1 - 新ひだか町

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◎開会の宣告
○議長(細川勝弥君)
おはようございます。ただいまの出席議員数は 20 名です。定足数に達して
いますので、平成 27 年第5回新ひだか町議会定例会を開会いたします。
(午前
9時30分)
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◎開議の宣告
○議長(細川勝弥君)
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
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◎会議録署名議員の指名
○議長(細川勝弥君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第 127 条の規定により、2番、志田君、3番、渡辺君を指
名いたします。
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◎会期の決定
○議長(細川勝弥君)
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月 18 日までの4日間にいたしたいと思いま
す。ご異議ありませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から9月 18 日までの4日間に決定いたしました。
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◎行政報告
○議長(細川勝弥君)
日程第3、行政報告の申し出がありますのでこれを許します。
町長。
[町長
○町長(酒井芳秀君)
酒井芳秀君登壇]
あらためまして、おはようございます。
それでは、お手元の資料に基づきまして行政報告を申し上げます。
初めに、台風第 16 号による波浪被害の状況についてであります。8月 22 日から 25 日の台風
第 16 号による波浪被害の状況は記載のとおりであります。ご一覧ください。
次のページへまいりまして、日高地方の総合開発等に関する要望活動についてであります。日
高地方の総合開発等について、日高総合開発期成会、日高町村会及び高規格幹線道路日高自動車
道早期建設促進期成会の構成町長とともに、記載のとおり要望活動を行ってまいりました。
次に、馬産地活性化に関する要望活動についてであります。強い馬づくりと軽種馬経営の持続
的発展に資する馬産地活性化について、日高町村会、日高総合開発期成会、軽種馬生産構造改革
推進会議及び日高軽種馬振興対策推進協議会の構成町長並びに北海道農協軽種馬対策委員会の役
員とともに記載のとおり要望活動を行ってまいりました。
次に、北海道の自衛隊体制強化等に関する要望活動についてであります。北海道における自衛
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隊体制の強化等について、北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会の構成市町長とともに、記載のとお
り要望活動を行ってまいりました。
次に、第9回新ひだか夏まつりの開催結果についてであります。第9回新ひだか夏まつりを7
月 25 日、8月 13 日、15 日の計3日間開催いたしました。参加者及び観衆を含めた総入込客数は
約3万 5,000 人となり、昨年の4万 2,000 人に比べ 7,000 人の減となりました。
次のページへまいりまして、工事の仮契約についてであります。記載のとおり、4件の工事に
かかわる入札を行い、仮契約を締結いたしました。なお、詳細は、別添資料のとおりであります。
次に、工事にかかわる入札の執行についてであります。記載のとおり 16 件の工事にかかわる入
札を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。
次のページへまいりまして、委託業務にかかわる入札の執行についてであります。記載のとお
り、1件の委託業務にかかわる入札を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。
以上で行政報告とさせていただきます。
○議長(細川勝弥君)
行政報告の質疑については、議案審議後といたします。
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◎報告第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(細川勝弥君)
日程第4、報告第1号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく
健全化判断比率及び資金不足比率についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
藤沢総務課長。
[総務課長 藤沢克彦君登壇]
○総務課長(藤沢克彦君) おはようございます。ただいま上程されました報告第1号についてご説
明いたします。
報告第1号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び資金不
足比率についてでございまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第
22 条第1項の規定により、平成 26 年度新ひだか町の健全化判断比率及び資金不足比率について、
次のとおり、監査委員の意見を付して報告するものでございます。
地方公共団体は、健全な財政運営を維持していく経営能力が問われておりますが、従来の制度
では、財政悪化が深刻化するまで明らかにならなかったことから、統一的な指標を用いて、財政
状況を明らかにし、財政の健全化や再生が必要な場合に迅速な対応を行うため、健全化法が全面
施行されたものでございまして、監査委員による審査・議会報告・住民への公表が義務化されて
おり、今回の監査委員の審査を受けまして、審査意見が提出されましたことから、議会へ報告す
るものでございます。
それでは、比率についてご説明をいたします。①の健全化判断比率でございますが、実質赤字
比率は、一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率。連結実質赤字比率は、
全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率。実質公債費比率は、一般会計等が負
担する元利収入償還金等の標準財政規模に対する比率の3カ年平均の比率。将来負担比率は、一
般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率でございますが、四つの指
標のいずれかが、早期健全化基準以上である場合には、公表した年度の末日までに財政健全化計
画を定めなければならず、また、三つの指標のいずれかが、財政再生基準以上である場合は、公
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表した年度の末日までに財政再生計画を定めなければなりませんが、当町においては、いずれの
指標も基準以下となってございます。
②の資金不足比率でございますが、こちらは公営企業ごとの資金不足額の事業の規模に対する
比率でございまして、この指標が経営健全化基準以上である場合は、経営健全化計画を定めなけ
ればなりませんが、健全化判断比率同様、当町においては、基準以下となってございます。なお、
実質公債比率、将来負担比率のところに算定比率がございますが、いずれも昨年度と比較します
と改善されているところでございます。
次のページ以降に監査委員の意見書を添付しておりますが、説明は省略させていただきますの
で、後ほどをごらんください。
以上で報告第1号の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
これから質疑を行います。質疑ありませんか。
[「なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本件に対して討論の通告がありませんので討論を終結いたします。
これから報告第1号
地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び
資金不足比率についてを採決いたします。
お諮りいたします。本件は承認することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
異議なしと認めます。
よって、報告第1号は、承認することに決定いたしました。
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◎報告第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(細川勝弥君)
日程第5、報告第2号
専決処分の報告について(損害賠償請求事件の和解
及び損害賠償の額の決定について)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
中村社会教育課長。
[社会教育課長
○社会教育課長(中村
敏君)
中村 敏君登壇]
おはようございます。ただいま上程されました報告第2号につきま
して、ご報告させていただきます。
報告第2号は、専決処分の報告についてでございます。地方自治法第 180 条第1項の規定によ
り別紙のとおり専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。
次のページお開きください。専決処分書についてでございます。損害賠償請求事件の和解及び
損害賠償の額の決定について、地方自治法第 180 条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分
をしたものでございます。日付につきましては、平成 27 年8月 28 日となっております。
次のページをお開きください。損害賠償請求事件の和解及び損害賠償の額の決定についてでご
ざいます。新ひだか町は、平成 27 年8月 11 日に新ひだか町静内本町2丁目1番2号
松田末光
氏を相手方として発生した下記損害賠償請求事件において、新ひだか町の賠償額 5,400 円で相手
方と和解するものでございます。
損害賠償請求事件の概要につきましては、平成 27 年8月 11 日午後3時 53 分頃、職員が公用
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車を運転し、町道静宝通線を通行していたところ、前方から来た対向車を避けようと減速しなが
ら道路左側へ進路変更した際に、相手方所有建物2階部分壁面に取りつけたれていた店舗看板に
当方車両の助手席側上部角が接触し、当該看板を破損させたものであります。
今後このようなことがないよう十分注意をしてまいります。大変申しわけありませんでした。
ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
これから質疑を行います。質疑ありませんか。
[「なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
本件に対して討論の通告がありませんので討論を終結いたします。
これから報告第2号
専決処分の報告について(損害賠償請求事件の和解及び損害賠償の額の
決定について)を採決いたします。
お諮りいたします。本件は承認することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
異議なしと認めます。
よって、報告第2号は、承認することに決定いたしました。
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◎議案第1号から議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(細川勝弥君)
日程第6、議案第1号
建築主体工事)から議案第4号
工事請負契約締結について(総合町民センター建設
工事請負契約締結について(総合町民センター建設空調設備工事)
の4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
阪井支所長。
[三石総合支所長
阪井典行君登壇]
○三石総合支所長(阪井典行君) おはようございます。提案説明の前に、議案参考資料の訂正をお
願いいたします。3枚おめくりください。
「議案第1号、2号、3号、4号参考資料3」でござい
ます。表題にございます「新ひだか町総合町民センター建設工事概要」
、このように記載されてご
ざいますが、この中の「新ひだか町」を削除を願います。正しくは、
「総合町民センター建設工事
概要」。訂正願います。まことに申しわけありませんでした。
それでは、3枚お戻りください。ただいま上程されました議案第1号から第4号についてご説
明いたします。本議案は、総合町民センター建設工事にかかわるもので、予定価格が 5,000 万円
を超える4件の工事請負契約について、議会の議決を求めるものであります。
議案第1号から説明いたします。議案第1号は、工事請負契約締結についてでございます。次
のとおり工事の請負契約を締結しようとするものであります。工事の目的は、総合町民センター
の建設建築主体工事。契約の方法は、条件付一般競争入札。契約金額は、15 億 4,332 万円、うち
消費税及び地方消費税の額は1億 1,432 万円。契約の相手方は、岩田地崎・酒井・出口・池内特
定建設工事共同企業体。代表者
建設株式会社。代表取締役社長
番地の5。名称
所在地
札幌市中央区北2条東 17 丁目2番地。名称 岩田地崎
岩田圭剛。構成員
所在地
日高郡新ひだか町三石東蓬莱 10
酒井建設株式会社。代表取締役 酒井芳宏。構成員
町静内本町3丁目3番5号。名称
所在地
日高郡新ひだか
株式会社出口組。代表取締役 出口直沖。構成員 所在地 日
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高郡新ひだか町静内木場町1丁目1番 22 号。名称 池内建設株式会社。代表取締役
能登谷充で
ございます。なお、共同企業体の出資割合は、岩田地崎建設株式会社 50 パーセント、酒井建設株
式会社 18 パーセント、株式会社出口組 16 パーセント、池内建設株式会社 16 パーセントとなっ
てございます。
次のページをお開きください。
「議案第1号参考資料1」契約書(案)となっております。1
工
事名は、総合町民センター建設建築主体工事。2 工事場所は、新ひだか町三石本町地内。3 工
期は、着工が契約の日から、完成は平成 29 年3月 30 日まで。4 請負代金額は、平成 27 年9
月4日締結の仮契約書の金額。5
契約保証金は免除となっております。6
再資源化等に要す
る費用等は、この契約書の別紙によるものなってございます。
次のページお開きください。
「議案第1号、第2号、第3号、第 4 号参考資料2」配置図でござ
います。図面の左側が、静内方面となっておりまして、買取しました民有地、旧福祉センター跡
地でございます。
次のページお開きください。
「参考資料3」建設工事概要でございます。1 敷地の位置は、新
ひだか町三石本町 205 番4他 14 筆。敷地面積は、全体で 9,901.84 平方メートル。2 希望構造
は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建てとなっております。3 面積は、建築面積 3,688.65 平
方メートル。延床面積 4,199.16 平方メートルで、1階 3,529.22 平方メートル。2階 518.41 平方
メートル。3階 151.53 平方メートルとなっております。エリア毎の面積ですが、多目的文化ホー
ルが 1,201.89 平方メートル。学習活動施設 513.15 平方メートル。図書館 336.67 平方メートル。
交流広場 479.86 平方メートル。庁舎 940.1 平方メートル。共用部分は 727.49 平方メートルとな
っております。4 建物概要は、参考資料の4、5、6、平面図で説明いたします。
1枚おめくりください。「参考資料4」1階平面図となっております。平面図の左側に図書館、
学習活動施設。中央に多目的文化ホール、交流広場。右側に役場庁舎となっております。まず、
中央の多目的文化ホールでございますが、可動式座席 300 席。簡易的な椅子の設置スペースとし
て 100 席分。合計 400 人を収容できるホールとなっております。ホールには、物品庫、大道具室、
ピアノ保管庫が配置されており、ステージ裏側には出演者控室、パントリーが配置されておりま
す。次に、図面左側になります。学習活動施設でございますが、1階では、図面左上研修室3、
和洋室、幼児プレイルームとなっております。研修室3は、視聴覚機能を備えた研修室となって
おりまして、固定席 51 席、簡易的な椅子の設置スペースとして 51 席分。合計 102 人を収容でき
る研修室となっております。また、この研修室3には、通路奥西側に非常口が設置されておりま
す。研修室3の下にあります和洋室は、和室と洋室を仕切ることができるよう可動式の仕切りが
設置されており、別々の用途での使用が可能となっております。和洋室の右下にあります幼児プ
レイルームには、授乳室、幼児用トイレを設置しております。
次に、図書館について、説明させていただきます。図書館は、図書室、閉架書庫、整理室、事
務室となっておりまして、図書室は、お話しコーナー、一般コーナー、AV・PCコーナー、児
童コーナー等が配置されておりまして、約2万 2,000 冊、閉架書庫には約 8,000 冊、合計約3万
冊を所蔵できるようになっております。
次に、図面中央下にあります交流広場・ふれあいロビーでございますが、児童・生徒や町民の
作品等の展示、イベント情報の提供、休憩や待ち合わせができるスペース、小規模なイベント等
で活用することとしております。図面右下にあります共同展示スペースは、現在、三石郷土館に
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展示・収蔵されております共同資料等を中心に展示することとしております。
次に、図面右側になります役場庁舎の説明をさせていただきます。役場庁舎は事務費、会議室、
相談室、応接室等を配置しておりまして、事務室におきましては、オープンフロア、フリーアク
セスフロアとなっております。また、ワンストップサービスを実施するため、入口付近にローカ
ウンターを配置しまして対応することとしております。
次に、共用部分でございますが、1階では風除室、トイレ、多目的トイレ、喫煙室、自動販売
機、階段下倉庫、エレベーターを配置しております。
次のページをお開きください。2階平面図となっております。図面の中央下になりますが、多
目的ホールでのイベント時に使用します調整室、親子室、多目的室を配置しております。学習活
動施設としましては、図面左下に研修室2、ここは芸術室になっております。図面右側に研修室
1を配置しております。共用部分としましては、トイレ、給湯室、機械室を配置しております。
また、図面左側にあります通路は、屋外通路となっておりまして、三石小学校線につながる避難
通路となっております。
次のページをお開きください。R2階平面図となっておりますが、3階部分でございます。3
階には図面上になりますが、電気室、サーバー室を配置しております。
次のページの参考資料7、8は、東西南北の立面図となっております。
以上、4の建物概要の説明を終わります。
恐れ入りますが、3枚戻りまして、
「参考資料3」でございますが、ただいま4の建物概要の説
明で、建築主体工事にかかわる部分について説明しましたが、5から7の強電、弱電、空調設備
工事につきましても説明させていただきます。
5の強電設備工事は、議案第2号として上程しておりますが、電灯設備、動力設備、電熱設備、
雷保護設備、受変電設備、太陽光発電設備、構内配電線路となっておりまして、電灯設備は、一
般証明、コンセント、非常照明灯で、照明器具はLED灯を設置します。受変電設備は、屋内キ
ュービクル方式で、電力計測設備は、建物の使用エネルギー利用等の表示装置をふれあいロビー
に設置することとしております。太陽光発電設備は2階屋上にパネルを設置いたします。
6の弱電設備工事は、議案第3号で上程しておりますが、発電設備、構内情報通信網設備、構
内交換設備、情報表示設備、映像・音響設備、拡声設備、誘導支援設備、テレビ共同受信設備、
監視カメラ設備、電気錠設備、火災報知機設備、構内通信線路となっておりまして、発電設備は、
非常用発電機を機械室に設置します。構内交換設備は、一般電話機、多機能電話機を事務室等に
設置。映像・音響設備は、和洋室・研修室にスピーカー、手動スクリーンを設置。誘導支援設備
は、風除室にインターホン、多目的トイレに呼び出しボタンを設置、監視カメラ設備はホール、
図書館、ふれあいロビー等の屋内に 16 台、屋外に3台の合計 19 台を設置。電気錠設備は庁舎出
入り口、図書館出入り口、ホール、風除室3・4に設置。火災報知器設備は、ガス漏れ検知器、
煙感知器、電動の防火扉を設置することとしております。
7の空調設備工事は、議案第4号で上程しておりますが、空気調和設備、自動制御設備となっ
ておりまして、空気調和設備は電気による冷暖房方式で事務室、図書室、ふれあいロビー等は空
冷式ヒートポンプエアコン、トイレについては電気パネルヒーター、ホールについては空冷直膨
型空調機を設置し、冷暖房を行うこととしております。
恐れ入りますが、5枚おめくりください。議案第2号についてでございます。議案第2号
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工
事請負契約締結について。次のとおり、工事の請負契約を締結しようとするものであります。工
事の目的は、総合町民センター建設強電設備工事。契約の方法は、条件付一般競争入札。契約金
額は、1億 2,711 万 6,000 円、うち消費税及び地方消費税の額 941 万 6,000 円。契約の相手方は、
所在地
日高郡新ひだか町静内高砂町1丁目3番 20 号。名称
株式会社錦戸電気静内支店。取締
役支店長 阪井貞男でございます。
次のページお開きください。「議案第2号参考資料1」契約書(案)となってございます。1
工
事名は、総合町民センター建設強電設備工事。2 工事場所は、新ひだか町三石本町地内。3 工
期は、着工が契約の日から、完成が平成 29 年3月 30 日まで。4 請負代金額は、平成 27 年9
月4日締結の仮契約書の金額。5
契約保証金は、請負代金額の 100 分の 10 以上となっており
ます。
工事の内容は、議案第1号参考資料3で説明させていただきました内容となってございますの
で、省略をさせていただきます。
次のページお開きください。議案第3号
工事請負契約についてでございます。次のとおり工
事の請負契約を締結しようとするものであります。工事の目的は、総合町民センター建設弱電設
備工事。契約の方法は、条件付一般競争入札。契約金額は、5,640 万 5,160 円、うち消費税及び
地方消費税の額は、417 万 8,160 円。契約の相手方は、所在地 日高郡新ひだか町静内高砂町1
丁目 12 番 25 号、名称
有限会社伊藤電気。代表取締役
伊藤勝之でございます。
次のページお開きください。「議案第3号参考資料1」契約書(案)となってございます。1
工
事名は、総合町民センター建設弱電設備工事。2 工事場所は、新ひだか町三石本町地内。3 工
期は、着工が契約の日から、完成が平成 29 年3月 30 日まで。4 請負代金額は、平成 27 年9
月4日締結の仮契約書の金額。5
契約保証金は、請負代金額の 100 分の 10 以上となっており
ます。工事の内容は、
「議案第1号参考資料3」で説明させていただいた内容となってございます
ので省略させていただきます。
次のページをお開きください。議案第4号
工事請負契約締結について。次のとおり工事の請
負契約を締結しようとするものであります。契約の目的は、総合町民センター建設空調設備工事。
契約の方法は、条件付一般競争入札。契約金額は、1億 3,176 万円、うち消費税及び地方消費税
の額は 976 万円。契約の相手方は、所在地 日高郡新ひだか町静内駒場6番8号、名称 株式会
社道南、代表取締役 木原訓でございます。
次のページお開きください。
「議案第4号参考資料1」契約書(案)となっております。工事名は、
総合町民センター建設空調設備工事。2
工事場所は、新ひだか町三石本町地内。3
着工が契約日から、完成は平成 29 年3月 30 日まで。4
結の仮契約書の金額。5
工期は、
請負代金額は、平成 27 年9月4日締
契約保証金は、請負代金額の 100 分の 10 以上となっております。工
事の内容は、議案第1号参考資料で説明させていただきました内容となっておりますので、省略
させていただきます。
以上、議案第1号から第4号までの説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い
いたします。
○議長(細川勝弥君)
これから一括質疑を行います。質疑ありませんか。
20 番、川合君。
○20 番(川合
清君)
議案第1号から4号について、説明を受けたので質問します。今まで、何
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回か一般質問、その他で、この総合町民センター問題については質問してきたんですが、多くの
ところで十分納得を得られないお答えいただきながら、まぁいいかと、次があるというふうに引
き延ばしてきました。最後の段階に入ってますので、これは、これからはそういうことは許され
ないというふうに思ってますので、明確なご答弁をお願いいたします。
まず、1点目は、予算との関係でお伺いしたいんですが、3月の予算で継続費を議決したんで
すが、そこで継続費は、19 億 8,388 万 8,000 円。それで、年割額は、平成 27 年度で1億 8,461
万 5,000 円というふうに議決されました。しかし、今回の仮契約の5本と、そのほか 5,000 万未
満の衛生設備やなんかも加えて、請負工事金額代金は 19 億 3,950 万になります。それに管理委託
契約、これを 2,538 万円を足すと。そして、既に工事が終わったか終わりかけてるか、解体が 3,186
万円。これだけ足すと、19 億 9,674 万円になります。これから支障物件の補償やなんかもあると
いうふうになれば、継続費を超えてしまうと。これはどういうことになるのかということで、ま
ず、はっきりお答えいただきたい。また、単年の年割額の1億 8,461 万 5,000 円と、この考え方
ですが、本体工事 15 億、建築主体が 15 億ですよね。これに、この契約が成立すると前払い金と
いうふうになるのか、年末あるいは年度末に部分払いっていうのが出てくるのか、あるいは人件
費が大幅にアップされた場合の単価構成やなんか、そういうものを考えたらどういうふうに、そ
のあたりを考えているのか。町の予算との関係で不安がありますのでお答えいただきたい。一番
の問題は、19 億 5,000 万の予算を計上しましたって、町長言いながら、もうここで突破してしま
ったら、一体、この総合町民センターは幾らかかったら出来上がるのか。前のいただいた資料で
は、23 億 9,328 万 7,000 円で全部終わるというふうに、これは3月2日の議員協議会で出された
資料ですが、そういうふうに答えていたんですが、これは大幅に突破してしまうというふうにな
りはしないかと。総体事業費、これだけ見込んでいるというお答えを、はっきりしたお答えをい
ただきたい。
次に、実施設計平面図を中心にお伺いしたいんですが、この今、総合支所長の説明で、一番わ
かりにくいのが、この多目的文化ホールの可動席です。これは、一番高いところは何メートルに
なるのか。階段の段差は何センチで何メートル幅でどんな椅子が 300 なるのかと。それについて、
パーツ図を持って説明していただきたいと。そうしないとわからないというふうに思いますので、
ぜひ、そういう説明をいただきたい。
それから二つ目は、この多目的文化ホールの万が一のとき、大津波警報が出たりなんかしたと
きの避難者の動態はどういうふうになるのか。可動席の一番上にいる人は、一番下までおりて、
右か左かでロビーへ逃げると。こういう形になるというふうに思うんですが、そこについての確
認をさせていただきたい。
それから三点目、図書館です。この書架の数がものすごく多いんですね。大体、両面背中合わ
せでというふうになると思うんですが、書架の数を見て、今の蔵書の数見たら、一つの書架に 100
冊入れば1万 2,000 冊は並ぶと。閉架式のところを使わなくてもですよ。3万冊を予定してるっ
ていうけど、3万冊にしても、一つの書架に 300 冊。すかすかで本なんていう、そんなイメージ
わかなくなると思うんですが、なぜこれだけ必要なのか。それから1万 2,000 冊の蔵書を3万冊
にするというんですが、2万冊は、その経費はどこで見るのか。それらについて、お伺いしたい。
で、文化ホール以外でも図書館もお聞きしましたけど、2階のところに出て来るんですが、ハ
ト小屋ってなんですか。犬走りっていうのが出てくるし、キャットウォークというのも出てくる
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んですが、ハト小屋って建設用語でそんなのなんかあるんですか。それがわからないので、ハト
小屋を説明していただきたい。
それと、1階平面図ですが、説明では視聴覚室から町道に向かって、避難口を設けたというふ
うに言ってるんですが、この避難口から出たら、要するに犬走りのところに出るんですが、犬走
りと地面のところに段差が出てくると思うんだけど、階段は1カ所もないという事態で、避難す
るときは犬走りから下まで飛び降りろと、こういうふうになるのかというふうに思ってますので、
お答えいただきたい。
それから、2階平面図の屋外通路っていうのが、説明があったんですが、この屋外通路をどう
いう人たちがどういうときに利用するのか。2階には、研修室1、研修室2があって、親子室が
あるんですが、ここを利用している人が万が一避難するといったら、階段1回おりて、町道のほ
うへ行って、線路を超えて山に逃げると。大津波のときにね。それが一番良い動態だと思うんで
すが、屋外通路でいって、屋外通路のその先、こっちの設計はどこでどういう経費で出てくるの
かわからないんですが、前の説明は、本体工事に含むと言ってたはずでないかと。なんでこの本
体工事の設計図に出てこないんですか。出てきたら、こんなもの要らんと言いますけど。そうい
う利用価値のないというふうに思われるもの、いいですか、多目的文化ホールの一番上にいる人
は、1回下までおりて、左右に分かれてロビーに逃げてくるんですよ。2階の利用者は、1回階
段おりてロビーに出れるんですよ。何だかわからん屋外通路を通る必要は、さらさらないんじゃ
ないかというふうに思うんですが、そこの設置目的、どういう人達がどういうときに利用をする
のか、これについて、お答えいただきたい。
3点目は、町長がずっと、今年ではないですけど、融和と一体というふうに言ってきた問題で
す。融和と一体というふうに言いながら、庁舎機能、これは未来永劫、新ひだか町のときにこう
いう体制でやると。約 60 人、この庁舎に勤務する。そして、各課がそれぞれワンストップサービ
スのために窓口にたくさんの人を配置する。こういうふうな構想かというふうに思うんですが、
全くばかげているんではないですか。ワンストップサービスでも旧浦河町の総合窓口方式使えば、
3人ぐらいが窓口に並んでいて、必要なものは後ろに書類を回せば、頼まれたのは出てくる。そ
ういう方式にする。そして合併協議のときには、10 年を目途に支所にするといった方向と全く違
う方向だ。これは、この設計の意図はどこにあるのか。融和と一体を崩す方向でないのかという
ふうに思うんで、この設計の意図をお聞かせください。
4点目、岩田地崎の 50 パーセントの構成比で、ジョイントを組んだ目的は何か。ジョイントを
組ませるときの目的には幾つかの条件があるというふうに思うんですが、今回のこういう構成比
によるジョイントにした目的はなんなのか。特に、道内大手を入れたという目的は何なのか。そ
して、このジョイントで 15 億の工事をやるわけですけど、地元経済にどういう効果をねらってい
るのか。どういう経済効果が出てくるのかとその試算についてお答えいただきたい。
それから、最後にしますけど、管理委託の指名競争入札で、創建社が辞退した理由は何なのか。
俺やらないと言ったから、それで辞退を認めたというそんな軽いものではないというふうに思う
んですが、辞退した理由を明らかにしていただきたい。それと創建社が辞退した結果、どういう
影響が出て来ると考えられるのか。今まで、管理委託会社が設計会社にずっと計画段階からかか
わったのが、ずっと管理委託まで行くというのが常だったんですが、なぜこういうふうになるの
だったら、設計にはそれなりの哲学を持っているので、図面や文書に出せない、そういうものを
-9-
生かすためには、そういう設計段階から一番詳しい業者に管理委託を出すのが当然だというふう
に、今まで答弁していただいたのですが、いまだかつて、こういう例が私は見たことないという
ふうに思っているんですが、それらについて、お答えいただきたい。よくわからない答弁につい
ては、質問の回数に入れないで、再質問をすることを認めてもらうように、まず最初にお願いし
ておきます。
○議長(細川勝弥君)
暫時休憩いたします。
休憩 午前10時19分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午前10時35分
○議長(細川勝弥君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
藤沢総務課長。
○総務課長(藤沢克彦君) はい。私のほうからの継続費と事業費の関係についてご答弁をさせてい
ただきます。まず継続費の関係でございますけども、本年の3月定例会におきまして、設定され
ました 19 億 8,388 万 8,000 円の継続費の内容でございますけども、工事管理委託、それと建設工
事の部分だけが、継続費として設定しておりまして、解体工事費につきましては単年度で終了す
るということで継続費の中には含まれておりません。
それから、事業の規模でございますけども、まだ現在、28 年度、それから 29 年度の事業費で
確定していないものもございますので、今、概算としてでしかお答えできませんけど、約 24 億円
となる見込みでございます。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
はい。先ほどご質問のありました、1点目の前払い金の額と、それ
から部分払いの、どういうふうになっているのかというご質問でしたが、前払い金は、今年度、
平成 27 年度が1割、平成 28 年度が9割ですので、その1割のうちの4割を前払い金でお支払い
することができます。そのあと、大体年度末になると思いますが、年度割り、これもその1割の
うち出来高の9割をその時点でお支払することができます。なお、先に4割の前払い金をお支払
いしておりますので、後の9割というのは、その差額というふうに考えていただいて結構かと思
います。
それから、ちょっと飛びまして、4点目、道内大手を入れた理由という部分ですが、町が行う
公共工事におきましては、町内業者が対応できる工事は、町内業者に限定して発注をしておりま
す。これは、町長の公約にもなっている部分ですが、今回の主体工事には、多目的ホールといた
しまして、音楽の演奏、演劇の上演など、その鑑賞を含めました建築専門用語でオージトリアム
と申しますが、屋内空間を配置しておりまして、その一般的な集会室の違いといたしましては、
静内の文化センターと公民館の大ホールの違いというふうに考えていただければわかりやすいか
と思います。この屋内空間はステージ場の設備やに音響的な施工技術が必要ということから、施
工の経験を有するという条件を満たした道内業者を代表者といたしました。
その次に条件ですね。道内大手に課した条件と言いますのが、過去 20 年間に同等の施設を建築
