2016/8/21 - 立川バプテスト教会

今日のみことば
□
8月21日(日) ホセア 2章
イスラエルの罰と回復がこの章の主題である。ゴメルはホセ
アと子どもを捨て愛人の下に走る。ホセアの愛と怒りの複雑な
気持ちは、そのまま神の背信イスラエルへの気持ちであった。
□ 8月22日(月) ホセア 3章
妻の背信によって失意のどん底にあったホセアに、主は愛の
あるべき姿を教えられた。神はイスラエルの異境の地でのきよ
めの時の経て、それでも不信の民を迎え入れられたように。
□ 8月23日(火) ホセア 4章
これまでにホセアの結婚生活を通してイスラエルの実情を示
された神は、ここでは激しくイスラエルを告発され、その罪を
非難される。
□ 8月24日(水) ホセア 5章
祭司がバアル神へ傾倒し、王も民の指導者もそれに続き、民
は神から離れた。神の様々な警告、勧めを無視しておのが道を
歩むイスラエルを神は手厳しく非難される。
□ 8月25日(木) ホセア 6章
民は自らの罪の深さを悟ることは出来なかった。イスラエル
の悔い改めは淺薄でまじめさに欠けていた。神は外面だけでは
なく内実をご覧になるお方です。
□ 8月26章(金) ホセア 7章
イスラエルの罪深さが、あわれみふかい神の前に余すところ
なく展開されたが、彼はそれを気にも留めなかった。魂の深い
渇望を満たすことが出来るのは神のみです。
□、8月27日(土) ホセア 8章
イスラエルの民は神に逆らうことばかり行い、何一つ主の御
心を行うことはない。神はいつでも神が定められた方法で、礼
拝やすべての行事を行うことをお求めである。
あなたはクリスチャンになって
どのような人生を歩まれたいと思
ってこられましたか。「天の都」
を目指して、一生懸命に毎日を歩
んでお出でになったことと思って
いますが、その一日一日をいまも
歩んでお出でになります。喜びを
マタイ7:13-14
目指して歩んでお出でですから楽
「狭い門から入りなさい。 しいでしょう。と言ったらお小言
滅びに通じる門は広く、そ をいただくのかも知れません。
の道も広々として、そこか
イギリスにジョン・バンヤンと
ら入る者が多い。しかし命 いう人がいました。彼は鋳掛屋の
に通じる門はなんと狭くそ 息子でした。結婚してクリスチャ
の道も細いことか。それを ンになりました。彼は「私はプラ
見いだす者は少ない。」
トンの本もまたアリストテレスの
本も読んだことはない。ただ、イ
エス・キリストの恩恵にあずかっ
た憐れな罪人であるから、ただわ
が思うそのままを書くのである」
といって「天路歴程」を書きまし
た。信仰に目覚めた彼は、聖書を読み牧師になりました。彼は
無学のために説教者としての免許を取得していませんでしたか
ら、無免許で説教をしたかどで投獄もされました。その彼が獄
中で書いたのが「天路歴程」です。これはクリスチャン旅行記
として、聖書に次ぐ読まれている宗教書の一冊です。岩波文庫
などで手軽に手に入れることが出来ますのでぜひ読んでみて下
さい。あらすじはこうです。
「滅亡の市」に住むクリスチャンという男が、罪の重荷で憂
鬱になり、この滅びから救いに至る道を一緒に探しに行こうと
家族知人を誘ったが、家族からは馬鹿にされ、一人で出かける
No.1777
ろ
ば
2016年
8月21日
日本バプテスト 立川キリスト教会
牧師
大川 博之
ことにした。出発してまもなく「伝道者」と出会い「真っ直ぐ
に進み、見つけにくいが小さい狭い門の中に入れば道順がわか
る」と教えられ、進んで行く途中で「頑固」と「軽率」の二人
が同行することとなった。だが途中「落胆という泥沼」に落ち
て落後してしまった。落胆の沼から天使に引き上げられたクリ
スチャンがさらに進むと、「世渡り上手」が出てきてそれなら
「道徳の町」へ行くのが賢明だよと勧められたが、また「伝道
者」が現れ「正しい者は信仰によって生きる。途中で道を引き
返すような者を神は悲しむ。」言われて自分の行動を恥じ、ま
た真っ直ぐに進んでいった。
「天の都」の門を入ろうとすると、入らせまいとする悪魔の
火矢が飛んできたが、門番に助けられて中に入り、「大切」と
いう名の人に「途中災いがあるが狭い真っ直ぐな道を進め」と
教えてくれた。道の両側には「救い」という文字が書かれてい
た。しばらく行くと小高い丘にイエス・キリストが現れ、クリ
スチャンは本当の救い、十字架は自分の罪の身代わりであった
という本当の十字架の意味を知り、心から悔い改めたとき、こ
の世から背負ってきた背中の重荷が取り除かれ、生まれ変わり
ました。同時に罪の赦しの宣言を受け、巻物(聖書)をもって
再び「永遠の都」を目指して出発しました。
この物語はまだまだ続きます。クリスチャンが「永遠の都」
にたどり着くまで続きます。まさしくこれはクリスチャンの旅
行記です。私たちの毎日の葛藤、苦闘がそこにはあります。こ
の主人公クリスチャンがどのようにそれらと向き合って、目標
を目指し、到達することが出来たか、ご一緒に読んでみたいで
す。
次週の聖書・説教
ルカ10:25-37
弟子として-隣人
《 聖書の学び・祈祷会 》
ユダ11-13
カインの始まりは実ることがない
ユダは今度は旧約の事例から説明して、彼らのさばきの確か
さを明らかにします。「カインの道」とは兄弟をないがしろに
し神に反抗したこと。「バラムの迷い」とはバラムが神の命令
に背き偶像礼拝をしたことと、それによって民の中に「主に対
する不実」をもたらしたこと指しています。「コラの反逆」は
民の指導者であったモーセに反抗したコラのことです。それは
霊的な指導者に反対する態度を示唆しています。
この自分のしたいことは何でもしてきたこの三人の男たちの
事例が私たちに突きつけるものは小さくはありません。また聖
なる主の晩餐式の前に行われていた会衆の愛餐会が、宴会と化
するようなこと事態が起こるにいたっては、言葉を失わざるを
得ませんでした。彼らに待っているものは「永遠の暗闇」であ
るという。彼らにははじめからさばきは用意されていたといわ
れるのです。