Internal Use Only 転載禁止 LINDENHALL SCHOOL HIGH SCHOOL DIVISION キャリア ガイダンス ブック 2015-2018 2015.7.1 作成 1 Internal Use Only 転載禁止 Focus Page Page メッセージ 4 2-3 目次 IBコース・IVコース 5 6 IBコース 7 IBの使命 IBの学習者像 8-9 IBディプロマプログラムの紹介 10 11-12- 2015年度IBディプロマカリキュラム 13 IBディプロマ成績評価 IBディプロマ最終評価 14 IBディプロマ修得条件 15-16 17 IBディブロマに関する諸注意 18 2015年度IBカリキュラム概要 グループ1 言語A: 英語A 言語と文学HL/SL 19 グループ2 言語B: 英語B HL/ SL 21 グループ1 言語A: 日本語A 文学HL/SL 20 22 グループ2 言語B: 日本語B HL/SL グループ3 個人と社会: 歴史 HL/SL 23 グループ4 科学: 生物学 HL/SL 24 25 グループ4 科学: 化学 HL/SL 2 Internal Use Only 転載禁止 グループ5 数学: 数学 HL/SL 26 27 グループ6 芸術: シアター HL/SL Theory of Knowledge(TOK) 28-29 Creativity Action and Service(CAS) 31-32 Extended Essay(EE) 30 33-34 IB ディプロマと大学進学 35 IBディブロマ合格目標スコア IB ディプロマスケジュール 36-38 IVコース 39 40 選択科目 41-42 入試の種類 参考資料 43-44 Q&A 47-48 国内大学試験スケジュール 45-46 Notes 48-49 3 Internal Use Only 転載禁止 メッセージ ■校長から ■IB ディプロマ・コーディネーターから 4 Internal Use Only 転載禁止 IBコース・IVコース ■IBコース 「IBコース」は、国際バカロレアのディプロマ (DP) カリキュラムを2年間履修し、DP資格取得 のための統一試験に合格することで、国際バカロレア資格取得を目指すコースです。 この国際バカロレア(International Baccalaureate: IB)資格は、国際的に認められている大学入 学資格の1つであり、日本のみならず世界の名門大学への進学を目指します。 ■IVコース 全国の国公立大学、難関私立大学への現役合格を目指す「IV コース」は、国内の国公立や MARCH 以上の難関大学進学を目指します。 理系に重点をおきたい生徒は理系コースの選択、文系に重点をおきたい生徒は文系コースの 選択ができます。それぞれの基礎をさらに強化しながら、一人ひとりに合わせたカリキュラムを 展開します。また、志望校に合わせた対策と指導を行います。選択制の科目もあるので、生徒が 自分に必要なものを選ぶことができます。 5 Internal Use Only 転載禁止 IBコース ハンドブック 6 Internal Use Only 転載禁止 IBの使命 (IB Mission Statement) The International Baccalaureate aims to develop inquiring, knowledgeable and caring young people who help to create a better and more peaceful world through intercultural understanding and respect. To this end the organization works with schools, governments and international organizations to develop challenging programmes of international education and rigorous assessment. These programmes encourage students across the world to become active, compassionate and lifelong learners who understand that other people, with their differences, can also be right. 国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じ て 、よ り 良い 、よ り平和 な世 界を 築く ことに貢 献す る、 探究 心、 知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。 この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、 チャレン ジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発 に取り組んで います。 IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを 違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさが あり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する 心をもって生涯わたって学び続けるよう働きかけています。 IBのプログラムは、Primary Years Programme (PYP) 、Middle Years Programme (MYP) 、Diploma Programme (DP) 、IB Career-related Certificate Programme(IBCP)からなる幅広く、バランスの取れ たカリキュラムです。 リンデンホールスクール中高学部では、11 年生と12 年生の生徒を対象に、国際的に認知された 入学への入学資格が与えられる国際バカロレア機構のディプロマカリキュラム(DP)に沿った授業を 提供しています。 参照<http://www.ibo.org/en/about-the-ib/mission/> 7 Internal Use Only 転載禁止 IB学習者像 (IB Learner Profile) The aim of all IB programmes is to develop internationally minded people who, recognizing their common humanity and shared guardianship of the planet, help to create a better and more peaceful world. すべての IB プログラムは、国際的な視野をもつ人間の育成を目 指しています。人類に 共通する人間らしさと地球を共に守る 責 任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人 間を育てます IBの学習者像 IB Learner Profile Inquirers 探究する人 We nurture our curiosity, developing skills for inquiry and research. We know how to learn independently and with others. We learn with enthusiasm and sustain our love of learning throughout life. 私たちは、好奇心を育み、探究し研究する スキルを身につけます。ひとりで学んだり、 他の人々と共に学んだりします。熱意をもっ て学び、学ぶ喜びを生涯を通じてもち続けま す。 Knowledgeable 知識のある人 We develop and use conceptual understanding, exploring knowledge across a range of disciplines. We engage with issues and ideas that have local and global significance. 私たちは、概念的な理解を深めて活用し、 幅広い分野の知識を探究します。地域社会や グローバル社会における重要な課題や考えに 取り組みます。 Thinkers 考える人 We use critical and creative thinking skills to analyse and take responsible action on complex problems. We exercise initiative in making reasoned, ethical decisions. 私たちは、複雑な問題を分析し、責任ある行 動をとるために、批判的かつ創造的に考える スキルを活用します。率先して理性的で倫理 的な判断を下します。 Communicators コミュニケーションができる人 We express ourselves confidently and creatively in more than one language and in many ways. We collaborate effectively, listening carefully to the perspectives of other individuals and groups. 私たちは、複数の言語やさまざまな方法を 用いて、自信をもって創造的に自分自身を 表現します。他の人々や他の集団のものの見 方に注意深く耳を傾け、効果的に協力し合い ます。 8 Internal Use Only 転載禁止 Principled 信念を持つ人 We act with integrity and honesty, with a strong sense of fairness and justice, and with respect for the dignity and rights of people everywhere. We take responsibility for our actions and their consequences. 私たちは、誠実かつ正直に、公正な考えと強 い正義感をもって行動します。そして、あら ゆる人々がもつ尊厳と権利を尊重して行動し ます。私たちは、自分自身の行動とそれに伴 う結果に責任をもちます。 Open-minded 心を開く人 We critically appreciate our own cultures and personal histories, as well as the values and traditions of others. We seek and evaluate a range of points of view, and we are willing to grow from the experience. 私たちは、自己の文化と個人的な経験の真価 を正しく受け止めると同時に、他の人々の価 値観や伝統の真価もまた正しく受け止めま す。多様な視点を求め、価値を見いだし、そ の経験を糧に成長しようと努めます。 Caring 思いやりのある人 We show empathy, compassion and respect. We have a commitment to service, and we act to make a positive difference in the lives of others and in the world around us. 私たちは、思いやりと共感、そして尊重の精 神を示します。人の役に立ち、他の人々の生 活や私たちを取り巻く世界を良くするために 行動します。 Risk-takers 挑戦する人 We approach uncertainty with forethought and determination; we work independently and cooperatively to explore new ideas and innovative strategies. We are resourceful and resilient in the face of challenges and change. 私たちは、不確実な事態に対し、熟慮と決断 力をもって向き合います。ひとりで、または 協力して新しい考えや方法を探究します。挑 戦と変化に機知に富んだ方法で快活に取り組 みます。 