BNPパリバ・ブラジル・ファンド

BNPパリバ・ブラジル・ファンド
BNPパリバ・ブラジル・ファンド(株式型)
追加型株式投資信託/国際株式型(中南米型)
BNPパリバ・ブラジル・ファンド(バランス型)
追加型株式投資信託/バランス型
■投資信託説明書(交付目論見書)のご請求・お申込みは
商号等
加入協会
大和証券株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第108号
日本証券業協会、社団法人投資信託協会
社団法人日本証券投資顧問業協会、社団法人金融先物取引業協会
販売用資料
当資料のお取扱いにおけるご注意
本資料は、当ファンドの特色や投資対象、リスク要因
および留意点についてご理解を深めていただく目的で、
ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社が
作成した商品の販売用資料です。
本資料は、当社が信頼できると判断した資料、データ等
により作成いたしましたが、その正確性および完全性に
ついて保証するものではありません。また、使用される
データ等は過去のものであり、今後の成果を保証・
お約束するものではありません。
当ファンドの基準価額は、当ファンドに組入れられてい
る有価証券等の値動きの他、為替変動による影響を
受けますが、これらの運用による損益はすべて投資家
の皆様に帰属いたします。元本が保証されているもので
はありません。当ファンドは、預貯金や保険契約とは異
なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護
の対象ではありません。
証券会社以外でご購入いただいた投資信託は、投資者
保護基金の対象ではありません。当ファンドを取得され
る場合には、投資信託説明書(交付目論見書)をあらか
じめ、または申込みと同時にお渡しいたしますので、
必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。
■設定・運用は
商号等
加入協会
ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第378号
社団法人投資信託協会
社団法人日本証券投資顧問業協会
BNPパリバ・ブラジル・ファンドについて
はじめに
『BNPパリバ・ブラジル・ファンド』の設定にあたって
陽気で前向きで、おおらかな国としてイメージされている
ブラジル。地球の向こう側のその国が、21世紀になって
世界の表舞台に駆け上がってきました。豊富な資源だけで
なく、巨大な消費市場としても計り知れない可能性を秘め、
その将来は世界屈指の潜在的成長力が輝かしく開花する
ことが期待されています。ブラジルはまさに21世紀の経済
大国として歩み始めました。
当ファンドは、主として、ブラジルの株式・債券を主要投資
対象とし、ブラジル経済の拡大・成長がもたらす証券市場
での収益機会を積極的に捉えることを目指すファンドです。
また、当ファンドは、株式の魅力を積極的に追及する株式
型と、株式の魅力に債券の魅力も併せ持つバランス型の
二つのファンドから構成されています。株式型は年2回、
バランス型は年4回、運用成果を分配することを目指す
ファンドです。
運用については、BNPパリバ グループの資産運用部門
である、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメントが担当
します。投資家の皆様にご満足いただける運用成果を目指
して努力していく所存です。
目次
目 次
P1
当ファンドのリスクについて
P2
お客さまにご負担いただく費用
P3
お申込みメモ
P4
ブラジルの概要
P5
ブラジルの魅力~中国、インドに続く経済大国へ
P6
政治の安定と外交政策
P7
財政再建~対外債務の縮小とインフレの抑制
P8
財政再建~国際収支の改善と外貨準備高の拡大
P9
財政再建~投資適格国への歩み
P10
高い潜在成長性~商品市況の上昇が成長を後押し
P11
高い潜在成長性~ブラジルは新興国(中国)の高成長をサポート
P12
高い潜在成長性~工業化の進展
P13
ブラジル株式市場について① ~拡大する株式市場
P14
ブラジル株式市場について② ~ブラジル株式市場の推移
P15
代表的な株式銘柄①
P16
代表的な株式銘柄②
P17
ブラジル債券市場について①~拡大・発展する債券市場
P18
ブラジル債券市場について②~債券価格の上昇期待
P19
当ファンドの特色
P20
株式・債券運用について
P21
BNPパリバ グループについて
P22
末永くご愛顧いただきますようよろしくお願いいたします。
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
1
当ファンドのリスクについて
価格変動リスク
当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて主にブラジルの株式や債券など値動きのある有価証券に投資します。株式の価格は政治・経済情勢、発行企業
の業績、市場の需給関係等を反映して変動します。また、公社債の価格は、一般に金利が低下した場合には上昇し、金利が上昇した場合には下落します(値
動きの幅は、残存期間、発行体、公社債の種類等により異なります)。組入株式の価格および債券価格が下落した場合、当ファンドの基準価額が下落する可
能性があります。
信用リスク
株式の価格は、発行企業の信用状況によっても変動する場合があり、経営不安や倒産等の重大な危機に陥った場合には、投資資金が回収できなくなることが
あります。また、公社債の価格も発行体の信用状況により変動します。特に、発行体が財政難、経営不安等により、利子および償還金をあらかじめ決定された
条件で支払うことができなくなった場合(債務不履行)、またはできなくなることが予想される場合、公社債の価格は大きく下落します(利子および償還金が支払