した実績を求めました。それから経審を 1,250 点以上というふうに条件付けました。
それから、JVの 50 パーセントにした理由というご質問がありましたが、当方のほうから、何
パーセント何パーセントっていうふうに指定するものではございませんので、今回の件について
- 10 -
は4社ですので、最低 15 パーセント以上ということにしております。代表者が何パーセントとい
うのは、こちらでは一切条件としておりません。それから、代表者は、他の構成員の出資割合を
下回らないという原則もございます。
地元への経済への影響ということですが、これにつきましては、全体の契約額の 50 パーセント
が地元に落ちるというところしか、言いようがないかなというふうに思っております。
○議長(細川勝弥君)
池建設課参事。
○建設課参事(池 均君) 私の方から、可動席に関して説明させていただきます。可動席の最高尾
の高さについてでございますが、これは 2,730 と。階段が1段目が 200、それと 230 の高さの階
段が 11 段、これが合計で 2,730 となっております。
それと、避難路の幅でございますけども、これは有効で、1メートル 15 ミリのところが2カ所、
この平面図でありますここの避難口から、最高の高さのとこから降りて、逃げていただくような
形になるかと考えております。
あと、ハト小屋ということですけども、よく一般住宅やなんかでは小屋裏の環境をとるために、
三角のこういうようなよくドーマーと呼ばれるようなものがついてるんですけども、それと同じ
で建築用語でその換気をとるための続きをとる部分の場所のことをよくハト小屋と通称言ってお
ります。
それと、研修室3のところの避難口でございますけども、ここにつきましては、1階の詳細図
のほうにあるんですけども、これは1階のここの床から出まして、100 ミリ下がったところにコ
ンクリートのたたきがございます。そこへ降りるような形になっております。
それと、あと、避難ブリッジの工事でございますけども、これのほうは、本体工事に含んでお
りますが、今回詳細図に出ておりますので、これについては、そういうことでご理解、今回、全
体図としては出ておりませんけど、詳細図のほうで記入されておりまして、間違いなく本体工事
に含んでおりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
藪中図書館長。
○図書館長(藪中剛司君) 私から図書館につきまして、お答え申し上げます。
まず、図書の書棚の数が多いのではないかというご質問でありました。これにつきましては、
収蔵する図書を3万冊ということで、専門業者等の意見なども聞きまして、3万冊を割り返した
数で出してございます。また3万冊が必要なのかというご質問もございました。これにつきまし
ては、近隣の日高管内の町村、大体三石地区と同じような 5,000 人規模と想定いたしまして、例
えば、様似町では蔵書数は9万冊、平取では6万 8,000 冊、新冠レコード館では8万冊というこ
とで、総体的に勘案しまして、3万冊という数字を出してございます。
それから、図書館の購入経費でございますけども、通常、図書は図書購入費で、備品で計上し
てございまして、28 年度以降、年次計画で図書を購入していく予定でございます。
以上です。
○議長(細川勝弥君)
坂総務企画部長。
○総務企画部長(坂 将樹君)
私からは庁舎機能の関係でご質問ありましたので、お答えをさせて
いただきたいと思います。それで、この点については、実はこれまで総合町民センターのご説明
をしている中で、全員協議会ですとか、一般質問のご質問も受けて、私どものほうから、ご答弁
をさせていただいてる内容と現在も変わりはありません。説明をしているとおりというふうに考
- 11 -
えております。そこで、改めて、またお答えをさせていただきますが、これ行政組織改編計画の
中でも、ご説明をしておりますが、三石地区の三石庁舎の中には、昨年まで総合支所と、昨年度
まで組織を設けておりましたが、現在もこれを設けておりましたが、これについては、地域振興
部として、改編をしたいというふうに思っております。それから、もう一つ、現在、農林水産部
がありますが、これについてはそのまま配置をしたいというふうに考えております。そこで、こ
の地域振興部におきましては、現在、地域振興課、町民福祉課というのが、三石総合支所の中に
ありますので、それを継承した形で2課を設置すると。それから、農林水産部については、農政
課と水産林務課の2課を設置する。あわせて、4課を設置するというような予定としております。
そこで、ワンストップサービスのお話もありましたが、これにつきましては、窓口対応という部
分で、今までそれぞれいろんな申請等が来たときに、それぞれの部署に行かなければならないと
いうものを、1カ所、要は来庁者が動かないで、基本的には、一つの職員で対応すると、ただ、
やむを得ず、その職員がわからない場合ですとか、専門的な場合がありましたら、来庁者は動か
ないで、そこに職員が行って説明をするというような形で、今のところ、先ほど支所長のほうか
らも説明がありましたが、この資料でいけば、参考資料4のところに座ってのカウンターを設け
たいというふうに思っておりますが、来庁者はここで動かず、職員のほうが逆に動いて、その来
庁者に対して対応するというような形で現在考えております。ですから、基本的には、その案件
が例えば転入の場合でしたら、住民対応の窓口、それから、その方にお子さんがいるとなれば、
学校の転校の手続等ありますから、それらについてもここで1カ所で対応するというような形で
考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(細川勝弥君)
阪井支所長。
○三石総合支所長(阪井典行君) 私の方から2階屋外通路の関係でございますけども、誰がどうい
ったときに使用するのかというご質問でございますけれども、この屋外通路につきましては、先
ほどの壇上でも説明しましたけども、三石小学校線に通じるということで、2階部分からの避難
通路ということになっております。で、この2階からの避難通路ということでは、この調査にお
いて、災害時、一般の方は、先ほど例えば、多目的ホールについては、一回町道に出て、それか
ら避難するということになりますけれども、最終的に災害時には職員が最終的にこの庁舎に残る
ということになりまして、津波想定時には、1階部分からの避難ができないと、こういったこと
は、先般の東日本大震災のときにも職員が屋上に残って鉄骨につかまっている、そういった映像
も放映されてございます。そういったことも想定しまして、最終的に残った、職員等が避難出来
るということで、2階部分からの避難通路ということで考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
川合君。創建社の辞退理由とか影響については、一般質問のほうでお願いし
たいと思います。
あと答弁漏れはないですね。
20 番、川合君。
○20 番(川合
清君)
いろんな答弁もらったんですが、3回しかできませんから、これで1回残
して、質疑の段階で1回残して、他の議員の質疑にゆだねたいというふうに思ってるんですが、
一つは、一体何ぼ金かかるのか、今のところ 24 億円です。24 億円でできる保証あるのかったら、
大変心細いんですけど、まだまだ増えるんだろういうふうに思います。それで、例えば、今まで
- 12 -
町は、本体工事費 18 億円って言ってきたんです。さっき言ったように、その金額は、あっさり超
えてしまうんでしょう。これは継続費でないから、設計だとか、そういうものは単年度で、解体
は単年度でできるから継続費の中には含めていません。だから、継続費の 19 億 8,300 万で足りま
すというふうに言うけど、あなた方が出した外構費やなんかは、これはどこから使ってるかった
ら、平成 22 年度の単価で計算した。それを横滑りさせた数字でしょう。例えば、これは本体工事
に移行させましたからって減らした部分はあるけれども、外構工事は相変わらず、平成 22 年度の
単価を使ってるんですよ。それでオーバーしないという補償はどこにあるのか。町長この 24 億円
以上は絶対出さないとこれで仕上げるというふうに、お答えできるなら、そのお答えいただきた
いというふうに思っております。
それから、管財課長の前払いは、工事請負金額の 10 パーセントの 40 パーセントを限度として
前払い金を払うと。部分払いについては、年度末になるでしょうけど、出来高の 90 パーセントを
払うと。2カ年で工事をやるわけですから、建築主体工事は、27 年度に最低 30 パーセント、40
パーセントできないと、次の年の工事が進まなくなってしまうと、そういうことになるわけでし
ょう。そうすると2億円足らずで前払い金を払えるのかと。部分払いをする財源はどこにあるん
だと言ったら、ないんじゃないかって、私は言っているんですよ。そしたら、予算がないのに発
注するというふうになっちゃうんじゃないですか。それで、金額で継続費の見合う金額で何が何
ぼ、何が何ぼって入札も終わったんだから言えるはずですから、それで、これでこれですという
ふうに想定してるというか、具体的にわかりやすくご答弁をいただきたい。それとパーツ図がな
いというふうに、つくってませんいうふうに言っているけど、詳細図は、議員の皆さんにはお示
しできませんけど、詳細図はあります。で、そこにも工事がありますという、なんかわけのわか
ったようなわからないような答弁、参事がされたんですけど、それで、可動席が、どういう椅子
になるのかというのが、一つの注目の的なんですよ。板切れ1枚ですか。ぱたんぱたんって、そ
れでぱたんと下げたら、階段の段差より低くなるからすっと収納できるとこういうふうになるん
ですか。前は、一時はメモ台も用意してとかっていう話もあったような気がするんですけど、ど
ういう仕掛けで、収納するから階段の一段以内に絶対椅子の部分は、それより低くならんきゃな
らないんだけど、どんな、息子に可動席、これどうやってやるんだって言ったら、うちの学校に
もあった。だけど板1枚だという話をしてました。あるいは階段のまんま、そこに座るという学
校もあるよですって、で、ほかの札幌のいろんな集会施設で可動席のやつあるけど、鉄骨のごっ
ついやつでがちゃんがちゃんと動くやつを見てますけど、相当、急で危ない。しかも1段で、1
段で何ぼのところに、どれくらいの大きさの椅子を置くのか、これは大事な問題です。まさか、
エコノミークラスの飛行機でないけど、そっちに私座るから、あなた立ってください。私座った
ら、あなた戻ってくださいみたいな席になるのかね。ちょっとごめんなさいよって言って、前通
れるのか、その断りもなしに通って、空いている席に行けるのか。こういうものはね、町民の関
心の高いものはきちんとパーツ図つくらせてやるべきことでないですか。それで、段差が 20 セン
チと 23 センチのところがあると。それから、幅は1メートル 15、ゆったり通れるなというふう
に感じてるんだけど、隣との関係はどれくらいになるのかというお答えがありませんので、お答
えいただきたい。あわせて、設計全部出来ているんでしょうから、可動席を納めて、平たいフロ
アにしたときに。そこで、結婚式だとか、なんかいろいろ会食も含めて、いろいろな行事をやる
んでしょうけど、そこに本当にパイプ椅子なんですか、パイプ椅子何百用意するんですか。100
- 13 -
では済まないでしょう。そして、テーブルも必要になってくるでしょう。それは、備品として、
後で注文するんですか。今のところ、何百の椅子とテーブル何台を用意するという計画なのか。
今の段階では決まってるでしょうから、お答えいただきたい。
それから、JVの考え方はということだったのですが、課長の答弁では全く中身に納得できな
い。JVというのは、例えば、地元の業者が技術力が低くて対応できないから、技術を学びなが
ら工事に携わるというそういう目的なのか。要するに、地元業者では対応できない、こういう判
断をしたということですか。いろんな資格やなんかは町長が決めれる資格、全部資格ですから、
うちの町の業者では対応できないから、道内大手を入れたということなのか。じゃあ、地元業者
が躯体を受けおって、下請に専門の大手を入れるということは考えなかったのか。例えば図書館
やるときに、30 メートルの杭を打つんだと、そんなこと杭打ちはできないから、杭打ち業の専門
会社を地元のJVが下請で使うっていうことだって出来たじゃないですか。あるいは、新冠が主
にやってる道内の大手やなんかを入れるんであれば、JVでなくて下請に地元業者を使えと言っ
て、発注者の意向として、それを生かして地元業者に効果をもたらすという、そういうことも当
然考えることができたのでないかというふうに思うんですけど、そういうふうに質疑ですから、
考えなかったのかどうなのかと。要するに、地元業者では対応できない。そういう施設をつくる
んだという判断をした。こういうふうに明確に答えていただきたいというふうに思います。
それから、融和と一体の問題ですけど、広報の8月号を何もわからないというふうになったん
ですけど、ここでは、新しい組織機構の案内といって、三石総合支所、これは変わらず。地域振
興課、総務企画担当、経済担当置いて、町民福祉課がある。これが三石総合支所を地域振興部に
して、地域振興部地域振興課、住民福祉課は、未来永劫続くっていったら、三石だけに通用する
部署を残すってことになるんですよ。地域振興部っていうのは、三石地区にしか有効でない、そ
ういう組織機構になる。それを未来永劫残すというふうになるのかって聞いている。どうでしょ
うか、総務部長。融和と一体というふうになれば、そういう考えではなかったでしょう。この部
署については、三石だけに、三石地区にだけ有効だ。そんな部署残したら、融和も一体もなんも
ないですよ。新ひだか町は一体どうなってんだというふうになってしまうんじゃないですか。そ
の考えを聞いたら、そういうふうに考えたら三石庁舎機能のところには、多くの人を残さなきゃ
ならない。これからは定員管理やなんかもずっと進めていくというふうに行ったときに、がらん
どうの庁舎にするんですか。そういうことを聞いてるんで、再度わかりやすい答弁を求めます。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) まず、一番最後の組織の話を、私のほうからご答弁させていただきたいと
思いますけど、これは何度もこれまでもお話しておりますし、合併時の合併協議会の時点からも
お話も引き続いてあって、今、総合支所として 10 年間目途に進めてきております。それで、その
支所機能、ですから庁舎機能を全くその窓口的なものは、未来永劫残さなければ、これは合併時
の協議からおかしなことになってしまうんじゃないかと。ただ、規模的に、川合議員1点目のご
質問のとき、1番先のご質問のときにも 60 人に増えていたり、過去の質問ともちょっと違うよう
な話なので、あれなんですけど、今、総合町民センター、仮称ですけどつくろうとしているとき
に、合併協議から、この三石地区の住民の方々が、今まで役場の窓口利用をしてきていて、それ
が合併によってなくなるなんていうことは、もともと想定はしていないんです。これはずっと続
きますよという協議できておりますから、この決定については、はっきりと、どんな時代が、今、
- 14 -
断定しておいて、さらに 10 年たったら全然世の中変わってしまったら別かもしれませんけれど、
今の段階では、合併協議から引き続き、住民の方々が窓口業務がなくなってしまうのなんてこと
は、今のところ想定しておりません。これは、はっきり申し上げておきたいなというふうに思い
ます。
それから、今の地域振興部、まだ仮称なんだろうと思うんですけど、地域振興部をつくるとい
うのは、三石地区に災害の対応として、地方本部を置くことができるようになっております。で、
これが今まで、三石の、今、地域振興課ですけど、もともと総務企画があったときも個々の支所
グループが点在していて、実際に有事の際、災害が発生したときの戦力が整っていない。本部の
人間をつくってしまうと、現場に出る人間がいなくなってしまう、これを一元管理するために、
支所グループをどんどんどんどん集合体として取り入れていきたいということも含めて、この地
域振興部という形で地域を守る組織もあわせていきたいと。そして、川合議員のこの一番のご指
摘の部分である、むこうにも、それこそ役場機能、完全な役場機能を残すのかという部分につい
ていうと、これは、例えば、今現在も町民福祉課にあっても、戸籍の業務ですとかいろんな住民
の部分については、住民福祉課ですとか、今の健康推進課ですとか、バッティングする部分の事
務があって、これは、少なくとも方向性、町の方向性としては、本庁機能のほうで方針を定めな
がら、実際の窓口業務を協力しながらやっていくという体制で進めていくということですから、
これは本庁機能はやっぱり統一していかなかったら、指示系統が、考え方も指示系統も、業務内
容も統一されていかないという趣旨で、それは順次調整していかなければならないだろうという
ふうには思っております。融和と一体を引き合いに出されると、融和と一体と、組織の問題とい
うのは、直接的に私は一緒には考えておらないんです。というのは、融和と一体というのは、町
民の認識の問題で、合併して 10 年だから三石に支所機能を持たせる、置くこと自体が融和と一体
に逆行するようなご質問の内容だったと思うんですけど、それはちょっと違う、私の受け取り方
が悪いのかもしれませんけど、そういうふういは私は思っておりません。ですから、融和と一体
っていうのは、本当に新ひだか町町民として、三石地区の人間も静内地区の人間も、一つの町の
人間として、同じ方向を向いて、まちづくりに進んでいっていただきたいという思いが、町長の
言う融和と一体という認識で考えておって、組織についても、そのようなものの考え方で進めて
おるということを申し上げておきたいなというふうに思います。残余の質問については、それぞ
れ担当のほうからご答弁申し上げます。
○議長(細川勝弥君)
川合君、先ほどの3点目のパイプ椅子、テーブル等の備品については、本件
とはちょっとなじまないので、一般質問のほうでお願いしたいと思います。
池建設課参事。
○建設課参事(池 均君) 可動席の関係について説明させていただきます。可動席でございますけ
ども、一般的に、今回の仕様としましては、表面にメッシュの生地を張ったような感じのイメー
ジのものを考えております。それと、あとメモ台はつくような形。それと、間隔でございますけ
ども、前後の間隔で 950、そして座席、横との座席の間隔が 500 ということで、一般的な座席配
置になると考えておりますのでよろしくお願いいたします。
あと、工事の進捗の 10 パーセントということのご質問かと思うんですけども、工事の全体工事
の 10 パーセントを今年度確保するということでご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
阪井支所長。
- 15 -
○三石総合支所長(阪井典行君) 先ほど、外構工事の件でご質問があったと思いますけども、外構
工事につきましても実施設計をやってございます。その中で、外構工事では、駐車場だとか、そ
れからの新たにつくる外車庫、それから庁舎の解体ですけども、現庁舎の解体とか、そういった
ものも実施設計の中で組み直してございますので、当初のコンペ時の数字をそのまま移行させた
ということではございませんのでご理解ください。
○議長(細川勝弥君)
藤沢総務課長。
○総務課長(藤沢克彦君)
私のほうからの部分払いの財源がないのではないかというご質問がご
ざいましたので、それについてお答えさせていただきます。事業費に財源がついていますので、
前払いであろうと部分払いであろうと概算払いであろうと、財源については、その事業の財源を
充当することとなっておりますので、部分払いだから財源がないということにはならないという
ことでございます。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
先ほどの前払い金、部分払い金の具体的な金額を示すということで
質問がございましたので、前払い金なんですけども 6,173 万 2,800 円。年度末に請求になると思
います部分払いにつきましては、7,716 万 6,000 円の支払いを今、計画しております。
それから、後段のほうに、地元の業者ではできないと判断したのかというご質問でしたが、先
ほども申し上げましたとおり、この多目的ホールという音楽ホール、演劇も上演出来る、建設用
語でオージトリアムというものにつきましては、町内業者は経験をしてございません。発注者と
しては安心して発注したいと。経験があるということは安心して発注ができるということでござ
いますので、その点をご理解いただきたいというふうに思います。
あと、大手を下請にする、それから大手に発注して、地元業者を下請にするというお話もござ
いましたけども、その経験を持った業者には、すべて先頭に立ってもらって進めていただきたい
というのが、それは代表者というふうにこちらで示したものですので、そこを下請にさせるとい
うことは全く考えてはございませんでした。あとは地元下請、道内業者というふうなお話もござ
いましたけども、これ下請けにしてしまいますと、実績要件が外れてしまいますので、20 パーセ
ントという実績条件が外れてしまいますので、ここは下請というよりも、このような特定JVと
いうほうが効果的だというふうに考えております。
以上です。
○議長(細川勝弥君)
○20 番(川合
清君)
20 番、川合君。
取っておこうと思ったけどやめた。それで、一番肝心なお答えないんです
けど、23 億 9,300 万、24 億円で出来上がると思います、という答弁いただいて、絶対 24 億でで
きるんだなと、そういう町長のお答えいただきたいと言ったんですけど、そこはないんです。24
億円をオーバーする。これは、私は必至の状況だと思ってるんです。そのとき、だれがどういう
責任をとるのかっていう問題になってくる。そう思って、24 億円という答えを出した。24 億円
以上は絶対にかけないというふうなお答えかどうか、いやわからないと、やってみないとわから
ないという意味の 24 億円。どちらかはっきりお答えいただきたいというふうに思います。
で、一般質問を通告してますから、あまりしつこくは言いませんけど、副町長のお答えですけ
ど、なんか随分曲がっているんじゃないかと思っているんですけど。私はそんなことを全然思っ
てませんよ。合併協議会の委員もずっと勤めてましたから、あのときの合意は 10 年を目途に、総
- 16 -
合支所から支所にするという合意ですよ。その背景には、住民サービスは絶対落とさないという
のを付与条件にしてますよ。その立場、私一切変わっていません。ですから、住民サービスを落
とさないけれども、職員の力量アップで、それ相応の落とさないためにどうするか、地域の支援
員も必要でしょうし、役場の窓口は幾つもの事務処理ができるような能力アップを図りながらと
いうことは、当然考えますよ。それをやるためには、約 60 人の職員があそこに必要だとは、私考
えてないから言ってるんです。そういう意味で私言ってます。ただ、明確にお答えいただけない
けど、地域振興部、地域振興課、それらは三石地区しか機能しない行政組織だって言うなら、そ
れは違うんでないかと言ってるんです。そうしないと地域振興部部長名で、道路のあそこ直せっ
ていうのが出てきたり、経済部長の指示であの道路を直せっていう2本立てやなんかになってし
まうっていうおそれが出てきますので、一国二制度みたいな形になる。それはやめるべきだとい
うふうに言ってるんで、そういう立場だということ言わせてください。先ほどの2回目でやりま
せんでしたけど、支所長の答弁の逃げ遅れた職員のために、2階の屋外避難路が必要だなんてと
んでもない答弁ですよ。そんなことやったらね、全部避難路、全部つけてやらんきゃならないは
めになります。だからそういう愚もない答弁はしないでいただきたい。
それと、24 億で本当にできるのかできないのかっていう問題にかかわってなんですが、3月2
日開催の全員協議会で出された 23 億 9,300 万の予定額の内訳は、外構工事費が2億 331 万です。
用地取得費、実施設計は終わってますからそのままですけど、備品購入費 3,000 万円。3,000 万
円で文化ホールのパイプ椅子、テーブル、その他諸々、高速印刷機も2台入れるとかなんとかと
いう資料も見てますけども、いろんなものを考えたときにとても 3,000 万円ではできない。そう
すると、24 億は大幅に超えてしまうよ。まして、文化ホールの音響や照明というのは、予算を相
当超えるんでないか。そういうふうに思ってますので、全体工事費、これについては町長からお
答えいただきたいというふうに思ってます。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
お答えいたします。総額で約 24 億円という金額でございます。それに基づ
きまして、過日、発注をさせていただきました。そういったことで、これを受注した業者の方々
は、やはりそれでやるという強い決意を持っておられるものとして、私ども受けとめているとこ
ろでございます。このたびのこの総額の増えた要因というのは、資材費といわゆる作業労賃の値
上がりでございまして、その傾向は引き続きあるものと承知しております。ましてや、つい先日
の大豪雨とでも言うべき、堤防の決壊、また家屋の被災とかそういったものがありましたので、
ますます労働力需要というのは、逼迫しているのではないかという中での施工業者さん方の努力
ですから、非常に厳しいものがあろうとは思いますけれども、私としては、24 億円という範囲内
で施工していただくように、最大限努力、私自身もさせていただきたいとこのように考えており
ます。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) 川合議員からの総合支所の関係、再度、ご質問がございましたので、お答
えをいたしますけど、先ほど、私、そこまで申し上げませんでしたけど、川合議員さんが合併時
から委員さんをやっておられて、十分承知していただいてるんだろうなというふうに認識してい
た中で、私の受けとり方が悪かったのか、住民サービスを落とさないというふうに言っていただ
いたので、そこは、私も強く申し上げる必要がなかったのかなと反省をしておりますけども、実
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際のところ、その今、50 名ほど、最終的に総合支所の新しい庁舎のほうに、想定しておりますけ
れども、この中には、農林水産部が入っておりまして、これは本庁機能でございますから、それ
以外の部分で、地域振興部という仮称をつけておりますけど、この中に、川合議員がおっしゃっ
てるような支所機能に該当するものが入ってくるんだろうというふうに想定をしております。で、
これが、三石地区だけの機能でないのかというご指摘ですけど、当然そのとおりだと。三石を不
便にしないために三石地区に専門の職員をおきたいということで思っておりますし、本庁機能の
ほうは、いろんな事務的な系統も含めて、町全体の基本的な方針やなんかも定めることも含めて、
全体のことを考えていかなければならない。ただ、その中で窓口サービスは、それぞれの庁舎ご
とに配置しているわけでございますから、くどくどと申し上げても、ご理解をいただいてるもの
というふうに思っておりますので、この程度にさせていただきますが、支所機能は、あくまで支
所のために、サービスを低下させないために配置する職員という認識で私どもはおります。
以上です。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) 最後に、2階の逃げ道の避難路の話のご質問が答弁漏れでございますけれ
ども、このことについても、いろいろこれまで協議してきた中で、いろんな行事あるいは先ほど
支所長のほうからも答弁いたしましたけれども、最終的に、職員が、住民の方々をみんな避難さ
せた後で、避難することになると思いますけれども、そういう場合に、緊急避難的にまっすぐに
町道のほうに抜けれる道の確保ということでさせていただきたいということで、これまでにもご
説明してきておりますし、ご理解はいただいているものという認識でおります。
○議長(細川勝弥君)
ほかに。
13 番、福嶋君。
○13 番(福嶋尚人君) はい。まず、川合議員の最後指摘で、建設費約 24 億をこれ以上増えること
ないんでしょうねっていう質問に、町長は最大限の努力をするということで、なんだかすごく含
みを残したご答弁なんですよね。ないなら、ない。あり得るなら、あり得るとはっきり答えてく
ださい。
それで、続いて質問をさせていただきます。一般質問が後に、工事の締結議案の後に一般質問
になりますので、なかなかこの質問の仕方も難しいんですけども、それで、まず、この建設、私
は建設そのものに反対するものでありませんけども、何点かについて質問をさせいただきます。
何回も質問するのは、時間の無駄ですので、町長に直接、ご答弁をお願いしたいと思います。ま
ず、建設そのものについては反対するものでありません。何回もこれまで繰り返しておりました。
それで、最初の当初の建設工事費 15 億円から、約5億円増えることになりましたけども、東京オ
リンピックにおいて、新国立競技場の問題で、当初予算よりも大幅に増えるということで、安倍
内閣では白紙撤回をして、見直しをすることになりました。この構造は、新ひだか町においても
同じなんですよね。ましてや、新ひだか町の建設工事については、株式会社創建社が、あらむべ
からず、不実の記載をしたコンペに基づいた建設工事をやろうとしているんですから、これにつ
いて見直しをして、もう一度、町民の皆さんの負担が少ないように見直しをすることで、やるほ
うが、町民の皆さんの理解を得られるんでないかということから、町長の安倍総理大臣と同じよ
うな考えをお持ちかどうかをお聞きしたいと思います。
次に、そもそもこれ工事費が増えたのは、民間の、町が委託した民間の検討委員会は 3,200 平
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米ということを基本答申にしたんですけども、このことについて、約 4,200 平米に 30 パーセント
増えたことについては、当時の総務企画課長が、面積については専門家ではないと、専門家では
ないから 4,200 平米に増やしたというようなご答弁、大変明確なご答弁をされたんですけどね。
そのことから始まってるんです、この金額を増えたことの大きな理由は、ですから、基本に戻っ
て、3,200 平米にしていけば、ずっと金額は減ります。ましてや、近辺に三石ふれあいプラザっ
て、同等の機能を持っているところもあります。そのことからも含めて、建設工事費の見直しを
するときには、私はするべきだと思いますけども、町長のお考えをお伺いしたいと思います。
それと、9月 12 日の道新に載っていたんですけども、9月 12 日に町民の方から総合町民セン
ターに関する住民監査請求がなされたということは、記事に載っておりましたけども、監査委員
の監査結果が出るまで、行政の執行を停止するのが、私は妥当と思いますので、この点について
町長のお考えを伺いたいと思います。
まず、第1回目の質問は、これでさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) まず、私の方から答弁して、残余の、もしも漏れがありましたら町長のほ
うから答弁いただきたいと思います。先ほど、町長が 24 億円の話を、川合議員のご質問でお答え
をさせていただいております。ただ、これ本体工事、議案第1号から第4号まで、今、議論いた
だいておりますけれど、ここら辺の確定数値は、もう動かない、設計変更があるかはわかりませ
んけど、基本的には、この額は確定されている。
で、今回、2点目の新国立競技場の問題も含めてですけれども、私どもが、この問題を今入札
もして議案提案しておるこのことは、基本的に、今、異常な人件費・物品の高騰、非常に継続さ
れておるんでございます。それで、これらを含めて、私ども検討したところ、例えば、工事費が
見直しで1億円けずっても、その段階で例えば、今回2月のときから3月の議会に上程するまで
に、5パーセント見ただけで、9,300 万の予算を追加しております。で、こういうものが 20 億の
工事ですから、基本的に5パーセントとなると1億ずつ上がっていってしまうので、今、これで
一生懸命、半年かけて1年かけて、面積を見直したり、中身を見直していっても、結局は小さな、
小さなものというか、中身を変えて、工事費は何も変わってしまわないんでないかっていう懸念
の方が強くて、今回、こういうふうに進めさせていただいておるということでございますので、
それで、24 億の答弁がはっきり言ってないんでないかということでございますけど、これは、今
後、外構工事が、今、発注するとすれば、外構工事もある程度、目鼻がつくと思うんですが、こ
れが外構工事が1年遅れというか、建設がされて外構工事が出てくるということもあって、これ
はまだ未執行でございますので、こういうところをまた議会のご理解を得るように、議決もいた
だくんだろうと思うんですけれど、ここら辺を踏まえると、はっきりと確定的に、今、この今現
状で思っている 24 億円で済むかどうかというところは、確約は、はっきりと外構工事の額が決ま
らない限り、ただ町長が申し上げておるのは、それも含めて何とかこの 24 億の中でやらしていた
だきたいという思いを申し上げておるので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
それから、工事費が増えたのは、3,200 から 4,200 平米となったからでないかとかっていう、
いろいろご質問がございましたけど、これらについても、今回、今ご審議いただいているのは、
工事請負契約の締結についてご議論をいただいてるので、ここら辺の今までの経過にかかわる部
分につきましては、既に議決をいただくときに、皆さんにご理解をいただいて、今回、入札後、
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仮契約を済ませて上程をさせいただいておりますので、そこら辺でご理解をいただきたいという
ふうに思います。
それから、最後の9月 12 日の道新の住民監査請求につきましては、私どもも聞いておりますけ
れども、監査委員さんの、今、審議をされておるんだろうというふうに思います。特段、監査委
員さんのほうから、停止ということがかかっておりませんので、私どもとしては、粛々と進めて
まいりたいというふうに思っております。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
ただいまの副町長の答弁で、ほとんど言い尽くされてると、私も受けとめて
おりますが、この時点で見直すという考えは持っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願
い申し上げたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
13 番、福嶋君。
○13 番(福嶋尚人君) 建築工事費 24 億って決まったのは、今年の3月議会ですよ。新国立競技場
の問題が出たのは、6月か7月以降の問題ですよ。1,300 億が 3,000 億を超えたと。で、そして
その後に 2,500 億になったと。で、そういうことですから、それを今年3月予算のことと同等に
論議するのは、私は違うんじゃないかと。ですから、今年3月のときには、24 億で議決したけど
も、私は、その後の6月か7月以降の安倍総理大臣の決意によって、白紙見直しをしてるんです
から、工事費のね。だから、新ひだか町においてもやろうと思えばできるはずなんですよ。私は
それを指摘しているんです。それについての答弁がありませんのでお答えください。
あと、外構工事がはっきりしないから、24 億でおさまるかどうかっていうふうにご答弁されま
したけども、私は外構工事を聞いているわけでありません。今回提案された建築議案4件、これ
については、今後、増額することはないんでしょうねという意味で私は聞いているんです。
あと、最後の総合町民センターに関する住民監査請求は、監査委員から何も聞いてないから、
このまま執行すると言うんですけども、監査結果は、まだ当然出ているはずないんですよ。まだ、
わずか1週間くらいかな、経っていないはずですからね。で、監査委員が、監査結果を出すはず
