e‐チェックイン実証実験の実施について (空港チェックイン手続きの電子

平成15年10月10日
報道関係各位
e‐チェックイン実証実験の実施について
(空港チェックイン手続きの電子化等に関する実証実験)
成田空港では、「e‐エアポート構想」のひとつである空港におけるチェックイン手続き
の電子化、自動化およびバイオメトリクス(生体識別情報)技術による本人認証の実証実
験を、昨年度から実施してまいりました。国際的にもバイオメトリクスに係わる各種標準
化の動き、空港における保安面での有効活用を視野に入れた動きが活発化しています。
このような背景から昨年度に引き続き、国土交通省、日本航空(株)、全日本空輸(株)、
(株)NTT データ及び NAA が協力をして、標記実証実験を行うこととしましたので、お知ら
せいたします。
1.目的
空港において、チェックイン等手続きに最新の IT 技術とバイオメトリクス技術を活
用して、手続きに係る時間を短縮し、お客様の空港における時間をより有効に活用し
ていただきます。
また、同時に確実な本人認証により航空旅行の安全性の向上を図ることを目的とし
ています。
2.実験期間
平成 15 年 12 月上旬∼3 月
実証実験モニタの募集開始は航空会社のホームページ上において 10 月中旬より開始
いたします。
3.実験概要
1.バイオメトリクス情報を格納した搭乗券によるすり代わり防止効果等の検証
①
電子航空券(2 次元バーコード)を実験モニタが保有する携帯端末に配布
②
『バイオメトリクス機能搭載の自動チェックイン機』にてパスポートの確認
③
チェックイン時の顔のバイオメトリクス情報( 2 次元バーコード)を 印字した
搭乗券の発行
④ セキュリティーチェック、航空機搭乗における搭乗券のバイオメトリクス情報
を活用した本人認証
⑤ 航空機搭乗時の搭乗券の回収、廃棄による個人情報保護の面からの運用性評価
(詳しくは、添付<e-チェックインイメージ図>をご参照ください)
2.国際間での運用を見据えた運用にかかる検証
① バイオメトリクス技術を活用した自動認識技術の検証、運用検証(継続)。
② 多言語への対応等、国際間での運用を見据えたシステムの機能向上。
1 月からの実証実験の詳細につきましては下記 URL から、2003年1月6日分プ
レスリリース「e-チェックイン実証実験の実施について」をご覧ください。
http://www.narita-airport.or.jp/naa/
なお、上記実証実験では実験モニタよりアンケートを配布、回収することで実験
結果の評価をおこなうこととしています。
本件お問い合わせ先
新東京国際空港公団 IT 推進室
村山 宮本 西浦
TEL:0476-34-5103
e-チェックイン実証実験の流れ
チェックイン
空港外・自宅
参加登録
顔情報取得
実証実験参加のお客様は携帯またはP C画
面から参加登録します。 登録完了後、お客
様に2次元バーコードを添付した『電子航空
券』をメールで送付します。
係員によるお客様自身とパスポート顔写真と
の照合を行い、お客様の顔情報を盛り込ん
だ二次元バーコード付きの搭乗券を発行い
たします。
本人認証(顔認証)
搭乗ゲート
本人認証(顔認証)
搭乗券に登録された情報(二次元バーコード)に
より、本人認証を行ないます。
保安検査、手荷物検査、出国審査は従来どお
り行います。
搭乗券に登録された情報(二次元バーコード)に
より、本人認証を行なうと同時に読み取った搭
乗情報により、搭乗改札の手続きを行います。
この時点で二次元バーコードによるお客様情
報は破棄されます。
破棄
セキュリティー
ゲート