われないこともあります)。その結果、当ファンドの基準価額が下落する可能性があります。
為替変動リスク
当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて外貨建資産に投資しますので、為替変動リスクを伴います。原則として為替ヘッジを行わないため、為替変動の
影響を直接的に受け、円高局面では当ファンドの基準価額が下落する要因となります。
流動性リスク
市場規模や取引量が少ない場合などは、本来想定される投資価値とは乖離した価格水準で取引される場合もあるなど、価格の変動性が大きくなる傾向が考え
られます。このような状況においては、機動的に組入銘柄を売却できないことがあります。その結果、売却価格が大きく低下し、当ファンドの基準価額が下落す
る可能性があります。
カントリーリスク
ファンドが主に実質的に投資する、ブラジルの証券市場などの先進国以外の国の証券市場は、先進国の証券市場に比べ、より運用上の制約が大きいことが
想定されます。それらの国の経済状況は、先進国経済に比較して脆弱である可能性があります。そのため、当該国のインフレ、国際収支、外貨準備高の悪化、
また、政治不安や社会不安あるいは他国との外交関係の悪化などが金融・証券市場に及ぼす影響は、先進国以上に大きいものになることが予想されます。
さらに、政府当局による海外からの投資規制など数々の規制が緊急に導入されたり、あるいは政策の変更等により証券市場が著しい悪影響を被る可能性も
あります。上記のような投資環境変化の内容によっては、ファンドでの新規投資の中止や大幅な縮小をする場合があります。これらの社会情勢の変化によって、
当ファンドの基準価額が大きく下落する可能性があります。
追加設定・一部解約による資金流出入に伴うリスク
ファンドの追加設定および一部解約による資金の流出入に伴い、基準価額が影響を受ける可能性があります。大量の追加設定もしくは一部解約が行われた
場合、株式の売買手数料や市況もしくは取引量の影響等による市場実勢から乖離した価格での株式の組入れおよび売却を行う必要が生じると、当ファンドの
基準価額はその影響を受けます。
権利行使の制限
当ファンドは、お申込日がサンパウロ証券取引所の休業日と同一の場合には、原則として追加設定・換金のお申込みはできません。また、証券取引所に
おける取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止、その他やむを得ない事情があるときは、追加・換金の受付が取り消しまたは中止されることがあり
ます。
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
2
お客さまにご負担いただく費用
「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(株式型)」および、「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(バランス型)」のご購入時や運用
期間中には以下の費用がかかります。
直接ご負担いただく費用
お買付時の申込手数料
換金(解約)手数料: ありません
申込金額に下記の手数料率を乗じて得た額とします。
申込金額:(申込受付日の翌営業日の基準価額/1万口)×申込口数
(当初1万口=1万円)
お買付時の申込金額
1,000万円未満
1,000万円以上5億円未満
5億円以上10億円未満
10億円以上
手数料率(税込)
3.150%
2.100%
1.050%
0.525%
信託財産留保額: ありません
※ただし、スイッチング(乗換え)時の申込手数料は無手数料
とさせていただきます。また、償還乗換え等の場合には、
償還金等の額の範囲内で取得する口数について無手数料と
させていただきます。
保有期間中に間接的にご負担いただく費用
信託報酬
信託報酬の総額は、ファンドの計算期間を通じて毎日、ファンドの純資産総額に
年1.785% (税込)の率を乗じて得た額とします。
(信託報酬の内訳: 委託会社0.84%、販売会社0.84% 受託会社0.105%。
委託会社報酬は、投資顧問報酬を含みます。)
その他の費用
監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の
費用等をご負担いただきます。
※その他の費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、
上限額等を示すことができません。
*当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
*詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
3
お申込みメモ
ファンド名
BNPパリバ・ブラジル・ファンド(株式型)
BNPパリバ・ブラジル・ファンド(バランス型)
形態
追加型株式投資信託/国際株式型(中南米型)
追加型株式投資信託/バランス型
当初申込期間
平成19年11月5日(月)~平成19年11月15日(木)
継続申込期間
平成19年11月16日(金)~平成21年2月10日(火)
※継続申込期間は有価証券届出書を提出することにより更新されます。
信託設定日
平成19年11月16日(金)
信託期間
無期限
当初募集上限額
2,000億円
2,500億円
お買付単位
10万円以上1円単位または10万口以上1口単位
お買付価額
申込受付日の翌営業日の基準価額 (当初1万口=1万円)
スイッチング(乗換え)
両ファンド間は無手数料でスイッチング(乗換え)が出来ます。
お買付・ご換金
継続申込期間におけるお買付およびご換金のお申込みの受付は、午後3時(年末年始の半休日には、午前11時)までと
させていただきます。この時間を過ぎてのお申込みは、翌営業日の取扱いとなります。