ないんですよ。だから、監査委員の結果が、監査結果が出るまで、私は、監査委員どういう結果
を出すかは知りませんよ。それをするまでは執行を停止して、議案は一度取り下げるべきだと、
私はそういう意味で質問していますので、それについてお答えください。ですから、私の1回目
の質問に対しては、直接なご答弁がありませんので、町長、私3回しか質問できないんですよね。
ですから、町長から、自らお答えください。
それと、今日の道新の広告に財界さっぽろの記事があったので、今日発売されたばかりですか
ら、町長ごらんになったかどうかわかりませんけども、その中で、この契約書も、案件になって
いる契約について、契約締結について、町長こういうふうに財界さっぽろの記者に対して答弁さ
れているんですよね。町長も記憶力よいからご存じだと思うんですけども、
「契約の破棄やコンペ
のやり直しは検討しなかったのか」という質問に対して、町長は、
「金額が大きく増えた主たる原
因が創建社の不手際ではなく」、いいですか、「金額が大きく増えた主たる原因が創建社の不手際
ではなく、建設資材・人件費の高騰によるものでした」と。
「そのため契約の破棄やコンペのやり
直しは考えません」と。こういうふうに、記事では書いているんですよね。これ全く違うんじゃ
ないですか。不実の記載があったってことでいろいろと問題になったんじゃないですか。平成 22
年の当時の積算したとかという、創建社の言い訳、それでいろいろとペナルティーとかいろいろ
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したんでしょう。それなのに、
「金額が大きく増えた主たる原因が創建社の不手際でなく、建設資
材・人件費の高騰によるものでした」と。これまるっきり違うじゃないですか。これについてご
答弁ください。
それと、いまだに総合町民センター建設自体を批判する声があるという質問に対して、町長は、
「既に議会承認も受け、十分なご説明をさせていただいた上での判断だと認識しております。」と。
「計画を白紙撤回することになれば、議会そのものが正しい決議をとっていたのかっていうこと
になる。
」こういうふうに答弁されているんですよね。答弁と言うか、インタビューに答えている
んですよね。
「計画が白紙撤回するということになれば、議会そのものが正しい決議をとっていた
のか」というふうにお答えされてるんですけども、じゃあ、我々は間違った議会議決をしたとい
う趣旨で、町長は、インタビュー記事に応えているんですか。この点について、町長みずからご
答弁ください。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
1点目の国立競技場の案件と申しますか、それとの関連でのお尋ねでござい
ますけれども、今の最後のご質問とも関連するんですが、国立競技場は、国会の予算案に盛り込
まれる前の話であるということでございます。そして、このたびの私どもの総合町民センターに
つきましては、議会議決を得ている。私どもは、そういうことに基づいて、このたび、いろいろ
な、いわば手続をとってるわけでございます。ですから、それとちょっと言わせていただきます
が、国立競技場の場合には、当初の計画の倍額とか、2倍にもなったとかというような、ちょっ
と考えられないような、あれもコンペから始まってるんですけど、そういう状況でございます。
それから、最後のご質問なんですが、雑誌記者の記事をもとにして、答弁云々というのは、拒
否をする例が、国会の予算特別委員会のなんかのやりとりでもあるんですが、要するに、前段に
いろいろ言ってること、その後に私が言ってること、でも、その部分だけ抜き出して書くと非常
に誤解を与えるような記事になるということであると思いますので、私の本意とするところは、
その部分は伝わっていないなと思っております。創建社のそのコンペ参加時の不手際については、
不手際というか、非常にもう不適切なあり方については、よくそこで取材に対して申し述べてい
るとこでございます。
それから、監査委員さんのご意見を待ってということですが、これもまた私としては、3月定
例会からの議会の手続を経て、そして、入札を執行させていただいて、今日、議案の提案をして
いるということでございますので、それは、やはり手続上適ったものであるとこのように受けと
めておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
阪井支所長。
○三石総合支所長(阪井典行君) 先ほどの現契約のものについて、増額があるのかというご質問だ
ったと思いますけども、現段階では、これらの今、発注した物件については増額等は考えてござ
いません。ただ、契約条項の中で、不測の事態であるだとか、そういった協議して、設計変更し
なきゃならないといった項目もございます。そういった場合には、増額、減額も含めて、設計変
更、これは必ずないというわけではございませんので、そういった要素もあるということでご理
解願います。
○議長(細川勝弥君)
○13 番(福嶋尚人君)
13 番、福嶋君。
まず、監査請求の件ですけども、町長がそういうふうに自分たちは瑕疵が
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ないと、そう思われるのは当然ですよね。瑕疵があるのを議案提案するわけじゃないんですから、
それと住民監査請求とは、また別個の問題ですから、住民監査請求して監査委員がいろいろな判
断をされるんですよ。ですから、それまではお待ちになったほうがいいんじゃないですかと、私
は言っているんで、それを監査委員の適切な判断まで待てないんですか。もし万が一、監査委員
が、この点については監査請求した理由があるということになれば、結論的には非常に問題にな
ることになるんじゃないですか。町長いかがですか。
それと、国立競技場の問題は、国会議決を得ていないと言いましたけども、それは当然です。
私も知っています。ただ、議会の議決を得ても、いろいろなことで撤回をしたいとかいうことは、
町長としては、提案しても別に構わないことだと思うんですよ。違いますか。私はそういうお考
えはないかと聞いてるんで、いや、一旦議会で議決したから、もう走るしかないというのはちょ
っとおかしいんじゃないですかということを聞いている。
それと、記事が一方的で、自分の言わんとすることと違うというならば、どこが、私が言った
指摘したことのどこが違うんですか。
以上、3回目の質問ですので、町長の明確なご答弁をお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
坂総務企画部長。
○総務企画部長(坂 将樹君)
1点目の監査委員さんのお話し、これについて私のほうからお答え
をさせていただきたいと思います。それで、前段、副町長それから先ほど町長からもご答弁申し
上げておりますけれども、私どもも9月 11 日の日に、住民の方が、監査委員事務局のほうに監査
請求をされたというふうなお話は聞いております。それで、これ自治法の規定にもあるようなん
ですけれども、これらの請求があった場合に手続の停止をするという暫定的停止勧告というよう
な手続があるようですが、そういう手続ができると。要は、その内容で監査委員の考えとして、
その審議を審議というか、その協議をとめるという形もできるようですけれども、今回、それら
の部分について監査委員さんからのお話、町のほうにはありませんでした。また、前段で申し上
げましたとおり、これらの手続を進める中で、議会の議決をいただきながら、ここまで進めてき
てるということで、町長、副町長も言っておりましたが、今回の手続については、粛々と進めさ
せていただきたいという考えで、町のほうはいるということでございます。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
監査委員さんの住民請求に対する対応につきましては、今、坂部長からお答
えしたとおりでございます。
あとは、雑誌の取材に対するいろんなのやりとりのコメントにつきましては、私も、あまり、
そういったことで作為的に言い方をするとかということは、好まないタイプでございますので、
正直にいろいろ申し上げてると思いますけれども、今の先ほど福嶋議員が引き合いに出された部
分ですとか、そういった部分だけを取り上げて話をされると、非常にその雑誌報道がどうだって
いう話になってきますので、これは恐らくその記者はテープかなんか、テープといいますか、今
は録音の機材がありますので、それに収めていると思いますので、そういった話になってきます
ので、ここでは、それを問題として、いろいろ論議されるということであれば、それはまた多く
の時間をいただくという話になってくるかと思います。そのようなことで、私としては、ここに
提案している以上、これを何とか可決をいただいて、執行させていただきたいという思いで進ん
でおりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
- 22 -
○議長(細川勝弥君)
○18 番(下川孝志君)
18 番、下川君。
私からは、町長のちょっと答弁の中で、議会承認を受けているということ
がありましたけれども、もちろん、私は、それは知っておりますし、しかし、私たちの文教常任
委員会では、ずっとこの問題やってきましたよ。なぜかというと、予算審議のときの説明、もし
くは資料について出してくれと、または、正しい説明をしてくれという委員会でやってきました
よ、ずっと。ところが、予算審議のときの内容と、なかった資料が出てきたり、不備なことが出
てきたり、いろんなことがありましたよ。ですから、議員としては町民から会うたびに、珍しい
ケースですけども議会は何やってんだと、どういう結果なんだそれはと、いろんなことが聞かさ
れますよ。三石にこんな大きなものが必要なのかと、本当に住民の声が強いのかと、20 億ぐらい
と思っていたけども、それが4億増えて、今日はもう 24 億という数字が何回も出てきてますけれ
ども、20 億を超えるものが本当に必要なのかというような声が、合併して 10 年もなるのに、そ
れが本当に我が町にとって必要なのかということが、会う人ごとに言われますよ。まして、これ
は終わったことではなくて、今回、多分、ほぼ最後に近いんでしょうけれども、これが可決され
れば、この町長の言葉のとおり、粛々と進めるんでしょう。私たちが議員として、この今、示さ
れたものに対して、説明を求めたり、反対を仮にするとしたときに、判断するのは、今日が最後
かも、もしかしたらしれません。で、何点かについてお聞きをいたしたいと思います。
私は、予算審議であったり、常任委員会でも説明を求めましたけども、なかなか十分な答えが
なかったので、自分なりに調査をしたり、いろんな町民の方から意見を聞いたりもしてみました。
そうすると、先ほど福嶋議員が言ったように、私も建てること自体に反対してるんではないと。
また、合併するときに、ある程度の条件というものもあったかもしれません。しかし、それを考
慮したとしても、じゃあ、20 億なものなのか、24 億でも5億でも、建てれということなのかと
いうことがありますね。それでまず、細かいことになりますけれども、一つは、わが町は図書館
を、立派な図書館がつくりましたよ。じゃあ、新ひだか町の新しい図書館に機能も、すべてのサ
ービスも劣らないだけのものをつくる必要があるのかというと、私は三石の人口も今後減ってい
く、子どもの数も減っていく中で、三石の地域に合った規模の図書機能を持てばいい。そういう
意味では、新ひだか町にある今の蔵書しているものを借りたり、流用したりしながら、町民のニ
ーズには答えていくということをすれば、果たして、今、示されているような図書館のこれだけ
2万 2,000 冊を展示して、管理するようなものが必要なのか。または、町民からも言われました
けれども、先ほどの説明では、私はまるでミニ文化センターの機能を持たすような地元の業者で
はできないと、音楽会だ、演劇だ、何かいろんなことをやったときに、それに見合う照明だステ
ージだって言っていると、これだけのものになるかもしれません。しかし、新ひだか町の文化と
か、またはいろんな行事の人の集まり具合だとかを考えたときに、約 300 の可動式の椅子とパイ
プ椅子か何か知りませんけど、100 用意して、400。400 というものが必要かというと、私は、こ
の規模は大き過ぎると思うんですね。9月9日の日に、静内町の院長先生が講演しましたよ。主
催が新冠町と新ひだか町と、医師会も入っていて、新聞折り込みを入れて、それでも 250 ですよ。
新聞で発表されたのは。私は、あそこの椅子の数の勘定をしたら、230 ぐらいかなと思いました
けども、仮に同じ内容のことが、三石で行われたときに、250 人集まると思いますか、町長。
○議長(細川勝弥君)
下川君、ちょっと、この内容については、これまで審議を得て、本日の契約
締結の議件となってます。本件となっておりますので・・
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○18 番(下川孝志君)
議長、ちょっと待ってください。私が今質問しているのは、これだけの文
化ホールが必要かと。だから、もっと縮小すべきとかいろんなことを説明して、反対もしするな
ら反対を、その意味ですよ、意味が。ですから、例えば、24 億かけてこれだけの規模のものが必
要かどうかということが、今問われてるから今やってるわけですよ。一般質問のときにやったら、
議決終わったあとですよ。ですから、これだけの施設が必要なのか、ここに、例えば弱電設備工
事だとか、強電設備工事というものが、数字で上げられてますけども、これだけの機能を持った、
これだけの根拠のある、お金を出してまで、必要なんですかということが、判断材料じゃないで
すか。ですから、私は聞いてるんですよ。ましてや、3回しか聞けないから、それをなぜなんだ
ということを聞いてるわけですよ。それがなぜいけないんですか。
○議長(細川勝弥君)
いや、契約のそのことでしたら、よろしいですよ。
○18 番(下川孝志君) はい。続けますよ。
それから、2、3日前、三石の庁舎にも用事あって行ってきましたよ。そしたら、ある要件で
行ったら、二人の職員が対応してくれましたよ、ちゃんと。ところが、本庁の機能が静内にあり
ますから、別にその二人の職員が三石に常駐してなくても、この案件だから見せてくれ説明して
くれといえば、静内から、じゃあ時間を合せて、あっちで合流して、説明してっていうもう十分
な内容でした。ですから、私は、合併 10 年になったわけですから、具体的な人数はわかりません
けれども、川合議員も言いましたけども、あそこに、合併後なのに、60 になるのか 50 になるか
知りませんけれども、農林水産課は本部機能を持っていると言いましたけども、4課を含めた 50
人も 60 人もの、あそこを利用してまで、住民サービスをする必要がほんとにあるのかと、大部分
のものをもっと、ここを半分にでもして、事務機能は新ひだか町に持ってきて、例えばですけど、
町民からはピュアをもっと改築して空いているところを使って、事務機能をあそこで持たせて、
必要なときに三石に出かければいいんじゃないのかまで言われましたよ。それだって一つですよ。
または、空いている公共施設がいっぱいあるということも指摘されましたよ。ですから、私は、
委員会の中でも建設することには反対はしないけれども、20 億としているものが 24 億とか 25 億
になるのであれば、3割なら3割、図書館機能をもっと縮小する、この多目的文化ホールという
ものを半分にする、または庁舎機能というのを、半分にすることによって、何とか 20 億で収める
ようなものをということを提案してきましたよ。しかし、そうではないと。何だかんだこれが必
要だということを言われましたから、本当に必要ですかと、これだけの規模のものがね。これだ
けお金をかけることのものが必要なんですかと、今、三石にということを。問うてるわけですよ。
ですから、これが、町長の先ほどの話では、一切これを変える気持ちはないと、提案をしてるん
ですから、しかし、私は、20 億なら 20 億にするべく、その努力を、またを考えたこともあるの
か、どうか。町民からかけ過ぎだと、20 億以上はおかしいという声がある中で、検討したんです
か、その後。今日の提案にくるときまでに、そのプロセスを検討した経緯があるんですか。それ
と、もう一点は常任委員会でも質問しましたけれども、ここの提案のところに、いろんなことが、
例えば強電設備工事でも電灯設備だ、照明だ、コンセントだ。例えば、弱電設備工事なら、音響
設備だとか、いろんなこと書いてありますけれども、これに何億何千万って言われても、じゃあ
どんなスピーカーで、どんなアンプで、どんな照明で、何個でそれを足していったら、1億何ぼ
になるとかということがわかりませんよ。この字を書かれて、先ほどの説明だけでは、しかも、
一括されて、今、提案されましたけれども、根拠が私たちわかりますか。町民に、同じ資料を持
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ってて説明すれって言われたらできませんよ。例えば、ここに音楽会をやる、演劇会をやるとし
たときに、その照明というのは、どんな機能を持った、どのぐらいな 3,000 万だか 4,000 万だか
わかりませんけども、どんな金額を足していったら、この弱電設備工事の金額だとか、強電設備
の工事だとか、空調設備の工事の金額になるんですか。その根拠を示してくださいよ。それを足
していったらこうなる。私も町民に説明できるということにならなければ、この案件に賛成した
んだか、いや、賛成しようが反対しようが説明できませんよ。もっと具体的に1号から4号まで、
こうこうこうだから、ここに漢字で書いてありますけども、書いてあるもの、ほぼ概算でいいで
すよ。これを足していくとこの金額になるんですという、私は説明を求めたいんですよ。
○議長(細川勝弥君)
阪井支所長。
○三石総合支所長(阪井典行君) まず、24 億から 20 億にする検討ということで、お話がございま
したけども、先ほど、副町長もご答弁申し上げましたけども、いわゆるその検討ということにな
りますと、全体の計画の見直しということの中で、時間を要することによって、資材高騰が今後
出てくるということで、結局はもとに戻るんじゃないかというようなことから、現計画を進めさ
せていただいたということでございます。それから、金額の根拠ということでございますが、確
かにこの設備の中でライト、舞台措置等の名称で説明をいたしました。ただ、これ、今、金額的
なものを申し上げるということになりますと、設計書の単価の公表等々の、整合を取るというこ
とになりますので、こういった部分については非公表ということでの取り扱いとなってございま
す。また、この金額につきましては、今後、受注業者が資材納入等をする場合に支障があるとい
うことで、単価等の公表は控えさせていただきたいということでご理解願います。
○議長(細川勝弥君)
藪中図書館長。
○図書館長(藪中剛司君) 図書館の規模のことについてお答え申し上げます。先ほども申し上げま
したけども、大体、三石地区の人口 5,000 人ではないかと思いますけども、5,000 人規模の町村
の蔵書数で様似で9万 1,000 冊弱、平取で6万 8,000 冊、新冠で8万 2,000 冊あまりという蔵書
数でありまして、三石地区において、3万冊という数字が決して過大な数字ではないと認識して
おります。やはり、図書館で実際手に取って図書を検索したりということが、図書館サービスの
非常に重要な部分でもあると思いますので、この数字は、決して小さな数字ではないと考えてお
ります。
それから、静内の本館と三石の分館の間におきましては、相互に図書を、交互に展示と言いま
すか、貸借できるようになってございますので、そこもご理解いただければと思います。
以上です。
○議長(細川勝弥君)
○18 番(下川孝志君)
18 番、下川君。
まず、3回しかないし、単純に他の議員も質問するかもしれませんので、
単純にもう一度聞きますけれども、例えば強電設備工事、例えば1億 2,700 万だって言われても、
私たちはちゃんと計算したし、良いものですって言ったって、それが本当に正しいものかどうか
議員は何で判断するですか。だから、例えば、これが工事が終わってついたときに、町民に、職
員や町長かもしれませんが、私たちも何だこのアンプは、このスピーカーは、この照明はって、
そんなに金かけて、なんだこれっていうことだって、言われることだってよくありますよ。今の
例えば設備のところでも、あれが悪いこれが悪いっていろいろ言われることもありますよ。です
から、今、計上してるわけですから、端数まで言ってくれと言ってる意味ではありませんよ。で
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すから、私は、常任委員会のときもこれでは判断できないから、ある程度の個数だとか金額は言
ってくれと、そして、概算でも足していったら、1億 2,000 万になるでしょうと。端数はいいで
すよ。でも、それがこういう機械でこういう金額で、こういう能力を持ったもので、例えば、よ
く私は、その道はよくわかりませんけども、元の文化センターの持っていた機能の3分の1ぐら
いですとか、今の公民館程度の音響効果とか、いろんな機材はそろえるんですとか、そういうこ
とも含めて説明していただかないと、私たちはこれを今求められてるんでしょ。判断を。そのと
きにわからないじゃないですか。本当にこれが正しいかどうかの。今まできた説明だけでは。で
すから、私が、町民に、下川なんだと。あの強電設備工事の1億 2,700 万ていって、おまえ可決
したけども、なんなんだって聞かれたときに、答えれない、説明できないんですよ、今までの説
明では。ですから、やっぱり議員というのは、示された説明を聞いて、ああそうかと、やはり、
これだけの多目的文化ホールだとしたら、400 席に、仮に満員になったとしたら、これぐらいの
照明だとか、ステージだとか、いろいろいるんだという根拠があると思うんですよ。それを聞い
て、私たちは、よしわかったというのが、議会のあり方じゃないですか。提案しているわけです
から。私が町民にも説明できるような説明をしてくださいよ。それでなかったら、多分一括だか
ら、賛成多数で可決したから議会で決まったべっていう方法も一つかもしれませんけど、どうい
う数字でどうなったとしても、町民に説明する責任は、議員も理事者もありますよ。等しく。で
すから、わかるように説明してくださいよ。
○議長(細川勝弥君)
傍聴席の方、静粛にお願いしたいと思います。
町長。
○町長(酒井芳秀君)
下川議員のおっしゃられたいことも、理解しようと思えば理解できます。し
かしながら、これは、私が、合併を主導したという経緯もございまして、そして、後から町名変
更の話も出てきますが、結局、新冠町さんに途中で離脱されたというような経緯もございます。
そういったことで、いわゆるこの新ひだか町の現在となっては、西側と東側のいろんな町民感情
ですとか、あと、そのために基金を積んでいた。考え方としては、文化的なホールと両サイドに
行政、そして、もう一方に図書館というふうになってますので、福祉センターの建て替えから始
まった基金ですから、文化ホール分のお金は、大ざっぱな言い方ですけど、旧三石町は用意して
たと。で、行政機関と図書館は、これ行政も土日もやることもありますので、日々使う行政のス
ペース。それから、図書スペース。これも子供さんたちも大人も含めて、図書館に出入りする。
毎日出入りされるということからしますと、この点は国立競技場の論議とは、相当違う。毎日使
うということは、それは費用対効果的に言っても、それなりの値のあるものであるということで、
そのつくった施設は、恐らく大事に使えば 50 年も持つというような施設になるんでしょうけれど
も、この今、債務を起こす合併特例債については、私の調べたところによりますと、5年後から
支払いを初めて 30 年償還ということでございますので、20 年、30 年後の次の世代の人たちもそ
の施設の恩恵を受けるというような考え方も当然出来ます。そのときに、地方創生も国からはっ
ぱがかかりますけども、例えば、20 年後、30 年後のわが町がどうなっているか、地球温暖化で
暑い本州地域から、北海道に移住したいとか、勤めたいとか、農業やりたいとかっていう希望的、
将来観測を持っていくという観点からすれば、人口も少なくなるのは今の現象です。少なくなる、
何もかも縮んでいくという発想ということでよろしいのかというような観点も持てるかと思いま
す。そんな意味で、総合的に勘案して、私としては提案しているものでございますので、ご理解
- 26 -
をいただきたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○18 番(下川孝志君)
18 番、下川君。
私も町長の考えがわからんわけではないんですよ。ただ、今の答弁からす
ると、私たちも本当にきちっと良いものをつくって、良い管理をすれば、それは 50 年もつでしょ
う。ところが、日高の 50 年後の人口は、三石だって大幅にもう減るんですよ。30 年たったらど
んどん減って行くんだから。そうすると、こんな大きなもの建てなくてもよかったよね。ある意
味では、今計画しているようなものは、私は静内にだって、500 席ぐらいのきちんとした音楽活
動や芸術活動ができるものは欲しいですよ。でも、このままいったら静内には当分できないのか
なと、私は勝手に解釈はします。ですから、今、2、3年は仮に良いとしても、維持管理費を含
めると莫大な経費が、そこに毎年毎年かかっていく。そうすると、私は、例えばこの文化ホール
にしても 200 席、250 席くらいなもので、当面は三石のみなさん我慢してくれと。で、新ひだか
町として、いろんなプロが来ても、音楽活動や芸術が鑑賞できるようなものは、やっぱり新ひだ
か町の静内の中にも必要ですよねという整備が求められる時期がくるでしょう。そのことも含め
れば、今、三石に提案されているものは、私は過大なものなのかなというから、私は質問をし、
また、私の個人的な見解としては、これを認めるわけにはいかないと思うんですよ。町長、50 年
を本当に過程したら、規模大きすぎませんか。三石の多分、人口推計というのは、役場も押さえ
ていると思いますけども、確実に減るんですよ、大幅に、50 年後は。とすると、大き過ぎるもの
ということになりませんか。私は、新ひだか町の将来の人口推計からすると、どこかの人は、5,000
人か 4,000 の町はなくなっちゃうって言っている人もいますけれども、我が町だって、2万人を
切るという数字が出ているわけでしょう。とすると、当然役場の職員だって減りますよ、将来。
そうすると、当然、一つの町として、庁舎機能をどこにどういうものを置けばいいかっていうの
は、10 年、20 年単位で考えたら私は変わってくると思いますよ。で、そうすると、今ある公共
施設を、庁舎は上手に使いながら、来るべきときに、またその建てかえを検討しようとかという、
支所機能をどうするかということは、起きてくると思いますよ。だから、そういう視点で、私は、
今、ここに 24 億を掛けるべき時期だとは思わないんですよ。町長、どうですか。50 年後ですよ。
今、町長が言ったんですから。これが過大な大きなもの、維持管理費に経費がかかり過ぎる施設
になりませんか。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
かつて二つの自治体であったということで、それを融和と一体と、私も盛ん
に言ってたことがありますけども、やはり同じ町の町民なんだという意識の中で、どうしても今
のような論議になりますと、ちょっと私の意図しているところとは、違うようなことになるなと
思います。やはり、かつて自治体として存在して、そこには、歴史や文化、伝統があるというこ
とからして、そういったニーズがあるということと、職員の配置につきましても、合併町でこち
らに主たる役場があるのだから、職員も向こうを薄くして、そういうようなことでは、なかなか
町の運営は難しいのではないか。事実、内地のほうの姉妹都市のところでも、それぞれの町のと
ころに分庁舎を置いて、要するに、本庁舎、分庁舎、旧何々町には1個、旧何々町には1個とい
うことで置いて、運営して行っているという現状もございます。そして、将来人口推計について
は、今、地方創生で、本当にこれは本腰をいれて、5年やそこらでは創生にはならない。10 年、
20 年、30 年とやってほしいと。ときの総理大臣が、そういう姿勢を持って、また、各大臣各国
- 27 -
会議員も、我々も、そういう認識を持って進めていかないと、私としては、首都圏ですとか、大
都市圏に人口が非常に集まりますけども、そのことが、今、端的に言いますと噴火もありますし、
ああいうような極端な豪雨ですとか、風の吹き方も竜巻という言葉が、最近では耳慣れてきた、
この日本でもというような状況からしますと、やはり、昔のような緑の中で、田畑も含めて、緑
の中で過ごしていくという時代を、やっぱり見ていかなきゃならない。そのときに、いろんな活
動をするにしても、新しく新規就農で入ってきた人たちが、こういう施設があるんだからここで
何か考えて、町興し的なことをやろうですとかいうような、そういう拠点施設として、私はちょ
うど建てかえの、ふさわしい時期にあるということで、それを公約して今日まで進めてまいった
ということでございますので、私としては、ここでこの案を見直すとか、撤回するということに
なれば、私自身がやめると、こういうことにつながると思っておりますので、ご理解をいただき
たいと思います。
○議長(細川勝弥君)
ほかに質疑ありますか。時間でございますので、一応ここで暫時休憩いたし
たいと思います。
午後1時 15 分再開いたします。
休憩 午後
0時16分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午後
○議長(細川勝弥君)
1時15分
休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質問ありませんか。
7番、進藤君。
○7番(進藤
猛君)
この総合町民センターについては、3人の方からいろいろと、本件に関わっ
てありました。で、私のほうは、今回の契約にかかわって入札の関係で、ちょっと2、3点質問
したいというふうに思います。
まず、一つは、私も総務委員会の中で、これは質問した部分があるんですけども、実は、7月
27 日の総務委員会の中で、この入札にかかわる、いわゆる指名委員会と言うんですか、そういう
ものがいつできるんだという話を聞きながら、このジョイントの組み方について、この指名委員
会の中でいわゆる決定をするんだと、こういう報告を受けて、後日、7月 27 日以降の指名委員会
の中で詳しい中身については、検討するんだと、こういう答弁いただいてます。それで、この7
月 27 日の答弁を受けて、指名委員会はいつ行われたのかというのが、一点。
それから、この指名委員会の中で、いわゆるジョイントの組み方等について、恐らく指名委員
会の中で決定をされたんだろうと思うんですけれども、実は、私、この話をするのは、なぜする
かと言うと、実は 27 日のときに聞いたときに、まだ指名委員会が開かれていないということで、
この中身については、その指名委員会の中で詳細検討するという話は聞いてました。しかし、こ
れ噂の域ですから、私は何とも言えません。噂の中では、既にこの時点の中で、いわゆる大手、
道内の大手1社を含む、そういうジョイントの組み方っていうような、これは噂ですから、私は
真偽定かでありません。そういう噂が流れていたということが私の耳に入ってます。その事実が
一つあるもんですから、実際には 27 日以降の指名委員会の中で決定したと思うんだけども、それ
がまず1点目。
2点目として、先ほど川合議員からも質問ありましたけれども、このジョイントの組み方の中
- 28 -
で、配分率 50、18、16、16 と、これについては先ほどの管財の課長のほうから、いわゆる組み
方については最低 15 パーセント、これが、一応、町で示した中身だということなんですが、改め
て確認をしたいと思うんです。全般にわたって、50、18、16、16 というのは、これについては、
ジョイントの共同体の中でこの配分率が決まったのか、あるいは、指名委員会の中で、そのこと
を示唆しながらやったのか、この辺の確認をしたいというふうに思っています。
以上、まずお願いしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
はい。7月 27 日の常任委員会以降、あのときの常任委員会の中で、
後日開催されます指名委員会で内容は決定しますというふうにお答えしました。その後、7月 29
日に指名委員会を開催いたしまして、そこで、大手を1社、代表者として入れる条件としては 1,250
点以上の経審を入れるとか、そういう条件をすべて決定いたしまして、そして、その後の公告に
至っております。
あと、共同体の配分につきましては、先ほどのおっしゃられたとおり、町側では 15 パーセント
という、最低の率だけを示しておりますので、あとはジョイントのほうで決定されるものでござ
います。
それから、その中段に、道内の大手が入るという噂を耳にしたというお話でしたけども、この
中でいろんな、町の理事者と我々契約担当者、建築の担当者、何度かお話をしております。その
中で、大手を入れたほうが良いのか、入れないで町内だけでできるのかというのを、何回か打ち
合わせをさせていただいています。その間に、建設協会からも町内だけでやらせてほしいという
お話がございまして、それについては、後日、その内容はよくわかりましたので、後日にお話し
させていただきますということで、そこでお話しはそこで終わりました。その後、ちょっと日に
ちがはっきりとわからないんですけども、その指名委員会のときか、その頃なんですけども、建
設協会のほうに、道内大手を入れたいという意向だというお話をさせていただいたので、多分、
そこでお話が出たんじゃないかというふうに思います。
○議長(細川勝弥君)
7番、進藤君。
○7番(進藤
一つは、先ほども、川合議員がおっしゃってましたけれども、今、町内の経
猛君)
済状況については、非常に、どこの建設業社も仕事がなくて大変だということで、今の課長の話
ですと、建設業界からは、町内の建設業界からは、いわゆる地元でぜひやらせてほしいと、こう
いう要望があったというふうな、今、お話でしたよね。それを受けて、先ほどの答弁の中では、
いわゆる、この建設にかかわって、経験あるいは実績がない、そういうことで、指名委員会の中
では、こういうことにかかわって、要するに経験のある道内の大手業者を入れて、そこで入札を
すると、これが安心に発注できる要素だという話をしてました。聞きましたけれども、私は、建
設業界から、要するに私どもにやらせてくれと、地元でやらせてくれと、こういう要望があった
ということはさ、要するに地元でもできるんだよと。こういう要請であったと思うんです。今ま
での経過からすると、私どもは、少なくとも地元の経済を考えたときに、確かに経験と実績がな
いという部分は、私はわかりませんけども、あったのかもしれませんけれども、建設業界として
はやらせてほしいということは、できるというもとで、理事者側に申し入れたというふうに思う
んです。それをいわゆる先ほど副町長もおっしゃってましたけども、実績と経験と、こういうも
のを踏まえてやったんだということになると、その辺は、非常に私は遺憾に思うんですよね。し
- 29 -
かも、しかもですよ、この経済の大変なときに、いわゆる、この大手の業者に 50 パーセント、配
分率が、ということは、建築の半分は、地元にしか落ちないんですよ。そういう中で、例えば、
18 パーセント、16 パーセント、16 パーセントということになると、実質的にかかわっていく部
分については、非常に地域経済については疲弊をしていくと、こういう状況も考えられるんです
よね。その辺で、先ほど答弁あったように、地元の業者から、いわゆるやらせてほしいという要
望を蹴ってまで、大手業者にやらせなきゃならんという部分が一つあるんで、その辺をもう一度
ちょっとお答え願いたいと思いますし、それからもう一つ、実は、私もこれも、ちょっとまた、
ちょっと今のことと違うんですけども、実はちょっと聞いたんですけれども、噂としてこれも聞
きました。真実かどうかわかりません。解体工事に当たった受注者が、これも噂ですから、私も
なんとも言えません。町のほうに、いわゆる、後でお金を返還をするとか寄附するとかって、こ
