に着けられるほど小さいコンピューター等を指す。 DAITRON(THAILAND)CO., LTD. [タイ・バンコク] 持続的発展をより確かなものとすることで、社会の健全な発展に 寄与し社会的責任を果たすものと考えています。 的に推進しています。ISO14001においても2事業所で取 得しています。 創業の精神 行動規範 の設備販売やメンテナンスがメイン事業でしたが、昨今は自動車関連の電子部品や、食品産業向け設備など、今まで のダイトロングループにはないビジネスモデルも増えつつあります。現在では電子部品と設備の売上げがほぼ50%とバ 品質・安全 ランスのとれた事業体制となっています。 I S O 9 0 0 1 認 証を取 得 当 社では、効 果 的な品 質マネジメントシステムを構 築 今後の事業戦略を語る上でのキーワードは、 「自動車」と「製造業のオートメーション化」です。 経営理念 自動車産業の集積地であるタイには、大小2,000社を超える自動車部品メーカーが集中しており、 し、法令や規則を遵守し、品質水準を確実に達成するた め、ISO9001認証を取得しています。 「東洋のデトロイト」と呼ばれています。この巨大市場に対して電子部品及び設備を販売してい くことを中長期的な事業展開として取り組みます。特に、人件費の高騰にともない加速していく 製造業のオートメーション化を背景に、自動検査工程で用いられる弊社の画像製品事業と、現 大途電子諮詢(深 圳 )有 限 公 司 [中国・深 圳 ] 2011年8月に設立しました。電子機器及び部品の販売に関するコンサルティング業務を行っております。 社会貢献 C SR 基 本 方 針 地パートナーとの協業による車両向けハーネス事業、この2つに特化していきたいと思います。 環境保全 品 質・安 全 「ダイトロン福祉財団」の活動を支援 平成13年、当社創業者である故・髙本善四郎が「ダイトロン 社会貢献 福祉財団」を設立。障害者就労支援事業所等への助成 事業、更に障害者の社会参加や生活向上等の調査研究 コ ー ポレ ートガ バ ナン ス 基 本 方 針 リスク 管 理 13 当社では、環境マネジメントシステムを構築し、環境汚染 ルの実施、グリーン調達の推進など、環境保全活動を全社 当社は2008年5月に設立された、グループ内では比較的新しい法人です。当初は半導体、ハードディスク市場向け 冨永 一司 I S O 14 0 01 認 証を取 得 の予防や省エネルギーの推進、廃棄物の削減、リサイク 東洋のデトロイトにおいて、自動車市場へ積極的な展開を図ります。 General Manager 環境保全 適 時 開 示・ 情報管理 コンプライアンス・ 企業倫理 機関への助成事業を実施しています。当社もこうした 社会貢献活動に賛同し、今後も積極的に取り組みます。 など 14 財 務 諸 表( 要 旨 ) F I N A N C I A L 連 結 財 務 諸 表( 要 旨 ) 個 別 財 務 諸 表( 要 旨 ) 連 結 貸 借 対 照 表( 要 約 ) (単位:百万円) 当期末 科目 資産の部 前期末 (H25.12.31現在) (H24.12.31現在) 18,491 18,255 P1 (単位:百万円) 5,367 固 定 資産 5,274 有 形固 定 資 産 3,332 3,549 無 形固 定 資 産 146 263 1,794 1,554 投 資その他の資 産 当期末 科目 負債の部 流 動 資産 (H24.12.31現在) 10,113 9,060 P1 23,622 連 結 損 益 計 算 書( 要 約 ) (単位:百万円) ( 科目 当期 ( ( H25. 1 . 1 から H25.12.31まで P2 ( H24. 1 . 1 から H24.12.31まで 12,097 12,135 負債合計 P1 11,562 11,355 株主資本 271 △ 前期末 (H25.12.31現在) (H24.12.31現在) 3 11,630 11,525 23,766 23,622 連 結キャッシュ・フロー計 算 書( 要 約 ) ( 当期 (単位:百万円) ( ( H25. 1 . 1 から H25.12.31まで P3 投資活動によるキャッシュ・フロー P 3 5,812 固定資産 5,967 有形固定資産 2,227 2,396 無形固定資産 99 202 3,640 3,214 投 資その他の資 産 前期 ( H24. 1 . 1 から H24.12.31まで 21,327 21,362 資産合計 損 益 計 算 書( 要 約 ) 科 目 (単位:百万円) ( 当期 ( ( H25. 