(サンパウロ証券取引所の休業日には、お買付・ご換金の受付は行いません。)
決算日
分配方針
毎年 5月・11月の各10日
(休業日の場合は翌営業日)
毎年 2月・5月・8月・11月の各10日
(休業日の場合は翌営業日)
年2回
年4回
分配対象額は、経費控除後の配当等収益と売買益(評価益を含みます)等とします。
原則として、毎決算時に収益の分配を行う方針です。
ただし、基準価額の水準や市況動向等を勘案して分配を行わない場合があります。
なお、「分配金再投資コース」と「分配金支払いコース」があります。
「分配金再投資コース」:収益分配金は税引き後、無手数料で再投資されます。
「分配金支払いコース」:収益分配金は税引き後、原則として決算日から起算して5営業日目に支払います。
ご換金時の受渡日
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
申込受付日から起算して、5営業日目
4
ブラジルの概要
マナウス:アマゾナス州都。経済特区。日本
企業が数多く進出。(本田、松下、ソニー、富士
フィルムなど30社以上で海外企業中最多。)
面積:854.74万km2(世界第5位)
首都:ブラジリア
言語:ポルトガル語
カラジャス山脈:
リオドセ社が保有する
世界最大級のカラジャ
ス鉱山(鉄鉱石)の場所
人口:1億8,677万人(2006年 世界第5位)
カンボス沖:ペトロブラスの
国家元首:ルイース・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領
(2007年1月再選、任期4年)
原油生産地
政治体制:連邦共和制
名目GDP:1兆679億米ドル(2006年 世界10位)
1人当たりGDP:5,716米ドル(2006年)
サンパウロ:
証券取引所の
所在地
クリチバ近郊:最大の
さとうきび生産地
通貨:ブラジル・レアル(1レアル=62.64円)
(2007年9月28日現在)
出所:JETRO
実質GDP成長率:3.7%(2006年)
信用格付け:BB+(S&P 外貨建長期債務)
Ba1(ムーディーズ 外貨建長期債務)
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
5
ブラジルの魅力~中国、インドに続く経済大国へ
日本の1人あたりGDP推移、ブラジルの現在の
GDP推移、ブラジルの現在の
ブラジル興隆のシナリオ
ブラジル興隆のシナリオ
(米ドル、対数表示) 水準と2050年時点で到達が見込まれる水準
100,000
政治の安定と外交政策
政治の安定と外交政策
財政再建
財政再建
ブラジルの1人あたりGDP水準予想
(2050年時点)
対外債務の縮小とインフレの抑制
対外債務の縮小とインフレの抑制
国際収支の改善と外貨準備高の拡大
国際収支の改善と外貨準備高の拡大
投資適格国への歩み
投資適格国への歩み
高い潜在成長性
高い潜在成長性
商品市況の上昇が成長を後押し
商品市況の上昇が成長を後押し
ブラジルは新興国(中国)の高成長を
ブラジルは新興国(中国)の高成長を
サポート
サポート
工業化の進展
工業化の進展
10,000
ブラジルの1人あたりGDP水準
(2006年時点)
1,000
日本の1人あたりGDP推移と予想
100
55年 60年 65年 70年 75年 80年 85年 90年 95年 00年 05年 10年 15年
(出所)日本:総務省、内閣府、世界銀行、IMF (西暦)
世界GDPランキング
(2006年)
順位
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
国名
アメリカ
日本
ドイツ
中国
イギリス
フランス
イタリア
カナダ
スペイン
GDP
13.20兆米ドル
4.34兆米ドル
2.90兆米ドル
2.66兆米ドル
2.34兆米ドル
2.23兆米ドル
1.84兆米ドル
1.25兆米ドル
1.22兆米ドル
10位
ブラジル
1.06兆米ドル
出所:世界銀行、IMFの資料をもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
世界GDPランキング
(2050年予測)
順位
1位
2位
3位
4位
国名
中国
アメリカ
インド
日本
GDP
57.93兆米ドル
40.73兆米ドル
31.48兆米ドル
8.07兆米ドル
5位
ブラジル
7.58兆米ドル
6位
7位
8位
9位
10位
ロシア
イギリス
ドイツ
フランス
イタリア
6.78兆米ドル
4.91兆米ドル
4.74兆米ドル
4.15兆米ドル
2.96兆米ドル
※上記はあくまでも予想であり、将来の結果をお約束するものではありません。
6
政治の安定と外交政策
(100億米ドル)
130
ブラジルの政権、政策とGDP推移(1980~2008)※2007年、2008年は予想値
保護主義的政策
市場メカニズム導入
120
前後より、中南米に資源ナショナリズム台頭
04/12
ルーラ政権第 期へ インフラ・税制改革への本格的取り組み
05/12
IMFからの借入を繰上返済
・
20
07/1
南米共同体︵政治 経済の統合組織︶宣言
インド、中国とともに途上国グループG を結成
億ドルの支援融資枠を設定
155
ルーラ政権発足。緊縮財政で資本流入回復
01/6 03/1 03/9
IMFが総額
415
インフレ・ターゲット導入
GDPの推移
変動為替相場制へ移行
20
98/11
億ドルの金融支援
30
99/1 99/7
IMFから総額
40
94/7
新通貨・レアル導入
50
カルドーゾ政権発足。
メルコスール︵自由貿易市場︶発足
60
95/1
93/12
レアルプラン発表
70
コロル政権発足。新工業・通商政策を発表
80
50
90/3
87/2
金融モラトリアム宣言︵国債元利払いの遅延︶
90
85/4
サルネイ政権発足。軍政から民政へ
100
IMFから 億ドルの金融支援
110
83/2