Balanced バランスのとれた人 We understand the importance of balancing different aspects of our lives—intellectual, physical, and emotional — to achieve wellbeing for ourselves and others. We recognize our interdependence with other people and with the world in which we live. 私たちは、自分自身や他の人々の幸福にとっ て、私たちの生を構成する知性、身体、心の バランスをとることが大切だと理解していま す。また、私たちが他の人々や、私たちが住 むこの世界と相互に依存していることを認識 しています。 Reflective 振り返りができる人 We thoughtfully consider the world and our own ideas and experience. We work to understand our strengths and weaknesses in order to support our learning and personal development. 私たちは、世界について、そして自分の考え や経験について、深く考察します。自分自身 の学びと成長を促すため、自分の長所と短所 を理解するよう努めます。 参照<http://www.ibo.org/en/benefits/learner-profile/> 9 Internal Use Only 転載禁止 IB ディプロマプログラムの紹介 (Introduction of IB Diploma Programme) 国際バカロレア(IB: International Baccalaureate)は、非営利教育財団・国際バカロレア機構が実施す る国際的な教育プログラムです。 同機構は、第 2 次世界大戦の反省から世界の平和に寄与する人材 育成の教育を行うとともに、各国ごとに異なる大学入学資格や成績証明書を世界共通に統一したも のにするため、1968 年にスイスで設立されました。認定校に対する共通カリキュラムの作成や、 世界統一の国際バカロレア試験の実施、国際バカロレア資格の授与等を行っています。 IB は、国際バカロレア機構が提供するする国際的な教育プログラムであり、全人教育を通して、 主体性を持ちバランス感覚に優れた、国際社会に貢献できる若者の育成を目的としています。この ため、IB のプログラムは、自国の文化を深く理解することにも焦点が置かれており、その上で世界 の文化や多様性を認識し、国際理解を深めるものとなっています。 このうち、DP では、2 年間のカリキュラムを履修し、学習成果等に関する学内評価と、世界 共通の最終試験の成績を加味して、所定の基準を満たした合格者に対し IB 資格が授与されます。IB 資格は、国際的に通用する大学入学資格として認められており、それを取得した生徒が大学レベル の学習に対応できるだけの実力を備えていることの証明となっています。現在、世界の約 20,000 の 大学において、入学審査等に広く活用されています。 日本で 1979 年より、大学入学資格に関し、学校教育法に基づき、国際バカロレア資格を有する 者で 18 歳に達した者を、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者として 指定しています。 すべてのIBプログラムは、国際的な視野をもつ人間の育成を目指しています。人類に共通する 人間らしさと地球を共に守る責任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人間 を育成します。IBの教育には、上記の価値観に即した次のような特徴があります。 学習者を中心に置きます。 「指導」と「学習」において効果的な方法を展開します。 グローバルな視野に立って取り組みます。 意味のある学習内容を探究します。 これらの4つの特徴が一体となって、IBの教育を形づくっています。 10 Internal Use Only 転載禁止 2015 年度 IB ディプロマカリキュラム (Curriculum Overview) ディプロマプログラム(DP)は、世界中の主要な大学への入学準備を進めるのに役立つだけでは なく、思いやりを持ち、分析的に考えることができる生徒、そして、生涯を通して学習に励み、 責任感ある良き社会の一員となることを促します。意欲的な生徒が、教科書に基づく学習に限定 することなく、実践的な応用を取り入れた質の高い、且つ、グローバルな視点に基づくプログラム に挑戦することができるよう構成されています。 DP カリキュラムは、円形モデルによって表現されます。学習者像、つまり、プログラムが後押し したり、発展させたりすることを目指す生徒の特色を中心に据えています。この学習者像の周囲を、 教科間のつながりや、学校とより大きなコミュニティとのつながりを作るきっかけをカリキュラム に与えるような 3 つの中心的要素:知の理論(TOK)、課題論文(EE)、創造性・活動・奉仕(CAS)が取 り囲んでいます。そして、カリキュラムモデルの端に、生徒が履修する 6 つの教科群が存在します。 参照< http://www.ibo.org/en/programmes/diploma-programme/> 11 Internal Use Only 転載禁止 グループ 1 (Studies in language and literature) グループ 2 (Language acquisition) グループ 3 (Individuals and societies) グループ 4 (Sciences) グループ 5 (Mathematics) グループ 6 (The Arts) Theory of Knowledge 2015 年度選択科目 英語 A 文学 HL/SL 英語 B HL/SL 歴史 HL/SL 日本語 A 言語と文学 日本語 B 生物学 物理学 数学 シアター HL/SL 【重要事項】 HL/SL ○各科目グループから 1 つの科目を選択し ます ○HL を 3 科目、SL を 3 科目取らなければ いけません。 HL/SL ○生徒の人数、時間割 により選択できる 科目が変更する場 合があります。 HL/SL ○これ以外の科目につ いては別途ご相談 ください。 HL/SL HL/SL Extend Essay 参照:P28-29 参照:P30 Community Action Service 参照:P31-32 全生徒はディプロマの2年間の間に、Theory of Knowledge(TOK)の授業を受け、自分を取り巻く 環境に良い影響を与えるCreativity, Action, Service(CAS)とExtended Essay(EE)に取り組まなければ いけません。この3つのコア要素はディプロマの総合評価で非常に高いウエイトが置かれていると いうわけではありませんが、しっかり取り組むことがディプロマプログラムでは極めて重要とされ ています。六角コアの必須条件を満たさなかった場合、通常の6つの科目で好成績を得てもディプロ マを取得することはできません。 CASはIBO の哲学に組み込まれているもので2年間CAS に取り組む事で人生を変える経験をする 生徒が数多くいます。TOK を教科とは別に卒業必須項目にすることによって生徒が批評的に自分の 学習に対して振り返ることができます。3000~4000ワードにも及ぶExtended Essayに取り組むこと で、将来成功するために必要な自主的学習能力と自制心を育むことができます。 12 Internal Use Only 転載禁止 IB ディプロマ成績評価 IBディプロマはチャレンジングな教育カリキュラムであるため、大学での勉強の準備として高く 評価されています。評価方針もこの高い評判に寄与しています。評価方法には基準があり、各生徒 が詳細に決められた評価基準に照らし評価され、評価基準が試験ごとに変わることはありません。 評価は知識とスキルの習得を全IB校共通の基準で公平に行われます。「正当性、信頼性、公平性が ディプロマプログラムの評価戦略の重大項目である。」. (IB 2009) この2 年間のプログラムの終わりに、各生徒は、IB からIB ディプロマのそれぞれの部分について の成績を受け取ります。この最終成績は、「学内評価」と「学外評価」の評価で決定します。生徒 はこれらの評価対象の課題(または試験)を決められた日までに遂行しなければなりません。さもな いと、IBディプロマを受け取る対象になりません。 評価方法について、学内で教員が行う評価をインターナル・アセスメント(IA)と呼んでいます。 教員によって評価されたIAのサンプルはIB認定の審査官(エグザミナー)によって点数がつけられま す。そして、生徒の最終得点の大部分は2年間の最後の11月に行われる最終試験によって定められ ます。すべての試験は学外の教員やプロによって採点され、審査長によって適正化されます。この ようなチェックとバランスによって国際的な基準を達成し、維持することができます。IA と同じく、 試験には多様な質問が使用されます。 なお、45点満点(6科目×7点+「Theory of Knowledge」、「Extend Essay」で合計3点)のうち 24点 以上でディプロマ認定がされます。 <学内評価と学外評価> ■学外評価: 70~80% ・世界共通試験(国際バカロレア試験)を一斉に実施する ・外部評価(約5,000人以上)が評価を実施する ■学内評価: 20~30% ・評価の対象となる課題等は科目によって異なる ・課題とその結果を外部評価員に提出し、必要に応じ調整等を行うことにより、評価の客観 性・正確性を確保される 13 Internal Use Only 転載禁止 IBディプロマ最終評価 生徒は6つの科目から1-7の得点をもらい、TOK とEE から最高3点をもらうことができます。 最高得点は45点です。最終得点に関係なく、CAS の必要要件をこなさなければディプロマは取得 できません。 IB ディプロマ得点説明 7 Excellent Performance 5 Good Performance 6 4 3 2 1 Very Good Performance Satisfactory Performance Mediocre Performance Poor Performance Very Poor Performance TOKとEEの総合得点表 14 Internal Use Only 転載禁止 IBディプロマ修得条件 下の表はIB ディプロマを修得できる条件を表しています。上記の表で割り出したTOK とEE の 点数と、6つの科目の点数を足して、40以上が最優秀、36以上が優秀、30以上が良となります。HL 科目で合計12 点、全部で24以上をとらなければIB ディプロマは修得できません。 合計24点以上 + 創造性・活動・奉仕(CAS)の修了 + 課題論文と知の理論(TOK)の両方においてD以上の評価 (合計点が28点より少ない場合) + 高度レベル(HL)教科の合計点が12点以上 + 高度レベル(HL)教科において、2以下の点数を取得していない。 (合計点が28点より少ない場合) + 標準レベル(SL)教科において、2点が1つ以上ない。 || IDディプロマの習得 15 Internal Use Only 転載禁止 (得点例) ■ディプロマ取得例 生徒 A ・HL科目 7, 6, 7 ・SL科目 6, 6, 6 ・TOK/EE 2 生徒 B ・HL科目 5, 6, 5 ・SL科目 4, 5, 4 ・TOK/EE 1 生徒C ・HL科目 5, 3, 4 ・SL科目 4, 4, 4 ・TOK/EE 0 = 40 points : 最優秀 IB Diploma = 30 points : 良IB Diploma = 24 points : HL 科目12点/及第点 ■ディプロマ不取得例 生徒X ・HL科目 5, 2, 6 ・SL科目 3, 5, 6 ・TOK/EE 0 生徒 Y ・HL科目 6, 5, 6 ・SL科目 2, 2, 3 ・TOK/EE 0 生徒 Z ・HL科目 7, 3, 6 ・SL科目 3, 3, 3 ・TOK/EE 1 = 27 points : HL 科目に2点 = 24 points : SL 科目に1つ以上2点 = 26 points : 3つ以上3点 16 Internal Use Only 転載禁止 IBディブロマに関する諸注意 ■時間割について 具体的な2014-2015 年度ディプロマプログラム(DP)の時間割は現時点では未定ですので、ここ では一般的な授業時間数についてお知らせします。生徒はDPの2年間にHL の授業を240時間、SL 科目授業を150時間、TOK の授業を100時間受けなければなりません。