ういう話が、実しやかに、私の耳に聞こえてきているんですよ。そういう事実があったのかどう
かについても、ぜひちょっと聞いていれば、教えていただきたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) まず、前段の地元の業者さんの話でございますけれど、これが何度も先ほ
どから答弁しておりますけど、できれば、私どもも全部の仕事、地元の業者さんでやっていただ
きたいというのは、これは、この建設だけの話ではなくて、全般にそのようにさせていただきた
いと。で、協会からの最初の申し入れも、この今回4件の工事が上がってますけども、これらす
べて、そのほか、5,000 万未満の工事も含めてやらせていただきたいという要望でした。それで、
私どもも先ほど申し上げましたように、地元にやらさせれるものであれば、やっていただきたい
というのが本音でございまして、この本体工事だけ、それ以外は地元の業者さんという条件をつ
けて、これはできるだろうということで、技術関係のほうも、ただいかんせんこの本体工事につ
いては、舞台装置の部分ですとか、先ほどご説明申し上げた隘路の分というか、難しい工事だと
いうこともあって、やはり安心して工事をしていただく、これが一度でも経験があれば、そのと
きの工事結果ですとか、そういうものを参考にして出来る出来ないの判断できるんでしょうけれ
ども、町内の業者さんが一度も経験した業者さんがなくて、そういう中での今回の工事なもので
すから、できるできないという、そのやってみないとわからないのかもしれませんけれども、最
終的には発注者側として、少しの不安もなく発注できる体制をとらせていただいたということで、
本心的に最初にご指摘のとおり地元業者さんになんとか、今後もやっていただけるものはやって
いただきたいというふうに思っております。で、これは過去にも公営住宅の5階建て以上の部分
ですとか、あるいは、下水道の水深工法ですとか、この新たな工事という、経験のない工事につ
いては、どうしても大手さんというか、そういう技術の優れたところにお願いをしながら、ジョ
イントを組んでいただいて、そして、今、現在はそういう建物も下水道工事も地元の業者さんが
できるようになってきております。ですから、そういう部分も含めて、こういう今みたいな話の
建物は、何回も何回もあるものではないので、今後のことははっきり申し上げられませんけれど
も、そういう過程を踏まえてでも、何とかジョイントで協力しながらやっていただきたいと、不
安の解消と地元業者さんの育成的な部分と含めて、このようなJVになったということでご理解
を賜りたいというふうに思います。
で、2点目の解体工事の業者さんの返還とかというご質問だったんですけど、それについて、
私ども一切聞き及んでないものですから、これ、私が聞いていないだけで、もしも聞いてるもの
- 30 -
がいれば答弁させたいと思いますけど、この件については全く聞き及んでいないことでご答弁さ
せていただきます。
○議長(細川勝弥君)
7番、進藤君。
○7番(進藤
3回目ですので、今の最後の後段の部分、私も噂でしか聞いていないので、
猛君)
真偽は定かでありません、しかし、相当、町内の中でそういう話が広まっているかのような話を
聞いています。私も定かではありません。で、もし、そういうことが事実であれば、ちょっと違
うんでないかなっていうふうな思いがしたものですから、聞いてなければ聞いてないでいいんで
すけどもそういう噂も聞いてました。
それから、前段のほうの部分なんですけども、これまで町長さんは、いわゆる地元業者を育成
する、あるいはそういうために地元の業者をなるべく全般に使っていきたいと、こういう答弁だ
ったというふうに私は思ってるものですから、今回に限って言えば、確かに、経験、実績がない
ということなれば、そうかもしれませんけれども、先ほども言いましたように建設業界のほうで
は、ジョイント組むに当たり、地元業者の中でできればジョイントを組んでやりたいと、こうい
う要請があるということは、私はそれなりの実績と経験がなくてもできるということを踏まえて、
町に申し入れたものだというふうに思ってます。したがって、そういう分については、やはり再
考していただくという考え方が成り立つんだろうと私は思うので、しかも、負担区分率も非常に
地元にとってみれば、50 パーセントを3社で分けるわけですから、先ほど言ったように 18、16、
16 ですよね。これもまた非常に、私は問題だというふうに思うんですけども、そういうことも含
めて、私は非常に不満に思ってるんですけども、それと、最後になりますが、先ほど町長の答弁
の中で町長さんは出てくる案件すべて自身を持って、何とか通してもらうという思いを込めて、
出しているんだろうと思うんです。しかし、この案件が通らなければ、私は、町長の職を辞さな
きゃならないというふうな、そういう発言というのは、ちょっとこの場にはなじまない。私は、
そういう言葉はやっぱり軽々に出してほしくないなと思うので、町長さんその辺どうなんですか。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
指名において、指名を組むのに、指名委員会のほうで道内大手業者という言
い方をしますが、入れるということで判断されたということでありますので、それはそれでよい
のではないかということで、私も申し上げました。その節には、非常になるべく地元でというこ
とで、もちろん、そういうことで今までもやってまいりましたが、この物件はなかなか困難を伴
うのではないか、また、途中の資材費の高騰、労賃の高騰に対しても対処する、そういったこと
も、ちょっと言わせていただくと吸収できるというような力を持った存在というようなことも私
自身も思ってたところでございます。それで、道内大手を入れるということは、最終的には建設
協会のほうには通告をして、その後、何も、何と言いますか、再度というようなお話しもなかっ
たので、今に至っているということでございます。
あと、議案の提案において、これが私なりの信念を持って、そしていろいろ考えて提案してる
ことでございますので、これを撤回とか否決とかとなりますと、もう何年も前になりますけども
町長が提出した議案を否決されるということは、イコール不信任だというようなことも頭にあり
まして、特にこのたびの議案というのは、ご承知のとおり、相当大きな金額でございます。これ
が、ここで議案の撤回・見直しとかっていうことになりますと、私の今まで進めてきたことがな
んだったのかということで、私自身がそういう心境になるというようなことで、過ぎたかもしれ
- 31 -
ませんが、その辺をご理解いただきたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
ほかに、質疑。
8番、白尾君。
○8番(白尾卓人君)
2点確認させてください。まず1点目なんですけれども、先ほど今、同僚の
進藤議員から話ありましたけれども、今の答弁聞いてますと、困難工事ということなんですけれ
ども、具体的にこの総合町民センターの本体工事に関して、どこが困難なのか。ついては、先ほ
どから、ホールの部分のことが盛んに言われてますけれども、実際に、じゃあ道内の大手ゼネコ
ンがそうした、例えばホールの建設に当たったとしても、専門業者に恐らく委託、いわゆる丸投
げすると思うんです。そうした部分を踏まえての困難、そういう一部、図面も当然上がってるで
しょうから、恐らく、S、SRC、RC、その部分の詳細もあるかと思います。どの部分がSで、
どの部分がRCで、どの部分がSRCなのか、その部分も答えていただきたい。
それともう一点、これは 5,000 万円以上の入札のことですから、この中には、今回の行政報告
の中には入ってませんけれども、これまで設計の管理をしてきた創建社が今回建築に伴う施工管
理の部分では辞退されてます。この部分の経緯について、何社応募して、創建社はどのような立
ち位置で、今回のいわゆる施工管理の部分でどのような対応をしたのか。その部分も町民の方は、
かなりこの部分でも知りたい。そういう声が出てますので、その部分についてもお答えいただけ
ますでしょうか。この2点です。
○議長(細川勝弥君)
池建設課参事。
○建設課参事(池 均君) 構造の関係について説明させていただきます。今回の建物でございます
が、一部ということでS造ということで説明させていただいております。基本的な構造的には、
RC造で構成されております。ただし、階段の一部ですとか、ステージの部分、それと、あと避
難階段の部分ですとか、そこら辺の部分で鉄骨が使われております。
以上でございます。
○議長(細川勝弥君)
白尾君、2点目については、先ほど午前中、川合議員の質問ありましたけど
も、この工事委託契約について、なじまないということでご理解願いたいと思います。よろしい
ですか。
○8番(白尾卓人君)
はい。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
先ほど困難工事のことで、構造については建設課のほうから、今、
ご答弁されたところですが、先ほどから申し上げておりますとおり、建設用語でオージトリアム
という空間工事ですね。それに、ステージ上の設備、それから音響の設備という、そこが他の一
般的な工事にはない工事ということで困難工事と。そして、実際に北海道内にある、何箇所かの
オージトリアムを採用している施設も調べさせていただきましたけども、やはり、そういうとこ
ろはゼネコンが中心になってやってるところがかなり多い。ただ、先ほどおっしゃいました、丸
投げだとかってそういうのは、こちらでは全くわからない話でございます。
○議長(細川勝弥君)
8番、白尾君。
○8番(白尾卓人君)
ほとんどこれ、RCの部分ですよね、そういたしますと。で、S一部ですよ
ね。その階段の部分だとかステージの部分ですよね。そうなれば、進藤議員の質問と重複するか
もしれませんけれども、これ地元の業者でもほとんどの部分、できる工事なんですよね。RCで
- 32 -
すと。実績もありますし。その部分で、今度 50 パーセント、頭が 50 とって残りが 18、16、16
という部分で行きましたら、果たしてその部分の配分どうなのかなっていう部分もちょっと疑問
に思うんですけれども、その部分は、一応、ちょっとどういうような構図っていう部分もこれ出
てませんでしたので、その部分を確認して、一般質問のほうでさせていただきたいと思いますの
で、ここまでで結構でございます。
○議長(細川勝弥君)
ほかに質問ありませんか。
[「なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
それでは、質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
議案第1号から第4号に対して討論の通告がありますので、討論を行います。
さきに原案に反対者の発言を許します。
13 番、福嶋君。
[13 番
○13 番(福嶋尚人君)
福嶋尚人君登壇]
議案第1号から議案第4号の三石地区に建設予定の総合町民センター建設
工事に関する工事請負契約4件について、以下の理由により、賛成することはできず、反対討論
をいたします。
もとより、建設そのものに反対するものではありませんが、最初の建設総工事費約 19 億円から
約5億円も増えて、総額 24 億円とすることについては、国が、東京オリンピックのための新国立
競技場においても当初の工事費よりも増額することの見直しをするため、白紙撤回したことと同
様に、総合町民センターについても見直しをして、類似機能を持つみついしふれあいプラザとの
総合的検討をするべきです。特に、総合町民センターの設計をした株式会社
創建社のコンペは、
不実の記載をしたものであり、それを採用することは、町民の皆さんの信頼を得ることはできま
せん。
次に、最初の計画では、総合町民センターは 3,200 平方メートルを基本とするというのが、町
が設置した民間の検討委員会の答申でしたが、建築面積については、民間の検討委員会は専門家
ではないという町の答弁で、結果的に約 4,200 平米と 30 パーセントも多い建設工事となったもの
であることから、当初の計画に戻せば 30 パーセントの工事費が節約することが可能であり、また
コンペ方式の設計は、工事費が多額になるものであることからも通常の設計に見直しをすること
により、さらに工事費を削減することもできるものと考えます。
3番目として、9月 11 日に町民の方から総合町民センターに関する住民監査請求が監査委員に
提出されましたが、監査委員の監査結果が出るまで、行政の執行を停止するのが妥当であり、こ
のことから町の総合町民センターに関する工事請負契約に関する議案は、一度、取り下げをする
べきであります。
以上、反対討論の理由といたします。
○議長(細川勝弥君)
次に、原案に賛成者の発言を許します。
4番、川端君。
○4番(川端克美君)
議案第1号から議案第4号について、原案に賛成の立場から意見を申し述べ
ます。
総合町民センター建設事業につきましては、議会等において、さまざまな角度から議論され、
3月定例会で平成 27 年度予算として、工事請負費などが計上され、原案のとおり可決されたもの
- 33 -
であります。その後、規模縮小などの設計見直しの意見も出ておりますが、計画の見直しについ
ては、今後も続くものと予想される建設費の高騰のため、規模を縮小したとしても時間の経過に
より、現状と同程度の事業費になることが想定されます。また、建設工事のタイミングを逸する
ことで、今後の町政に係る負担は、現状よりも大きくなることも考えられることなどから、事業
を進めるものとして、今回の建設工事の請負契約締結の議案が上程されたものであります。入札
は、条件付一般競争入札により行われ、町において公正で適正な入札がなされたものであります
ので、本案契約に反対する理由は全くないものと考えるところであります。
以上のことから、提案されております議案第1号から議案第4号について、議員各位のご賛同
をお願いいたしまして、原案に対する賛成討論といたします。
○議長(細川勝弥君)
次に、原案に反対者の発言を許します。
20 番、川合君。
○20 番(川合
清君) 議案第1号から第4号の反対討論をいたします。
質疑の中で、酒井町長は 24 億円を超えることはないとの答えはありませんでした。町民の世論
は、この 24 億円の事業費の大幅圧縮を望んでいます。また、今後の利用や施設維持管理費でも不
安を持っています。
反面、地元業者は、地元の仕事は地元で、この立場から地元での工事完成を望んでいます。今、
私たち議会は、町民のこれらの声に答えて、酒井町長に議会での理解は得られなかったと言って、
事業費の大幅削減を検討する機会を与えることが、議会の使命だというふうに思っています。こ
のことを強く申し述べて、皆さんのご賛同を求めるものです。
以上、反対討論といたします。
○議長(細川勝弥君)
以上で討論を終結いたします。
これから、議案第1号 工事請負契約締結について(総合町民センター建設建築主体工事)につい
てを採決いたします。
この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願い
ます。
[起立する者多数あり]
○議長(細川勝弥君)
着席ください。起立多数であります。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号
工事請負契約締結について(総合町民センター建設強電設備工事について)
を採決いたします。
この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願
います。
[起立する者多数あり]
○議長(細川勝弥君)
着席ください。起立多数であります。
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第3号
工事請負契約締結について(総合町民センター建設弱点設備工事について)
を採決いたします。
この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願いま
す。
- 34 -
[起立する者多数あり]
○議長(細川勝弥君)
着席ください。起立多数であります。
よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号
工事請負契約締結について(総合町民センター建設空調設備工事について)
を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願い
ます。
[起立する者多数あり]
○議長(細川勝弥君)
着席ください。起立多数であります。
よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
暫時休憩いたします。その場でお待ちください。
休憩 午後
1時51分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午後
○議長(細川勝弥君)
1時53分
休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎一般質問
○議長(細川勝弥君)
日程第7、一般質問を行います。
なお、8番、白尾君の質問に関連して、説明資料が提出されておりますのでごらんください。
質問通告順序により発言を許します。登壇の上、一般質問願います。
12 番、池田君。
[12 番
池田一也君登壇]
○12 番(池田一也君) 通告に従い、2点の質問をさせていただきます。
初めに、集落対策についてお聞きをいたします。私は、昨年の9月議会の一般質問で、高齢者
対策について質問をさせていただきました。その中で、農村地域、いわゆる郡部に住む高齢者は、
より一定の集落にまとめる政策を講ずるべきではないか、集落にまとめることにより、より手厚
い医療や介護サービスが、町としては提供ができ、高齢者はそれらを受けられるようになるため、
大きなメリットがあるのではないか、と質問をさせていただきました。その質問の答弁で、一定
の理解・賛同を得たと私なりに感じておりますので、より詳しくその考えをお聞きしたく質問を
させていただきます。
まず、高齢化についてお聞きします。町内と農村地域での高齢者の状況と将来推計についてお
聞きをいたしますが、先ほど申し上げた昨年9月議会で、同様の質問をし、答弁をいただいてお
りますので、あれから1年が経過し、状況や推計に変化があれば答弁をいただきたいと思います。
次に、離農者の居住状況についてお聞きをいたします。北海道の資料によりますと、道内には
近年では 3,700 を超える集落があり、そのうち約 600 の集落で高齢化率 50 パーセントを超えて
いるそうであります。私は、これらの高齢者の方々の中には、離農したが現在もそのまま居住し
続けている方々が相当数含まれているのではないかと考えております。そこで、農村地域での高
齢離農者の状況と将来推計についてお聞きをいたします。今後は、さらに交通手段の確保や買い
物などのさまざまな問題が多くの集落へ拡大していくことが懸念されると思いますので、その実
- 35 -
態や課題をどのように把握しているのかお聞きいたします。なお、私が述べている高齢離農者に
は、土地などを処分した方々に加え、土地などはいまだに所有はしているが、営農はせずにその
まま居住をしている高齢者も含んでおります。
質問の1点目の最後に、農村地域から市街地集住への必要性についてお聞きをいたします。通
告に載せましたが、私は集住することにより、移り住んだ方々は(2)にありますように、よりよい
コミュニティーの活性化ができ、さらには、(3)のように残された土地は近隣農家の営農環境の向
上と規模拡大が図られると考えております。そこで、その効果を期待できるため、町としてはぜ
ひとも推進を考えるべきと思いますので、(1)のその取り組みについて、どのようにお考えをお持
ちなのかをお答えいただければと思います。
次に、2点目の静内温泉についてお聞きをいたします。ご存じのように、今回の静内温泉の建
てかえは、発案や計画の段階では商工労働観光課が担当し、途中から福祉課に担当が変わり、そ
の後、完成をいたしました。私も発案や計画の段階では経済常任委員会に、途中からは文教厚生
常任委員会に所属し、所管する委員会の委員として、完成までずっと見てきておりました。その
静内温泉は、平成 25 年 10 月1日にオープンし、間もなく満2年となりますので、さらに、だれ
もが利用しやすいに施設を目指すため、質問をさせていただきます。
まず、利用状況について、入浴者数、家族風呂利用者数、和室利用者数をお聞きいたします。
次に、利用者の意見・要望などの把握について、お客様や指定管理者からどのような方法で行
っているのかお聞きいたします。
私は、先ほどの利用者の意見・要望などの把握により、さまざまな懸案事項を町は抱え、その
解決に努力されていると推察をいたします。再質問でさらに詳しくお聞きいたしますが、まず、
壇上からの質問では、町道の整備についてお聞きをいたします。ここで私が言う町道とは、町道
温泉線のことです。その改修整備計画をお聞きいたします。
次に、国道から町道温泉線への入り口に建てられている案内看板について、今、その移設・建
替計画が進行しているとお聞きいたしますので、その進捗状況をお答えください。
次に、非常口の増設についてをお聞きをいたします。静内温泉には非常口として、玄関、男女
各浴槽などに非常口が設置されております。しかし、オープン直面の議会視察で、和室などの奥
まったところには非常口がなく、増設を指摘されております。その指摘に対しての取り組み状況
をお答えください。
最後に、オープン直後から要望の多かった手すりの増設についてお聞きをいたします。私が、
特にお聞きをしたいのは、浴槽の手すりの増設についてであります。玄関や家族風呂には増設さ
れたと認識しておりますけども、いまだ設置されていない、主浴槽、副浴槽、ジャグジーでの手
すりの増設の計画についてお答えをください。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
秋山農政課長。
[農政課長 秋山照幸君登壇]
○農政課長(秋山照幸君)
池田議員からのご質問の大きな1点目の高齢化に関するご質問の一点
目、町内の高齢者の状況と将来推計について、ご答弁申し上げます。高齢者の将来人口推計及び
高齢者世帯数の推計につきましては、昨年9月議会で申し上げましたとおりでございまして、現
時点では大きな変化はないものと推定してるところでございます。なお、直近の本年8月 31 日現
- 36 -
在における本町の住民基本台帳によりますと、本町の総人口は2万 3,897 人、そのうち 65 歳の高
齢者の方は 7,387 人で、高齢化率は 30.91 パーセントとなってございます。
二つ目の農村地域の高齢者の状況と将来推計につきましては、市街地を除く農村地域というこ
とで理解してございますので、農林業センサス等を参考にご答弁申し上げたいと存じます。2010
年の農林業センサスによりますと、本町における全体の販売農家数は 1,837 人、そのうち 65 歳以
上の高齢者の方は 642 人で、高齢化率は 34.9 パーセントとなってございます。なお、将来推計に
つきましては、北海道立総合研究機構農業試験場資料によりますと、10 年後でございます 2025
年の本町における全体の販売農家数は 880 人減少しまして 957 人、減少率は 47.9 パーセントと
なってございます。また、65 歳以上の高齢者の方は、164 人減少しまして 478 人、減少率は 25.5
パーセントで、高齢化率は 49.9 パーセントに上昇する推計となってございます。
続きまして、大きな2点目の離農者の居住状況について関する1点目、農村地域での高齢離農
者の状況と将来推計についてご答弁申し上げます。まず、本町の農業者の戸数の推移等につきま
してでございますが、本町両地区にございます農協の資料をもとに申し上げますと、平成 26 年度
末時点での全体の農家戸数は 776 戸でございますが、そのうち 60 歳以上が 46 戸となってござい
まして、全体の6割以上を占めている状況となっております。農家戸数につきましては、この5
カ年で 62 戸が減少し、減少率は約8パーセントとなってございます。また、町農業委員会からの
情報によりますと、平成 24 年度から平成 26 年度までの3カ年の離農件数は 22 件となってござ
いまして、今後もこの減少傾向が続くものと推測しているところでございます。
次に、2点目の実態や課題の把握についてでございますが、現状では、離農後の居住状況等の
実態などを詳細につきましては、把握していない状況でございますので、ご理解のほどよろしく
お願い申し上げます。
次に、3点目の農村地域から市街地集住への必要性についてご答弁申し上げます。池田議員が
ご指摘のように高齢化が今後ますます進むことにより、農村地域におきましては、交通手段の確
保や買い物など、さまざまな問題が多くの集落に拡大していくのではないかという懸念やよりよ
いコミュニティーの活性への課題、また営農環境の向上の観点と規模拡大等と高齢化社会、人口
減少社会におけるまちづくりのあり方等に関するご提言であるものと受けとめているところでご
ざいます。本町といたしましても時代に即した農業振興を図っていく一方で高齢者が安心して暮
らすためには、医療・福祉政策としてのコンパクトシティーの検討など、池田議員のコンパクト
シティの集落版のご提案も視野に入れた検討をしていきたいと考えてるところでございます。い
ずれにいたしましても、町民の皆様が望む方向性を十分に把握し、多くのニーズに合った施策の
展開が、今後目指すべきまちづくりを進めていく上で重要なことであると認識してるとこでござ
いますので、ご理解のほどよろしくお願い申しあげます。
以上、答弁とさせていただきます。
すみません、先ほど池田議員からへのご答弁の大きな2点目の離農者の居住状況につきまして、
答弁で一部訂正させてください。先ほど、26 年度末の時点での全体の農家戸数は 776 戸でござい
ますが、そのうち 60 歳以上が 46 戸と先ほど申し上げましたが、466 戸ということでございます。
訂正よろしくお願いします。すいません。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
- 37 -
[福祉課長 木村博成君登壇]
○福祉課長(木村博成君) 池田議員からのご質問の大きな2点目、静内温泉について、私のほうか
らご答弁申し上げます。まず、利用状況についてでございますが、入浴者数、家族風呂利用者数
及び和室利用者数ということでございますが、入浴者数につきましては、平成 25 年度 10 月1日
オープンから 26 年3月までの6カ月間で7万 142 人、開館日数で割りますと、1日平均 455 人
の利用がなされております。平成 26 年につきましては、1年間になりますが、11 万 4,789 人、
1日平均では 367 人となってございます。家族風呂につきましては、平成 25 年度及び 26 年度に
おきまして、ほぼ同様の数字となってございまして、一日平均2件から3件の利用がなされてご
ざいます。また、和室の利用につきましては、平成 25 年度の6カ月間で 38 件、合計 682 人の方々。
平成 26 年度におきましては、48 件、1,047 人の方々が専用という形でご利用をいただいてござ
います。
次に、利用者の意見・要望などの把握ということのご質問でございますが、これにつきまして
は、指定管理者側が受けているもの、それから、または町が直接要望がなされているものがござ
います。指定管理においては、随時、利用者からの声をお聞きしているほか、一定期間設けまし
て、アンケート調査を実施し、設備や職員の接遇等に対しまして、また、軽食コーナーや売店な
どについてのご意見を伺っているところでございます。なお、これら指定管理者を通じて受けま
した意見や要望につきましては、定期的に報告を受けまして、町の要望とあわせまして、その実
態の把握に努めているところでございます。
次に、3番目の懸案事項の取り組みについてでございます。このうちの(1)町道の整備以外につ
きまして、私のほうからご答弁申し上げます。まず、(2)の国道の看板についてでございますが、
現在建っております三角形の案内看板の用地につきましては、国の道路用地であるということか
ら、現在、占用許可を受けまして設置している状況でございます。昨年、新しい看板の設置も考
慮いたしまして、国の担当部署と協議をいたしましたが、当該物件につきましては、公共施設案
内標識でございまして、道路用地の中では、新しい看板や既存の看板を改修を行う場合も、現状
よりも大きなものは設置できないということが確認されてございます。このことから、新しい看
板の設置箇所を現在の場所ではなく、同じ交差点の静内地区側の町有地にあります角地を予定い
たしまして、地盤調査の予算を上程すべく、昨年 12 月定例会前の所管常任委員会にお諮りをして
ございます。意見といたしましては、町民保養施設であり町民は場所を知っていると。それから、
町民のための施設であることから、看板に多額の費用をかけることはない。費用対効果もないし、
必要もないというような多くの意見が寄せられたということから、検討の結果、関連予算を取り
下げまして、看板の新設は行わないこととしたものでございまして、当面、既存の看板での対応
となったものでございます。
次に、(3)の非常口の増設についてでございますが、以前、段差のない避難路が正面玄関1カ所
では不足ではないかということのご意見が出されております。施設における非常口、避難経路に
つきましては建築基準法及び消防法上は問題がないということとなってございますが、そのよう
な意見もございまして、段差のない避難路の設置につきまして技術的な見地から検討してござい
ます。正面玄関からまっすぐ入りますと、ちょうど突き当たりになりますサッシの窓がある場所
でございますが、現状は開閉することができないことから外には出られないという状況になって
おりまして、外に出るにはかなりの段差がございます。仮にここに非常口とした場合に、窓、サ
- 38 -
ッシ等の改修並びにコンクリートによりますスロープ等の設置が必要となることから、正規な基
準を設けるとなると多額の費用がかかるということの積算結果が出てございます。また和室・休
憩室からは外へは出られますが、どこから外へ出るにも段差がございまして、敷地の関係からど
うしても階段方式となってしまいます。これらの検討結果から予算面での解消方法等を考慮いた
しまして、また有事については、指定管理者が利用者への速やかな避難誘導が行えるように、避
難訓練等、職員研修等における防災教育の強化を図りながら、当面は、現行の非常口のみで活用
するということとさせていただいております。
それから、最後になります(4)の手すりについての増設でございますが、現在、男女各浴室の浴
槽に入るところに、片側専用の手すりを数カ所を設置してございます。先ほど、質問にもござい
ました家族風呂につきましては、当初オープン時にこちらも片側の設置でございましたが、オー
プン後に家族風呂利用者のほうから両側の設置要望が多かったということから、その直後に改修
を行ってございます。また、男女各浴室の手すりについても、家族風呂同様、両側にしてほしい
という要望は、その後オープン以来、先ほどの要望等の中でも寄せられていなかったことから、
現時点での増設は考えてございません。ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。
○議長(細川勝弥君)
酒井建設課長。
[建設課長 酒井
隆君登壇]
○建設課長(酒井 隆君) 池田議員ご質問の静内温泉についての3点目、懸案事項の取り組みにつ
いての(1)町道の整備についてご答弁申し上げます。ご質問の町道静内温泉線につきましては、平
成元年3月 20 日に町道認定し、供用開始している総延長 1,295.8 メートルの路線になりますが、
現在の町民保養施設静内温泉の改築工事にあわせ、平成 25 年度に改良舗装工事を 172 メートル
施工し、その後、平成 26 年度から経年変化によるち支持力の低下、凍害や排水不良による劣化、
交通量の蓄積による性能低下に伴います轍掘れ、ひび割れ、平たん性の低下、ポットフォールが
多く発生している箇所から道路交通の安全性を確保するために、順次、計画的に舗装改修工事を
実施しており、今年度までに 295 メートル施工を行い、総延長の 36 パーセントになります 467
メートルの工事を実施したところでございます。来年度以降につきましては、引き続き巡回パト
ロールにより、危険箇所の早期発見に努め、部分的な補修対応になると考えられますが、事故防
止のため鋭意努力してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(細川勝弥君)
ここで休憩したいと思いますよろしいですか。
暫時休憩いたします。10 分程度休憩いたします。
休憩 午後
2時15分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午後
○議長(細川勝弥君)
2時25分
休憩前に引き続き、一般質問を継続いたします。
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、集落対策についてであります。もちろんな話ですけど新ひだか町にも幾つかの集落があ
って、私が知りたいのは 65 歳以上の高齢化率 50 パーセントを超えているのは幾つあるのかなと
- 39 -
いうのが興味あるんです。それと、10 年後には、今、50 パーセントを超えてなくても 10 年後に
はどれぐらいの集落がそういう高齢化率 50 パーセントを超えている地域になるのかなというと
ころをお聞きしたかったんですが、先ほど農業センサスでしたか、いろんな資料を出していただ
きながら答弁をいただきました。で、実は、既に北海道ではこういう調査というのは済んでおり
ます。平成 24 年度から北海道の総合政策部人口減少問題対策局地域政策課というところで、集落
機能の維持確保に向けた地域社会の構築を目指すということで、既に、集落対策の方向性を策定
済みしております。で、その中で具体的な展開方策や方針を示し、取り組みを既に行なっている
というのが現状であります。で、もっと具体的に言わせていただきますと、モデル的な取り組み
として地区を設定いたしまして、基幹産業モデルとして占冠村の占冠とか中央とか、双珠別地区
って言うんですか、だとか、高齢化モデルとして幌加内町の茂尻地区。再編統合モデルとして深
川市納内地区と、この3地区で、対策協議会などを立ち上げて、既に調査も済み、検討も今して
いる最中なんですよね。ですから、進むところは、北海道としてはそういう方針を持った上で進
めるところはどんどん進めてきている。方針が固まっているわけです。私としては、新ひだか町
としても、この集落対策の方向性を、今決まってないのであればはしっかりと、先ほど集落集住
の方向性でって町民の意見に、どうしたらいいかって町民の意見を聞きたいというお話がありま
したけども、僕は、町としては、道が言ってるから全部従うっていう意味ではありませんけど、
近い将来必ず必要になってくるわけですから、集住の方向でやっていくが、良いですかと。町民
に問いかけるんであれば、そういう問いかけになるんじゃないのかなと思っているんですよね。
そういう取り組みを町としてやるべきではないですかと。実際、そのときの資料というのが、い
っぱい北海道も出してくれてまして、先ほど僕が言っていた、既に平成 23 年に日高管内で 65 歳
以上が 50 パーセントを超えている集落は1カ所です。これが 23 年度。それのわずか2年後の資
料を見ると3カ所に増えています。ですから、10 年後には一体どれだけ増えるんだと、ましてや、
この中の3カ所とか1カ所の中に新ひだか町は入ってるのか、そこもお聞きしたいとこですけど
も、どうも答弁を聞いているとそういう資料はないようですので、あえてお聞きはいたしません。
また、重ねてくどいようですが、道の調査をもう少しお話をしていただきますと、先ほど壇上で
言いましたように、3,700 を超える集落のうち、既に 600 を超える集落、厳密にいうと 603 集落
だそうです。平均年齢が 65 歳を超えている高齢化のところですね。全体の 16.1 パーセント、そ
れが 10 年後には 2,465 の集落が、この集落になるであろうと。これが全体の 65.8 パーセント。
これは北海道の調べですから。これは日高管内が何ぼなのか、ましてや新ひだか町が、何ぼなの
