7 オリンピック・パラリンピック準備局 要 望 事 項 (1)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における競技会場 (要 の誘致 旨) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のサーフィン、スポーツクラ イミングの競技会場の誘致について、都は公益財団法人東京オリンピック・パラリンピ ック競技大会組織委員会へ強く働きかけるなど、支援を図られたい。 (説 明) 国際オリンピック委員会理事会において、公益財団法人東京オリンピック・パラリン ピック競技大会組織委員会が提案した2020年東京オリンピック・パラリンピック競 技大会でのサーフィン、スポーツクライミングを含む5競技18種目について、パッケ ージとして国際オリンピック委員会総会に提案することが承認された。 新島村の羽伏浦海岸は、日本選手権等が過去に10回以上開催され、現在も日本選手 権や東京都知事杯などが開催されるなど、世界に誇る日本有数のサーフポイントである。 白砂の海岸に太平洋の白波はオリンピックの会場として最適地である。 また、三宅村の村営スポーツクライミング施設は、村を挙げて競技の普及に努め、住 民のみならず観光客等にも人気の施設として成長した。背景に広がる壮大な自然の中で のスポーツクライミングを目的とする来島者も増加しており、さらなる施設の拡大、運 営体制の充実強化を図っている。 世界のトップアスリートの競技を肌で感じることは、東京オリンピック・パラリンピ ックの経験を次世代に受け継ぐ貴重な財産と考えており、サーフィン会場として新島村、 スポーツクライミング会場として三宅村が最適地であることから、競技会場の誘致につ いて、都として強く公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員 会へ働きかけるなど、支援を図られたい。 45 7 オリンピック・パラリンピック準備局 要 望 事 項 (2)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会成功に向けての気 (要 運醸成への財政支援と聖火リレーの全町村を巡るコース設定 旨) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催にあたり、各町村の大 会開催気運醸成に向けた取り組みへの財政支援と西多摩及び島しょの総ての町村に聖火 リレーが巡るコース設定にするよう強く求める。 (説 明) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は国民に多くの夢を与 えると共に、その経験は次の世代への貴重な財産として受け継がれていくこととなる。 大会の成功に向けて、オール東京での大会開催気運醸成は不可欠である。特に、競技 が実施されない西多摩及び島しょ地域でも大会開催気運醸成を図っていくことが重要で ある。各町村が大会開催気運醸成に取り組むにあたっては、都の財政支援等が不可欠で ある。 また、1964年東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、町村に聖火リレ ーが巡ることはなかった。 2020年オリンピック・パラリンピック競技大会では、西多摩及び島しょの総ての 町村に聖火リレーが巡ってくることになれば、年齢層も問わず住民一人ひとりが大会開 催を実感し、記憶に残る大会となり、大会開催気運醸成に、大きな効果が期待できるも のと確信している。 ついては、西多摩及び島しょの総ての町村に聖火リレーが巡るコース設定にするよう 強く要望する。 46 7 オリンピック・パラリンピック準備局 要 望 事 項 (3)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会合宿地の誘致と施 (要 設整備の財政支援 旨) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催にあたり、次の事項に ついて、積極的に財政支援を図られたい。 ① 大会事前合宿(キャンプ)地の誘致推進にあたり関係機関との調整及び支援 ② 合宿(キャンプ)に伴う施設整備の財政支援 (説 明) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、国際親善、スポー ツの振興等に大きな意義を有するものである。多摩・島しょにおいても豊かな自然やお もてなしの心で、競技大会事前合宿(キャンプ)地として世界のトップアスリートを迎 え入れ、交流を通じて次世代を担う子供たちに大きな夢と感動を与え、地域の活性化に つなげたい。競技大会事前合宿(キャンプ)地誘致の調査研究、PR活動を行ううえで、 関係機関との調整及び必要な知識・技能・方策について指導、支援が必要となる。 また、合宿(キャンプ)にともなう施設整備について財政面で支援を図られたい。 47 7 オリンピック・パラリンピック準備局(生活文化局) 要 望 事 項 (要 (4)社会教育活動の充実 旨) 地域の社会教育活動の充実を図るため、次の事項について措置されたい。 ① 芸術文化活動への補助及び演奏家、芸術団体の派遣 ② スポーツ指導員の派遣及び育成の充実 (説 ① 明) 地理的条件から、西多摩地域及び島しょ地域の住民は、芸術文化活動に触れる機会 が乏しい。鑑賞会、演奏会等の文化活動が身近な施設でより多く企画できるよう、財 政的支援及び都による演奏家、芸術団体等の派遣が必要である。 ② 町村には、スポーツに対する住民ニーズの多様化やスポーツ人口の増加に応ずる専 門的な技術指導のできるスポーツ指導員が少ないため、専門指導員の派遣やこれら指 導員の育成が必要である。 48
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