CAS とExtended Essay に ついては、GS (自習時間) の授業で導入、課題提出、モニタリング、最終まとめを行うことも ありますが、生徒は授業時間外でそれぞれ取り組み、完成させなければいけません。 ■宿題について IBディプロマは要求の高い厳格なカリキュラムであるため、週ごとに多量の宿題が与えられ ます。学校の方針として、ディプロマの生徒は、毎晩平均2 時間から2 時間半分の宿題をこなす ことが期待されています。試験や課題提出スケジュールにより、時にはもっと長い時間が必要に なるかもしれません。このほかに、生徒はCASを1週間に数時間行なう必要があります。また、 楽しみのための読書の時間も確保する必要があるでしょう。保護者がときどき生徒の勉強課題量 を確認してくだされば、生徒にとって有益になると思います。 ■資料について DPのカリキュラムでは、学習しなければならない知識内容が、明確に規定されています。 これは科目によっても違います。従って生徒は、G11 の初めに、DP の教科に必要なテキストを 何冊か購入することになっています。G10 の終わりにテキストのリストを各家庭に配布しますの で、学校が推奨する購入先から各自 (学校でのとりまとめはしませんのでご注意ください) 責任を もって購入してください。このテキストは2 年間使用します。ディプロマの2 年間、各教科の 教員はこのテキストの他にもさまざまな資料を使って生徒の学習をサポートします。 ■締切について 締め切りや期日は次の詳細情報を念頭に置いて設定されています。すべての書類をいつまでに IB に郵送するかの期限があり、その期日に遅れて郵送することはできません。本校では、各 コース毎に多くの要件がある 2 年間のプログラムであることを考慮し、IBDP を受講する生徒が 圧倒されない様に期日の分散化に努めています。 その為、ある要件の期日は、IB への実際の 提出を12 年生時まで待たなければならないに場合でも、11年に設定されていることもあります。 また海外大学の願書提出準備においても事前準備を勧めています。各教科において、教師が各 要件に関して期日を設定し、これらを常に尊重してください。課題の提出が遅れるとディプロマ の授与が困難になる場合があります。 ■選択教科レベルの変更について(上級から標準レベルへ、或 いはその逆に変更すること) 11年生の4月末以降の変更は許されません。変更した場合は、生徒にとって不利益になります。 唯一の例外は、ある生徒が、ディプロマの取得から科目別単位取得のみのサティフィケートへ 変更し、その結果、プログラムの2年目の開始時に、上級レベルの教材のひとつを標準レベルへ 引き下げる場合です。いずれにせよ、ディブロマコーディネーター及び担任の先生にご相談くだ さい。 17 Internal Use Only 転載禁止 科目概要 2014-2015 18 Internal Use Only 転載禁止 グループ1 言語A 日本語 A 文学HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) この科目は文学への個人的関心と文学批評に必要な技法の理解を深めることを目的として います。このコースでは文学テキストを日本語で読み勉強します。幅広い時代の様々なジャン ル・形式で書かれた文学作品と取り上げます。翻訳作品も扱い、時代背景や文化の違いが作品 に及ぼす影響を考えることで、生徒の視野を広げます。場面に応じた適正な表現能力の育成を 目指し、一生涯、文字に関心を持ち続けることのできる生徒を育てます。 どういう生徒に向いているか? 本を読むことが好きで今までにすでに幅広い本を読んでいる生徒に向いています。HL/SL両方 の生徒は2 年間で相当量の本を読むことになりますので、余暇時間に本を読んで過ごすことが 気にならないような生徒である必要があるでしょう。また大学で文学を学びたいと思っている 生徒に向いています。 この科目でのSL とHL の違いは? 主な違いは勉強するテキストの数です(HL13冊/SL10冊)。HL では、生徒にはより詳細で説得 力のある分析が要求されます。HL は、文章を読むことによって世の中のアイデアを切り開いて いきたいと思っている生徒には特に興味が持てる科目でしょう。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 HL の生徒は13 冊の本を、SL の生徒は10 冊 たせます の本を2 年間の間に読むことになります。 • 文学作品を鑑賞し、批評する力を • ユニット1: 世界文学(翻訳作品)3冊 • ユニット2: いろいろなジャンルの分 養い、文学批評の技法について理解を 析3冊(本校は詩、随筆、 深める 戯曲から1冊ずつ) • 様々な文体を駆使して書く・話す訓練 • ユニット3:専門ジャンル4冊(本校は専 を行い、表現能力を養う 門として小説) • 異なる国の文学や言葉による作品を • ユニット4: 自由選択3冊(トピックと 通じて、視野を広げる して「文学と映画」を選 • 文学作品を精読し分析する能力を養う 上記の項目をさまざまな常用に応用し使用 択) でき、生涯にわたる文学への関心を持つ。 評価情報: 内部評価: 2つの試験(文学批評とエッセイ)と1200-1400字のエッセイと300-400字の省察的記述 から総合評価される。 外部評価:HL/SL 両方の生徒は、プレゼンテーションと口答試験から評価されます。 科目担当連絡先: 近藤好子(Yoshiko Kondo): [email protected] 19 Internal Use Only 転載禁止 グループ1 言語A 英語 A 言語と文学HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) 英語A の言語と文学のコースは、リスニング、スピーキング、ライティング、リーディング などの総合的なスキルをさらに伸ばすことを目的としています。幅広い時代の様々なジャン ル・形式で書かれた文学作品と取り上げます。翻訳作品も扱い、時代背景や文化の違いが作品 に及ぼす影響を考えることで、生徒の視野を広げます。場面に応じた適正な表現能力の育成を 目指し、一生涯、文字に関心を持ち続けることのできる生徒を育てます。 どういう生徒に向いているか? このコースは、幅広い時代の様々なジャンル・形式で書かれた文学作品を生徒に紹介しま す。グループ1 言語Aコースは、生徒に学問的な挑戦を要求する難しいコースです。ただし、 このコースは文学A よりも読む本の数は少なくなります。生徒はこのコースの中で文学だけで はなく、幅広い文学作品を通して、この言語の持つ文化・拝啓を勉強することができます。 その結果、生徒は洗練されたディスカッション、アーギュメント、ディベートなどを含む状況 や目的に合った言語を使うことができるようになります。 この科目でのSL とHL の違いは? HL/SL をとる生徒は4つのトピック (2つの文学、2つの文化) を選びます。また、生徒全員が文 学作品と非文学作品(広告、メディア、レトリックなど)の両方を勉強しなければなりません。SL の生徒は文学作品を4 つ、HL の生徒は6つ勉強します。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 文化オプションとして: たせます。 • (非文化)言語と文化 • さまざまな形式、文体、特有の言葉で • (非文化)言語とメディア • (文化)テキストとコンテキスト 書かれた幅広いテキストを細部まで • (文化)文学批評 読み解き分析する。 • 多くの語彙と慣用句を理解し、状況に 生徒はテキストを読んで細かく分析し評論を 相応しい言葉や文体を選択できる。 行います。テキストのテーマ、登場人物、 • 理路整然とした説得力のある議論を 言葉、社会的背景、歴史的背景についても考え 構築し、関連のある例を使って立証 ます。テキストはさまざまな場所、観点から することができる。 書かれたものから選び、翻訳されたものも含み • 書き手や話し手が使っている言葉の ます。 テクニックを理解することができる。 評価情報: 内部評価: 2つの試験(文芸批評とエッセイ)と2 年間のコース中に書いた800-1000字の課題及び 200-300字の省察的記述から総合評価される。 外部評価: HL/SL 両方の生徒は、2つの口答試験から評価されます。 科目担当連絡先: アンドリュー・アレクサンダー(Andrew Alexander) [email protected] 20 Internal Use Only 転載禁止 グループ2 言語B 英語B SL/HL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) このコースは生徒に英語の言語能力を高めるための機会を与えます。このコースでは生徒が 言語のシステムを身に付け、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングについ てバランスの取れた技能を習得することができる。文字で書かれたものでなく、音声・写真・ 絵などを含むさまざまな生教材をリソースとして使用して英語の言語能力をさらに高め、円滑 にコミュニケーションできるようにします。 どういう生徒に向いているか? 英語B はもう1つの言語を伸ばしたいと思っている生徒向けの第2言語コースです。このコー スは学業の場で限定された中でのみこの言語を使って勉強した生徒、もしくは、最近になって 定期的に英語に触れる機会が増えた生徒向けです。 この科目でのSL とHL の違いは? SL/HL は基本的には同じ性質のものですが、2つのレベルの違いは、生徒が書くエッセイの 数・長さで、正しい言語の使い方と深い理解力・分析能力が必要になります。HL の生徒はさら に2つの文学作品をSLの生徒より勉強します。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 コア: たせます • コミュニケーションとメディア • 様々な場面でコミュニケーションを • グローバルな問題 • 社会的関係 円滑にまた効果的に出来るような言語 オプション: 能力と知的理解を示す。 • 文化多様性 • さまざまな対人関係や状況に相応しい • 習慣と慣習 言葉が使える。 • 言葉の持つ役割に気づき、さまざまな 話題に応じて自分の考えを整理し、 HL の生徒用の2 つの文学作品は後日知らせます 明確に表現できる • 読み書き聞く話すの場面で幅広い話題 に関して的確に理解・分析し対応でき る • 英語で書かれた文学作品を理解し、 使うことができる。(HL のみ) 評価情報: 内部評価: : 2つの試験(空欄補充・記述試験と250-400字のエッセイ)と300-400字のエッセイと 100字の省察的記述から総合評価される。 外部評価:HL/SL 両方の生徒は、2つの試験(口答試験とディスカッション)から評価されます。 科目担当連絡先: アンドリュー・アレクサンダー(Andrew Alexander) [email protected] 21 Internal Use Only 転載禁止 グループ2 言語B 日本語 B HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) このコースは生徒に日本語の言語能力を高めるための機会を与えます。このコースでは生徒 が言語のシステムを身に付け、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングに ついてバランスの取れた技能を習得することができる。文字で書かれたものでなく、音声・ 写真・絵などを含むさまざまな生教材をリソースとして使用して日本語の言語能力をさらに高 め、円滑にコミュニケーションできるようにします。 どういう生徒に向いているか? 日本語B はもう1つの言語を伸ばしたいと思っている生徒向けの第2言語コースです。このコ ースは学業の場で限定された中でのみこの言語を使って勉強した生徒、もしくは、最近になっ て定期的に日本語に触れる機会が増えた生徒向けです。 この科目でのSL とHL の違いは? SL/HL は基本的には同じ性質のものですが、2つのレベルの違いは、生徒が書くエッセイの 数・長さで、正しい言語の使い方と深い理解力・分析能力が必要になります。HL の生徒はさら に2つの文学作品をSLの生徒より勉強します。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 • ユニット1: 社会と人間関係 たせます • ユニット2: 文学作品 • 様々な場面でコミュニケーションを円 • ユニット3: 科学と技術 滑にまた効果的に出来るような言語能 • ユニット4: 地球的な課題 力と知的理解を示す。 • ユニット5: コミュニケーションとメデ • さまざまな対人関係や状況に相応しい ィア 言葉が使える。 • ユニット6: 文化の多様性 • 言葉の持つ役割に気づき、さまざまな 話題に応じて自分の考えを整理し、明 確に表現できる • 読み書き聞く話すの場面で幅広い話題 に関して的確に理解・分析し対応でき る • 日本語で書かれた文学作品を理解し、 使うことができる。(HL のみ) 評価情報: 内部評価: : 2つの試験(空欄補充・記述試験と250-400字のエッセイ)と300-400字のエッセイと 100字の省察的記述から総合評価される。 外部評価:HL/SL 両方の生徒は、2つの試験(口答試験とディスカッション)から評価されます。 科目担当連絡先: 寺本美雪(Miyuki Teramoto) : [email protected] 22 Internal Use Only 転載禁止 グループ3 個人と社会 歴史 HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) 歴史科目は、ヨーロッパ中心の20世紀前半の国際関係に対する理解をしっかり把握しておく ことが必要であります。歴史的証拠の評価と分析を基にした議論を行い、生徒が歴史に関する 判断を的確できるスキルを育みます。生徒は歴史という分野がどのようなものなのかを知り、 このコースをとった生徒が将来歴史を学問分野として勉強するしないにかかわらず、生涯歴史 に興味を持ち続けることを願っています。 どういう生徒に向いているか? 過去について知りたい、または歴史という学問について興味がある生徒に向いています。 この科目は長文の分析レポートを書くスキルを強化するので、大学で読み書き能力が特に要求 される科目を専攻する生徒に向いています。法学やジャーナリズムを大学で専攻する学生の 多くは高校で歴史をとっています。 この科目でのSL とHL の違いは? HL とSL の主な違いはスキルではなく内容です。歴史のスキルの多くはHLとSL 共通ですが、 HL の生徒には批判的評価スキルの期待値が多少高くなります。HL、SL 共に情報源評価の試験 と論文を書く試験を受けます。HL の生徒はより多くのトピックについて学び、SL より一つ多い 試験を書きます。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 SL とHL は主にヨーロッパ中心に20世紀の たせます 世界史について学び、次のようなトピックを • 情報源、手法、解釈の多様さとその 取り上げます。 • 1918-1936年の各国における平和維持 性質を学び、歴史の理解を深める。 • 第一次世界大戦と第二次世界大戦の • 過去を振り返る事で現在の理解を深め る。 間の国際関係 • 各地域・国ごとの歴史的発展を学ぶこ • 独裁主義・一党独裁主義の要因、 とで、国際レベルへの影響を理解する 進行、影響 • 多様な文化の歴史の勉強をとおして • 冷戦の要因、進行、影響 自身の歴史的アイデンティティーの認 HL の生徒は以上の項目についてより深く勉強 し、さらに20世紀の日本の軍国主義と中国の共 識を高める 産主義について学びます。 評価情報: 内部評価: HL/SL 両方の生徒は、自身が学んだテーマから1つのテーマを選び1500字のリサーチ ペーパーを作成します。その内容を評価します。 外部評価: HL/SL 両方の生徒は、2つの試験(記述試験とエッセイ)から評価されます。なおHLの 生徒は、さらにもう1つの筆記試験が課されます。 科目担当連絡先: アレックス ベイリー(Alex Bailey): [email protected] 23 Internal Use Only 転載禁止 グループ4 科学 生物学 HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) 生物学は、生命についての研究です。地球上で最初の生命は、およそ30億年前に誕生しまし た。しかし、地球上には過去から現在にかけて多くの種が生存してきました。この多様性が、 生物学を魅力あるチャレンジに満ちた学問にしています。教室、実験室、フィールドワークで の経験をつうじて、科学的探究スキルを身につけることを目指します。 どういう生徒に向いているか? 自然科学や医学に興味がある生徒や大学で科学の教科を専攻したい生徒に向いています。 生物学は科学系の中で最も数学を必要としない科目になります。生物学と数学スタディーズの 組み合わせがよく見られます。 この科目でのSL とHL の違いは? SLとHLのいずれも同じスキルと学習活動に取り組みます。ただし、HLでは「HL発展学習」の 項目や共通の選択項目でいくつかのトピックをより深く学ぶことが求められます。SLとHLで は、学習の幅と深さが異なります。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 コア(共通): たせます。 • 細胞生物学 • 下記の項目の理解を示すことができる • 分子生物学 o 科学的事実と概念 • 遺伝学 o 科学的手法とテクニック • 生物学 o 科学専門用語 • 進化と生態学 o 科学的情報の表示方法 • 人間生理学 • 上記の項目をさまざまな常用に応用し HL : 使用できる • 核酸 • 下記の項目を構成、分析、評価する: • 代謝・細胞呼吸と光合成 o 仮説、研究質問、憶測 • 植物生物学 o 科学的手法とテクニック オプション HLSL: o 科学的説明 • 進化 • 有効的な科学的調査と問題解決に必要 • 神経生物学と行動 な協調性、忍耐力、責任力を示す グループ4プロジェクト (一部抜粋) 評価情報: 内部評価:2年間に行ったたくさんの実験の中から1つを選び、実際の実験内容や考察などを 6-12ページのリサーチペーパーにまとめます。 外部評価:HL、SL とも3つの試験ペーパー;1つは選択肢問題、2つは短答式問題と論述式問題 で答えを書く問題、3つ目は論述式問題が課されます。 科目担当連絡先: バルテレミィ デジィ ロイ(Barthelemy Desilets-Roy) : [email protected] 24 Internal Use Only 転載禁止 グループ4 科学 化学 HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) 化学のコースは、自ら実験し調査し分析する能力を習得する学問です。私たちが生きている 物理的環境やすべての生態系は、化学の力により支えられているといっても過言ではありませ ん。そのため、化学の勉強のみならず化学の実験をつうじて、グローバルな環境の中でも化学 的想像力にて挑戦する能力を養うことを目的としています。 どういう生徒に向いているか? 化学、工学、医学に興味がある生徒や大学で科学教科を専攻したい生徒に向いています。 化学には数学が必要になりますが、数学スタディーズと化学の組み合わせで選択することも 可能です。 この科目でのSL とHL の違いは? HL とSL 化学の主な違いは内容と勉強する範囲です。HL ではSL より深く広い勉強をします。 HL/SL 共に2つのオプションを選びます。SL のオプション授業時間は25 時間、HL のオプション は15 時間です。HL の実験授業45時間に対してSL は60時間です。HLの生徒はさらに60時間の上 級クラスを受講します。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 HL/SL 共通トピック: たせます。 • 定量分析 • 下記の項目の理解を示すことができる • 原子 o 科学的事実と概念 • 化学反応 o 科学的手法とテクニック • 酸と塩基 o 科学専門用語 • 還元と参加 o 科学的情報の表示方法 • 有機化学 • 上記の項目をさまざまな常用に応用し オプション: 使用できる • 薬と薬物 • 下記の項目を構成、分析、評価する: 生化学 o 仮説、研究質問、憶測 エネルギー o 科学的手法とテクニック HL: o 科学的説明 原子構造 • 有効的な科学的調査 酸や塩基 反応速度 (一部抜粋) 評価情報: 内部評価:2年間に行ったたくさんの実験の中から1つを選び、実際の実験内容や考察などを 6-12ページのリサーチペーパーにまとめます。 外部評価:HL、SL とも3つの試験ペーパー;1つは選択肢問題、2つは短答式問題と論述式問題 で答えを書く問題、3つ目は論述式問題が課されます。 科目担当連絡先: サイモン クリーン(Creane Simon):[email protected] 25 Internal Use Only 転載禁止 グループ5 数学 数学 HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) 数学は私たちの生活のいろいろな場面で必要になります。IB のディプロマコースに数学が 必須科目となっているのはそのためです。SL コースでは、数学的テクニックを高めながら、 数学の重要な概念を紹介します。概念をわかりやすく、理路整然と生徒に導入するのが目的 で、数学的な厳密さに固執するものではありません。生徒は身に付けた数学の知識を可能な 限り使って、適切な状況に設定された現実的な問題を解く必要があります。 どういう生徒に向いているか? このコースはすでに数学の基礎概念の知識とスキルがあり、どのように数学的テクニックを 使うかを知っている生徒向けになります。数学の勉強が好きで、大学で数学的知識を必要と する教科(科学、経済、心理学、経営学)を専攻する生徒に向いています。 この科目でのSL とHL の違いは? 他の科目と違って、SL とHL は違う授業を受けます。SL のコアトピックはHL のコアトピック と似ていますが、SL はHL ほど深く、難しくはありません。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 HL/SL 共通トピック: たせます。 • 代数学 • 下記の項目の理解を示すことができる • 関数と方程式 o 適切な数学専門用語を使い • 円関数と三角法 • ベクトル 問題を読み、解釈し、解く。 • 統計学と確率 o データを表、グラフ、図表で • 微分学 整理し表わすことができる。 o 多 様 な 状 況 で 構 造 や 様 式 を HL: • 3D 幾何 認識し、法則化する。 • 統計学と確率 o 実例的な数学の応用を認識 HL オプション: し、理解する。 • 統計学と確率、集合、属関係、離散数 o 数学モデリングの適切な使用 学、級数と微分方程式 と理解を示す。 • 上記の項目をさまざまな常用に応用し 使用できる • 下記の項目を構成、分析、評価する: o 帰納法、演繹法、背理法を使 用し、数学的議論を展開し明 確に伝えることができる。 評価情報: 内部評価:評価方法は数学的調査、モデリングに関連したポートフォリオからされます。 外部評価:外部評価は2つの試験を受けることになります。1つはショートアンサーのみで計算 機の使用は認められません。もう1つはショートアンサーと長文問題で、計算機の 使用が認められています。 科目担当連絡先: アンドリュー・ベントリー(Andrew Bentley) [email protected] 26 Internal Use Only 転載禁止 グループ6 シアター シアター HL/SL この科目の目的は?(IB Subject Guide より) シアターは、動的、協力的、かつ生きている芸術です。そのため、世界中にはさまざまな 作品があります。このコースは、数多くの実験、危険なことへの挑戦、そして他人とのアイデ ア交換などをつうじて新しいことを発見していく科目です。このコースをつうじて生徒は、 シアター(映画)の力が上がるだけではなく、自信を深め、想像力を豊かにし、他人と共同し て作業を行う協調性を身につけることができます。また、さまざまな作品をつうじて、自分 自身の個性や文化的背景について再認識することができ、場所や文化を超えた真の国際人とし て成長することができます。 どういう生徒に向いているか? このコースは、シアターの演技者と技術者の能力を高めたい人で、かつ英語を自然に使い こなしたい生徒向けです。探究心がつよく、他の生徒と協力して作品を作り上げていくことが 得意な生徒に向いています。 この科目でのSL とHL の違いは? HLとSLの生徒は、以下の3つのトピックについて研究します。HLの生徒は、それ以外にもう 1つ作品を作成し、その内容について研究することが求められます。 主な科目目的: (IB Subject Guide より) 主なユニット/トピック: 科目を修了するまでに次の要素を生徒に持 HL/SL 共通トピック: たせます。 • ディレクター(製作者)の役割 • 下記の項目の理解を示すことができる • 世界の様々なパフォーマンス o 自身の決定が如何に作品に • シアターの製作 HL: 影響を与えるか理解する。 • シアターの理論と実演 o シアターの政治的・文化的 背景を学び、それを作品に 反映させる。 o 映画に関わるすべての特殊な 工程(デザイナー・クリエイ ターなど)を理解する。 o 作品が如何に視聴者へ影響を 与えるのか理解する。 評価情報: 内部評価:HL/SLの生徒ともに、13-15分のオリジナルシアターを作成します。その作品のポー トフォリオを15ページにまとめ、また自身の役割について4分のビデオにまとめま す。 外部評価:HL/SLの生徒ともに、ディレクターとして出版されている本の1シーンを抜き出し、 20ページの脚本を作成し、実演します。また、世界中にある伝統的なシアターにつ いて実演とプレゼンテーションを15分します。HLの生徒については、シアター研究 家について研究し、3000字以内にまとめ、また4-8分の実演をします。 科目担当連絡先: ドン ランドリガン(Don Landrigan):[email protected] 27 Internal Use Only 転載禁止 Theory of Knowledge (TOK) ディプロマプログラムでの哲学的役割 以下はIBO の公式文書から引用されました - “The DP Programme: A Basis for Practice” The theory of knowledge (TOK) requirement is central to the educational philosophy of the Diploma Programme. It offers students and their teachers the opportunity to reflect critically on different ways of knowing and areas of knowledge, and to consider the role and nature of knowledge in their own culture, in the cultures of others and in the wider world. As a reflective inquiry into different ways of knowing, and into different kinds of knowledge, TOK is focused on a number of questions, the most central of these being: “How do we know [a particular knowledge claim] to be true?” The critical reflection encouraged in students is used as a foundation for developing intercultural awareness and understanding. All Diploma Programme subjects aim to develop in students an appreciation and understanding of cultures and attitudes other than their own but, in this particular respect, TOK has a special role to play. Throughout the TOK experience students are required to demonstrate an awareness of the values and the limitations of their individual outlooks, and of the views common to the communities and cultures to which they belong, and so engage with another fundamental question: “What does it mean to be human?” TOK also has an important role to play in providing coherence for each student’s Diploma Programme. Exploration of the nature of knowledge in TOK transcends and links academic subject areas, demonstrating for students the ways in which they can apply their own knowledge with greater awareness and credibility. The Theory of Knowledge (TOK) はディプロマプログラムの教育哲学にとって中核的存在です。 このコア要素は知識エリアと多様な知り方について振り返る機会を与え、自分の文化および世界中 の異なる文化での知識の本質と役割について考える機会を与えます。考える人としての自己認識を 促しており、知識の複雑性に多く出会い、お互いの繋がりがますます増えなおかつ不確実な世界で、 責任感を持って行動する必要性を認識させます。 このように目的を持ってさまざまな知識を思慮深く探究するものであるため、TOK はほとんどが 質問によってつくられています。最も重要で中心となる質問は『どのように私たちは分かるのか?』 です。これは生徒のクリティカルな思考を促し、それが国際的意識の基礎となります。六角モデル の周りの全科目は自分と異なる文化や考え方に関心を持つことを促しています。このようにして、 TOK が特別な役割を果たしているのです。 28 Internal Use Only 転載禁止 The TOK course explores the nature of knowledge across all disciplines, encouraging an appreciation of other culture perspectives. ■知の理論:TOK (Theory of Knowledge) TOKは、生徒が分析的に考えることができるよう、そして、世界に対する認識や理解に影響を 与えるような思い込みや偏見をより認識することができるよう手助けをする学際的なコースです。 生徒は、論理的な議論に基づき考えを表現し、他の文化的観点を受け入れることを学びます。 TOKについて学び、TOK概念を議論する授業がカリキュラムに組み込む一方で、TOKの各側面 は、他の教科すべてにおいて応用、強調します。DP最終学年において、生徒は、IBによって評価 される必須のTOKエッセイを書き上げ、発表します。 ■論文 生徒たちはIB が出題するリストから1つの質問を決め、その質問について1200-1600 字の 論文を書かなければいけません。生徒は知識に伴う問題を確認し、例を使って問題について探究 する必要があります。論文は学内評価の対象になる可能性がありますが、最終的に40 点満点で 採点されTOK の最終成績の大部分を占めます。1stドラフトを8月までに書き、9月にIBOに提出 されます。 ■プレゼンテーション 12 年生になりますと、生徒はTOK のプレゼンテーションをします。これは個人またはグルー プで行う事ができます。生徒は実際に存在する現代の問題や状況を選びそれに関連する知識問題 について探究します。TOK のプレゼンテーションは10月に発表会が実施され、TOK 担当の教員 によって20 点満点で採点されます。 29 Internal Use Only 転載禁止 Extended Essay (EE) ディプロマプログラムでの哲学的役割 以下は IBO の公式文書から引用されました - “The DP Programme: A Basis for Practice” This core requirement provides an opportunity for students to engage in an in-depth study of a question of interest within a chosen subject. The extended essay is an independent, selfdirected piece of research, culminating in a 4,000-word paper. It provides practical preparation for the kinds of undergraduate and postgraduate research required at tertiary level. From the choice of a suitable research question to the final completion of the extended essay, students must produce their essay within the defined constraints of time, essay length and available resources. Emphasis is placed on the research process, on the appropriate formulation of a research question, on selection and development of an appropriate methodology, on personal engagement in the exploration of the topic, and on communication of ideas and development of argument. It develops the capacity to analyse, synthesize and evaluate knowledge. Students are supported and encouraged throughout the research and writing with advice and guidance from a supervisor. 「Extended Essay」 は卒業に必須であって、各生徒は自主調査を基に4000 ワード程度の論文を 書きます。大学レベルに必要な調査スキルが必要とされるため、生徒、教員、大学はExtended Essay を重要視しています。相応しい調査主題の選択から、EE を修了するまで、時間、論文の長さ、 資料等の制限が掛かります。このコア要素は科目の中の題目に関して探究し学べる機会を生徒に 与えます。 調査のプロセス、調査質問の構築、主題に対する探究への姿勢、アイデアの伝達、論旨の展開が 重要視されます。生徒が興味を持っているトピックに関する分析、知識の総合と評価する力を養う 事ができます。調査と作成のプロセスに取りかかっている期間は監督する教員がアドバイスや指導 をする事によって生徒を支えます。」 ■注意事項 ディプロマを目指す生徒はExtended Essay を完成させる必要があります。しかし、授業の時間 割にはExtended Essayの時間はありません。生徒はExtended Essayを自ら担当教員と相談して 取り組む事が期待されています。11 年生の半ばに取り組み始め、12 年生を半分修了した時点で EE を完成させることが強く望まれます。 