かというのは、わからないと思いますので、ここでいろいろ聞いても無駄だと思いますので、そ
れは聞きません。ただ先ほど申し上げましたように、町として、今後考えられるこういう高齢化
の中で集住をどのように、どうやっていこうという方向性をきちっと示すべきだということと、
あとはその方針にのっとって、北海道がやっているように、いろんな協議会だとか立ち上げて、
きちっと調べるべきだとそういう中にはですね。お年寄りの離農者のそのままそこに住んでいる
お年寄りの数だとかも出ている資料がありました。そういうものをきちっと調べて、まずは調べ
てみるべきではないのかなと。それから私が言っているような話が始まるのかなと思っているん
ですけどもどうでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
石原健康推進課長。
○健康推進課長(石原義弘君)
はい。老人対策ということで、私の方からお答えをさせていただき
- 40 -
ますが、集落の話もありました。で、平成 24 年頃、私の記憶ですが、そのころ、限界集落という
言葉が話題となり、この議会においても志田議員のほうで限界集落について取り上げていただき
まして、確かそのときで、既に、三石区においては、ある集落、複数の集落で、65 歳以上の人口
が 45 パーセントを超えているというところが複数あるというような状況でございましたし、その
ことについてもお答えをさせていただきました。で、私のこれからの答弁は、直接その集住に関
連するというふうにはならないかもしれませんが、今後増え続ける高齢者、特に団塊の世代が、
すべて 75 歳以上となるというふうに言われています。2025 年、平成 37 年を目途に、それぞれ
の地域に応じた、地域包括ケアシステム、この構築を目指してということになってございまして、
私どもも、今回、第6期の高齢者福祉保健福祉計画、これを新ひだか町地域包括ケアシステム構
築マニュアルと位置づけて、その政策を進めているところでございます。特に、その中でも高齢
者の方々の安定した住まいの確保というのは、重要な課題の一つであるというふうに位置づけて
おりまして、サービス付き、サ高住ですね、高齢者住宅の誘導ですとか、あるいは、市街地にお
ける空き家を活用した住まいの確保、または、シルバーハウジング等々、こういった政策を今後
進めていかなければいけないというふうに考えてございます。先ほど、農政課長が壇上でもご答
弁をいたしましたが、これは全町的に取り組んでいかなければいけない問題だというふうに思っ
てございます。私どもも、地域包括ケアシステムの構築の面からも、いろいろ提案をさせていた
だきまして、まちづくり、今後の将来人口減少、それから高齢化社会に向けたまちづくりという
ところで検討していきたいというふうに考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
私も、常々、誰が答えようが町長の答弁だというふうに言っておりますの
で、今のは町長の言葉と思いながら聞かせいただきましたけど、ただ、正直、今のは、健康推進
課長の答弁は、あくまでも高齢者に対することに限られた部分がほとんどであろうと思います。
私は、壇上で申し上げましたように、これをすることによってコミュニティーが活性化できる。
これは若い人も含めてです。それと、そこに住んでいた土地が、宅地も含めて空くわけですから、
農業の発展にも寄与できるだろうと。いわゆる、私としては、お年寄りお年寄りってそこに限っ
たことではなくて、一つのまちづくりですよ。今、地域創生だってやってるじゃないですか。そ
ういう中で、いろんな細かいところまで見ていきますと、同じようなことがいっぱい書かれてい
るんですよね。ですから、一つのまちづくりとして、まちが方向性を示さなければならないと、
まずは思うんです。そこをどう思うかっていうことと、それをまず決めないことには、次は動か
ないわけですから、その方向性を決めた上で調査をすべきじゃないですか、調査たって、農政課
がとか、健康推進課がただやるというわけじゃないんです。北海道の例を出しましたけども、N
POですとかいわゆる有識者だとかが、相当入って、大きな協議会立ち上げて、じっくり調べて
るんですよね。そこで、集住だけじゃなくて、本当にコミュニティーをどうしようかとか、そう
いうものすべて、すべて洗い出してこの地域の将来に向かってということで報告書を出している
わけです。私、それを見ましたから、すばらしいことをやっているな、先駆けているなっていう
思いがしてるんです。これは、我が町にも当てはまるのことだからわざわざ聞かしていただいて
ます。まちづくりの観点として、もう一度答弁をいただければと思います。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
質問者の方が上着をつけておりますので、外したままの答弁で失礼させてい
- 41 -
ただきます。
今、池田議員のご指摘ご質問につきましては、全く同感でございまして、先ほど、健康推進課
長が、ほとんどのことを述べておられて、そのとおりなんですが、どんどんと迫る少子高齢化社
会の中で、やはり平たくいうと、固まって住むと言いますか、そういうことは非常にメリットが
大きいと思います。地域包括ケアシステムの構築、すなわち病院が近い、いろんな介護施設が近
い、そういったような、釈迦に説法でございますが、そういうことであると思います。そこで、
それをいかにして進めるかっていうことは、さきの議会でも、また、そのさきの議会でも指摘あ
りましたが、住宅政策とでも言うべき、空き家がどんどん出てくる、それの活用とも相まってた
ことですとか、今、ご指摘のように、その老若男女が一緒に住む。老いも若きも一緒に住むとい
うことの精神面でのプラスとか、いろんなことが期待できまして、そうしたいということで、私
も思っているところでございます。一方で、やはり目の前に畑が、あるいはハウスがあるほうが
安心だとかということで、代々伝わる土地を大事にしたいという思いの方もいらっしゃっておら
れることは確かなんですが、その業を継いでる方にしますと、そういった営農に、心おきなく取
り組めるのには、やはり親御さんがそういった、皆が固まって住んでいる中で、安心して、明る
さも持って住めるということも大事なことだと思いますので、そういったことを徐々に徐々に啓
発していくとかという活動もこれは、やはり地域包括ケアシステムを進めるということと同時に、
町としてのそういう働きかけといいますか、例えば、まち懇でもそういったことを話していくと
か、そういったことで、徐々に徐々に意識を変えていただくと言いますか、そういったことも必
要かなと思ってまして、課題は多いので、一朝一夕というふうにはいきませんけれども、そうい
った方向を持って進めていくようなことについて、今後、内部でも、さらに協議をしてまいりた
いとこのように考えております。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) 町長が言われるように、僕はまだ元気だから、ここに住み続けたいんだと。
たとえ離農者であっても。そういう方々へ、無理やり集住しようよと言っているつもりはないん
です。僕は、町長の話、今お聞きしてて、そこの部分言うの忘れてたなと思ったんです。特に不
自由を感じられるようになったときには、例えば静内地区でいうと、例えば、農屋に住んでいる
んだったら御園まで出てきてもらうだとか、三石地区で言えば、例えば川上地区にいるんだった
ら歌笛まで出てきてもらうだとか、そういうたぐいの話です。それでコミュニティーが保てて、
ご本人が元気に暮らせる一つの大きな要因となるのであれば、そういうことはどんどん進めるべ
きだと。くれぐれも、全員が全員 65 歳超えたら全員連れてこいというわけではありませんので、
そこら辺はご理解をいただきたいと思います。また、今の町長の方向性と言えるのか、はっきり
とした方向性と言えるのかどうかわかりませんけども、そういう一定の方向性が示されたと思い
ますので、まずはどのような調査をしていくのかというところは、私は壇上でもその必要性を述
べておりますので、今後の推移を見守っていきたいなと思います。
次に、静内温泉に移ります。で、静内温泉は建て替える前は、老人保健福祉センター静内温泉
と言っておりました。で、建て替え途中から、休館になった途中から、今の建て替えの計画段階
から町民保養施設と名称が変わっております。で、僕が知りたいのは老人保健福祉センターと町
民保養施設と、この名称が変わったことで何がどう違うのかというところを教えていただきたい
んです。合わせて、前の老人福祉センターは老人保健福祉センターと言いながら、観光客の入り
- 42 -
込みも期待をしていました。だから、商工労働観光課に所管があったんだと私は理解をいたして
おります。それが、今、福祉課に所管が移ったというところで気になりますのは、観光客の入り
込みというのは、静内温泉はもう期待しない施設となっているのか、この確認をさせてください。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) はい。まず1点目でございます。もともと所管が、当時、観光のほうか
ら福祉のほうに、実は、平成 24 年6月に福祉課のほうが担当となってございます。それで、最初、
老人福祉センターというふうに言われた状況から、条例等の中でも町民保養施設というようなこ
とで名称が変わっています。当初は、老人福祉センターにつきましては、同じような福祉部門と
いう感覚にはなるかと思うんですが、実は補助金の絡み等がございまして、当時その補助制度を
使った関係から老人福祉センターというふうに言われたものというふうに思われております。そ
の後、新たな施設につきましては、当初その補助制度を利用しない中での話、壇上の方で説明し
ておりますとおり、利用客等については、高齢者から町民一般に向けての保養ということがメイ
ンでございますので、趣旨的には町民保養施設というような状況になってございます。
○議長(細川勝弥君)
上田商工労働観光課長。
○商工労働観光課長(上田 哲君) 観光客の誘導はしないのかというご質問かと思いますが、観光
パンフ等には施設の案内ということで掲載して、町内の案内等には、観光施設ではないんですが、
一応観光客が使用しているということでご案内しておりますので、積極的に誘導しているという
ことではありませんが、ご承知のようにキャンプ場もありますし、それらの観光客が使うという
ことの状況にはなっております。ただ、通常の施設と同じような案内の仕方ということで、観光
のほうはそういうふうに考えておりますが。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
老人保健福祉センターから町民保養施設と、名称は変わったけども中身は
変わらないよと。それで、私もそう思っております。その後の観光客の入り込みというのは、来
たかったらおいでよみたいなそういうニュアンスでとらえられるんです。で、今、いろんな旅行
雑誌とかさ、いろんなところで静内温泉っていっぱい載っているんですよね。私、口コミもいっ
ぱい見ました。インターネットで。そしてスタンプラリーもやってて、日高の中の何施設ですか、
あそこでスタンプラリーやったりして思いっきり観光施設じゃないですか、それを来るならどう
ぞみたいなそんな立場でいいですか。私は町民に一人でも多く利用していただきたい、これはも
ちろん。観光客もどんどん来ていただきたい。こういう施設だと思ってるんですが、違いますか。
○議長(細川勝弥君)
上田商工労働観光課長。
○商工労働観光課長(上田 哲君) すみません、ちょっと答弁の仕方が悪かったんですが、観光的
にも、そういう今、池田議員がおっしゃった雑誌だとか、そういうところにはPRしております。
ですから、PRできる場では、積極的にPRしてますけれどもという意味です。特に、何と言う
んですかね、施設の位置づけとしての観光施設でないということですが、観光としては、当然、
観光客が来ていただきたいという施設でございますので、雑誌だとか、そういう機会があれば、
PRさせていただくということになろうかと思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
非常に、随分後ろ向きなというか、積極的じゃないなって思って聞いてる
んですよね。だって、指定管理者に指定をして、指定管理者はいろんな努力をされて町民を一人
- 43 -
でも多く、今も玄関行ったらいっぱい、いろんなこういう行事やります来てくださいって書いて
あるじゃないですか。その中に観光客ももちろんターゲットに入れた展開をしているわけですよ。
だけど、町の担当者が、どっちでもいいみたいなね、いや、どっちでもいいとはいっていないね、
そんなに積極的じゃないなんて聞かされると、私はそれは違うんじゃないのって思うんですよね。
もっと、観光客の入り込みも期待をして利益を上げるぐらいのものにすべきだと、私は強く思う
んです。で、こればかりやっていくと時間かかります。止めておきます。これは後からも出てき
ます。この場では一回ちょっと横に置いておいて、質問順番で言っていきますけども、家族風呂
の利用者をお聞きいたしました。で、1日2件から3件って言ったんだね。この家族風呂の目的
には、体の不自由な方にも利用していただきたいということがうたわれております。だからこそ、
たしか寄附されたものだと思いますけど、シャワーチェアといわれるお風呂の入浴で使える椅子
も、動く可動式の、要は車いすみたいなプラスチックでできたやつが、たしか寄附だったと僕は
認識しておりますけどもあります。それでお聞きをしたいのは、家族風呂の利用者の中に体の不
自由な方の利用者っていうのは、どの程度いらっしゃるのかっていうところをお聞きしたいんで
す。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) 家族風呂の利用でございますけども、先ほど壇上の中では、一日平均2、
3件ということの答弁申し上げましたが、人数で申し上げますと、25 年度につきましては、6か
月間で 354 件、26 年度は 760 件でございました。今、言われるように家族風呂の利用につきま
しては、今言われるように、家族の方限定での利用もございますし、障がいの方等の利用もある
かと思います。そこで洗い場等につきましてもし、身障の方が車いすで入れるような配慮等もし
てございますが、先ほど言った人数の中に、何件、障がい者の方がいるという状況は、現在のと
ころ福祉課では把握してございません。申し訳ございません。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) これは、また後で質問させていただきます。
まず、町道の整備ですね。質問順にさせていただきます。それで、まず、町道温泉線が、起点
はわかるんですが終点がどこか僕は把握していないんですが、ゲートボール場の横に大きな穴ぼ
こがあります。これは、夏場からずっと直してくれと、私も言われたことがありますし、利用者
からですよ。まして、あの先には大きな牧場があるんですよね。時にはというか、しょっちゅう
あの道路を使うと思うんですけども、まずは、その年次計画を持ってやっていると言いながら、
ああいう大きな穴ぼこは、僕だけじゃない町民からも要望は来てると思うんですけども、なぜそ
こら辺はすぐ対応できないんでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
酒井建設課長。
○建設課長(酒井 隆君) おっしゃるとおり、穴ぼこにつきまして、温泉から 100 メートルほど
奥に行った元ゲートボール場の横の舗装道路の部分でございます。これにつきましては、町のほ
うでも情報をいただいたのが、この2、3週間の状況でございます。それで、ちょっと対応が、
その2、3日後にすぐできればよかったんですが、業者の手配等で今週そこを補修するというこ
とで、予定しておりますので、ご理解ください。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
再質問でさまざまさせていただきますけど、後でまとめますので、とにか
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く質問だけ続けていきますね。それで、例えば、1,200 メートルのうちの2年かけて約 600 メー
トル直したよと。あと半分どうなるのっていうのは、今後、巡回をしながらということは、1,200
メートルのうちの約 600 メートル直したけど、あとは、計画はないんだと。あとは必要に応じて、
またパッチワークみたいに貼るだとか、そういうことなんでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
酒井建設課長。
○建設課長(酒井 隆君) はい。おっしゃるとおり、この温泉の改築にあわせまして、特に轍がひ
どいところ、中央分離帯の近くについては水たまりが多いところ、この部分につきまして、平成
25 年から今年度まで3カ年で約 36 パーセント直させていただきました。それの国道側につきま
しては、轍等もそんなに悪くございませんので、指摘のような形のちょっと継ぎ接ぎになります
が、悪い箇所から順次直していきたいというふうに考えておりますのでご理解ください。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
今年度直したとこ、昨年度だったかもしれません。新しく舗装引き直した
とこ、そこにガードレールがあります。そのガードレールが、ガードレールの用をなしてないで
すよね。ご存じだと思いますけど。倒れてます。ほぼ倒れてます。だから、舗装は直すというこ
とは、僕はイコール周辺のガードレールも併せて直すものだと思っておるんですけど、どうも答
弁聞いていると舗装だけと思う答弁しか聞きとれないもんですから、ガードレールは、さっき答
弁しましたよね、安全のためにってね。ガードレールですから、安全のために必要じゃないです
か。この計画はないんですか。早急に計画に盛り込んで直さなければ、あのままではとてもじゃ
ないけど危ないですよ。
○議長(細川勝弥君)
酒井建設課長。
○建設課長(酒井 隆君) おっしゃるとおり、既存のガードレールについて、随分傷んでおります。
倒木によって壊れたり、あとは車両の接触等について、より変形している箇所がございます。こ
ういうところにつきましては、先ほど言うように安全確保について、当初の目的が達成できてい
る状況ではございません。そういうことでございますので、先ほどの答弁と同じになりますが、
安全確保することはもちろんでございますが、先ほどいう観光施設等の誘導道路ということもご
ざいますので、損傷度の高い部分から早急に直していきたいということで考えておりますのでご
理解ください。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
損傷度の高い部分っていうか、もう土台がないぐらいじゃないですか。ほ
とんど倒れてるんですよ。もちろんご存じだと思っていっているんです。見ているでしょうから。
あれでいて、今後危険がないか見守るなんて言っていたら、さきにあれを直さないことには、い
けないんじゃないのかなと思います。
次に、町道に入りますと、温泉の森総合案内板というのがあります。そこで気づくのは、大き
な看板です。入っていってすぐ左側にあります。すぐでもないね、100 メートル 200 メートルぐ
らいいった先の左側にあります。そこに温泉の森総合案内板があって、まず気づくのは静内町っ
て書いてあるんですよね。いまだに。合併して 10 年になって融和と一体だと。あの合併当時から
僕も議員やってましたけど、もういろんなところで静内町っていうのは新ひだか町。もちろん三
石町と書いてあるのは新ひだか町って全部張り替えたわけです。こんなところも張り替えるのか
っていうところまで張りかえてたんですけども、あの総合案内板に関しては、いまだに静内町と
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書いてある。さらに申し上げさせていただきますと、今はない。今はもう全然ない遊歩道、ゲー
トボール場、テニスコート場などの、いわゆる温泉の森として、絵に描いて、そこに文字でここ
がテニスコートだよ、ここがゲートボール場だよって書いてあるんですね。ああいうもう既にな
いものは、変えるべきだと思うんです。それで、一つ提案なんですけども、特に観光客からの声
として、国道から町道に入ったはいいけども、この先本当に温泉あるんだろうかと。なにもわけ
ですから道路と木しかないわけですからね。だから、これは提案ですけども、温泉の森の看板を
壊すとかなったらお金がかかります。だから、同じお金はかかるんでも、少しでも少なく済むよ
うに、あの絵をこの先の何キロとか、新ひだか町マーク書いたり、この先何キロ先に温泉があり
ますよ、何キロ先には、キャンプ場がありますよ、そういう案内看板として利用したらいいんじ
ゃないですか。私は事実じゃないことを書かれるよりは、そういうふうに書いてくれたほうがよ
っぽどありがたいと思うんですけども。
○議長(細川勝弥君)
上田商工労働観光課長。
○商工労働観光課長(上田 哲君) 温泉の森の管理の関係は、商工労働観光になりますので、私の
ほうからご答弁させていただきます。確かにこれ、この総合案内板につきましては、温泉の森設
置当初の内容のものということで、池田議員ご指摘のとおり、今の現況とはかなりかけ離れた内
容のものでございます。
ですので有効に活用、今、池田議員からご指摘があった有効に活用すべきか、どうかもその辺も
含めて、関係課とも十分協議させていただいて、方策を検討させていただきたいというふうに思
っております。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) 今、関係課と言ったのは、どこの課を指しているんですか。
○議長(細川勝弥君)
上田商工労働観光課長。
○商工労働観光課長(上田 哲君) 温泉のほうの担当もありますので、福祉課と商工になるかなと
思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
それでさっきも言いましたけど、その地図にはゲートボール場とテニスコ
ートが書いてある。で、実態はないんだから変えてほしいと、それはわかりますね。ただ、お聞
きをしておきたいのは、ゲートボール場とテニスコート、もうないのに、あれどうするのってい
うことなんですよ。少なくとも、今、関係課ってどこですかって聞いたら教育委員会って入って
いませんでしたね。ですから、教育長の答弁を、私は答弁を求める者に入れてませんので答弁を
いただくわけにはいきません。ただ町の施設、町の一つの施設として町長の意見を伺いたいんで
すが、ゲートボール場はもうとっくになくなってるんですよね。だけど、温泉に行くと駐車場に
止めると特にゲートボール場の建物が見えて、いまだにゲートボール場という文字が書いてある
んですよ。テニスコートありますよ、テニスコートってあるんですよ。行ってごらんなさい。た
だただ、なんだっけ、ネットを貼る支柱が2本、赤錆びた2本があって、あとは草ぼうぼうじゃ
ないですか。そういうことでいいですかってお聞きしたいんですよ。教育長は答弁したくてしょ
うがないでしょうけど、私は答弁者に入れてませんので、やはりそこら辺は、町として考えなき
ゃならないんじゃないですか。テニスコートは町のものかな、教育委員会じゃなかったかな、そ
こら辺答えられるところがあったら答えていただきたい。
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○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
お答えいたします。ただいま、池田議員のほうから静内温泉の入る道路から
周辺の施設について、いろいろご指摘がございました。私も、途中の看板のことはちょっと何回
か、もちろん通ってるんですけど気がつかなくて、そういうことになっているのであれば、これ
は改めなきゃいけないなと思ってます。また、ゲートボール場につきましても、ここ何年か前か
ら活用について考えておりますけれども、それらも合わせて、なにか有効な施設として活用でき
るんであれば、そういった施設の名称の掲示ですとか、きちっとしなきゃならないと思ってます。
ただいまのご指摘を受けまして、内部で協議してまいりたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
ゲートボール場に関しては、前所管する委員会におりましたので、その当
時は、ちゃんと具体的に言っていたんですよね。電気を引いて夜間でも特に野球とかソフトボー
ルの練習場にしたいんだと。全然進まないんですよ、その話が。一体どこに行っちゃったんだろ
うというくらい。私はやる気あると思っていますけど。それで、やっぱり常任委員会でそうやっ
て説明しているんですよ。やってくれなきゃ。だって方針伝えておいて、何もそのあとしなかっ
たら、僕らはその当時に居た委員としては、何で進まないんだろうという疑問と、今の所管する
委員も引き継いでますから、どうなっているんだろうというのは、当然思うわけですよね。でき
ないんだったら最初からそういうことをやりますなんて、言わないでいただきたい。本当にでき
ることだけを言っていただきたい。そう思うんです。で、教育長からは答弁いただけません。い
ただくわけにはいきませんので、次いきます。
それで、今度は国道の案内看板です。で、先ほどの答弁で今ある一本建って三角上にのってい
るやつ、あれが大きくしなければ、あの答弁を逆にとらえると、あの看板が非常に見づらいとい
う声も私は聞いております。ですから、町がつくろうとしてなかなかできない大きい看板ができ
ないんであれば、あの形のままとか、ああいう形で面積が大きくなきゃいいのかどうなのか、そ
こはわかりませんよ。あの三角のままでなきゃだめなのかわかりません。ただ、もっともっと電
飾つけるなり、なんなりしてもっと目立つ看板にする。新しい看板ができない遅々として進まな
いんだったら、そういうふうな方策をとらなきゃならないんじゃないですか。どうですか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) はい。看板の件でございます。先ほど答弁いたしましたように、現状で
は、立て替えも今ある看板をさわることすらもできないと今のままの状態で置くことになります
と。結局、改修するということになりますと、あの場所から移設をするというようなことになる
ものですから、今現在のものをある三角の看板をそのまま、今議員おっしゃるように、中に書か
れてる内容等、変更等っていうことも当然考えられるとこでございます。で、担当課といたしま
しても、予算の中では、その辺のところも、実際あそこに今書いてあるのはオープン時の表示が
ございますので、その辺についてももうオープンから2年も経つ中では、今のままではなかなか
厳しいだろうということで、内部では検討してございます。そういったようなことも含めまして、
より見やすくするよう、今の既存の看板の中でより見やすくするためにはどうしたら良いかとい
うことも、ちょっと内部でいろいろ検討させていただいて、今後考えていきたいというふうに考
えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
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○12 番(池田一也君)
だから、今の常任委員会に説明をしたけど反対があって、反対というか異
論があってやめた。今はやめてるけど諦めてないんですよね。もう断念したんですか。まず、そ
こはどうなんですか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) 看板の件につきましては、先ほどの答弁、繰返しになりますが、現状で
は新たにつくるということはできないということなものですから、考え方的には先ほど言いまし
た内部のデザイン等の改修等が可能かというふうに思いますが、全面的な改修についてはお金を
かける予定では、今ないということでございます。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
その予定がないというんでしたら、一つ提案があります。で、私なぜ言う
かというと、観光というか町外から来る人と言うのかな。初めて、静内温泉に来る人の声という
のは、どのようにお聞きしてるかわかりませんが、入り口が見づらい。これは大きな、結構な数
の要望の中にあります。だからこそ、一つ提案、その上で提案をさせていただきたいんですが、
電柱広告ってありますよね。電柱広告つけたらどうですか。そうやって新しく看板がつくれない
んだ。そして、あの三角もそんなにそんなに変えるわけにいかないんだとなったら、そこは取れ
る方法としたら、電柱広告があると思うんですよ。古い話になりますけど、昔、千歳空港に行く
途中に、当時の静内町ですけど、静内町の電柱広告というのは載せてました。決算審査のときに、
これこんなの必要なのかみたいな話になって、あの後は外されております。私は、突出型の電柱
広告、ああいうのを付ければ、近くになったらですよ。大きい看板建てれないんだったら、そう
いうことも方策も考えられるでしょうって、断念していないんだったら、こんなこと、これから
も頑張ってつくるんだと言い切るんだったらこんなこと言いませんけど、そういう予定がないん
でしたら、電柱広告やりませんか。私、勝手に金額調べたんですよ。突出広告は3万 1,000 円、
巻つけ公告は2万 5,000 円税別です。標準以外の書体とか指定のマークとかイラストを使うには、
また別途料金かかります。でも、全部足したら何ぼになるかわかりません。ただ、突出看板でも、
突出広告というの、電柱からぴゅっと出て、両面が見える。あれで3万 1,000 円だと。1カ所3
万 1,000 円、10 カ所付けたって 31 万ですよ。2,000 万、3,000 万のやつ作る思いしたら、ずっと
安いじゃないですか。年間ですけどね。そういうふうに方針を変えるべきじゃないですか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) ただいま池田議員からそういったような提案いただきまして、たしかに
あそこの電柱がずっとございます。手前のほうからもありますので、そういったようなのも一つ
の有効方法ではないかというふうに考えておりますが原課といたしましても、今回、予算お気づ
きかどうかわからないんですが、あの看板のほかに、実はもともとありましたバス停に小さい看
板を設置いたしまして、この先、温泉まで1キロというような看板もつけさせていただきました。
いろいろ、手前のほうからも見通し等もいろいろ検討した中でなかなか設置場所については苦慮
してございます。そういった中で、少ない金額で多大な効果を得るためには、今言ったような提
案もあるのかというふうに思いますので、その点につきましては、今後も十分協議をさせていた
だいて、設置する、しない含めて、検討させていただきたいというふうに思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
これ常任委員会でなくて全体協議会かなんかで、議会で出てたと思うんで
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すが、あそこを、ここから曲がるんだとわかったとしても、道路の渋滞というか、非常に後ろの
車がどんどん来たりして、ましてや、道路を跨いで向こう側に行こうとしたら、なかなか曲がれ
ないだとか、いろんな理由があって、国道から町道に入るときに片側1車線を2車線にして、こ
れは右曲がり専用みたいな、左曲がり専用というんですか、あっちとこっちから。ああいうもの
をつけたらどうだと。私、予特か何かのときに、この議会から要望が出てたと思うんですけども、
そこら辺はどうでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) ただいまのご質問ございます。実は文教厚生常任委員会でそのお話が出
ていたかというふうに思います。25 年 11 月に三石方面からの右折する際の例についてというよ
うなご意見が顛末の中でございました。当然、国道のことなものですから、交通量等の関係もご
ざいまして、担当課のみということではなくて、当然、開発局等との協議が必要になってくると
いうふうに思われますが、ちょっとその後の、その意見を経て、その後どういったような検討さ
れたかって、ちょっと私、今現在承知してございませんので改めて確認をしまして、可能かどう
かも含めましてちょっと調べてみたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
常任委員会から出て、しばらく日数は、月日は経っていて、今から調べる
というのもいかがなものかと思いました。それで、今まで国道から静内温泉の建物までの経路で
いろいろ質問させていただきました。で、ガードレールがそうやって機能していないよ。キャン
プ場へ行く道路に穴ぼこ空いたままだよ。ゲートボール場・テニスコートはもう使ってもいない
のに、名称もとってないよ。で、看板もそうですね。と言って、これをすべて、総合して考える
と、私、新ひだか町の、この商工労働観光課長の話では、あんまり観光には力入れてないんだと
言いながらもですよ。観光客に対するおもてなしの心って、新ひだか町はどこにあるのかなと思
うんですよ。あたかも、じゃあ中に入ってから、温泉の施設の中に入ってからがおもてなしだと
思っているんじゃないのって、すごく嫌な言い方かもしれませんけども思うんですよね。やはり、
そこに行き着くまでに、もう既におもてなしの心というのは始まってると思うんです。こういう
形でいろいろ指摘をさせていただきましたけども、こういういろんなことも、観光客にとっては
不自由があるんですよ。なぜ、これ私言い切れるかったら、私、10 日にいっぺんくらい静内温泉
入りに行ってますから。何で行っているかったら、お湯が良いというのが、まず第一ですよ。も
う一つはね、午前中に行くとお年寄りがいっぱいいて、一也ちゃん一也ちゃんって、中には知っ
ている人がいて、いろいろ遊んでくるんです。午後になると漁師の方がきて、私、漁師よくわか
らないんで、いろいろサウナであったりいろんなところで話をして、よく勉強させてもらいます。
夕方なれば農業関係の方が多いです。夜になるとさらにいます。一日いっぱいいるわけじゃない
ですよ。行く時間によって、私もそこが楽しみなんです。いろんな会話をするのが。そこには、
時には怒られることもあります。町は何やってんだ、議会は何やってんだ。だけど、特に観光客
に限定していただくと、その入り口がわかりづらいだとか、そういう声を私、直に聞くものです
から、ここで質問しているんですよ。ということは、観光客に対するおもてなしの心は、私は少
ないんじゃないかと、ないとは言わない、少ないんじゃないかなって思うんですけど、ここら辺
は十分、今後考えるべきだと思うんですがいかがですか。
○議長(細川勝弥君)
上田商工労働観光課長。
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○商工労働観光課長(上田 哲君) 観光ということですので、私のほうから答弁させていただきま
すが、当然、観光客の方には温泉のほうも、町のほうに観光案内所もございますし、こういう温
泉があって、こういう効能もあるんだよだとかっていうのも案内してますし、あとちょっと暮ら
しの方にも、ここを、静内に来られた方には、この温泉を使ってくださいとか、観光サイドとす
れば、そういう機会を通じながらPRはさせてもらっているつもりはございます。ただ、今、池
田議員ご指摘のように、不十分だというご指摘がございましたので、その辺も十分、参考にさせ
ていただきながら、今後の観光客に対しての対応について、勉強させていただきたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
少なくとも観光客に力が入っていなかったとしても、普通に新ひだか町民
もあそこは道路としては通るんですよね。場所はわかるとしても。でも通ったときに危険であっ
たり、事実じゃないことを書かれた看板があったり、使ってもいない施設があたかもまだそのま
ま使っているかのような表示がしてあったり、それは観光客のみならず、いろんな方、町民から