07
2
10
1980年
1985年
2008年
80
81 82 83 84
85 86 87 88 891990年
90 91 92 93 941995年
95 96 97 98 992000年
00 01 02 03 042005年
05 06 07
08
出所:ブルームバーグ、IMF予想をもとにビー・エヌ・ピー・パリバアセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
(年:西暦)
7
財政再建~対外債務の縮小とインフレの抑制
ブラジルは、過去に大幅なインフレを経験しましたが、対外債務削減を進めると同時に、1994年に
開始したレアルプランや、1999年に導入されたインフレ・ターゲット制などにより、インフレも
コントロールされています。
減少する対外債務(対GDP比)
(%)
5 0
4 5
4 0
3 5
3 0
ブラジル対外債務
2007年6月速報値:
288億米ドル
対GDP比1.7%
2 5
2 0
1 5
1 0
5
0
1 9 8 0 年
1 9 8 3 年
1 9 8 6 年
1 9 8 9 年
1 9 9 2 年
1 9 9 5 年
1 9 9 8 年
2 0 0 1 年
2 0 0 4 年
2 0 0 7 年
※上記は、対外純債務金額を表示しています。
対GDP比は、2007年のGDP予想値をもとに算出したものです。
インフレの推移(消費者物価指数・年間平均)
(%)
3 ,0 0 0
(%)
16
2 ,5 0 0
インフレが沈静化した1999年以降の推移
インフレ目標
インフレ率
14
14.8
12
2 ,0 0 0
10
1 ,5 0 0
7.1
8
6
1 ,0 0 0
8.4
6.6
6.8
6.9
4.2
4.9
4
2
500
0
1999年
0
2000 年
2001年
2002年
2003年
2004 年
2005 年
-2
1980年 1982年 1984年 1986年 1988年 1990年 1992年 1994年 1996年 1998年 2000年 2002年 2004年 2006年 2008年
出所:ブラジル中央銀行およびジェトロのデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
8
2006 年
財政再建~国際収支の改善と外貨準備高の拡大
2001年10月以降、ブラジルの貿易収支は黒字転換を果たしており(2006年度の貿易黒字は
461億米ドル)、経常収支も2003年6月には黒字転換しています。
その結果、外貨準備高は世界第8位の水準まで大きく増加しています。
貿易収支および経常収支の黒字転換
国際収支の改善
(10億米ドル)
(10億米ドル)
60
100
貿易収支
50
80
経常収支
40
60
30
20
40
10
20
0
-10
0
-20
-20
-30
(注:2007年の数値は8月末時点での速報値ベースです。)
-40
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
(国際収支の12ヶ月移動平均:1997年1月1日~2007年8月31日)
-40
1997年1月
1998年1月
1999年1月
2000年1月
2001年1月
2002年1月
2003年1月
2004年1月
2005年1月
2006年1月
2007年1月
1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
外貨準備高の大幅な拡大
(10億米ドル)
2007年9月
速報値
1,620億米ドル
180
160
世界第8位
140
120
100
80
60
40
20
0
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
出所:ブラジル中央銀行、ブルームバーグ、およびジェトロのデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
9
財政再建~投資適格国への歩み
ブラジルは現在BRICs諸国で唯一、投資適格未満の国です。(*1)
投資適格に引き上げられることにより、国への信用力が増し、更なる投資機会を提供することが期待
されます。 (*1)自国通貨建て国債の格付けはS&P社では既に投資適格を取得しています(ムーディーズ:Ba1、S&P:BBB)。
。
投資適格*2への格上げが期待
ムーディーズ
2007年08月23日
BB+
2005年10月12日
BB
BB-
2004年09月09日
B1
2002年08月12日
B2
*3
2 5 .1 6 %
ソブリンスプレッドとは、米国債に
対する利回り格差のことをいいます。
20
10
1 .2 6 %
5
Ba3
2004年09月17日
(2002年9月~2007年9月)
15
Ba2
2006年02月28日
(% )
30
25
Ba1
2007年05月16日
2006年08月31日
S&P
ブラジルのソブリンスプレッド*3,為替レアルの推移
0
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
70
2007年
(ド ル )
(円 )
1 レ ア ル = 6 2 .6 4 円
対 円 (左 軸 )
.7
( 2 0 0 7 年 9 月 末 現 在0)
対 米 ド ル (右 軸 )
2002年07月02日
B+
60
0 .6
2001年01月03日
BB-
50
0 .5
40
0 .4
30
0 .3
20
0 .2
2000年10月16日
1999年01月14日
*2
B1
B+
投資適格債券とは、ムーディーズ:Baa3、S&P:BBB以上の格付けを付与された債券のことをいいます。
出所:ムーディーズおよびS&Pのデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
10
2002年