30 Internal Use Only 転載禁止 Creativity Action and Service(CAS) ディプロマプログラムでの哲学的役割 以下はIBO の公式文書から引用されました- “The DP Programme: A Basis forPractice” While helping students acquire international perspectives and understanding is essential, it is also considered important to develop a “will to act” and the skills and values needed to make a positive contribution to society. Education does not begin or end in the classroom. Creativity, action, service (CAS) provides a framework for experiential learning and reflection about that learning. This process of application and reflection provides an opportunity to extend what is learned in the classroom and, in turn, for the CAS experience to have an impact on classroom learning. All CAS activities are intended to develop self-confidence, commitment, determination, and to broaden horizons and enrich experience. The service component of CAS is particularly important to the IB philosophy as it is hoped that experiential learning through service, and reflection on that experience, will develop lifelong compassion and a willingness to help others. Students may directly or indirectly engage in work on global problems, or work with other people at a local level, developing their capacity to function collaboratively. Educating the whole person includes exposure to artistic, recreational and sporting activities and the enjoyment of purposeful leisure. Students can include a wide range of activities in their CAS programme, provided they achieve an overall balance, incorporating all three elements either as separate activities or as parts of larger challenges. CAS は生徒に自信と他者への共感、人を助ける意欲を発達させます。グローバル規模の問題に 直接的または間接的に取り組む事や地域レベルで人々と協力する機会が生徒に与えられます。これ を通じて、生徒は他人と有効的に協力する力を身につける事ができます。CAS を通して地域レベル、 国レベル、グローバルレベルで生徒が実際に社会に貢献することによって、IBO の目的である全人 教育が実現するのです。 「Creativity, Action and Service (CAS)」 は経験的学習とその学習に関する振り返りを行うための フレームワークです。この応用と振り返りのプロセスは教室での学習を広げる機会を与え、その 経験が教室での学習に良い影響を与える事ができます。 CAS の3つの要素はお互いを強化しています。3つの要素を組み合わせることによって、生徒が 生命や自分と他人について学び、自信、決断力、献身の心を得る機会が多く存在しているのだとい うことを意識させます。創造力や身体能力を使う活動は特に青年期にとって重要であり、ストレス や不安があるこの時期の若者にはこのような活動への参加が望ましい状況や喜びを提供します。 CAS のService の要素は他者の尊重、責任感と思いやりを育むため、3つの要素の中の最も重要な 要素かもしれません。」 31 Internal Use Only 転載禁止 ■創造性・活動・奉仕:CAS (Creativity, Action and Service) CASを通して生徒は、創造的な活動、体の鍛錬、コミュニティに奉仕することを含む活動に従 事します。すべての生徒は、目安として150 時間以上のCAS活動を実施し、以下の8つの学習成果 をどの程度達成したかを記録します。 1. 自己認識 2. 新しい挑戦 3. 計画 4. 協調 5. 献身 6. グローバル 7. 倫理 8. 新しい技能 -自らの強みや成長した分野に対する認識を高めたか。 -新しい挑戦に取り組んだか。 -計画し、そして、活動を立ち上げたか。 -他者と協調的に作業できたか。 -自分の活動において忍耐力や献身を示したか。 -グローバルな観点から重要な課題に取り組んだか。 -自らの活動の倫理的意義を考慮したか。 -新しい技能を発達させたか。 プログラムを履修してきた多くの生徒が、CAS 活動を良い思い出としてあげており、大学入学の 願書においてリーダーとしての成長や将来の方向性を例として述べています。 32 Internal Use Only 転載禁止 IB ディプロマと大学進学 ■全般 「国際バカロレア(IB)ディプロマプログラムは非常に高度な2 年間カリキュラムであって、16 歳から19 歳までの生徒を対象にしています。ディプロマプログラムを修了することによって世 界中の優れた大学で認識されている資格を得る事ができます。」 (www.ibo.org 2009 年3月15 日) ディプロマは高校卒業後の進路に大学を視野に入れている生徒に最適です。このページ以下、 各国の大学進学の際のディプロマの扱いについての概要を説明します。ディプロマは多くの国で 国が認定した大学受験資格の代わりとして認識されています。ただし、国によってはディプロマ の他に指定された統一試験の結果が必要なところもあります。近年IB ディプロマは大学入試判定 において重要な付加価値をもたらしており、大学入学前に大学の単位を与えられたり、奨学金や 経済的援助が受けられたりする機会も増えています。 大学がディプロマをどう見ているかはIBO のウェブサイトにある「University Recognition」の セクションで観ることができます。このページは常に更新されていてIB ディプロマが大学進学プ ロセスにどう影響するかが載っています。年によって各国がIB を自国の教育制度に比べてどう認 識するかが違ってきます。そのページには各大学のウェブサイトのリンクがあります。いかに多 くの大学が各教科のディプロマ評価にもとづいて単位を与えているかが解かりますので、ぜひ一 度下記のウェブサイトをご覧ください。 参考<http://www.ibo.org/diploma/recognition/> ■日本 日本ではディプロマは大学の受験資格として認められています。入学審査の際には、高校の成 績とディプロマの点数を重要視していますが、ほとんどの大学は生徒に正式な入学試験(筆記試 験等)を受ける事を必須としています。ただし、これが免除される場合もあります。少数の大学 には9 月入学(通常は4 月入学)のコースがあり、英語と日本語で授業が行われており、これらは 英語イマージョンで勉強した生徒に向いています。このような大学(コース)には通常の入学試験 (筆記試験等)を受ける必要が無く、高校での学内評価とディプロマの予測評価が入学審査プロセ スに使われます。ふつうは12 年生の11月に受けるディプロマの最終試験での得点によって正式 な合格となります。 33 Internal Use Only 転載禁止 ■アメリカ合衆国 アメリカではディプロマは、大学受験資格として認識されています。通常アメリカの大学は9 -12 年生の成績表の提出が必要とされていて、時にはディプロマの予測評価の提出も必要とさ れます。入学審査にあたっては、ほとんどすべての生徒(アメリカ国外から願書を出す生徒を含 む)にSAT Reasoning Test(SAT)という大学試験を必要としています。難関大学に入学を希望する 生徒にはSAT のほかに科目別に行われるSAT Subject Testsも必要です。ディプロマとSAT Subject Testsには共通の内容がありますが、更なる準備が必要となる場合があります。ほとんどの大学 がディプロマでの好成績に報いる形で単位や財政援助を与えています。(参考P38) 大学によってはTOEFL iBTもしくはIELTSが求められます。 各大学に関する情報はIBO ウェブサイトをご参照ください。 <アドバイザー> Alex Bailey, Bentley, Steven James ■英国 英国ではディプロマは、大学受験資格として認められています。生徒はディプロマの点数を入 学願書に記入します。その際は学内評価を基準としたディプロマ予測評価が使われます。最初に 出されるオファーは条件付きのものであり、12 年生11月の最終ディプロマ試験の結果によって 最終決定オファーが再度出されます。英国の大学を受験する際は正式な入学試験を受ける必要は ありません。 大学によっては TOEFL iBT もしくは IELTS が求められます。 <アドバイザー> Andrew Bentley, Andrew Alexander ■カナダ カナダではディプロマは、大学受験資格として認められています。入学プロセスは英国ととて もよく似ていますが、学内評価の提出が必要とされます。従って、カナダの大学受験には、正式 な入学試験を受ける必要はありません。 大学によってはTOEFL iBTもしくはIELTSが求められます。 <アドバイザー> Bart Desilets-Roy ■オーストラリア オーストラリアではディプロマは大学受験資格として認められています。入学プロセスは英国 ととてもよく似ていますが、入学の時期が違うため、最終ディプロマ試験の得点が発表された後 に入学プロセスが始まります。オーストラリアの学年度は卒業後の南半球の秋に始まります。 大学によってはTOEFL iBTもしくはIELTSが求められます。 <アドバイザー> Don Landrigan, Brent Harrison ■その他の国 その他の国の大学に関してはリンクや情報が載っているIBO のウェブサイトで確認してください。 特定の国の入学プロセスに関して質問がおありの方は、担任教員(Home Rome Teacher)もしくは 進路指導担当教員(Carrier Guidance Teacher)にご連絡ください。 進路担当者: IBコーディネーター 進路指導担当教員 セバスチャン デイキン 椿 健太朗 [email protected] 34 Internal Use Only 転載禁止 IBディブロマ合格目標スコア ■United Kingdom University University of Oxford University of Cambridge Imperial College London University College London King’s College London Area Oxford(South-East England) Cambridge(East England) London London London ■Canada University University of Toronto University of British Columbia McGill University McMaster University Toronto Vancouver Montreal Hamilton Area ■Australia University University of Melbourne Australian National University University of Sydney University pf Queensland Australia Monash University Melbourne Canberra Sydney Area Brisbane Ranking (2015) 3 5 9 22 40 Ranking (2015) 20 32 39 94 Ranking (2015) 33 45 60 65 Melbourne 83 Score 38~40 40~42 39~41 34~ 36~38 Score 28~ 29~32 30~ 28~ Score 31~ 28~ 30~ 29~ 28~ <備考> ①大学の学科によって、合格目標スコアは変わりますので、あくまでも参考です。 ②大学の学科によって、必須科目が設定されておりますので、履修科目は予め確認してください。 