見てもこれは改善すべきでしょうと思うんです。その町民を迎え入れるのもおもてなしの心です
からね。どうも、そこがね、そういう着眼点に立ってやってないんじゃないのかな。建てるまで
が精いっぱいで、建ててからの変えていこうというそのお気持ちが少ないように、私は思ってお
りますので、これは、私の意見として指摘をさせていただきます。
いよいよ、温泉の中に入ります。まずよく聞くのは、脱衣所が狭い。それと露天風呂がない。
これね、私、インターネットだとかの口コミ情報だとか、そういうところから拾いましたし、さ
っきも言いましたけども、直接、お年寄りだとか、いろんな方から町民も含めて、観光客だけじ
ゃないです。いろんなところでお聞きをさせていただいております。ですから、この脱衣所が狭
いだとか、露天風呂が欲しい。あの砂利のところに露天ぶろできるのかい。わかりますね、外の
ことです。という、どうせなら石置いたらどうだい、紅葉でも植えたらどうだい。そういう意見
もあります。そこら辺はね、これは前からいっぱいあったことだと思うものですから、まとめて
聞くんですけども、そこら辺何か解決策模索しておりますか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) ただいま、内部の話になってきたということでございますが、露天風呂
の件につきましては、私、こちらに来ましてから、前の資料等、いろいろ見させていただいた中
で、なかなかつくる際の露天風呂をどうするかというようなことで、相当委員会の中では議論し
たというふうに記憶しございます。特に、かけ流しにするか、循環するかということも含めた中
で、いろんな論議がなされて、露天風呂については諦めたというような状況があるかと思います。
それで、今言われるように、先ほどの脱衣所が狭いというような問題、実際に建ってからの中で
の苦情ということもございます。なかなか改修してすぐの中で改善するということは、難しい面
があるかと思いますし、先ほど申し上げました外の部分というのがございますので、当面は、今
現在の中での利用状況、推移しながら今ある施設の中で使っていくのが方策ではないのかなとい
うことで考えております。今後、先ほど質問にありました要望等が、これからいろいろ出てくる
かと思います。そういった中で、その辺の要望等ですべて実現するかということは難しいかと思
いますが、できることがあれば経費的なことも考えた中で出来ることがあれば、対応していく部
分もあるのかなというふうに考えています。なかなか今の言った部分については、大きな部分で
あれば、それは当然良いということはわかるんですが、そういったような過去の検討結果もある
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ということでご理解いただきたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
脱衣所が狭いという意見で、前からって言っても2年たつんですよね、オ
ープンされて、そこで協議した結果、このままいきますって言うんだったら、それも一つの結論
だと思うんです。それを何か今から協議しますと言ったら、じゃあ今までの2年間、何も協議し
てこなかったのって思っちゃうんですよね。一つ思うのは、ご存じのように、鍵のかからないほ
うの脱衣のかごに入れるやつね、あれ両方向から入れれるように、あれ片方からでいいんじゃな
いのっていう人もいるんです。そんなに脱衣カゴがいっぱいになるほど混むわけでもないし。そ
れで大分、広さスペース取れるでしょう。それと、多分、女性のお風呂もそうだと思うんですけ
ど、男性のとこにもベビーベッドが置いてあります。これは必要なんですよね。ただ必要に応じ
て使えるようにすればいいんじゃないのと。今、まあ言ってみればど真ん中に置いてあるんです
よね。だから、いや、そういう工夫が、オープンしてこの2年の間になぜできないんだっていう
のが、私、一番の疑問なんですよね。協議した結果こうですって聞けるんだったら良いんですよ。
協議した結果、このままいきますって方針決めましたっていうならわかりますよ。それはそれで
言いたいことありますけどね。でも、今から何とかと言われても、じゃあ一体今まで何を協議し
てきたんだと思うんです。で、露天風呂も湯量が少ない。これは、私さっきも言いましたけど、
最初から居たからわかってるんです。最初は、露天風呂をつくる予定だったんです。だけど、お
湯が少ないかもしれないから断念したわけでしょう。だからジャグジーも水道になったし、で、
私聞きたいのは、2年やって、実際、もう実績ができたわけじゃないですか。湯量どれぐらいあ
れば足りる。だから、露天風呂つくれるほどの余裕があるかないかぐらいはわかってるんだろう
と思うんですよね。余裕があるんであればつくっていただきたい。ただ、もう一点、お年寄りの
老人クラブだったと思いますけども、あそこら辺は山の中で虫が多いから、露天風呂をするとし
ょっちゅう虫が入って困るという老人クラブだったと思いますけども、そこからの話があったと
いうことで露天風呂はあきらめたという経過があると思うんですよ。それを確認させていただき
たいのと、その湯量に関しては、解決できないんですか。
○議長(細川勝弥君)
名須川住民福祉部長。
○住民福祉部長(名須川 一君) 私も建てるときから、ずっとかかわってまして、今の話もずっと
ある程度承知をしてございます。そこで露天風呂、それはもう池田議員おっしゃるとおり、湯量
が少なくて当初設置できないと。で、現在も湯量は変わってない、むしろ少し減少ぎみになって
るところもあります。月によって若干、差も出てきますし、春夏秋の季節によっても変わると思
います。そういう意味では、今現在の湧いている湯量では、やはりちょっと露天風呂をつくるま
でには、まだ至らないだろうと。それと今お話しのあった虫の話ですね。これも常任委員会でも
説明したと思いますけども、そういった部分で、あそこに露天風呂をつくっても、虫が飛んでき
てひどいことになるというようなお話も聞いてございます。そういう部分ではなかなか今の場所
で露天風呂をつくるということは、現状としては難しいものがあると思います。それから脱衣所
の部分は、それも当初からお聞きしてますけれども、なかなか構造的には広くするのは難しいと。
で、今、ご指摘のように、ベビーベットがありますから、その辺はちょっと指定管理者のほう
には、場所を変えてみてはというような話も、実はさせていただいてるんですけども、その辺の
最終的にどういうふうに措置したかまでは、私ども聞いてございません。
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それと、もう一つは、備えつけの脱衣室というか、脱衣カゴを置く場所のスペースだと思いま
すけども、その辺も簡単に動かせるものなのか、床の配置のこともありますから、そこら辺の具
体的な協議までは、その段階では恐らくまだしていなかったような気もしますけれども、そのベ
ビーベッドのことは、ちょっとそういう意味では、管理者とはそういう協議をさせていただいて
いるというふうになってございます。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
湯量に関しては、大した変わらないんだということで、じゃあ、いまだに
露天風呂をもしつくったとすれば湯量が足りなくなるんだなと。だから出来ないんだなと。わか
りました。
で、虫の件に関しては、私、平取温泉が新しくなって、露天風呂に入って、あの山の中にある
んですよね、露天風呂ね。何で静内温泉できないかなとは思うんです。まあ湯量がないから足り
ないんだから、それは出来ないっていうのは、そこで話はもう終わってるんですけども、そうい
う思いをいたしております。
で、脱衣所なんですけども、部課長も見に、何回も行ってるし、でも、僕、不思議なのは湯船
に入ったことあるんだろうか。一人の客としてですよ。課長だ部長だという、そういうそれは副
町長、町長と、こういう関係する課・部局の人たちは、静内温泉にお客として実際に利用したこ
とあるのかなって思うんですよね。そのことによって気付くところ、言っていたのはそのとおり
だなと思うところってあると思うんです。だから、脱衣カゴが入れるったって、あれ木ですよ。
なにも、木ですから、切る気になればなんぼでも。いやいや、いいんです。だから、そういうこ
とを、せっかく前々から町民の意見として聞いてるわけですからね。何かの結論を出せる答弁が
出来るようなことをやっていただきたいと言っているんです。これから考えますみたいな。湯量
はいいです、湯量はいいんですけど、それ以外は何とか考えていただきたいなと思うんです。
それと、非常口の増設ですけども、これは費用がかかろうがやるべきことなんですよね。工夫
に工夫を重ねて。だって、これも常任委員会での話だったかとは思うんですが、さもやりますみ
たいなことを答弁しているんですよ、委員会で、当時の。だから、私、期待を込めてこうやって
質問してるんじゃないですか。なんかね、玄関入ってまっすぐの突き当たりのガラス張りのとこ
ろ1カ所、それをやってみましょうか、いや、やりますとは言ってないよ、何も。工夫しますよ、
考えてみますと言っているんですよね。だから、その結果はどうだったのかっていう思いで、私
はこの質問に立っているんです。なかなかそこら辺が見えてこないなと思うんですね。で、ぜひ
ともそれは費用かかるかもしれません。ただ、和室のほうに行くと、なかなか例えば、男湯女湯
の入り口で何かあった。逃げなければならない。まったく逃げるところないんですよね。わかり
ますよね、言っている意味ね。じゃあどうするのっていうことなんですよ。百歩譲って、あの当
時、担当者から和室の窓だか、休憩室の窓から降りれば良いっていう話もあったんです。じゃあ、
それなら、返す言葉として、じゃあそれならそれとしても、せめてスロープなり階段つけなさい
よ。ガラス張りのところから行くよりは、高低差はかなり少なくなるよな。それすらもしないで、
なかなか進まない、進んでいないということは、僕はいかがなものかと思いますよ。
で、次、手すりに行きます。浴槽の手すり、体のご不自由な方も静内温泉には多数見えられて
おります。それはお年寄りも含めてということです。障がいを持ってる方は、家族風呂に入りな
さい、入ったらどうですかということで、手すりを1カ所増設して、左右両方から降りれるよう
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にしました。それはわかってます。ただ、お年寄りが多く入る施設です。ましてや、前の静内温
泉のときには両方に手すりがあったんです。だからこそ、お年寄りからは特に多く意見があるん
でしょうけども、片麻痺の人だったり、そういう人方はくるんです。ですから、やっぱりそうい
う方のことを考えれば、私は、浴槽、主浴槽、副浴槽両方に手すりがあるのが当たり前だと思う
んですけども、いかがですか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) ただいまご指摘ございましたように、実は浴槽の中には、全部で5本の
手すりがございます。それは先ほど壇上でも説明しましたとおり、片手用のものでございます。
で、さきほど家族風呂には、片手用だったものを両方で降りれるということから、もう一本増設
しまして、両方用というようにしてございます。現在、浴槽等については、今言うように、私も
中に入ってその状況を見ているわけでございませんので、今いう、それがどういう状況かという
のは、私の目では確認してございませんけども、今現在の中で先ほど、老人の方がそういったよ
うな話もあるんだということでございますが、我々、先ほど要望等の中でも、いろいろ聞いてい
る中では、この1年ぐらい中では、そこの部分の要望というのは、実際には出てきていないとい
うのもございます。それで良しということではなくて、そういった状況の中からも、多数増やす
ことによりまして、今度、逆に一般の方々が入るに当たって、支障を来す部分もあるのではない
かなというようなところも考えられるところから、今後、もうすこし推移を見ながら、その辺の
ところについては、考えていかなければならないことかなというふうに思っております。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) 早く終わるなんて、あと 10 分しかありませんけど、家族風呂に対しても、
私は言いたいことがあるんです。これつくるときから、計画の段階から言っていたんですけど、
ぜひとも、車いすでも介護が必要な方も入れる温泉にしようよと、リフトをつけようとかいろい
ろ言ったんですが、すべてことごとく拒否されて、今、寄附されたんじゃなかったかなと思うん
ですけど、そのシャワーチェアがあって、両側がつかめる手すりに1本増やしてとやっている中
で、私はね、介護を必要とされる方が家族風呂を利用するというのは多いと思うんですよ。例え
ば、家の風呂では狭くて、老老介護かなんかしれませんけど、入れづらい、温泉いこうと。そう
なったらね、結構、普段出不精な人も温泉に行くんですよ。行きたい方多いです。だからこそ温
泉の意味もあると思うんです。あれだけ良い温泉なわけですから。で、家族風呂、家族風呂と言
いながら、介護者がね、介護が必要な方が入りやすい状況にすべきだと思うんですよ。あのシャ
ワーチェアだけで、それで手すり一本増やしただけで、どんな方でもどうぞとは絶対にならない
わけですよね。今、介護用品というのは非常に進歩しておりまして、いろんなご家族の方のちょ
っと手助けがあれば、入れたりかけれたりするものっていっぱいありますよ。リフトを初めね。
やっぱりそこまで揃えてあげることが大切だと思うんです。で、答弁は、このことについて答弁
聞いてもまた多額の費用がとか、スペースが狭いとかそういう話にどうせなるんでしょうから答
弁いただきませんけど、8月 27 日に障がい福祉タウンミーティングっていうのをやったんですよ
ね、これはもう住民福祉部長、福祉課長、よくご存じ、あなた方が呼んだやつですから。で、私
も参加をさせていただきました。で、その中でいっぱいいろんなお話をして、講師の方が来てい
らっしゃいましたけども、私なりに1番感じたこと、それは、以前は障がい者専用の場所や仕事
や交通をつくろうという専用思考、つまり一般社会と分ける思想があった。ただ、今は、障がい
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を持っていても、その行きづらさを解消するために合理的配慮義務が社会にあり、それを求める
権利が障がい者にはあると申しておりました。さらに、目的を適うために必要な配慮をすること
が、社会の義務になっています、とも述べられています。で、行政のつくる施設は、健常者の側
に目を向けたものが多い。今後は、来年施行される障がい者差別解消法をかんがみ、障がい者側
にも目を向け考えるべきというお話がありました。私、そのとおりだと思うんです。ですから、
手すりだとか家族風呂での介護のしやすい整備というのは、本当に、こういうことを考えても取
り組まなければならないことです。手すり1本増やすにも、今後また調査しますとかなんとかじ
ゃなくて、足腰の不自由な方でも両方の手すりがあったら、より安全に浴槽に入れるだとか、車
いすであっても、下に行くわけでしょ、お風呂に入ろうとしたら、入るには入るかもしれない。
転げ落ちれば入る。そんな馬鹿な介護はしませんけども、上げるときが大変とかって考えると、
私はこの障がい者に目を向けた、こういう施設づくりというのが、今の静内温泉には求められて
ると思うんです。図書館行きたかったら、本読みやすいスペースを確保してしますよ、障がい者
の方、不自由な方。公民館行きたかったら、そういうのは揃えています。静内温泉に、温泉に入
りたいという希望は叶えなければならないんです。行政として。その努力が足りないと申し上げ
てるんですけども、いかがですか。
○議長(細川勝弥君)
名須川住民福祉部長。
○住民福祉部長(名須川 一君) 確かに、今のタウンミーティングですか、それ、私も出席して聞
かせていただいています。で、その趣旨は、確かにそのとおりだと思います。で、そういう意味
で、そもそも静内温泉の最初のコンセプトの流れがそういうふうになっていないのが現実でござ
いまして、確かに理想は、池田議員おっしゃるとおりだと思いますけども、やはり今の公共施設
建てるときに、ある程度のバリアフリー化だとかそういうことはやってますけども、1から 10
まで健常者と同じような対応ができるような障がい者の対応ができるような施設というのは、な
かなかこれが難しいところだと思います。で、現実に、今の先ほどの指摘があった家族風呂のリ
フト云々についても、当時の福祉課に所管が移る前の段階で、その部分は却下になってるんです
ね。それは、ちょっといろいろいきさつがあったんだと思いますけども、その辺、私も承知して
ございません。
[何事か言う人あり]
○住民福祉部長(名須川 一君) それで、そういう流れが、社会的にそういう流れになってきてる
というのも、私も理解をしてございます。まして、福祉担当の者でございますから、ただその辺
が一遍に、今の施設をすべてそのようにできるかというとなかなか難しいところございますから、
その辺は十分、また脱衣所のこともありますけれども、できるところからやっていくというよう
な方向しかならないのかなと。で、その部分、やはり予算のことも出てまいりますので、そこら
辺は十分ご理解をいただきたいというふうに。趣旨は、私も理解しているものでございます。
○議長(細川勝弥君)
○12 番(池田一也君)
12 番、池田君。
つくったときのコンセプト、我々もかかわってきてますから存じ上げてお
ります。で、そのときはそういういろんなことを、委員会の中でも、また議会の中でも出しても、
ことごとく叶えていただけなかった。ただ、一つだけ叶えてくれた、私なりにわかっている叶え
られたこと、これは和室で車いす使いますかって言ったら、車いす使えませんって言われたんで
す。畳があるから、車いすのタイヤで傷つくからだめですと言われた。それはおかしいんじゃな
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いのと、車いすの方でも和室利用させてくださいよと言って、風呂桶の蓋みたいな、車いすでも
畳の上に敷いて、そこでどうぞと、車いすでどうぞと、これ叶えてもらったことがあるんです。
やれるところは全くやってないとは言いません。ただ、余りにもそういう方に対する配慮が足り
ないと。いまだに足りないと。そういうことをつくった当時よりもさっきも繰り返しになっちゃ
うんで、言いませんけど、法整備だとか社会の現状がそういうふうなことになってきて、特に公
共施設はそういう姿勢でと。背を向けるんじゃない、向き合ってそういう方が叶えれるようにと
いう時代になってきてるわけですから、これはそういう流れに、しっかりと町も先ほどのおもて
なしの心がないんじゃないかっていうのと合わせて、町長、しっかりとこれはまちづくりの大事
な根幹ですって。なんかさっきも繰り返しになりますけど、つくったらつくったままみたいな感
じが、それがそのお言葉が、怒りを感じるなら怒りを感じるという答弁でも構いません。やっぱ
り、きっちりとそこら辺はしていただきたい。そのお答えをお聞きしたいんです。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
お答えいたします。静内温泉にかかわってのいろんなご質問でございますが、
ご指摘受けた点は、私もそうであったほうが良いないうようなことで、特に、反論するものはご
ざいません。そこであとはあの予算編成の中でどういうふうな視点でやっていくかということな
んですが、確かにバリアフリー化の社会、ますます高齢化が進んで、そういう状況になってきて
おりますし、もともと、若くして障がいをお持ちの方々も居られますので、それはもっとも大事
な取り上げるべき大事なことであると、このように認識をしております。そういった中で、いわ
ゆる一般財源の使い方なんですが、これからまた冬にかけて、そういったことも、いつも頭に浮
かぶことなんですが、ご指摘等を踏まえまして、心豊かに暮らせるまちづくりというような、私
も言い方をしております。健常な方だけが心豊かになっても、それは片手落ちのことであってで
すね。やっぱり、いろんな面でハンデをお持ちの方々も同じようにそういった優しいまちづくり
と言うものを当然望んでおられると思いますので、そういったことを念頭に置いて、今後進めて
まいりたいとこのように思います。
○議長(細川勝弥君)
12 番、池田君。
○12 番(池田一也君) 終わります。ありがとうございました。
○議長(細川勝弥君)
暫時休憩いたします。10 分程度休憩いたします。
休憩 午後
3時32分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午後
○議長(細川勝弥君)
3時46分
休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
次に進みます。
11 番、建部君。
[11 番 建部和代君登壇]
○11 番(建部和代君)
通告に従い壇上から一般質問をいたします。福祉事業について質問をさせ
ていただきます。
大きい1、身体障がい者福祉協会について、社会福祉法に個人が人として尊厳を持って、家庭
や地域の中で障がいの有無や年齢にかかわらず、だれもが社会参加ができ、その人らしい安心の
ある生活が送れるように支援するとあります。町もこの理念を地域社会に実現しようと福祉計画
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をもとにして、福祉事業を推し進めています。障がい者の方も自ら進んで、また、自ら行動しな
がら有意義な社会生活を送る努力をされております。新ひだか町の身体障がい者の活動は、静内
身体障がい者福祉協会、三石身体障がい者福祉協会と分かれており、福祉団体として活動されて
おります。三石身体障がい者福祉協会の会員は 50 名と聞いております。静内身体障がい者協会の
会員は 102 名で、独自で運営をしており、スポーツ大会研修会等、さまざまな活動を活発に行っ
ているとお聞きしております。そこで何点か質問をさせていただきます。
一つ目に、新ひだか町の事務局では、会計は福祉協会の方が行っているとお聞きしていますが、
管内では、身体障がい者協会、福祉協会の事務局の状況はどのようになっているかお聞きいたし
ます。
二つ目、身体障がい者福祉協会の運営についてですが、現在、運営行事に町はどのようにかか
わっているのかをお聞きします。
三つ目、身体障がい者福祉協会の会員が、高齢化等により減少しているため、運営が難しくな
っていると聞いておりますが、町としてどのように考えているかをお聞きいたします。
四つ目、さまざまな大会・研修会など、町外に移動する場合、現在の町有のマイクロバスでは
リフトなどの設備がないため、車いすを使用する障がい者の方は利用することができません。今
後、マイクロバスの新規購入する場合、障がい者も利用できるバスを購入する考えはできないか
お聞きいたします。
大きい二つ目、聴覚障がい児に対する支援について、平成 18 年、厚生労働省の身体障がい児実
態調査によると、全国の聴覚障がい児は1万 5,800 人とされております。人が言葉を話すように
なるには、生後間もなく聴覚の正常で音声を正しく聞こえることが大事です。言語・情緒の発達、
社会参加への影響なども発見の遅れが、言語発達に大きな影響を及ぼすと言われております。早
期に発見できれば、難聴に合わせた治療が早期にでき、聞こえや言葉の訓練を適切に行うことに
つながります。今では医療機関での検査体制が整っていると思いますが、一つ目に、新生児から
の聴覚検査体制について、どのようになっているかお聞きします。
聴覚障がいの程度の一般的な区分は、軽度難聴は 30 デシベルから 39 キロデシベル、中度難聴
は 40 デシベルから 69 デシベル、
高度難聴は 70 デシベルから 99 デシベル、100 デシベル以上は、
ろうとしての区分とされております。世界保健機構は、40 デシベル以上の難聴者に対して、補聴
器の装用が推奨されております。現在、国の制度においては、両耳の聴力レベルが 70 デシベル以
上、あるいは片方の聴力レベルが 90 デシベル以上、そして、もう片方が、50 デシベル以上の規
定があり、判断基準に該当すれば、身体障がい者手帳が交付され、補聴器購入は1割負担ですが、
それ以下ですと全額自己負担で購入しなければなりません。軽度と言われている方々は、小さな
声の話やささやきだと聞きとりにくく、また騒音下や雑音の多いところでの電話を聞き誤ります。
中度の方は、普通の会話の聞き取りが困難と言われております。そこで、新ひだか町の現状をお
聞きいたしますが、二つ目に、現在聴覚障がいとして、身体障がい者手帳の交付を受けている児
童・生徒は町でどれくらい居りますかお聞きします。また、身体障がい者手帳を取得できない、
軽度・中度難聴児の数は、町として把握されているかお聞きします。
また、補聴器の補助については、軽度・中度の難聴者の子どもにはありませんので、購入する
場合は、安いもので片方7万から 10 万、両耳ですと 14 万から 20 万円近くかかります。必要な
ものを合わせると約 30 万から 40 万近くかかり、保護者の負担となり、故障で修理に出す場合も
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あり、耐用年数は5年で取り替えると聞いております。軽度・中度難聴児を抱える親ごさんは、
年齢も比較的若く、所得が少ないという家庭もあるかもしれません。経済的な負担から必要な補
聴器を断念するケースもあるのではないでしょうか。また、軽度・中度難聴はある程度聞こえて
いるために、障がいの発見が遅くなり、言語習得の面で学歴に大きな問題を抱え、適切な補聴器
及び療育、教育を受けることができたかで、その後のコミュニケーション能力に決定的な影響を
与えると専門医による報告もあります。こうしたことから、軽度・中度の難聴児に対して、補聴
器購入の補助制度を導入する自治体が増えておりますが、三つ目に、障がい者手帳の有無にかか
わらず、補聴器を必要な聴覚障がい児に対して、道内の地方自治体での補聴器購入補助の状況を
お聞きいたします。
難聴児の軽度・中度の聴力公助によると、言語の習得は、平等に学び生活する権利を手に入れ
ることにつながります。そのためにも、補聴器の補助制度は重要な支援策と言えるのではないで
しょうか。四つ目に、町として、聴覚障がい児に対する支援の補助をすべきと考えますが、町の
考えをお聞きします。
以上で壇上での質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
[福祉課長 木村博成君登壇]
○福祉課長(木村博成君) それでは、建部議員のご質問の福祉事業についての1点目、身体障がい
者福祉協会についての(1)、(2)、(3)。それから、2点目の聴覚障がい児に対する支援について
ご答弁申し上げます。
まず、1点目の(1)事務局体制についてでございますが、新ひだか町の身体障がい者福祉協会は、
現在、静内地区と三石地区に二つの協会が存在してございまして、それぞれ独立で協会の運営が
なされております。協会の事務局につきましては、静内地区においては、会計事務についてのみ、
新ひだか町社会福祉協議会が行っており、他の運営に関する事務は、協会が直接行ってございま
す。また、三石地区につきましては、協会内ですべて担っているという状況でございます。管内
の事務局体制といたしましては、社会福祉協議会が全面的に担っている協会が4町ございます。
町担当課が全面的に担っているというのが2町あると承知してございます。我が町における各種
団体の事務局体制についてでございますが、過去においては関係課が担っていた時期もございま
したが、現在は、それぞれ、団体の自主自立を促すという観点から町の方針のもと、事務局を各
団体にお願いをしているところでございまして、身体障がい者福祉協会も同様の取り扱いとなっ
てございます。
(2)の運営行事のかかわりについてでございます。1点目のご質問に答弁しましたとおり、各団
体でそれぞれ担っていただいておりますので、運営に関連した直接のかかわりはございませんが、
町内で開催されます大会行事参加の際の町バスの手配であるとか、研修先への調整、各団体が主
催します料理教室や健康講座への町の保健師や栄養士の参加、さらには、本年6月に開催されて
おります管内の身体障がい者スポーツ大会においては、福祉課職員及び体育振興課職員の支援協
力を行うなど、各行事に対するサポートがなされているものと考えてございます。
(3)の会の運営に際しまして、高齢化による会の運営が厳しくなってきてるといった状況につい
てでございますが、町内における他の福祉団体なども同様に抱えている問題でございまして、協
会役員からはお話はお聞きしている状況でございます。その際、担当課からは、広く一般の方の
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サポート会員の募集やボランティア団体との連携などについても助言をさせていただいておりま
すし、身体障がい者福祉協会においても、賛助会員やお手伝いをいただける方の募集をしている
とのお話をお聞きをしてございます。しかしながら、協会の広報媒体ではなかなか幅広く周知で
きていないという状況であると感じてございますので、町の広報誌等を利用しまして周知するな
ど、町といたしましては側面からの協力は可能であるというふうに考えてございます。
2点目の(1)新生児の聴覚検査体制についてでございますが、健康推進課が実施する乳幼児健診
等におきまして、厚生労働省方式及び北海道が示す乳幼児健診検査マニュアルに基づきまして、
乳幼児の月齢に応じた質問事項を設けまして、保護者へ耳の聞こえについて確認をしている状況
でございます。
続きまして、(2)の手帳の交付状況及び軽度・中度難聴者の把握についてでございます。身体障
がい者手帳の交付対象となる聴覚障がいの程度につきましては、等級で申し上げますと、2級か
ら6級までとなっておりまして、重い障がいの方では、ガード下の鉄道騒音の大きさ以上の音で
ないと聞きとれない、両耳の聴力レベルがそれぞれ 100 デシベル以上の方から、40 センチ以上の
距離で会話が聞き取れない両耳の聴力レベルが 70 デシベル以上の軽度の障がいまでの範囲が身
体障がい者の手帳の交付範囲というふうになってございます。当町の身体障がい者手帳を交付し
ている障がい者につきましては 76 名おられますが、うち児童については0名というふうになって
ございます。なお、手帳の交付を受けない方の人数につきましては、福祉課においては、人数の
実態は把握してございません。
続きまして、(3)の購入補助の道内の状況についてでございます。障がい者手帳をお持ち方は、
障がいの程度によりまして、失われた身体の機能を補い、日常生活や職場での生活を容易にする
ために、障がい者総合支援法に基づきます補装具の支給制度がございます。一般的には補聴器、
それから義手・義足、車いす等の原則費用の1割を自己負担していただくことによって、交付を
している状況でございます。手帳をお持ちでない軽度・中度の難聴児に対します補聴器の助成制
度につきましては、全国的には平成 22 年度から岡山県等において、購入制度が始まってございま
して、年々実施都府県がふえてきているという状況でございます。道内におきましても、十勝振
興局内の音更町、それから広尾町などでの数団体で実施例がございます。
(4)の費用の助成制度についてでございますが、コミュニケーションに不安のある軽度・中度難
聴児に対しましては、補聴器の費用を一部助成しまして、養育を受けやすくすることによりまし
て、言語の習得や身体の発達を促す効果がございます。福祉の増進につながるものと考えてござ
います。北海道におきましても、18 歳未満を対象といたしました補聴器の購入金額の3分の1を
上限に助成する制度を整備するとの動きが、現在あるところでございまして、助成制度のない市
町村に対しましては、これらは制度を設けるように促すこととされておりますので、今後、北海
道の制度の整備状況をかんがみながら、取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
以上、答弁といたします。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
[契約管財課長
○契約管財課長(米田和哉君)
米田和哉君登壇]
建部議員からご質問の1、身体障がい者福祉協会についての(4)マ
イクロバスを新規購入する場合、障がい者も利用できるようなバスの購入はできないかについて
お答えします。町有バスの購入につきましては、利用者数や利用の頻度などを十分検討を行なっ
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た上で、どのようなタイプのバスにするかを判断することとしております。したがいまして、1
年に数回しかない大きな行事に合わせてバスを用意するのではなく、常に使用する利用者に合わ
せた運行計画に沿って導入してございます。特別な行事の場合は、民間のバスを借り上げて対応
しております。建部議員さんがおっしゃる車いす利用者のバス利用については、大変大切なこと
でございますので、単に車両がないから参加できませんよと言うのではなく、それに応じた民間
のバスの活用などについても検討することが重要と思います。また、例えば、町の多目的バスに
車いす用スペース1台分と乗降用リフトを装備したとしても、今回のテーマとなっている身体障
がい者福祉協会さんが利用する際に、車いすを利用する方が、2名、3名とふえた場合にどうす
るか、そう考えますと、札幌や苫小牧の貸し切り福祉バスを借り上げて、車いす利用者に応じた
車両を容易できるかを検討するほうが、本来の住民サービスと言えるかと思います。これらのこ
とから、道外からのお客様の送迎やスポーツ交流など多岐に利用しているバスと、車いすの方が
参加される行事に利用するバスとは、役割を分担して考えたほうが効果的ではないかと思ってお
りますので、ご理解をお願いします。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
ひととおり答弁いただきましたので再質問を何点かさせていただきます。
身体障がい者の福祉協会についての事務局については、管内の様子もわかりましたし、現在、静
内は少ないながらやってるということもわかっているんですけども、ただ、今現在、三石地区と
静内地区っていうことで二つに分かれているということなんですけれども、活動が。合併して 10
年目になります。経ちます。一つの節目でもあるんですけども、どのような形で地区別に分かれ
ているのか、また、今後、静内地区・三石地区の合併と言うんですか、福祉協会の。そういうこ
との考えについてお聞きしたいんですけども、どのように考えられているか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) ただいまのご質問でございます、旧町時代の静内町と旧三石町が合併し
て新ひだか町が誕生いたしまして 10 年が経つわけでございますけども、これまでいろんな団体が
一つになってきた経過がございまして、それぞれの地区の身体障がい者福祉協会につきましては、
今の状況で申し上げますと、年一度交流会を設けるなどいたしまして、親睦等を深められている
状況でございます。団体の資金規模や活動範囲などの、それぞれ地域性がございまして、これま
で合併を協議した経過は今のところないというふうに聞いてございます。それぞれ、任意の団体
でありますので、自主性を尊重するという意味からこれらの課題につきましても、今後、団体内
もしくは団体間の中で協議をいただくべきものというふうに考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
そういう任意団体ということなんですけども、現実にどんどん人が少なく
なるっていう部分では、運営のほうも本当に厳しくなってくるということもお聞きしております
ので、そういうときには、本当に支援体制のサポートっていうのは、ぜひお願いしたいなってい
う思いでおります。
それと、次なんですけども、先ほど質問してお答えいただきまして、2番目の運営にどのよう
にかかわっているかっていう部分で、それぞれ料理教室だとか健康講座とかっていうのは、保健
師さんや栄養士さんが参加だと。スポーツ大会については、福祉課の職員だとか体育振興課の課