1 . 1 から H25.12.31まで 前期 ( H24. 1 . 1 から H24.12.31まで 36,067 27,428 28,168 7,470 7,898 7,332 7,552 138 345 現金及び現金同等物の増減額 △ 74 76 172 203 現金及び現金同等物の期首残高 5,718 7,294 営業外収益 248 509 58 81 5,581 5,718 営業外費用 82 88 252 466 経常利益 91 497 1 2 特別利益 0 1 18 4 特別損失 65 4 税 金 等調 整 前 当 期 純 利 益 235 464 27 494 法 人 税、住 民 税 及び 事 業 税 160 337 法 人 税 、住 民 税 及び 事 業 税 17 243 法 人 税等 調 整 額 153 55 法人税等調整額 57 売 上 原価 売 上 総利 益 販 売 費及び 一 般 管 理 費 営 業 利益 営 業 外収 益 P2 営 業 外費 用 経 常 利益 特 別 利益 P2 特 別 損失 当 期 純利 益(△は損失) P2 △ 77 △ 182 288 △ 762 売上高 29,623 31,642 △ 110 △ 218 売上原価 24,394 25,859 △ 434 △ 652 5,228 5,783 5,303 5,706 営業活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー P3 119 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の期末残高 P3 137 58 △ 1,576 科 目 売上総利益 販 売 費 及び 一 般 管 理 費 営 業 利 益(△は損失) △ 税引前当期純利益 当 期 純 利 益(△は損失) 前期末 (H25.12.31現在) (H24.12.31現在) 9,716 8,678 11,211 11,233 9,819 9,996 流動負債 △ 47 △ 34 286 2,554 1,495 固定負債 負債合計 純 資 産の部 株主資本 331 97 純資産合計 10,150 10,094 負 債・純 資 産 合 計 21,362 21,327 評 価・換 算 差 額 等 3 負債・純資産合計 当期末 負 債の部 15,514 15,394 流動資産 40 純資産合計 科 目 科 目 (単位:百万円) (単位:百万円) 当期末 34,899 売上高 15 前期 3,036 2,021 固定負債 少数株主持分 23,766 貸 借 対 照 表( 要 約 ) 資 産の部 流動負債 純資産の部 前期末 (H25.12.31現在) その他の包括利益累計額 資産合計 S T A T E M E N T S Point 1 第 62 期 連 結 決 算の POINT 資産は、主に電子記録債権など流動資産の増加等により前期比143百万 円増の23,766百万円、負債は固定負債は減少したものの流動負債増加に より前期から微増の12,135百万円となりました。 また、純資産は前期比105百万円増の11,630百万円となりました。この結 果、自己資本比率は48.9%となり、前期比で0.1ポイント上昇しました。 当期業績は売上高34,899百万円、営業利益は138百万円、経常利益は 2 252百万円、当期純損失は77百万円となりました。世界経済は依然先行 き不透明で、産業用機械・設備市場における企業の本格的な回復の遅れ が大きく、厳しい状況で推移しました。利益面においては経費節減等の 強化に努めましたが、前年実績を大きく下回る結果となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは主に税金等調整前当期純利益及び減 3 価償却費により288百万円の増加。投資活動によるキャッシュ・フローは主 に有形固定資産の取得による支出により110百万円の減少。財務活動に よるキャッシュ・フローは主に長期借入金の返済及び配当金支払により 434百万円の減少となりました。この結果、当期末の資金残高は前期比 137百万円減の5,581百万円となりました。 