2003年
2004年
2005年
為替は1レアルあたりの円貨を左軸、ドル貨を右軸に表示
2006年
0 .1
2007年
出所:ブルームバーグ
10
高い潜在成長性~商品市況の上昇が成長を後押し
ブラジルは日本の約23倍の国土をもち、鉱物資源などの天然資源に恵まれています。
ブラジル経済は、現在の堅調な商品市況による恩恵を享受しており、輸出主導による成長が
期待されます。
豊富な天然資源と好調な輸出
堅調な商品市況
CRB指数*と天然資源価格の推移
(2003年3月~2006年12月末)
( 10億米ドル)
主な資源および農産物輸出額の推移
(2000年1月~2007年7月末)
300
10
鉄鉱石輸出額
鉄鉱石
250
大豆輸出額
NY原油先物
8
CRB指数
砂糖輸出額
200
6
150
4
100
2
注)上記のデータは2003年3月31日を100として指数化したものです。
50
2003年3月
2003年
00
2004年3月
2004年
2005年2005年3月
2006年
1/31/2000
2000年 1/31/2001
2001年 1/31/2002
2002年 1/31/2003
2003年 1/31/2004
2004年 1/31/2005
2005年1/31/2006
2006年1/31/2007
2007年
注)上記のデータは、輸出額の12ヶ月移動平均をもとに作成しております
出所:ブルームバーグおよびリオドセ社のデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
*CRB指数とは、19品目を対象に世界の原
材料の価格動向を示す代表的な指標です。
(小麦・大豆・砂糖・綿・原油・金など)
出所:ブルームバーグのデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社
作成
• 鉄鉱石生産量:世界第1位(2004年:169百万t)
• 大豆生産量: 世界第2位(2005年:51百万t)
• 砂糖生産量: 世界第1位(2005年:422百万t)
出所:FAO生産統計(砂糖・大豆)、U.S. Geological Survey “Mineral Commodity Summaries”(鉄鉱石)
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
11
高い潜在成長性~ブラジルは新興国(中国)の高成長をサポート
中国に代表される、世界の新興国の高い経済成長を支えているのは、ブラジルからの輸出です。
中国向け輸出総額が大幅に増加
(億米ドル)
(億米ドル)
60
1,200
50
1,000
40
800
30
600
20
400
10
200
中国向け輸出総額(左軸)
中国向け大豆輸出(左軸)
中国向け鉄鉱石輸出(左軸)
ブラジルからの輸出総額(右軸)
0
0
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
出所:ブラジル開発商工省の資料をもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社作成
2000年~2004年の期間、中国向け輸出総額は約8倍の伸び
中国向け輸出総額
中国向け大豆輸出
中国向け鉄鉱石輸出
ブラジルからの輸出
輸出額 (億米ドル)
輸出の伸び率(対前年比%)
1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
6.8
10.9
19.0
25.2
45.3
54.4
61%
75%
31%
80%
20%
1.1
3.4
5.4
8.3
13.1
16.2
203%
59%
54%
59%
24%
2.4
2.7
4.8
6
7.6
11.1
12%
78%
24%
28%
46%
出所:ブラジル開発商工省
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
12
高い潜在成長性~工業化の進展
近年のブラジルは、資源国・農業国から工業国へと移行してきており、工業製品輸出国としても
国際競争力をつけています。
(億米 ドル)
ブラジル航空機メーカー
(エンブラエル)の売上高の推移
バランスのとれた産業構造
ブラジルの代表的な工業製品としては、乗用車、
航空機(エンブラエル:世界第3位)、自動車部品、
携帯電話、自動車用エンジン、鉄鋼圧延品など
があります。
40
3 4 .4 1
35
30
25
農業国としての強みも活かし、バイオ燃料の供給、
エタノール燃料車の開発などを行い、バランスの
とれた産業構造となっています。
20
15
10
3 .9
5
0
1996年
1998年
2000年
2002年
(%)
出所:社団法人日本航空宇宙工業会(SJAC)
(1,000台)
輸出に占める工業製品の割合
2004年
ブラジルの自動車生産台数の推移
3,0 00
2,611
80
2,6 00
60
2,2 00
40
1,8 17
20
1,8 00
0
1,4 00
2 00 1 年
工業製品
半製品
一次産品
100
20 0 2年
2 0 03 年
2 00 4 年
2 00 5 年
出所:ブラジル自動車工業会
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
20 0 6年
1970年
1980年
1990年
2000年
2007年 (予想)
出所:ブラジル開発商工省貿易局のデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント
株式会社作成
13
ブラジル株式市場について①~拡大する株式市場
ブラジル株式市場の代表的指数であるボベスパ指数は上昇傾向にあり、その時価総額規模も拡大
を続けています。他国対比で見た場合、同じ新興国のインド、ロシアを凌ぐ規模となっています。