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の職員方が支援の協力など、サポートをされているということでお聞きしましたけども、身体障
がい者の方々っていうのは、旅行に行ったりだとか、自主研修をされてるんですよね。そのとき
に、どのようなサポート体制で町は取り組んでいるのか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) 先ほどの壇上での答弁の繰り返しとなりますが、特に、先ほど、今、議
員おっしゃったように料理教室などに対します、栄養士の参加、それから保健師等の指導という
ことで、定期的な健康講座など、特に会の活動に応じた必要な人材を紹介するということでのサ
ポートということでございます。そういったことから、その他の提案等があれば、随時その辺の
要望等をお聞きしながら答えていきたいというふうに考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
事務局というか、責任者の方からちょっとお聞きしたんですけども、こう
いう地元でやるいろんな部分では、こういう方々のサポート、要するに会のもの主体のいろいろ、
料理教室だったら本当に栄養士さんだとか、そういうのはすごくわかるんですけども、ただ、地
方に出かけたりする場合ですよね。保健師さんはついてくださるんですけども、やっぱり障がい
の方ですので、大変だと。誰か一人、介護のほうのサポートの、なんて言うのかな、そういう体
制を組んでいただけないかなっていう話があったんですよ。よくお話聞きますと、確かに大変だ
なって思ったのは、皆さんは身体の不自由な方もいらっしゃって、そういう方々の介護も身体障
がい者の方が一緒に居ながら、一緒にこう抱えながら連れていってるというのが現状だと。本当
にそこで誰か、そういう介助のサポーターがいると本当に助かるんだっていうお話を聞きました
ので、そういう部分のサポートというのはできないものでしょうか、ちょっとお聞きしたいんで
すけども。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) はい。サポート体制の一つということの中で、介護に対するサポートが、
特に、研修旅行等とでの随行などで手配ができないかということでございます。もともと、これ
まで町外研修だとか、道外研修というのがございました。その際には、町の保健師であるだとか、
福祉課職員が随行していた時期もございました。ただ、その後も町職員が限られた人数の中で、
日程的な中での業務を行っているという状況もございまして、なかなか従来までのような、そう
いったようなサポート体制が、現状取れていないというのが、現状でございます。ですから、数
時間等の長期にわたるような随行となった場合につきましては、なかなか対応することが現状で
は難しいということで、厳しいものというふうに考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
それでいいのかなって私は思うんですよね。確かに、職員がついていった
ほうが良いとかそういうことじゃなくて、次の質問もちょっとしたかったんですけども、要する
に、賛助会員、また、本当は基本的に家族の方だとか、そういう方がついていっている方もたく
さんいらっしゃるとお聞きしてるんですけども、なかなか高齢化するとついていけない。じゃあ、
なかなか参加ができないっていうお話もありますし、本当に行った先で、障がいの方が、障がい
を見ながら、そして、歩いたり、買い物したりとかという現状だと。本当に大変なんですってい
うお話を聞いているので、職員を連れていってほしいとかじゃなくて、そういう部分のサポート
の手当をすると言うんですか。ぜひ、そういうことも考えていただけないかなと思うんですけど
- 60 -
もいかがでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
木村福祉課長。
○福祉課長(木村博成君) 実際、職員の派遣ではなくて、そういったようなサポート体制、賛助会
員等ということでございます。特に、任意団体ということもございまして、今言ったように、な
かなかそういったような状況の中では、サポートというのは、受ける方が少ないんではないかと
いうような状況は十分わかります。それで、福祉団体等の中での同様なかかわりということは、
なかなか難しいのではないかというふうに考えているところでございます。今後、このような賛
助会員、あるいは会員等の募集に対する支障など、特にいろいろ協会のほうから、ご相談いただ
ければ、町といたしましても、いろいろ広報等に載せるだとか、ホームページ等に掲載するなど
しまして、その辺の先ほど申し上げました側面からの支援は出来ていけるものと考えております
ので、賛助会員等の募集については、そういったような関わりを町として持っていきたいという
ふうに考えております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
賛助会員の話しも、今、出ましたので、この障がい福祉協会だけでなく、
さまざまな福祉の団体の方々も高齢化になってきて、そういう賛助会員もなかなか集まらない。
また、福祉団体として同じような問題を抱えているんだっていう、先ほどのご答弁もありました
ので、それは町として一つの大きな問題の一つかなって、福祉に対して、それはいろいろ知恵を
絞りながら、健常者が、また周りの人が、そういうところに一緒に行ってあげて、そして、そう
いう人方のお手伝いをするっていう流れっていうか、そういうシステムをしっかりなんかの形で
組んでいただきたいなと思います。それと、また、そういう団体のほうから、そういうサポート
していただきたいって要請があれば、ぜひ叶えていっていただきたいと思います。先ほど、池田
議員、前回、池田議員のほうからお話があった障がい者に対する、健常者と同じだという思いで、
ぜひ町としてしっかりと取り組んでいただきたいなという思いでおりますので、よろしくお願い
いたします。
じゃあ、続きまして、民間のバスの関係です。先ほどの答弁聞きましたら、民間のバスを借り
上げることに対する考えがあるようなことなんですけども、そうやって受けとめてよろしいんで
しょうか。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
先ほど申し上げましたが、町有バスの手配ができない場合には、現
在も民間のバスを借りて運用してるケースが年に何回かあります。現在、運行してる多目的な利
用が可能な中型バスなんですけども、特にシートベルトの着用義務が進むと、補助席が使用でき
なくなるということもありまして、他の団体でもぎりぎりの乗車人数で、運行しているのが現状
でございます。ですので、それはそれで役割を持たせて、車いすのお客様がいらっしゃる場合に
は、例えば、近距離の異動の場合であれば、町内の福祉事業者が運行しているリフト付きのワゴ
ン車を借り上げたり、長距離の研修であれば、先ほど申し上げましたように大型のリフト付きバ
スを借り上げるなどという工夫はできるというふうに考えております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
それでは、先ほど、私が質問した障がい者用の、いろいろ大きな大会に出
るときには、そういうバスを借り上げらるということでよろしいんですよね。よろしいですか、
- 61 -
もう一回、ごめんなさい。
○議長(細川勝弥君)
米田契約管財課長。
○契約管財課長(米田和哉君)
車を今、そういうふうに工夫して手配できるという話をしてござい
まして、例えば、もちろん町が主催の事業とか、町がやるべきものについては、町が負担して、
そういうふうにしなきゃならないんじゃないかとは思いますけども、そうでない場合には、町が
すべて用意するということは、今、この段階では申し上げることはできません。その経費がどの
ようになるかというのもここではちょっとご答弁できません。
○議長(細川勝弥君)
11 番、建部君。
[何事か言う人あり]
○11 番(建部和代君)
いや、わかりましたとは言いたくないんですけども、町の主催であれば、
町として借りていただけると、こういう任意団体であれば、借りる手配はするけど、あとのこと
は、皆さんでよく協議して、お金の支払いだとか、そういう部分はやってくださいということで
すよね。今のお話、答弁ですと。どうでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) すぱっとした答弁でなくて申しわけありません。今、契約管財課長が言お
うとしているのは、町主催ももとよりですけど、当然、町がマイクロバスを今までもお出しして
というか、交通の足の確保をさせていただいているようなものについては、ですから、何でもか
んでも言ってきたらお受けできるかどうかはわからんという趣旨で申し上げていて、今の、町が
マイクロバスを提供してるような事業については、もしもリフト車を購入するよりは借りて、年
間に2回くらいだから何万かの話でしょうから、何十万でしょうか。そういうことのほうが、効
率性が高いという趣旨で申し上げていて、そういうマイクロバスを購入することはできないけれ
ども、何とか足は確保させていただきたいという趣旨で申し上げてますので、ご理解を賜りたい
というふうに思います。
○議長(細川勝弥君)
11 番、建部君。
○11 番(建部和代君)
わかりました。私も身障協会の方からお話しを聞くと、だんだんだんだん
高齢化して運転をしていく人も少なくなって、本当に行けないという状況になってきてるんです
っていうお話を聞いたものですから、もし、そうであれば、町としてっていう思いでありますの
で、そういう買えないけど、借りる体制っていうのは、できるんだっていうことでお聞きしまし
たので、その後の部分については、協会絡みの出かけるようなバスの使い方というのは、町とし
ては借りられないというか、手配はしないということなんですもんね。現実は。そういうことで
よろしいんですよね。
[何事か言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
本庄副町長。
○副町長(本庄康浩君) 申し上げ方がまずいのかもしれません。担当もこの答弁書に一生懸命、借
上げバスの場合に、どこどこのバスは普通席 33 席で車いす8席のバスもあるよとか、いろんなこ
と調べているんです。で、申し上げたいのは、今、協会だけとらえても、協会の方々で個人で集
まっていくっていうようなものにまで町としては対応はできかねる場合も出てくるかもしれませ
ん。ただ、公式行事的に団体として、今も私ども、車いすがついてなくても、町のマイクロバス
やなんかを提供してる場合があります。そういうものについては、当然、そのバスで用が足りな
- 62 -
いわけですから、マイクロバスを新たに買うのではなくて、借り上げでその場面を対応していき
たいと申し上げているということでございます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
じゃあ、また今後もその部分については、よろしくお願いしたいと思いま
す。
次に、2番目の聴覚障がいについての部分に入りたいと思います。最初の答弁で、現在、乳幼
児から入学まで視聴覚検査っていうのはされてるんですけど、何歳頃まで行われてるか、ちょっ
とお聞きしたいんですけども。
○議長(細川勝弥君)
田中健康推進課主幹。
○健康推進課主幹(田中陽子君) はい。聴覚に関する検診、検査確認については、乳幼児健診にお
きまして4カ月児、7カ月児、1歳児、1歳半検診、あと3歳児、あと就学前の6歳の合計6回
の検査確認を行っております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
そのときに医師とか保健師さんによる検査をされてるということでよろし
いんでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
田中健康推進課主幹。
○健康推進課主幹(田中陽子君) はい。乳幼児健診で医師と保健師とで確認しております。
○議長(細川勝弥君)
11 番、建部君。
○11 番(建部和代君) それでは、今まで聴覚に問題のある子というのは、町として居たかどうか、
ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(細川勝弥君)
田中健康推進課主幹。
○健康推進課主幹(田中陽子君) はい。平成 20 年度からの乳幼児健診におきまして、聴覚に関し
て精密検査が必要であるというふうに判断された方については1ケースございます。この1ケー
スにつきましては、耳鼻科受診のために医師から紹介状を書いていただき、それをもって受診し
ていただいて検査をしていただいたことがあります。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
では、そういう子どもたち、今後も出るとは、出るんじゃないかなってい
うか、出ないとは限りませんので、その聴覚に問題のある子とのかかわりは、どこまで保健師と
して行なっていくのか、また、保護者等に対するサポート体制ですよね。やっぱり大事なのは親
じゃないかなと思うんですよね。小さい子どもですから自分で言葉を、喋れればいいけど、お話
しできない子に対しては、やっぱりお母さんがどういう思いで、その子に対する対応だとかが、
すごく大事かなと思うんですけども、このことについてどのように行っていくか、また、やって
いるかについてお聞きしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
田中健康推進課主幹。
○健康推進課主幹(田中陽子君) はい。まず精密検査が必要になったケースについては、追跡して
おりまして、その受診結果については必ず把握しているようにしています。その把握結果につき
ましては、それでオフになればそれでまた経過を見て、様子を見ていきましょうということで終
わりますけれども、個別フォローが必要になったケースにつきましては、その子の状況に合わせ
て、個別フォローをしております。個別フォローの内容につきましては、保健師だけでの見守り
- 63 -
で良いのか、あとは専門機関につなぐ必要があるのか、つなぎもあわせて、お母さんに寄り添っ
た支援をしております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
今、子どもさん方生まれたときに、聴覚検査をするときには、スクリーニ
ング検査を行っているということでお聞きしているんですけども、このことについては、保健師
さんとしては町としてはどのように考えているか、ちょっと聞きしたいんですけれども。
○議長(細川勝弥君)
田中健康推進課主幹。
○健康推進課主幹(田中陽子君) はい。新生児聴覚検査スクリーニングにつきましては、平成 12
年度から5年間においてモデル事業が行われているというふうに確認しております。それに有効
性があるという結果についても、十分認識はしております。現在、北海道内においても、この検
査ができる医療機関が 70 から 90 パーセントある中で、全件数において検査をしている医療機関
が 30 から 50 パーセントあるよというところは認識しております。保健師が行っております新生
児訪問におきまして、その新生児聴覚検査スクリーニング検査を行っているかというのを母子手
帳を見て確認させていただいております。件数の積み上げはしておりませんけれども、ほとんど
のお子さんにつきましては、この2年間、ほとんどの方が受けているというふうに確認しており
ます。
○議長(細川勝弥君)
11 番、建部君。
○11 番(建部和代君) 乳幼児、それから幼児期の状況はわかりました。
それで、次、小・中学校における軽度・中度の難聴児は町としては把握していないというお答
え、先ほどご答弁をいただきましたので、これは教育関係のことですので、学校では把握されて
るかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけども。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
ご質問ですけども、小中学校における軽度・中度の難聴とい
う形では、そういう分類ではちょっと把握はしておりませんけれども、まず小学校入学前に行っ
てます就学児健診というのがございまして、その項目の中に聴力検査というのがございます。そ
こでオージオメーターによる測定を行いまして、その結果を保護者に通知しているということが
あります。また、その際に学校での学習等に支障を来すといったような心配がある場合について
は、必要な検査、それから治療等を受けられるように、連絡体制も整えております。そして、ま
た小中学校在学中ですけれども、オージオメーターによります聴力検査、これを小学校では1年
生から3年生と5年生で。それから中学校では、1年生と3年生で実施しております。時期とし
ましては、いずれも年1回、4月中旬に行っております。そして、その結果については健康カー
ドを用いて、学校と保護者間で連絡をとる体制をとっておりますほか、学校では、家庭環境調べ
において、全体的な児童・生徒の健康面の把握について、努めているということでご理解いただ
きたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
11 番、建部君。
○11 番(建部和代君) 検査をされているんですけども、今現在、小中学校で何名の子どもが軽度・
中度とは言っていなくても、難聴の子っていらっしゃるんじゃないかと思うんですけど、何名ぐ
らいいるか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
- 64 -
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
現在、小学生では2人、中学生が1人となっております。な
お、その中で1人が補聴器を使用しているという状況にあります。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
そういうお子様が、数は少ないとはいえ、いらっしゃるんですけれども、
そういう子どもさん方のことについて、家庭からだとか、学校で教育していく上での問題点だと
か、そういう親からのいろいろお話を聞くっていうことはっていうのはあったんでしょうか。ま
た、あればどういう内容だったかお聞きしたいんですけれども。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
現在のところ、そういったような相談ですとか、状況という
のは、特段、発生していないというふうに押さえております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
現在、そういう部分で大きなことはないとはいえ、ここで教育長にもお聞
きしたいんですけども、教育基本方針の中にすべての国民は等しくその能力に応じた教育を受け
る機会を与えなければならず、教育上差別されてはならないっていう規定だとか。また、国及び
地方公共団体は、障がいのある人が、その障がいの状況に応じて、十分な教育を受けられるよう、
教育上必要な支援を講じなければならないという定めもあるんですけれども、そういう部分では、
教育長はそういう子に対する対応について、どのように考えていらっしゃるか、お聞きしたいん
ですけど。
○議長(細川勝弥君)
髙野教育長。
○教育長(髙野卓也君) ただいまの建部議員のご質問にお答えをしたいと思います。お話の中にも
ございましたけれども、児童・生徒が学校生活を送っていく中にあって、障がいがあることを理
由として、不利益を受けるということがあってはならないというふうに、私は考えております。
このため、障がいのある児童・生徒に対して、可能な限りの支援を講じていくということは、教
育行政の重要な役割であり、責任であるというふうに認識しております。そのようなことから、
教育委員会といたしましては、ただいま聴覚障がいの子どもさん、障がい者のことについてお話
がなされておりますけれども、福祉課との関係する町長部局とも、十分な連携を図りながら障が
いのある児童・生徒の実態ですとか、あるいは保護者のニーズ、子どものニーズ、そういったよ
うなことを把握し適切な支援の方策ですとか、方法について検討し、策を講じてまいりたいとい
うように考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
先ほど、最初にお話したように、軽度・中度の障がい者っていうのは、学
校での対応というのは、前のほうに座らせてあげたりだとかっていう工夫をされてるってことも、
以前聞いているんですけれども、そういう部分でも、やっぱり、ちょっとした音でも聞きづらい、
先生の話、また友達との関係だとかっていうことでは、本当に苦労されているし、大変だなって
いうのをすごく感じるんですよね。そこで新生児、赤ちゃんなんですけど、道ででも、いろいろ
調査をしまして、現在、30 都道府県の中でも、27 県がこの助成を実施しているという報告をさ
れております。そして、現実に、そういう軽度・中度のそういう子どもさん、この3歳児の健診
においてわかったときに、その子がいろいろ指導を受けて、補聴器を使用に至っているているこ
とを聞いて、その効果っていうのを聞いたときに、本当に言葉が明瞭になったことや聞こえがよ
- 65 -
くなり、活動が活発になったこと、さらに友達などのかかわりを持つことが増え、感情の安定が
伺えるようになったということで、お母さんや学校のほうで言われてるのは、これが現状なんで
すよね。で、今、新ひだか町ではそういう大きなものはないとはいえ、そういう子どもさんって、
自ら何かをするっていうことはなかなかないのかなっていうのはあるんですけども、そこで、今、
先ほど答弁いただいて、もう全国、全道的にも、そういう子どもに対して、補聴器の補助をする
という流れになっているんですけども、再三、お話するんですけども、町長にも、ぜひお答えい
ただきたいんですけれども、中度・軽度っていうのは、70 デシベル以下っていうことで、本当に
声が聞こえない子だっているんじゃないかと思うんですよね。高齢者っていう方もいらっしゃる
んですけども、高齢者っていうのは日常会話ができればいいかもしれないんですけども、子ども
さんにとっては、やっぱり小中学校、高校、今回、私、高校のことについてお話はしてないんで
すけども、もう声を入れるっていうことは、学習して、声を入れて学習をしていかなければなら
ない。そしてまた多くの方とコミュニケーションをとっていかなければならない。特に、成長期
にある子どもさんの場合は、音を入れる、言語習得というのは、大変重要な部分じゃないかなっ
て私は思っているんですけども、そういう部分では、町長はどのように考えているか、ちょっと
お聞きしたいんですけども。
○議長(細川勝弥君)
町長。
○町長(酒井芳秀君)
確かに、目と耳、大変大事な人にとって器官でございまして、耳がそういう
ような難聴ですとかというような状況というのは、このことは、いじめを呼ぶような原因になる
こともあるかもしれないと思って、今、伺っていたわけでございますが、そういった特に、若い
子どもさんですとか、若い世代の人に対して、何らかの経済的負担を軽くするというようなこと
につきましては、今、北海道のほうでもそういった動きがあるというようなことで承知しており
ますが、今後につきまして、そういうようなこともちょっと把握させていただきながら、対応を
させていただきたいとこのように考えております。
○議長(細川勝弥君)
○11 番(建部和代君)
11 番、建部君。
ありがとうございます。それで、今現在、全道でも軽・中度の難聴児って
いうのは、大体 630 人ぐらいいらっしゃるんじゃないかという推定があります。先ほど、今も町
長のお話ししたように、道のほうも動きだしまして、高橋知事が6月 23 日の道議会代表質問の中
で、難聴を抱える子どもにとって補聴器の早期の使用は、健全な発育を促すと考えられると述べ、
今年度中に助成を始める方針を示したと。それで 18 歳未満が対象で補聴器購入の3分の1を上限
に市町村の補助額と同額を道も補助すると。地域づくり総合交付金を原資とする。補助制度のな
い市町村には、制度を設けるよう促すというお話がされたようですので、ぜひ町としても、ぜひ
検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(細川勝弥君)
暫時休憩いたします。10 分程度休憩いたします。
休憩 午後
4時36分
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
再開 午後
○議長(細川勝弥君)
4時49分
休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
あらかじめ皆さんにお伝えします。時間を延長いたします。
- 66 -
次に進みます。
10 番、畑端君。
[10 番
畑端憲行君登壇]
○10 番(畑端憲行君) 通告に従いまして、壇上より私は2件の質問をさせていただきます。
まず、1件目は、漁港内の環境整備についてでございますが、その前に、沿岸の環境整備につ
いてございますが、去る8月 21 日から 25 日にかけての台風 16 号の影響による高波により発生
しました海岸の護岸の決壊、そして近くに住まわれる 10 数人が避難をし、1人が体調を崩され入
院された方など、不安な夜をお過ごしされたことに対して、心よりお見舞いを申し上げます。今
回の被害状況につきましては、町長とともに、高橋知事並びに、道議会議員、振興局長などの皆
様方がいち早く視察され、護岸決壊に対する早期復旧工事を進めるべく意向を示しておりますの
で、昆布干場等の被害を含めた早急な対応を望むところでございます。ぜひお願い申し上げます。
さて、漁港内の環境整備でございますが、町内には静内漁港を初め、五つの漁港がありますが、
漁港を起点とする漁業振興はもちろんですが、漁港内の環境整備の重要な一つでもございます。
そこで、三石漁港についてでございますが、今、三石漁協特定漁港漁場整備事業として、島防波
堤の改良、外防波堤の改良、そして、このたび完成しました荷さばき施設の前岸壁改良埠頭建設。
また、総事業費4億 2,000 万円をかけた製氷・貯氷施設も完成しまして、今月から稼働されてお
り、漁業振興に大いに期待するところでございます。合わせて環境整備として、次の点について
質問させていただきます。三石漁港の新港の護岸に町内小学校の児童により描かれている壁画が、
風化してきており、何を描いているのかよくわからない部分も出てきております。手直し、また
は、新たな手法により描くことができないのかどうかお伺いします。これは、以前、元同僚議員
により、同様の要旨の質問がされ、手がけたと思いますが、お伺いしたいと思います。
続きまして、2件目は、教育行政の推進についての質問をさせていただきます。1項目めは、
学校図書館のあり方についてでございますが、昨年の6月に学校図書館法が改正され、学校司書
がう法制化されました。学校図書館の図書の整備とともに子どもたちや教職員がいつでも活用す
るためには、人の配置も欠かせません。それで、学校図書館法第1条には、
「学校図書館が学校教
育において、欠くことのできない基礎的な設備であることに鑑み、その健全な発達を図りもって
学校教育を充実することを目的とする」とありますが、次の3点についてお伺いします。
まず一つ目、町内の小中学校の学校司書の配置はどのようになってのか、お伺いします。この
件につきましては、昨年の9月定例会におきまして、同僚議員より質問をし、当時の教育長は、
効果的な配置体制を検討するとの答弁をされたと思いますが、それを踏まえてお伺いしたいと思
います。
二つ目として、学校司書を配置することにより、学校図書館を活用した教育の充実も図られる
と思いますが、お伺いします。
三つ目は、学校図書館法の一部改正により、今年の4月1日から施行されました、学校には学
校司書を置くことに努めなければならないと改正されていますが、今後の取り組みについてお伺
いします。
2項目めは、不登校及びいじめの問題についてでございますが、このいじめ問題は数多く、新
聞・テレビ等を通じて伝わっております。今年の2月に発生した川崎市の中学生殺害事件。そし
て、先日も岩手県矢巾町の中学2年生の男子生徒が、電車に轢かれ死亡するという悲惨な事故が
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ございました。男子生徒の生活記録ノートには、いじめを苦にした自殺予告とも受け取れる担任
教師とのやりとりの記録がございました。いじめには、いじめを受けた児童生徒の心身の健全な
成長や人格の形成に重大な影響を与えるだけでなく、生命や身体に重大な危険を生じさせるおそ
れがあり、決して許されるものではございません。そこで次の4点について、質問させていただ
きます。
一つ目として、町内の小中学校の不登校といじめの実態は、どのような状況かをお伺いします。
二つ目は、不登校及びいじめの実態があったとした場合、教育委員会として、どのような対応
を行なっているのか。どのような対応を行うようにしているのかお伺いします。
三つ目として、平成 25 年6月に国は「いじめ防止対策推進法」を制定し、昨年4月に施行され
た道の「いじめの防止等に関する条例」により、教育委員会、または、各学校において「いじめ
防止基本方針」を策定することになっており、策定されていると思いますが、その取り組みの状
況をお伺いします。
四つ目として、今年度の教育行政執行方針の中で、
「心の教育の充実」を図るために「道徳教育
の充実」を掲げており、力をいれていると思いますが、現在の道徳教育の内容についてお伺いし
ます。
最後に、3項目めについてでございますが、道路交通をめぐる最新の情報に対応し、道路交通
法が改正されております。それに伴い、今年6月1日から自転車運転による交通の危険を防止す
るため、自転車運転に危険なルール違反を繰り返すと 14 歳以上を対象に、14 歳ですから中学2
年生以上ですね。14 歳以上を対象に自転車運転者講習を受けなければならないことになっており
ます。そのようなことから、質問の要旨ですが、町内小中学校における。自転車通学の現況と安
全教育についてお伺いします。
以上、壇上より2件にわたる質問の要旨を述べました。よろしくご答弁のほどお願いします。
○議長(細川勝弥君)
石丸水産林務課長。
[水産林務課長
○水産林務課長(石丸修司君)
石丸修司君登壇]
畑端議員からのご質問の1点目の漁港内の環境整備に対してご答
弁申し上げます。三石漁港の東側の護岸に描かれている壁画につきましては、漁港内の環境美化
の取り組みの一つとして、漁港整備を進めている北海道開発局との協議及び支援により、地元小
学校の卒業記念として描かれているものでございます。壁画は平成 10 年度に当時の三石小学校、
延出小学校、本桐小学校の6年生により6枚の絵が描かれておりますが、制作より 17 年が経過し
ており、風化が著しい状況でございます。平成 22 年度において北海道開発局のお力をかりまして、
一部修復を試みましたが、堤体表面の劣化が激しく。半年後には欠落してしまう状況であり、ま
た、原画で残っていない状況の中、当時制作担当した教師に手助けをいただきましたが、児童の
描いたイメージが変わってしまう修復は望ましいものではないということもあり、修復を断念し
た次第でございます。環境美化からの観点からも消してしまうことを検討をしましたが、児童の
思い出の作品でもあり、現状のまま残している状況でございます。その後の経年により、さらに
風化が進んでおりますが、現時点におきましては、新しく壁画を製作する予定はない状況であり、
今後におきましては、漁港の環境美化推進の中で何らかの取り組みを進めてまいりたいと考えて
おります。
以上、答弁といたします。
- 68 -
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
[教育委員会管理課長 片山孝彦君登壇]
○教育委員会管理課長(片山孝彦君)
畑端議員からご質問の大きな2点目、教育行政の推進につい
てご答弁申し上げます。
まず、1点目の学校図書館のあり方について、3項目のご質問ですが、関連がございますので
一括してご説明させていただきます。学校教育における言語活動や探求的な活動、読書活動等の
充実のため、学校図書館の重要性が一層高まっていることにかんがみ、学校図書館の運営の改善・
向上を図り、児童または生徒及び教員による学校図書館の利活用の一層の促進に資するため、学
校図書館の事務に従事する職員、いわゆる学校司書を置くよう努めるものとすることを定めた学
校図書館法の一部を改正する法律が、昨年6月に公布され、本年4月1日に施行されたところで
あります。学校教育は、児童生徒が確かな学力をはぐくむとともに、言語活動や探求学習、読書
などの活動を通じて、豊かな人間性を培うことが求められており、このような教育の実践にとっ
て、学校図書館の活用は欠かせないものであります。また、学校図書館を活性化するためには、
図書資料の充実だけではなく、図書の適切な管理・運用を行う人的配置が重要であり、図書館業
務を専門的に行う学校司書の配置が全国的にも進んでいるところです。学校司書の役割は司書教
諭などの学校図書担当教員との協力・連携し、図書の管理や貸出業務、図書館活用教育への協力・
参画を初め、教員の読書指導や授業活動を支援するという内容のものであり、学校図書館の運営
にとって非常に重要であるとされております。具体的な活動内容を申し上げますと、まず読書セ
ンター機能として、①学校図書館が読書活動の拠点となるような環境整備。②学校における読書
活動の推進や読む力の育成のための取り組みの実施。
次に、学習センター機能として、①司書教諭や教員との相談を通じて授業のねらいに沿った資
料の整備。②児童生徒に指導的にかかわりながら行う、各教科等における学習支援。さらに、情
報センター機能として、①図書館資料を活用した児童生徒や教員の情報ニーズへの対応。②情報
活用能力の育成のための事業における支援など多岐にわたるものであり、児童生徒や教員に対す
る間接的支援や直接的支援に加え、各教科等の指導に関する支援など、教育指導への支援に関す
る職務を担うことが求められてきております。このように重要な役割を担うとされる学校司書の
配置の状況でありますが、文部科学省の調査によりますと、平成 26 年5月現在、学校司書を配置
している公立学校の割合は、小学校で、全国が 54.4 パーセントに対し、北海道が 9.5 パーセント。
中学校では、全国が 52.8 パーセントに対し、北海道が 8.0 パーセントと、いずれも本道における
学校司書の配置は、全国に比べて大きく遅れている状況にあります。日高管内におきましても、
浦河町において、学校司書が配置されている学校があると伺っておりますが、全体的には取り組
みが進んでいないのが現状であり、当町でも、現在のところ学校司書の配置はございませんが、
読み書きする力の向上は、すべての学校教育に通じる最も根幹的なものであり、それを支える読
書活動の拠点となる学校図書館の活性化が大変重要であると考えております。本年度、様似町で、
町立図書館が小中学校図書館の蔵書を含めて、一括管理するシステムの運用を開始し、学校図書
館において町立図書館の図書の検索や貸し出しが可能となるなど、管内でも新たな取り組みが始
まっておりますが、当町におきましても、本年4月に新しい町立図書館が整備されたことに伴い、
学校図書館とも連携することが可能となる新たな図書館システムを導入したところであり、今後、
町立図書館のシステムを活用した学校図書との一体的な運用の構築及び町立図書館を拠点とした
- 69 -
学校司書の効果的な配置について、引き続き検討していきたいと考えておりますが、システム改
修等の初期費用として、多額の費用を要するとともに、小中学校9校に対応するためには、複数
の学校司書の配置が必要であり、人件費等相当な経費を要する事業であることから、財政的な課
題も含めて、導入に向けた具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。
続いて、2点目の不登校及びいじめの問題についてご説明を申し上げます。初めに、(1)の町内
の小中学校の不登校といじめの実態はどのような状況かについてでありますが、児童生徒による