16 S T O C K 株式の状況 (平成25年12月31日現在) 40,000,000 株 発行可能株式総数 11,155,979 株 発行済株式の総数 株 主 5,052 名 数 大株主 株主 名 持株数 (千株) 公 益 財団 法 人ダイトロン福祉財団 持株比率 ( % )※ 1,000 9.0 ダイトエレクトロン従 業 員 持株会 683 6.1 株 式 会社みずほ銀 行 399 3.6 株 式 会社 三 菱 東 京 U F J 銀行 363 3.3 濱田博 332 3.0 中 谷 元博 200 1.8 クレディット スイス アーゲー チューリッヒ 182 1.6 日本 生命 保 険 181 1.6 濱 田 裕久 180 1.6 ヒロセ電 機 株 式 会 社 171 1.5 ※持株比率は自己株式(51,170株)を控除して計算しております。 I N F O R M A T I O N 所有者別株主分布状況 証券会社 20名(0.4%) (平成25年12月31日現在) 個人・その他 4,896名(96.9%) 金融機関 27名(0.5%) 外国人 57名(1.1%) 合計 C O R P O R A T E 会社概要 商 その他国内法人 52名(1.0%) 号 ダイトエレクトロン株 式 会 社 代表取締役会長 紺谷 健治 Daito Electron Co., Ltd. 代表取締役社長 前 績行 立 昭 和 27 年 6月2 4日 取 締 役 髙本 敬 本 社 大 阪 市 淀 川 区 宮 原 四 丁目6 番 1 1 号 取 締 役 野中 昇 T EL.( 0 6 )6 3 9 9 -5 0 4 1( 代 表 ) 取 締 役 木村 安寿 2 2 億 7 0 万 8 ,5 6 0 円 常 勤 監 査 役 横山 広男 監 査 役 和田 徹 監 査 役 八木 春作 本 金 事業年度末日 年 1 回 (12 月 ) 従 344名 業 員 (注) 1. 取締役 木村 安寿氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。 2. 監査役 和田 徹氏及び八木 春作氏は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。 地域別株主分布状況 北海道 69名(1.4%) 九州・沖縄地方 263名(5.2%) 四国地方 126名(2.5%) 近畿地方 1,396名(27.6%) 本社ビル (平成25年12月31日現在) 国外 47名(0.9%) 中国地方 208名(4.1%) 東北地方 111名(2.2%) 合計 5,052名 関東地方 2,004名(39.7%) 中部地方 828名(16.4%) 株 主 様 ア ン ケ ート結 果 の ご 報 告 第61期年次報告書のアンケートにおきまして、1,419名の株主の皆様か 当社に関するご意見・ご感想をお聞かせください。 (抜粋) ら回答をお寄せいただきました。ご協力ありがとうございました。皆様の ■ 貴重なご意見はさらなる経営強化及びIR活動の充実のために活かして まいります。以下に一部ですが、アンケートの結果をご紹介いたします。 今後掲載してほしい情報(複数回答) 当社の評価ポイント (複数回答) 1位 将 来ビジョン …………………… 49.8% 1位 将 来 性 ………… 46.8% 2位 配 当 …………… 37.4% 2位 経 営 戦 略に関する情 報 …… 32.6% 3位 取扱い製品・商品の情報 …… 30.4% 4位 詳しい事 業 内 容 ……………… 27.6% 5位 詳しい財 務 情 報 ……………… 18.9% 3位 安 定 性 ………… 23.3% 4位 事 業 内 容 ……… 22.1% 5位 技 術・開 発 力 … 19.5% 事業内容への評価の高まりを受けて、グループ全体についてさらなる理解深耕にお役立て いただくため、グループ各社の事業内容や今後の方針を紹介する特集ページを設けました。 17 (平成26年3月28日現在) 設 資 5,052名 役員 (平成 25年12月31日現在) P R O F I L E ■ ■ ■ ■ 激変する環境に対応すべく若い年代の人達を積極的に登用して いく姿勢は素晴らしいと思います。今後の海外展開のためにも人 材育成に力を入れていってほしいと思います。 外部要因に大きく影響を受ける貴社の経営安定への努力・気概 が感じられます。これからも頑張って下さい! 国内での製品開発・製造を増やして日本国内での雇用を作り出し て欲しいです。 株主とのコミュニケーション充実の姿勢は誠意を感じます。 第61期決算は残念な結果になりましたが、アベノミクスという追 い風もあり円安も進行し、各企業の設備投資額は回復してくると 思います。貴社の高い技術力で業績の拡大に期待しております。 18
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