地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市立こども病院 外観 小児・周産期医療の拠点として、医療機能・療養環境ともに充実した 福岡市立こども病院。アイランドシティの緑豊かな場所に、敷地面積が2倍、 延べ床面積が1.7倍という規模で開設。 1F ホスピタルプロムナード 1F てりはの広場 診察の順番を待つ待合スペースとして、2層吹き抜けの「てりはの広場」を 設置。壁面には、照葉小学校や照葉中学校、院内学級の子ども達の作品を モチーフにしたアートが描かれている。 1F 外来 女性トイレ ホスピタルプロムナード(院内通路)を中心に、受付や診察室を配置。遠くから でも施設内容がわかりやすい、大きなフラッグ型サインを設置している。 大便器は床の清掃性に優れた壁掛式を採用。小さなお子様連れに配慮して、 各トイレに1ブースはベビーチェアを備えている。 1F 外来 多機能トイレ 1F ひだまりギャラリー 車いす使用者やオストメイト、小さなお子様連れなどさまざまな使用者を 想定し オ トメイト対応トイ パ ク ベビ シ ト ベビ 想定し、オストメイト対応トイレパック・ベビーシート・ベビーチェアを完備 を完備 している。 一面ガラス張りの「ひだまりギャラリー」では、七夕会やクリスマス会など 入院患児 楽し となる さまざまなイベ トが開催される 入院患児の楽しみとなる、さまざまなイベントが開催される。 1/2 2F 廊下 廊下の壁には、院内学級の子どもたちが考えた、しりとりのアートが描かれて いる。子どもの体格差を考慮し、伝い歩き用手すりを高さ違いで設置。 4F・5F 個室 一般病棟の9割が個室となっている。感染対策として、洗面器の水栓金具は 自動水栓を設置し、窓はブラインドにほこりが付かないように、ブラインドを 組み込んだペアガラスを採用している。 4F・5F 個室 トイレ・シャワー 付き添いをされるご家族のプライバシーや、ほかの入院患児からの感染を 防ぐため 防ぐために、個室にはシャワールームとトイレを一体化した病院向けユニットを 個室 はシ ムとトイ を 体化した病院向け トを 採用している。 5F 東病棟入口 セキュリティ対策として、各病棟の入口にインターホンを設置。 スタッフ・入院患児・見舞い客以外入れないようにしている。 4F・5F 個室 転落防止策として、柵付きのベッドを設置。 ナースコールやメディカルコンソールの位置は、モデルルームで動作検証を 行い決定した。 5F 東病棟 4床室 患児同士のコミュニケーションが図れる4床室を4部屋用意している。 ご家族 方が付き添う場合を想定し ご家族の方が付き添う場合を想定して、ソファーベッドを併設している。 ベ ドを併設し る 2015.05 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2015 All Rights Reserved 28210 地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市立こども病院 4F・5F デイルーム 入院患児同士やご家族との語らいの場としてデイルームを用意。 感染対策として自動水栓付きの手洗器を設置している。 4F・5F プレイルーム 遊具や玩具、絵本、学習用DVDなどを備えたプレイルーム。常駐する病棟 保育士が、一緒に遊んだり勉強することにより、精神的なケアを行っている。 3F NICU 2/2 4F・5F 面会室 感染予防のため、ご家族以外の見舞い客や15歳未満の子どもとの面会は、 面会室でガラス越しに行う。 1F 多機能トイレ 車いす使用者やオストメイトなど、さまざまな利用者を想定し、 手すり・汚物流し・大型ベッド・ベビーチェアなどを完備している。 3F HCU入口 HCU(重症治療室)の入口には、感染対策として肘まで洗うことができる 手洗器を採用し、水栓金具はノンタッチで水の出し止めができるグースネック タイプの自動水栓を設置している。 汚物処理室 掃除口付フチなしトルネード汚物流しを設置。腰に負担をかけずに作業できる ように補高台を設けている。 霊安室 屋上庭園 自然光を取り入れた静謐な空間。霊安室の奥には、ご家族の方が休むことが できるソファーを設置している。 建築概要 1F 診察室 名 称 水まわりの特長 地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市立こども病院 所 在 地 福岡市東区香椎照葉5丁目1番1号 施 主 地方独立行政法人 福岡市立病院機構 設 計 株式会社山下設計 施 工 <建築>戸田建設株式会社・株式会社松本組 <設備>株式会社九電工 NICU(新生児集中治療室)には、ベッドごとに肘まで洗うことができる手洗器を 設置 設置。 竣 工 年月 2014年12月 病 233床 床 数 入院病棟の基準階となる4Fには、四季を感じることのできる屋上庭園。 入院患児や家族の憩いの場であり、また回復期のリハビリテーションや 癒しの場となる。さらに、最上階屋上には、ヘリポートを備える。 JV <施設の概要> 福岡市立こども病院の前身は、1980年に西日本で唯一の小児専門高度医療 施設として開院した「福岡市立こども病院・感染症センター」。開院後30年以上 が経過し、建物の老朽化が進んだことや最新の医療に対応するため、唐人町 からアイランドシティへと、新病院として移設。災害・非常時にも配慮された新病 院で、これまでの豊富な臨床経験と高い専門性を引き継ぎ、小児・周産期医療 のさらなる充実を図る。対象年齢は15歳まで、入院患児の70%が6歳未満で約 半数が市外・県外から。そのため病室は、ご家族と一緒に過ごしやすいように、 約90%が個室となっている。また、入院し治療を受けながら学ぶ小・中学生の ために、小・中学校(院内学級)が併設されている。4・5階の病棟は、鳥が羽を 広げたような形(オープンウイング型)になっており、中央に配したスタッフス テーションからは、各病室を見通すことができる。 <水まわりの特長> 入院病棟のすべての洗面器には、ノンタッチで水の出し止めができる自動水栓 を設置。個室には、付き添いをされるご家族のプライバシーやほかの入院患児 からの感染を防ぐために、各個室にシャワールームとトイレを併設した病院向 けユニットを採用している。なお、院内保育園のトイレ以外は、退院後のリハビ リを兼ねてすべて大人用の器具を採用している。 感染対策として、各診察室にも自動水栓付きの手洗器を設置。 2015.05 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2015 All Rights Reserved 28210
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