ボベスパ指数の推移とボベスパ指数
各国株式市場の時価総額比較
の時価総額推移
(億レアル)
1600
40,000
1500
1400
1300
1200
ボベスパ時価総額(右軸)
ボベスパ指数(左軸)
35,000
30,000
ブラジル
125兆円
271兆円
中国
1100
1000
25,000
インド
900
800
20,000
700
600
118兆円
15,000
ロシア
89兆円
500
400
10,000
日本
554兆円
300
200
5,000
米国
100
0
0
1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
※ ボベスパ指数は1994年7月29日を100としています。
出所:ブルームバーグのデータをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
1,851兆円
(2007年6月30日現在)
出所:世界証券取引所連盟、ブルームバーグのデータをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
※ 1米ドル=114円で換算。
14
ブラジル株式市場について②~ブラジル株式市場の推移
BRICs諸国間(ブラジル、ロシア、インド、中国)での比較で、ブラジル株式はインド株式、
中国株式よりも割安感があり、2008年の利益成長見通しも良好です。
ブラジル、ロシア、インド、中国の代表的株価指数の
PER比較(2003年9月~2007年9月末まで)
(倍)
ボベスパ上場企業の純利益の推移
(10億レアル)
45
2008年には2002年比で約8.2倍に
200
200
40
35
ボベスパ指数(ブラジル)
RTS指数(ロシア)
SENSEX指数(インド)
H株指数(中国)
180
180
160
160
140
140
30
26.84倍
(中国)
25
23.36倍
(インド)
20
120
120
100
100
15
14.96倍
(ブラジル)
10
12.57倍
(ロシア)
5
2003年
8080
6060
4040
2020
00
2004年
2005年
2006年
2007年
出所:ブルームバーグのデータをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント
株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
2000年
2001年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年 2007年(予想) 2008年(予想)
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
(予想) (予想)
注)予想はビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント ブラジル
出所: Economaticaの資料をもとにビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント
株式会社作成 (2007年10月17日現在)
15
代表的な株式銘柄①
注)ご紹介する銘柄はあくまでブラジルの代表的な銘柄のご紹介で、
実際の投資対象銘柄のご紹介ではありません。
ペトロブラス
リオ・ドセ
同社は石油・ガスの生産のほか、関連事業として、石油製品
の精製、販売、供給も手掛けます。充分に経験を蓄積している
深海油田探査・開発技術には定評があります。
中長期の経営計画では国内外で積極的な設備投資を行い、
原油・天然ガスの生産量の増強を図る見込みです。2006年時
点での日量230万バレルの生産能力を2011年には349万バレ
ル、2015年には456万バレルまで引き上げ、原油価格変動へ
の抵抗力を強化します。(同社年次報告書2006年版)
売上高
純利益
EPS
同社は鉱業関連の企業としては世界第2位、鉄鉱石生産者とし
ては世界最大です。資産規模ではブラジル最大級の企業の一つ
であり、ブラジル国内に鉄、金、マンガンなどの鉱山を所有します。
アジアでの好調なインフラ投資と個人消費に支えられ、鉄鉱石
需給には当面、大きな変化はないと同社は考えており、生産能力
強化を計画しています。また、鉄鉱石以外にも中国での炭鉱の合
弁、豪州企業の買収といった多角化および、規模・地域の拡大で、
価格面での影響力強化も図っています。(同社年次報告書2006
年版)
2004年12月期 2005年12月期 2006年12月期
108,202
136,605
158,239
17,861
23,725
25,910
4.07
5.41
5.91
売上高
純利益
EPS
2004年12月期 2005年12月期 2006年12月期
27,544
33,993
45,291
6,460
10,443
13,431
1.40
2.27
2.78
売上高、純利益単位は百万レアル、EPSはレアル 建て
(レアル)
ペトロブラス社株価・PER推移(2000年1月~2007年9月末)
80
70
同社株価(左軸)
同社PER(右軸)
売上高、純利益単位は百万レアル、EPSはレアル建て
(レアル)
(倍)
30
70
25
60
60
20
50
40
(倍)
17
同社株価(左軸)
同社PER(右軸)
16
15
50
14
40
13
30
12
15
30
10
20
5
10
0
2000年1月
リオ・ドセ社株価・PER推移(2000年1月~2007年9月末)
0
2002年1月
出所:ブルームバーグ
2004年1月
2006年1月
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
2007年9月
11
20
10
10
0
2000年1月
9
2002年1月
出所:ブルームバーグ
2004年1月