学校内外での不登校といじめの発生状況については、文部科学省が毎年実施する「児童生徒の問
題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果」から、町内の小中学校での昨年度の発生件数は、
小学校が、不登校1件、いじめ4件。中学校では、不登校 21 件、いじめ 13 件となっております。
次に、(2)不登校及びいじめの実態があったとした場合の教育委員会としてどのような対応を行
なっているかについてでありますが、不登校の対応では、学校から月末報告書を提出してもらい、
その把握に努め、その都度、学校と協議するとともに、福祉課こども未来グループ及び関係機関
とケース会議を開くなどして、問題解決に向けて取り組みを進めております。また、北海道が行
うスクールカウンセラー活用事業により、定期的にスクールカウンセラー2名の派遣を受けて活
用を図り、生徒を初め、保護者や教職員の個別カウンセリングを行うなど、学校での活用を図っ
ています。さらに、今年度から公立学校共済組合北海道支部において、教職員の相談に応じる学
校支援アドバイザーが配置されておりますことから、このアドバイザーを招へいして、具体的な
学校現場の状況にあった助言をしてもらうよう準備を進めているところであります。いじめに関
しましては、早期発見・早期解決が重要であるため、教育委員会では、学校への迅速な対応・指
導・助言を行うとともに、生徒指導などで課題がある場合には、学校から早急に教育委員会に報
告することを各校長に指示しており、学校と連携を密にして、関係者と迅速なる協議により、最
善を尽くすよう努めているところであります。また、重大ないじめ問題の場合、校内組織だけで
は解決が困難となりますので、家庭や地域、関係機関と連携した組織として、校長、教頭、生徒
指導担当、PTA会長、町教育委員会から成る緊急いじめ対策に委員会を招集し、連携して問題
の解決に当たることとしております。なお、重大な事案が発生した場合、新教育委員会制度に基
づく総合教育会議において協議し、迅速かつ適切な対応を図ることとしております。
次に、(3)いじめ防止基本方針についてでありますが、当町では、平成 25 年9月 28 日施行の
国の法律「いじめ防止対策推進法」を受け、町内の各小中学校において、いじめ防止対策推進法
第 13 条の規定により、いじめはどの学校どの学級でも起こり得るものであり、いじめ問題に無関
係で済む児童生徒はいないという基本認識に立って、全校児童生徒がいじめのない明るく楽しい
学校生活を送ることができるように、すべての学校において、いじめ防止基本方針を策定してお
ります。その主な内容として、4点ほど申し上げますと、①いじめを許さない見過ごさない雰囲
気づくりに努める。②児童生徒一人ひとりの自己有用感を高め、自尊感情をはぐくむ教育活動を
推進する。③いじめの早期解決のために、当該児童生徒の安全を保障するとともに、校内はもと
より関係機関・団体・専門家などと協力して解決に当たる。④学校と家庭が連携協力して、事後
の指導に当たる。ということなどを定め、取り組みを進めているところであります。
次に、(4)現在の道徳教育についてのご質問でありますが、学校における道徳教育は、道徳の時
間をかなめとして、学校の教育活動全体を通じて行うものであり、道徳的な心情、判断力、実践
意欲と態度などの道徳性を養うことを目標としており、各教科、総合的な学習の時間及び特別活
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動における道徳教育と密接な関連を図りながら、計画的・発展的な指導によって、これを補充、
進化、統合し、道徳的価値及びそれに基づいた人間としての生き方についての自覚を深め、道徳
実践力を育成するものとしております。現在、小中学校における道徳の時間の授業時数は、年間
で、小学校1年生が 34 時間、小学校2年生以上は 35 時間以上となるよう計画しております。平
成 27 年3月 27 日付け、文部科学事務次官通知により、学校教育法施行規則の一部を改正する省
令の制定や小学校、中学校それぞれの学習指導要領の一部を改正する告示等が行われ、道徳を特
別の教科「道徳」として、学習指導要領に位置づけ、
「道徳の時間」から「道徳科」として、教科
化すること。また、内容についても、いじめ問題への対応の充実や児童生徒の発達段階を一層踏
まえた体系的なものとする観点から改善が図られていることなど、道徳教育の一層の充実を目指
すものとなっております。そこで、改正後の学習指導要領では、特別の強化「道徳」を小学校で
平成 30 年度、中学校では平成 31 年度から全面的に実施することになっておりますが、当町にお
いては、その時期を前倒しし、来年度すなわち平成 28 年度から、全小中学校において特別の強化
「道徳」を教育課程に位置づけられるよう、各学校長に、研究・準備を進めるよう要請しており、
今後、教育局などから導入に当たっての情報を収集しながら、導入スケジュール等を示していく
こととしております。また、全道道徳研究大会や道徳教育推進教師研修会に全小中学校から教職
員を派遣するとともに、管内教育委員会連絡協議会が主催する道外視察研修に1名の教職員を派
遣することとしており、研修成果が、各学校において環流されるよう、指導助言するなど、道徳
教育の一層の充実に向けた取り組みを推進しているところであります。
最後に、ご質問の3点目、町内小中学校における自転車通学の現状と安全教育についてご答弁
申し上げます。まず、当町の小中学校別の自転車通学者数についてでありますが、小学校では6
校中3校の 30 人の児童が自転車通学をしております。その内訳といたしましては、高静小学校が
10 人、桜丘小学校が 18 人、東静内小学校が2人となっております。中学校では、全校あわせて
372 人の生徒が自転車通学をしております。その内訳といたしましては、静内中学校が 193 人、
静内第三中学校が 170 人、三石中学校が9人となっております。
次に、安全教育に関してでありますが、ご承知のとおり、本年6月1日より、道路交通法が改
正され、14 歳以上で3年以内に2回以上、危険な乗り方をして、摘発された自転車運転者に安全
講習を義務付けることなどが定められました。教育委員会といたしましては、毎年、自転車安全
利用の正しいルールやマナーについて、各学校に通知し、周知徹底を図っているところでありま
して、道路交通法改正に伴っては、啓発チラシを配布するなど、安全教育の徹底を呼びかけてお
ります。学校におきましても、全校集会や学級活動等を通して、交通ルールの遵守や自転車乗車
マナー等について指導をしております。また、PTAや警察署など、関係機関の協力を得ながら、
校内で交通安全教室や自転車整備点検作業等を行うとともに、適宜、街頭指導や自転車運転技能
向上のための活動に取り組んでいるところです。具体的には、小中学校における交通安全教室に
つきましては、毎年、静内警察署や新ひだか町静内交通安全協会及び新ひだか町三石交通安全協
会の支援も受けながら実施しているところです。今年度は、高静小学校、山手小学校、桜丘小学
校、東静内小学校、三石小学校、静内第三中学校及び三石中学校において、静内警察署や静内・
三石両地区の交通安全協会の協力を得て、交通安全教室を実施しております。残りの2校につい
ては、学級指導の中で交通安全指導を行っております。交通安全教室の内容ですが、静内警察署
の署員の方、あるいは、交通安全協会の役員や会員の方を講師として招き、正しい自転車の乗り
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方、交通ルールの再確認をするとともに、自転車が加害者になることを知り、安全に自転車を運
転する態度を養うことをねらいとして実施しているところであります。具体的には、警察署員の
方、あるいは交通安全協会の役員会員の方による正しい自転車の乗り方の実施体験指導を行って
いただいているとともに、自転車の特性について、自転車による交通事故、登下校時の安全指導
についての講話やそのほか交通安全ビデオやDVD等も活用しながら、交通安全教室を実施して
いるところであります。今後も警察等関係機関・団体と連携するとともに協力をいただき、自転
車の交通安全対策や安全教育に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、ご答弁といたします。
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
ただいま2件に対するご答弁ありがとうございました。それでは、何点か
再質問させていただきたいと思いますが、まず1件目の三石漁港内の環境整備についてでござい
ますけども、実は、私、毎日早朝、三石築港に行くのが日課にしております。そういった場で漁
業関係者や釣りをやっている方々、町内外の方々と話す機会が多くあるわけです。そういった中
で、この一つの要望意見としてとらえていただきたいと思います。そこで、漁港の護岸に描かれ
ているこの壁画を、私、壇上でも申し上げたとおり、町の方で手直しの方法をとって、一部修正
作業をしていったのは、もちろん、私よく存じております。先ほど、答弁の中で当時の児童が描
いたイメージが変わってしまう、変わってしまう修復というのは望ましくないと申されましたが、
全くそのとおりです。ただ、今の状況では、この土台そのものが、もちろんご覧になっていると
思いますが、風化されておりまして、描いているものが6枚あるうち1、2枚はなんとか分かる
んですけども、後は、全然わからないんですね。そういったふうになっておりまして、思い出を
刻んでいる当時の児童には、大変申しわけないんですが、生徒皆さん方が、現在の児童生徒の皆
さん方、変わった手法で描くことができないかどうかっていうことを、ちょっと別な手法ででき
ないかっていうことをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
石丸水産林務課長。
○水産林務課長(石丸修司君)
私もその壁画につきましては見ておりますし、また、堤体自体、見
てみましたけれども、凸凹の凹凸がすごくて、なかなかやはり、当時生徒さんが描くのにも大変
で、努力してそれでも一生懸命記念として描かれたものだなというようなことで考えております。
ただ、やはり漁港特有、海特有の塩害や風害など、そういうような自然環境の影響もあって、あ
あいうふうにだんだんだんだん劣化していったものではないかと思います。何か、ほかの手法が
ないかということですが、私の方も、担当のほうとも話をしてはみましたが、ちょっと今のとこ
ろ見当たるところもございません。ただ、やはりそれを描き直すだとか、そういうことも、また
一つの考えなのかもしれませんけれども、私どもとしては、やはりその当時に記念として描いた
生徒さんたちの心というのか、そういう気持ちというものがありますので、先ほど壇上にも述べ
たとおり、第三者がまたそこを描き直すだとか、そういうこともどのようなものかなというよう
なことで考えております。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
○10 番(畑端憲行君) 今描かれているのは、さっきも答弁されてますけども平成 10 年に3校の小
学校の6年生が、卒業記念ということで描かれてる。それはもちろん、絵にも説明書いてありま
すからね。当然、その字は風化しませんから書いてあります。それで言ってるんですが、新たな
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手法ないかっていうことで、私、今ちょっとお尋ねしたんですが、私考えるのは、新たな手法。
例えば、三石中学校に上がるところののり面のところに、絵ありますね。どんな絵かと言います
と、雄蓬莱山と雌蓬莱山をつなぐしめ縄の絵。それとか、例えば、なんと言うんですか、昆布獲
りのやってる絵。そういったものあります。それは、どうして消えてないでついているかといっ
たら、いわゆる、何というんですか、鉄板というか、あるいは、私、よく材料がわかんないんで
すが、そういったものに書いてそこに貼りつけていくという、それも一つの手法だと思うんです
が、そういったことで検討できないのかなと。パネルのような消えない、あるんですよね。あれ
も大分長く持って描かさっているんですけども、ああいうのは、やっぱり石にすぐ書いてるわけ
でないですから、そういったことで記念に残っております。あれは、生徒が書いたかどうか、私
ちょっとわかりませんけども、そういった方法もあるんでないかと思いますけども、いかがでし
ょうか。
○議長(細川勝弥君)
石丸水産林務課長。
○水産林務課長(石丸修司君)
議員がご承知のとおり、三石漁港につきましては、屋根つき岸壁な
ど、今、衛生管理を推進しようていることで、今、国のほうが整備を行ってます。もちろん、や
はり衛生管理を推進する上では、やはり環境整備、そして環境美化、そしてマナー向上だとか、
そういうものを非常に必要だということを考えております。壁画ばかりではなく、いろんな発想
がその中では出てくるものだと思う場合もありますので、そういうことも、もし提案等がありま
したら、そういう環境整備・環境美化の一環として開発、そして関係機関とも一緒に考えて検討
してみたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
この件については、私、何度もここで再質問する気もないんですが、新ひ
だか町合併 10 周年なると、一つの節目になります。それで、私は、町内小中学校に募って描いて、
新しく描いてもらう方法という、ないかというふうに思っております。で、先ほど答弁の中で、
今後、漁港環境美化推進の中で何らか取り組みで進めたいってお答えしておりますけども、私は
町内の子どもたちにより、みんなで共同の手で、漁港をつくり上げる、一つの一端となってつく
り上げるという、いわゆる私はこういうのを生きた教材と言われてるんです。そういった生きた
教材をみんなでつくって、自分のものの港にしようとという方法があって、一つの思い出になる
んでないかと。10 年の節目ということも含めて、そういうことになるんでないかというふうに、
私思うわけですけども、なんせかんせ、これは学校のほうの授業というか、小学校で言えば図画、
中学校では美術という、一つの授業の中でやることにもなるわけですから、そういったことも含
めて検討するということですから、検討していただきたいということで、よろしくお願いします。
この点については、終わります。
次に、2件目の教育行政の推進についての再質問をさせていただきますが、まず、1件目の学
校図書館のあり方についてございますが、この1から3につきましては、さきほど答弁の中で関
連ということで一括ご答弁をいただきました。私も合わせて、その点一括で再質問させていただ
きます。先ほどご答弁いただきました、この学校司書の必要性につきましては、教育の実践とし
て学校図書館の運営、そして、学校図書館の活用等で学力向上にも非常に重要であることは認識
していただいてるっていうことでご理解しております。そして、また十分、学校司書の配置につ
きましても理解されているというふうに思ってございます。また、先ほど申しましたとおり、こ
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れは財政的な問題にもなるわけですから、そこら辺は、私も十分承知しておりますけれども、昨
年の、先ほど言いましたように、冒頭壇上で申しましたとおり、昨年の9月の定例議会で効果的
な配置体制を検討するということの答弁でありましたので、今回は答弁の中でなおかつ引き続き
検討していきたいというふうに言われたというふうに思いますが、現在まで、どのように検討さ
れているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
一応、壇上でも申し上げましたけれども、効果的な活用とい
うか派遣。それに、今考えてますのは町立図書館を拠点とした派遣型の配置体制が望ましいであ
ろうということで考えておりますが、本年4月、図書館オープンいたしまして、図書館との体制
もございまして、それからシステムの関係も先ほどご説明いたしましたが、新たにそういったシ
ステムの検討など、全体的な視野で検討しなくちゃならないということで、なかなか、正直、具
体的な検討が進んでいないと。検討すべき事項は、項目として挙げてますけども、その取り組み
が進んでないという状況でございます。
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
先ほど答弁の中で、先ほど本道における学校司書の配置は、全国的に比較
して遅れているということは確かでありますけども、私も調べてみました。私の調べたところ、
道内の公立学校で学校司書を配置しているのは、まだまだ低いということはありますけども、た
だ配置に積極的な自治体からは、どういうになっているかと言いますと、図書の貸し出しが増え
たと。それから、子どもたちに調べる力がついた。そういった効果があって、そういった効果を
認める声がたくさん上がっているということです。私も、以前にこの学力向上に向けた一般質問
をしたことがございますけども、読書の町と言われている恵庭市が、恵庭市は当然読書の町です
から、学校司書の配置に積極的に取り組んでいるわけですけども、全国に先駆けて、乳幼児に絵
本をプレゼントするブックスタートの購入や先ほどもちょっと触れていましたけども、各学校の
図書館のパソコンから市立図書館や他の学校にある本の検索の予約ができて、探している本を配
本車が学校へ運搬するシステムを導入するということを行なっているようでございます。そうい
ったことによりまして、貸し出しの図書が増えておりまして、本を読むだけでなく、本を通じて
人を思いやる気持ちがあらわれているということでございます。で、先ほど答弁いただきました
けども、学校司書を配置している公立学校の割合は、先ほどは、小学校で全国が 54.4 パーセント
ですか、北海道で 9.5 パーセント。中学校は全国で 52.8 パーセント、北海道で 8.0 パーセントと
いうことで、私はこの数字を報告っていうか、先ほど言われた、この数字の割合を聞きましたと
ころ、何かしら北海道の学力の低いということが、その原因の一つにもなってるんでないかとい
うふうに思っております。ですから、子どもの学力を上げるためにも、この学校司書を置くこと
のそういった努力義務というんですか、今、努力義務から設置することの検討はいかがなものか、
もう一度ちょっとお聞したいと思います。
○議長(細川勝弥君)
渋谷教育部長。
○教育部長(渋谷正弘君) 畑端議員からのご心配いただいてるとこでございます。確かに、学校司
書、必要なものだと思っております。私ども、先ほど管理課長からお話しさせていただいている
とおり、全校に巡回する形が、一番良いだろうということで、今、検討を進めてます。ただし、
一人では足りないだろうと、複数名いるだろうということで、その前段に各学校でのベースをき
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ちっと整えるというところも、今まだ全部終わってません。ですから、そういう総体的なものを
環境を整えてからやっていきたいということで、私どもも鋭意やっていきたいと思ってますので、
ご理解をいただきたいと思ってます。
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
その点につきましては、先ほども何回も言われておりまして、私も理解し
てるながらも言わさせていただいているんですが、それで、図書館の充実との関連があるんです
が、ひとつお聞きします。先ほど答弁の中でありましたように、様似町の話、出ていましたけど
も、様似町において町立図書館と様似小、様似中学校が、図書館をオンライン化するというこの
ことを先ほど答弁していただきましたが、私もそのことを言おうと思ってたんです。で、皆さん
方もご存じだと思いますけども、私、この新聞の切り抜き持ってきたんですが、これは、様似は、
学校には司書を置いてないやり方でやってます。様似町は、町内小中学校の図書室と町立様似図
書館の蔵書を一括管理するシステムの運用を開始しました。これにより、学校図書室に設置され
た専用パソコンから図書館蔵書の検索と貸出予約が可能になりました。予約した本は、担当教輸
を通じ、子どもに手渡される。町によると、日高管内初のシステムということであります。そし
て、学習への活用期待ということですが、これ8月 24 日から様似町始まったんですが、運用が始
まったんですが、そのシステムの導入によりまして、スクールバスで遠距離通学するため、町立
図書館に行く機会が少ない児童・生徒でも多くの蔵書を読めるようになるということで、町教委
としては、学習にも役立ててもらえるはずということで、大いに期待しているということです。
それで、先ほどちょっと触れていますけども、町でも学校図書館と連携することが可能となる新
たな図書館システムを導入してるということですね。ですから、様似町のようにお金もかかると
いうことですから、なかなかいろいろ言ってましたけども、そういったことで、早急に新しい図
書館もできた。三石にも図書館ができる。そういった中で、こういった様似町と同じようなネッ
トワークシステムを取り組む考えはあるとすれば、私、早急にしたほうが良いと思うんですが、
それはいつごろになるか、またどうなのかということをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
壇上でも申し上げましたけども、システム導入の費用が相当
かかるということと、人的な配置の部分の経費、それらも含めて相当経費がかかることは、様似
町の例を出されておりますけれども、学校数ですとか、学校数が多ければ、当然、司書の配置の
人数なりも増やさなくちゃならないということで、事業規模は相当変わってくると思います、う
ち町の場合。ということで、現在、ご質問ありましたけれども決まっていないというか、未定で
あるということしか、今の段階ではお答えできないと思います。
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
それで、様似町は学校数が少ないということですけども、逆に言えば、新
ひだか町の場合、合併した町なんですね。ですから、大きな立派な町立図書館ができて、今、運
用しているんですけども、そういったわずかしかない図書館のある学校なんかも、そういったこ
とのシステムを利用して、本に関心を持ってもらう。授業するときにこういった資料がないけど
もって行ったら、様似の場合は、その担任の先生が一生懸命探して、資料がありましたよ。町立
様似図書館に行きましょう。私持ってきますからということをやってるらしいんですよ。ですか
ら、遠距離になればなるほど、逆に言えば大いに利用できるというように思うわけでございます。
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それは、よろしいです。
時間があまりないんで、次に行きたいと思いますが、2項目めの不登校及びいじめの問題につ
いてでございますけども、一点目において、不登校・いじめの実態の状況に関するご答弁いただ
きましたけども。まず、いじめについてでございますけども、先ほど、小学校が4件、中学校が
13 件というご答弁でございましたけども、どのようないじめなのか、もし差し支えなければ、お
答えいただきたいと思います。細かい内容のことはよろしいので、お願いします。
○議長(細川勝弥君)
三上管理課主幹。
〇教育委員会管理課主幹(三上泰範君)
大まかなところでございますけれども、冷やかしやからか
いなど、あと、ひどく、歩いていてぶつけられたとか、こう体が当たったとかっていうのが、主
なものでございます。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
○10 番(畑端憲行君)
この冷やかしとか、からかいっていうのは、我々も小さなときに、これが
かなり応えるんですよね。ちょっとしたことが、これがずっと続けば、本当のいじめになって、
今のような形になると思うんですね。で、先ほど言ったように、各学校からいじめの実態につい
て、いじめがあったかないかっていうことは、定期的に報告されてるということですけども、こ
れは、いじめがあったとき以外、なくても定期的に報告させるように指導しているのかちょっと
伺いたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
いじめの把握についてでございますけれども、そこは、先ほ
ど壇上では国の調査があるということで、それは年1回でございますが、北海道教育委員会にお
いても、まず、いじめの把握についてのアンケート調査を2回します。それは学校に対して全児
童生徒対象、家庭も対象になります。それから、把握状況ということで年3回の確認。それから、
取り組み状況など定期的に年数回報告を求めておりますので、すべて教育委員会を通じて、道の
ほうにも報告しておりますけども、教育委員会のほうに上がってきた段階で、その内容について
はチェックすると、そして、対応について、学校と協議すべきところはするという体制でやって
おります。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
○10 番(畑端憲行君) その点は、よく、一応わかりました。
それで、2点目ですけども、不登校の対応についてご答弁いただきましたように、福祉課子ど
も未来グループや各関係機関、学校アドバイザーの助言をいただきながらということですから、
助言をいただきながら迅速に対応していただきたいというふうに思っております。その対応につ
きましては、そういう機関で対応につきましては、よくわかりました。で、いじめに関してでご
ざいますけども、先日、静内三中において、ネットトラブルの原因を学ぶ校長集会なども開催し
たということが、新聞に載っておりましたけども、積極的に、そういったことを通して、積極的
に実施している。いろんな面で対応しているようでございますけども、最初の答弁の中で、重大
ないじめ問題の場合は、緊急いじめ対策委員会というんですか、緊急いじめ対策委員会を招集し
てということですけども、現在、重大ないじめ問題の解消のために当たられている事例が、あっ
たかどうかをお聞きしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
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○教育委員会管理課長(片山孝彦君)
把握してる限りでは、ございません。実際に、緊急に招集し
たという事例はございません。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
○10 番(畑端憲行君)
わかりました。それで、私は往々にして、先ほど、冷やかしだとか、から
かいというのがありましたけども、私は往々にして、このいじめが、みんなの前で表面化すると
いうのは、ずっと後になると思うんですよ。内心は、中身は子どもたち同士でやっている、それ
を大人があまり気が付かないっていうのが多いと思うんですよね。特に、私思うんですが、最近、
父兄、PTAとのやりとりや情報交換というのが、だんだん薄れてきて、そういった話題もしな
い、疎遠の中になっているような感じがするんですよ。昔はよく、昔の人の話しで申し訳ないで
すけど、PTAなんかでも、先生方と校長、教頭先生方と担任の先生方も入って、会議終わった
後にいっぱいやりながら、今の子どもたちはどうだとか、いやこういうことがあったよというこ
とが、よくあったと思うんです。ところが、今は会議終わったらさっさと帰ってしまうし、なん
かあったら用事ありますから帰りますというような形であって、本当の真の子どもたち同士の問
題ということが、あまり話題にしなくなった。また、自分たちに先生方、個々のPTAの父兄の
皆さん方わかると思うんですけども、そういうことがわからないような気がするんですよね。で
すから、先ほどちょっと言っていました校内組織だけでは、表面組織でやることに対しては、表
面化しない場合があると思うんです。普通、ふだんから、やはり家庭地域との情報交換必要だと
思いますけども、その点いかがでしょうか。
○議長(細川勝弥君)
髙野教育長。
○教育長(髙野卓也君) ただいまご質問のいじめ問題にかかわる家庭、保護者と学校との情報交換
ということについてでありますが、先ほど、管理課長のほうからの答弁の中で、北海道教育委員
会が年2回、アンケート調査を実施していると、これは子ども一人ひとり、全員に対してと。そ
れから保護者に対してという形で、結局、そういう埋もれてしまって表面化しないいじめもあり
得るということから、そういうアンケート調査を実施して、そういう埋もれているものも、つぶ
さに把握しようということで進めてるものでありますので、で、先ほど数字を申し上げた部分も、
こういうアンケート調査などで上がってきたものをしっかりと各学校において確認をとって、こ
れは明らかにいじめであるというふうに判断した件数を上げさせていただいているという状況に
あります。で、あと、私が学校現場におりましたときには、PTA役員の会議等の中で話題にな
ることもありますし、会議が終わった後に残られて、校長ちょっと聞いてくれというようなこと
で、その情報を得るということも多々ございました。ですから、必要なこととしては学校、特に、
校長・教頭が中心になって、保護者との関係において風通しをよくすると。そういう情報がつぶ
さに入ってくる。で、相談がすぐに学校に対してなされるという、いじめに限らずですよ。すべ
ての教育活動についてです。例えば、授業がこうだとか、そういうことも含めて、そういうよう
な相談がなされるような風通しの良さというものを構築しておく必要があるというふうに認識し
ていますし、そのことを毎月行っている校長会議の中でもお話ししております。で、今回こうい
う形で取り上げられておりますので、改めて各校長に対して、私のほうから指導してまいりたい
というふうに考えます。
以上でございます。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
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○10 番(畑端憲行君) よろしくお願いします。
それで、3点目についてでございますけども、先ほどご答弁いただきましたように、すべての
学校において、いじめ防止基本方針を策定していると。そして策定して、その方針に沿って取り
組みを実践してることの話しがございましたが、その点よくわかりました。
それから、4点目についてですが、道徳なんですが、道徳は、従来、教科外活動でありました
けども、平成 30 年から小学校から順に、正式教科になるということですけども、私はその背景に
はいじめ問題もあるというふうに思っております。で、当町におきましては、先ほど答弁いたし
ましたけども、時期を前倒しして、来年から、28 年度から小中学校等において、教育課程に位置
づけをして進めているということですけども、児童生徒の発達の段階を踏まえて、児童生徒が生
命を大切にする心、他人を思いやる心、善悪の判断などの道徳性を身につけることが、大変大き
な要素となっておりますよね。そういったことが、先ほど、道徳と言いましたけども、学校現場
としての道徳の取り扱いっていうことを、新たに考えていることがあれば教えていただきたいと
思います。学校現場として。
○議長(細川勝弥君)
はい。髙野教育長。
○教育長(髙野卓也君) 日高管内についてお話ししますと、当町も含めてといいことになりますけ
れども、何が課題かといったときに、年間、小学2年生以上は 35 時間の道徳の時間があるわけで
すが、この道徳の時間に行われる授業の内容、この質的な部分の課題があるというふうに考えて
ます。先ほど、畑端議員がご指摘されました思いやりの心だとか、生命を尊重する心だとか、そ
ういう道徳的ないわゆる価値にかかわっての、そのバランスよく配置をして、授業を行うという
ことが求められてるわけなんでありますが、ともすると、非常に偏った形での道徳の授業が行わ
れたり、あるいは生徒指導的な教師の価値観を押しつけてしまうような授業が行われているとい
う実態があって、その部分を何としても改革していかないと、本当の意味で子どもたちに、本来
培うべき道徳精神が養われていかないという、そういうふうな思いでおります。さまざまな場面
でそのことを課題として指摘をしまして、改善を促してきているところであります。で、我が町
の学校教育にあっても、私は教育課程改革改善の本丸がこの道徳教育だというふうに認識してい
ます。学力向上ということが全面に出て、ともするとこの道徳教育という部分が陰に隠れがちな
んですが、本当のところは、この道徳教育でしっかりとした心を培うことによって、学力もおの
ずと上がってくるというふうに私は考えています。したがって、この道徳教育の充実というのは、
非常に重要なことであるということで、先ほど課長のほうから答弁申し上げたとおり、つい先日、
前倒し部分の道徳の指導要領の改訂、そしてそれに伴う解説書の告示がなされました。で、27 年
4月、今年の4月から前倒しをしてやることを可とするというふうになりましたので、これを踏
まえて、来年4月から何とか、我が町にあってもすべての学校において、いわゆる道徳科、特別
の強化「道徳」というものを教科過程に位置付けて、この改訂の趣旨をしっかり踏まえた道徳の
時間の実施、道徳教育の推進、これを図ってまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(細川勝弥君)
10 番、畑端君。
○10 番(畑端憲行君) はい。わかりました。よろしくお願いいたします。
次、最後ですが、3項目めの町内小中学校における自転車通学の現状と安全性についてでござ
いますけども、先ほど答弁いただきましたように、学校教育におきましては、PTAや警察、そ
して交通安全協会ですか、そういった関係団体と協力しながら取り組んでいるということにつき
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ましては、またこの質問に対して、後からよく新聞に出ていますよね。教室開いた開いたって出
てますけども、そういったことでご理解をいただきました。ご理解をしました。それで一つだけ、
お聞きしたいと思いますが、最近、小中学校が関係する自転車事故というのはありましたか。そ
こら辺ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(細川勝弥君)
片山管理課長。
〇教育委員会管理課長(片山孝彦君)
事故の発生状況ということですけども、平成 26 年度は、幸
い当町においては、小中学生の事故はございませんでしたが、本年度になって、小学生で1件発
生してございます。
[何事か言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
○10 番(畑端憲行君)
10 番、畑端君。
1件ということでございますけども、いつ事故起きるかわからないという
ことで、先生方もハラハラして登校してくるのを待ってると思うんですが、結構、今、自転車も
利用してる子どもたちも先ほど報告ありましたけども児童生徒がおりますので、十分、こういう
教室を開きながら、子どもたちに植えつけていただきたいと思います。今後もさらなる自転車運
転の安全対策にも取り組んでいただくことをお願いしまして、私の質問を終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。
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◎延会の議決
○議長(細川勝弥君)
お諮りいたします。本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませ
んか。
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(細川勝弥君)
異議なしと認めます。本日はこれにて延会することに決定いたしました。
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◎延会の宣告
○議長(細川勝弥君)
本日はこれにて延会いたします。ご苦労さまでした。
(午後
- 79 -
6時00分)