2006年1月
8
2007年9月
16
代表的な株式銘柄②
ブラジルの代替燃料銘柄
ブラジルの内需拡大に期待
コサン・インダストリア・コメルシオ
コンセッソンエス・ロドビアリア(高速道路管理)
同社はブラジル最大の砂糖・アルコールメーカーで、砂糖
の輸出では世界第1位です。2005年11月に株式を公開した
企業ながらもその社歴は70年を超えており、幾度もの買収
を繰り返しながら、規模を拡大しました。グローバル戦略
としては、公開前に、従来の製糖に加え、本格的にエタ
ノール輸出を開始。公開後もこの新しいビジネスに設備
投資・買収を積極的に行い、経営の多角化を図っています。
売上高
純利益
EPS
注)ご紹介する銘柄はあくまでブラジルの代表的な銘柄のご紹介で、
実際の投資対象銘柄のご紹介ではありません。
2005年4 月期 2006 年4 月期
1,900
2,478
17
-65
-0.34
同社が管理する高速道路の利用者は年間520万台に上ります。
(2006年)特にリオ・デジャネイロ、サンパウロ近辺では
2001年から2006年までの間に通行車両台数は12倍まで増加し
ています。ブラジルのモータリゼーションの進行を背景に同
社の業績は順調に伸びており、ここ3年の売上げの平均年間増
加率は23%、純利益では54%の増加を記録しています。
2007年4月期
3,605
357
1.89
売上高
純利益
EPS
2004年12月期 2005年12月期 2006年12月期
1,463
1,954
2,145
263
501
547
0.65
1.24
1.36
売上高、純利益単位は百万レアル、EPSはレアル 建て
(レアル)
同社株価・PER推移(2005年11月~2007年9月末)
60
売上高、純利益単位は百万レアル、EPSはレアル 建て
(倍)
120
50
100
(レアル)
同社株価・PER推移(2002年1月~2007年9月末)
40
35
(倍)
25
同社株価(左軸)
同社 PER (右軸)
20
30
40
80
25
30
60
20
20
40
15
10
同社株価(左軸)
同社PER(右軸)
15
10
10
5
20
5
0
2005年11月
2006年5月
2006年11月
2007年5月
出所:ブルームバーグ
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
0
2007年9月
0
2002年1月
2003年1月
2004年1月
2005年1月
2006年1月
0
2007年1月 2007年9月
出所:ブルームバーグ
17
ブラジル債券市場について①~拡大・発展する債券市場
1) 経済の発展と共にブラジル債券市場も拡大しています
2) 発行されている債券の種類も多様化しています
3) 政策金利はBRICs諸国の中では最高です
1) ブラジル国債発行残高の推移
(億レアル)
3) BRICs諸国の政策金利の比較
国債発行済総額:約94兆2,607億円(2007年8月末)
12
20,000
15,000
(%)
出所)ブルームバーグのデータを基に、ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
8
5,000
6
1997年
1999年
2001年
2003年
10.0
10
10,000
0
1995年
11.25
2005年
2007年
6.0
4.75
4
(1レアル=62.64円で換算)
2)既発行国債の種類別内訳
ブラジル中銀債
21%
1.86
2
固定利付債券
30%
0
ブラジル
ロシア
インド
中国
米国
(ご参考)
米ドル連動債券
1%
※ 上記は、各国の翌日物金利を表示しています。
出所:ブルームバーグのデータをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成(2007年10月17日現在)
インフレ連動債券
20%
変動利付債券
28%
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
出所:ブルームバーグのデータをもとにビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成 (2007年10月17日現在)
18
ブラジル債券市場について②~債券価格の上昇期待
1)期待インフレ率は低下傾向にあり、実質金利は依然、高水準です。
2)インフレの落着き、財政の健全化、信用力の向上などから、債券の利回りが低下、債券価格の上
昇が期待できます。
ブラジル債券(元本および利金)のパフォーマンス
ブラジルの政策金利と実質金利の推移
(%)
(%)
(%)
(%)
30
140
120
ブラジル政策金利
25
実質金利
元本収益率
利金収益率
100
11.25%
(2007年10月12日)
20
80
60
15
40
10
20
7.07%
(2007年10月12日)
5
0
2003年
0
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
-20
-40
2004年
2005年
2006年
2007年
注)期間2003年2月~2007年10月12日
出所:ビー・エヌ・ピ・パリバ アセットマネジメント ブラジルのデータをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント株式会社作成
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
注)期間2001年12月~2007年9月の累積収益率
出所:ブラジル債券は、日興シティ・新興国市場ソブリン・ブラジル(米ドルベース)の
データをもとに、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社作成
19
当ファンドの特色
1.
2.
3.
「BNPパリバ・ブラジル・ファンド」は、 以下の2つのファンドの総称です。
両ファンド間のスイッチング(乗換え)が無手数料で行える仕組みです。
主にブラジルの株式に投資する「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(株式型)」
主にブラジルの株式とブラジル・レアル建て公社債に投資する「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(バランス型)」
株式と債券のマザーファンドの運用は、BNPパリバグループの現地運用会社であるビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント ブラジルに運用
指図に関する権限を委託します。
「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(株式型)」は年2回、「BNPパリバ・ブラジル・ファンド(バランス型)」は年4回決算を行い、収益分配方針に基づい
て収益の分配を行います。
(ただし、収益分配を行わない場合があります)
BNPパリバ・
ブラジル・ファンド(バランス型)
BNPパリバ・
ブラジル・ファンド(株式型)
株式の成長性と、好利回りなブラジル
国債の魅力を享受するために、
バランス運用
ブラジルの株式市場の魅力を
享受するために積極運用
実質的投資対象
株式で運用
無手数料で
スイッチング
(乗換え)可能
実質的投資対象
株式 債券
約50% 約50%
収益分配のイメージ図
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
20
株式・債券運用について
債券の運用プロセス
銘柄選択プロセス
マクロ経済に関する全般的分析
株式ポートフォリオの構築
‡
‡
‡
ブラジル株式ユニバース: 約450銘柄
大型・中型・小型
クオンツ・スクリーニング
(流動性基準: 日々出来高が最低100万ドル以上)
マクロ経済に関する分析
ブラジル債券市場全体及び、他市場に関する横断的な分析
財政政策についての見直し
⇒ マクロ経済及びブラジル債券市場全体に関する分析を行い、今後
の予測を策定
投資ユニバース
(約100銘柄)
セクター / テーマ
別配分
魅力度による
セクター/テーマの
特定
トップダウン及び、ボトムアップ・アプローチ
両方のアプローチに基づく分析
個別銘柄選択
●トップダウン・アプローチ
・インフレ予測
・政策金利の見直し
・中央銀行の動向 等
定 性分析 およびク
オンツ・アナリスト
のサポートを得て
最良の銘柄を選択
⇒対象銘柄の流動性、及びリスク管理の観点よりポートフォリオを作成
セクターアナリスト チーフ・エコノミスト
ファンドマネジャー ファンドマネジャー
株式の投資委員会による
モデル・ポートフォリオの構築
リスク管理
ポートフォリオ
(30 – 80銘柄)
表紙の「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご覧ください。
●ボトムアップ・アプローチ
・イールドカーブ分析
・各銘柄間の比較
・発行条件 等
市場委員会が投資対象銘柄を決定
売買執行
(専任トレーダー)
ポートフォリオ
21
BNPパリバ グループについて
BNPパリバ
BNP パリバ
リテールバンク
フランス国
フランス
内
リテール・
国内
バンク
海外リテールバ
海 外
ンク及び海外金
融サービス
資産運用サービス
BNPパリバは、フランスの大手金融グループです。世界85以上の国と
地域で金融サービスを提供しており、2006年12月末現在の総資産は、
1兆4,403億ユーロ(約226兆1,271億円)です。
格付けは、ムーディーズでAa1 、S&PでAA+(2007年9月末現在)
です。
BNPパリバは、包括的な資産運用サービスをご提供しており、2007年
6月末現在の運用資産総額は、3,555億ユーロ(約58兆6,575億円)
です。
ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント ブラジルは、BNPパリバ
グループのラテンアメリカにおける資産運用拠点として、1998年に設立
されました。ラテンアメリカ市場に特化した運用業務を行っており、
2007年9月末の運用資産総額は138億ドル (約1兆5,870億円)です。
コーポレート/
インベストメントバンキング
イタリア国
イタリア
内
国内
リテール
バンク
ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント
BNP パリバ
アシュアランス
アシュアラン
ス
BNP パリバ
プライベート・
バンク
BNP パリバ
セキュリティーズ・
セキュリティー
サービス
ズ・サービス
ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント
資産運用業務
エス・エイ・エス(パリ)
BNP パリバ
パーソナル
・
パーソナル・インベ
インベスターズ
スターズ
BNP
BNPパリバ
パリバ
リアル・エステー
リアル・
ト
エステート
ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント
サポート業務
ブラジル(サンパウロ)
ビー・エヌ・ピー・パリバ
ファンド販売(直販)
アセットマネジメント
外部委託販売
株式会社
ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント ブラジル運用チームのご紹介
ビー・エヌ・ピー・パリバ
アセットマネジメント ブラジル
従業員数:65名
うちプロフェッショナル:37名
運用チーム:
インベスト・マネジメント部門
最高投資責任者(CIO)
株式運用チーム
株式運用チーム
株式運用チーム:7名
債券運用チーム:5名
債券運用チーム
債券運用チーム
マルチプロダクト運用チーム
ファンド・オブ・ファンズ
運用チーム
BNPパリバの資産運用業務の
BNPパリバの資産運用業務の
グローバルなネットワーク
グローバルなネットワーク
欧 州
南北アメリカ
ニューヨーク
ボストン
株式主担当者:
サンパウロ
ヤーコポ・ヴァレンティノ
ブエノスアイレス
モンテビデオ
ミナス・ジェライス州
カトリック司教大学卒業
英国ケンブリッジ大学大学院 金融学修士
金融業務経験:15年
1998年4月入社
パリ
ロンドン
マドリッド
アムステルダム
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中東/アフリカ
債券主担当者:
マルチェロ・サディ
サンパウロ大学 FEA卒業、経済学士
サンパウロIBMEC(Istituto Brasileiro de
Mercado de Capitais) 経営学修士
金融業務経験18年
1998年6月入社
アジア
カサブランカ
バーレーン
クウェート
資産運用および顧客サービス拠点
顧客サービス拠点
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