35 Internal Use Only 転載禁止 IB ディプロマスケジュール Date July Fall October December Item 2015 Information Session for Parents/Guardians about IB Exam Attend college presentations and college fairs 1st meeting with counselor 2nd meetings with counselor/ Parents Meeting Item 2016 Date Anytime Take TOEFL or IELTS March Visiting Universities if possible Spring Attend college presentations and college fairs April Begin CAS program and build activity list April May and June June April to October Fall and Winter Fall December Notes Ask IB or IV Course Begin subject selection and identify testing plan Notes Will need official for most universities Begin IB Course Consider taking SAT/ACT for the first time 3rd meeting with counselor/Parents Meeting Focus CAS activities and build resume/ activity list Finalize IB subject choice and test plan Take SAT/ACT as needed Will need SAT/ACT for most US universities and some others 4th meeting with counselor/Parents Meeting Finalize University Attend college presentations and college fairs 36 Internal Use Only 転載禁止 Date Anytime Take TOEFL or IELTS February 5th meeting with counselor March Item 2017 Visiting Universities if possible Spring Attend college presentations and college fairs April 6th meeting with counselor/Parents Meeting April May -June July July to December End of August Finalize draft application list Take SAT / ACT as needed Extended Essay and IA deadline Ask teachers for recommendations September to October September to October Research transcript and predicted grade requirements October Apply to Canadian and UK schools October 15th IB Diploma Mock Examination Request predicted graded as needed Application deadlines for Oxford and Cambridge October Finalize application materials and essays for early decision November IB Diploma Examination November 1st November NovemberDecember December Dec 2016 to Jan 2017 Dec 2016 to Jan 2017 Will need official for most universities Check on progress and all tests to date/First Draft of application Review application list, transcript, and activity list, Check schedule Draft personal statement, select 7th meeting with counselor/Parents Meeting commenders, proposed application list Research and prepare required essays and Will Vary greatly personal statement September September Notes Complete EE and IA Will Vary greatly Dates will vary according to school Early decision deadline for many US schools Take SAT / ACT as needed Early Decision and Early Action Deadline Request transcripts and official IB grades to be sent Check your application status Submit financial information 37 Dates will vary according to school Most school will require Process will vary according to school Most school will required / will vary Internal Use Only 転載禁止 Date Item January 6th 2018 IB Diploma Result Issued January 15th UK deadline (most schools) January to February Finalize late due date applications Dates will vary according to school Receive results and make decision Dates will vary according to school February Request final transcripts to be sent May 1st Deposit date for most US school March and April May and June Complete visa process and arrange university housing, etc August Bring hard copy of transcript to your school June to August Notes As needed Preparation to Visa Most schools will require SAT合格目標スコア ■United States University State SAT Critical Writing 660 640 740 680 750 730 640 740 658 SAT Mathematics SAT Writing 670 University of California, Berkeley(6) California 700 660 University of California, Los Angeles(13) California 680 750 Yale University(8) Connecticut 760 680 Johns Hopkins University(18) Maryland 710 750 Harvard University(1) Massachusetts 750 730 Massachusetts Institute of Technology(4) Massachusetts 770 660 University of Michigan(19) Michigan 690 745 Columbia University(10) New York 745 664 New York University(20) New York 672 <備考> ①アメリカの大学はSATのスコアのみでは判断されませんので、あくまでも参考です。 ②大学の学科によって、必要なSAT Subject Testsが設定されておりますので、履修科目は予め確 認してください。 38 Internal Use Only 転載禁止 IVコース ハンドブック 39 Internal Use Only 転載禁止 選択科目 文理選択とは、「文系」「理系」のどちらに進むのかを決定することですが、実際には大学受験 の際に文系型・理系型のどちらで受験するかを決めるという側面が大きいです。リンデンホール ス ク ー ル で は 、 IV 生 の ニ ー ズ に 応 じ て 、 学 ぶ 科 目 や 授 業 時 間 数 が 変 わ っ て き ま す 。 将来就きたい職業や、学びたい学問にも大きくかかわるのが文理選択です。大学入試の仕組みや 学部・学科構成が複雑化する現在、「数学が苦手なら文系」などと科目の得意・苦手だけで文理 選択を決定することはおすすめできません。保護者ともよく話し合い、情報収集をしながら決定し てください。 ■文系受験のパターン 教科 科目 注意事項 国語 「国語」 数学 「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」 外国語 「英語」 地歴・公民 理科 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理・ 政治経済」「倫理」「政治経済」「現代社 会」 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地 学基礎」 左の2科目必須 左から2科目選択 左から2科目選択 ■理系受験のパターン 教科 科目 注意事項 国語 「国語」 数学 「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」 外国語 「英語」 地歴・公民 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理・ 政治経済」「倫理」「政治経済」「現代社 会」 左から1科目選択 理科 「物理」「化学」「生物」「地学」 左から2科目選択 40 左の2科目必須 Internal Use Only 転載禁止 入試の種類 ■公募制一般推薦入試 公募制一般推薦入試では評定平均値が出願条件になる場合が多いため、評定平均値を少しでも 高めておくことを心がけましょう。また面接や小論文などにも十分な対策が必要です。国公立大 の場合はセンター試験が課される場合もあります。志望大の出願条件や試験内容を早めにリサー チし、準備を進めておきましょう。 ○求められる対策 • 定期テストなどを通じて評定平均値を上げる • 面接、小論文対策 • センター試験対策(国公立大の推薦入試を志望する場合) ■公募制特別推薦入試 スポーツや文化活動、個性が評価される公募制特別推薦入試では、部活動や学校行事、ボラン ティア活動など、学業以外で子どもが取り組んできた内容が評価の対象になります。公募制特別 推薦入試をめざす場合、課外活動を保護者もサポートし、推薦入試の際にアピールできる実績と 自信を持たせることが大切です。 ○求められる対策 • 部活動で実績を残す • リーダーシップを発揮する • 学校行事やボランティア活動などに積極的に参加 • 実技試験対策を行う(芸術・体育学系志望などの場合) ■指定校制推薦入試 1高校につき推薦枠が数名しかない指定校制推薦。希望者多数の場合は評定平均値のほか、部 活動、生活態度などの総合的観点から校内選抜が行われます。そのため、「遅刻をしない」「課 題を期限内に出す」など基本的なことを徹底させましょう。また、毎回の定期テスト対策にも力 を入れるよう助言を。 ○求められる対策 • どのような大学の指定校推薦枠があるかを早めにチェック • 定期テストなどを通じて評定平均値を上げる • 普段の授業・生活態度を良くする ■AO入試 さまざまな視点から大学にふさわしい人物をじっくり選考するAO入試では、大学ごとに選抜 方法や時期が大きく異なります。出願受付は8月1日以降ですが、早いところでは高3・春から エントリー受付の場合もあるため、志望大のAO入試の時期について高2のうちから調べておき ましょう。また、志望動機について深く問われる傾向があるので、その大学・学部について深く 知る努力が必要です。 ○求められる対策 • どのような大学の指定校推薦枠があるかを早めにチェック • 定期テストなどを通じて評定平均値を上げる • 普段の授業・生活態度を良くする 41 Internal Use Only 転載禁止 ■センター試験利用入試 センター試験利用入試は、センター試験の成績によって合否判定が行われる私立大の入試のこ とです。現在、私立大の 8 割以上の大学で行われているメジャーな方式となっています。センタ ー試験利用入試には、センター試験のみで選抜する場合と、センター試験と個別試験の結果を総 合して選抜する場合があります。また、ほとんどのセンター試験利用入試では一般入試との併願 が認められています。 ○メリット ①センター試験の結果のみで複数の大学に出願が可能 受験生の負担が少なく受験チャンスが増える。 国公立大とも併願しやすい。 ②センター試験は地元で受験できる 遠隔地まで受験に行かずに済む。 ○デメリット ①募集人員が一般試験に比べると少なく、出願する受験生は多い 高倍率の選抜になる可能性が高く、合格ラインも高くなる傾向がある。 ②センター試験受験前に出願期限がある「事前出願方式」の場合も 早めの志望大決定が求められる。 ■一般入試 国公立大の一般入試では、センター試験後、志望大に出願し、各大学の 2 次試験(個別学力検 査)を受験します。合否は、センター試験と2次試験の総合点で判定されます。2 次試験は各大 学が前期日程、後期日程の二つの日程に分けて入試選抜を行う「分離・分割方式」で実施されま す(※1)。受験生は、日程ごとに出願校を変えることも、同じ大学を続けて受けることも可能で す(※2)。また、一部の公立大では中期日程を設けているところもありますので、これらを併せ ると最大 3 回の受験チャンスとなります。 私立大の一般入試では、大学・学部に複数の受験方式が存在する場合がほとんどです。従来の 3 教科型に加え、2 教科だけで受験できる方式や、特定の科目の配点を高く設定し、受験生が得 意教科を生かせるようになっている方式、センター試験を利用して受験する方式などがあります。 また、学内併願ができるよう入試日をたくさん設けている大学・学部も増えています。 <注意事項> 近年のセンター試験では 5 教科 7 科目以上を課す国公立大が多くあります。また一部の難関 医学部では、理科を 3 科目(物理、化学、生物)課しているところもあります。子どもが国公 立大受験を考えているようであれば、5 教科まんべんなく、苦手科目を作らないよう学習プラ ンを立てるようにしてください。 42 Internal Use Only 転載禁止 国内大学試験スケジュール Date 保護者説明会 Notes 10 月 第 1 回個人面談 IB コースか IV コースの確定 7月 12 月 Item 2015 第 2 回個人面談/保護者面談 Item 2016 IB コースか IV コースの最終確認 Date 通年 TOEFL ・IELTS の受験 推薦入試に必須 4月 IV コース開始 志望校ヒアリング 6月 第 3 回個人面談/保護者面談 12 月 第 4 回個人面談/保護者面談 8月 大学見学 Item 2017 Notes オープンキャンパスへの積極的参 加 受験校確定 Date Notes 通年 TOEFL ・IELTS の受験 推薦入試に必須 2月 第 5 回個人面談 受験方法確定 入試スケジュール確認 4月 第 6 回個人面談/保護者面談 入試要項準備 各自で入試要項を取寄せ確認 7-8 月 推薦状準備 推薦入試を希望する学生のみ 7月 第 7 回個人面談/保護者面談 推薦状・エッセイの確認 8-11 月 推薦入試期間 スケジュールを必ず確認する 第 8 回個人面談/保護者面談 受験校の確認 5-7 月 8-10 月 12 月 小論文準備 43 Internal Use Only 転載禁止 Date 1月 Item 2018 センター試験 1月 国公立出願締め切り 2月 国公立前期試験 1 月-3 月 3月 私立一般入試 国公立後期試験 <参考: 2015 年度大学受験スケジュール> 44 Notes Internal Use Only 転載禁止 参考資料 ■用語 IB DP Full IB Diploma Predicted Grades Anticipated grades ACT SAT SAT Reasoning Test (旧SATⅠ) SAT Subject Test (旧SATⅡ) TOEFL iBT IELTS Academic Year Admission Office Application International Baccalaureateの略。国際バカロレア機構、IBカリ キュラム、DP、DP Full Diplomaをさす場合がある。 Diploma Programme の略、DPカリキュラム、DP Full Diplomaを さす場合がある。 文部科学省は「バカロレア資格」として表記。”The Diploma of the International Baccalaureate”が正式名称で、ディプロマ取得 者には、”Diploma Course Results”が提示される。 DPコーディネーターがIBにDP生のDP見込み点を報告する。その ときの点数をPredicted grades(見込み点)としている。11月試験 では10月10日が報告締め切り。 Predicted grades (見込み点)以外で、その時点でのDPの最新の予 想点としてまとめた点数。DPコーディネーターが取りまとめ、 大学進学資料として進路指導担当者が大学に出願成績として提 出する場合がある。 American College Testの略。アメリカの高校生を対象とした学力 テスト。大学によっては入学審査の際に、このテストのスコア を要求する場合がある。科目は英語、数学、読解力、科学的推 論からなる。 アメリカCollege Board社の実施するテスト。アメリカの大学 は、共通テストの点数としてSATの提出を要求する場合があ る。 「数学(Math)」、「読解(Critical Reading)」、「文法+エッセイ (Writing)」の3分野それぞれ800点満点で、合計2400点が満点。 科学、社会、言語などの各専門教科のテスト( 各1時間)のこと。 SAT Reasoning Testの受験と平行して実施。最大で3教科まで1度 に受験できる。SAT Subject Testの3教科は大学によって要求す る教科が異なりますが、ほとんどが800点満点です。"English Language Proficiency Test (ELPT)"はSATの1科目として扱われな い、またSAT Subject Tests"のスコアとして母国語は使えない場 合が多くありますのでご注意ください。平均2科目必須。 アメリカCollege Board社が、英語を第1言語とせず米国大学(大 学院)への進学を希望する者を対象として実施する英語テスト。 英語を第1言語とせず、イギリスや英連邦の大学(大学院)への進 学を希望する者を対象として実施する英国拠点の英語テスト。 学年度。日本で4月から年度が始まるように、アメリカやイギリ スなどでは9月から翌年5月頃までの約9ヵ月間を、オーストラリ アやニュージーランドでは2月からの約9ヵ月間を示す。 学校内で、入学に関する手続き等を担当する部署。資料請求、 入学申込みなどの窓口となる。 校への入学申込み。通常Application Form(申込書)にApplication Fee(申請料)等を添えて申込む。なおApplication Feeは、ほとん どの場合Non-refundable(返金できない)である。 45 Internal Use Only 転載禁止 Q&A Q: <IB>創造性、活動、奉仕 (CAS: Creativity, Action, Service) とは? A: CAS は IB ディプロマの必須要件の一つです。生徒は 2 年間のIBディプロマプログラムの期間 において、創造 ・活動 ・奉仕に関連した取り組みを合計 150 時間行うことが求められています。 Creativity では芸術や創造的な思考を働かせる経験をすることなどが例に挙げられます。Action とは身体を動かして汗をかくような活動をすることで、学業に励みつつ健康的な生活を送るため にも欠かせません。Service とは、無償で奉仕活動などに取り組むボランティア活動です。生徒 は計 150 時間に及ぶこれらの活動を通して、CAS の狙いである以下の 8 つの学習目的を達成す ることを求められます。 1. 自分が得意とすることに気付き、苦手分野をより認識できるようになった 2. 新しいことに挑戦できた 3. アクティビティを計画し率先して取り組めた 4. 他と協力できた 5. 固い意志を持って粘り強く取り組めた 6. 世界的に重要な社会問題に積極的に関心を抱いて関わることができた 7. 自分の行動の倫理的影響を考えることができた 8. 新たなスキルが身に付いた 生徒は自分の活動や進捗状況を振り返り、これらの 8 つの項目と照らし合わせ、学習成果を記録 として残す必要があります。CAS は IB ディプロマプログラムのコア要素の 1 つであり、ディプ ロマ資格を取得するためには CAS の修了条件を満たすことが必須です。 Q: <IB>課題論文 (EE: Extended Essay) とは? A: 生徒は研究課題を決め、授業時間外で約 40 時間を費やして 4000 語の論文を書きます。ここでは、 大学で求められるリサーチスキルを学ぶことが目的です。生徒はテーマを自分で見つけ、調査や 分析結果をもとに研究課題となる議論を展開しなくてはいけません。こうして実際に論文にまと める作業を通して、将来学術的な文章を書くうえで役立つ知識を学んでいきます。課題論文は IB ディプロマプログラムのコア要素の 1 つであり、ディプロマ資格を取得するためには合格基準を 満たした論文を書くことが必須です。 Q: <IB>知識の理論 (TOK: Theory of Knowledge) とは? A: 知識の理論の学習では、異なった学問分野にまたがって、自分の持っている知識について理解を 深めていくことを目指します。生徒は様々な“知り方”(知覚、ことば、感情、論理)について触れ、 知識というものがどのようにしてつくのかということを、批判的な思考を加えて考えてみます。 また、生徒はエッセイを書きプレゼンテーションをしなくてはいけません。知識の理論の学習は IB ディプロマプログラムのコア要素の 1 つであり、ディプロマ資格を取得するためには合格基 準を満たすことが必須です。 Q: <IB>国内進学できるのか? A: 国際バカロレアのディプロマは、日本の多くの大学にて認められた資格です。バカロレア入試の みならず AO 推薦試験等でも利用できるため、国内進学を不安に感じる必要はありません。 46 Internal Use Only 転載禁止 Q: <IB>上級レベル (HL: Higher Level) と標準レベル (SL: Standard Level) の違いは? A: 上級レベルは、カリキュラムの内容も濃く、授業ではより深く知識を探究していきます。授業時 間数は上級レベルで 1 科目あたり 240 時間、標準レベルで 150 時間となります。週の時間割で は、上級レベルが週 6 コマ、標準レベルが週 4 コマとなります。例えば、経済学のクラスで上 級レベルを選択した場合、標準レベルを選択した場合より週に授業が 2 コマ多くなります。 ま た、上級レベルは標準レベルに比べ試験や評価課題も増えます。経済学のクラスで例えると、標 準レベルの生徒は修了試験が 2 つと学内評価試験が 1 つに対し、上級レベルでは修了試験が 3 つと学内評価試験が 1 つとなっています。 Q: <IB>どの教科を勉強したらよいのか? A: 自分の興味のある科目を選択することをお勧めします。特に、上級レベルで勉強する場合は興味 のある教科を選ぶことが大切です。興味ある分野の勉強には、生徒もやる気が湧き、多くの場合 良い成績結果につながる傾向があります。また、教科選択においては、大学でやりたいことや将 来の希望を考慮して決めるようにしましょう。 どの科目が好きか/興味があるか? どの科目に挑戦したいか? どの科目が得意か? どの科目を選択すれば卒業後に役立つか? Q: <IB/IV>国内の医学部進学を考えているけど、どうしたらよいのか? A: 全国から成績優秀な受験生が集まり、わずかな合格枠をめぐって競うのが医学部受験です。また、 近年、医学部を志望する受験生が増加し、医学部の受験は、ここ数十年でますます難関となって きています。医学部受験をする際は、生徒自身の特徴が IB/IV コースどちらに向いているのかを 保護者と IB コーディネーターとよく相談し決定してください。 Q: <IB/IV>バカロレア資格や国内受験向けに、学校にて何か特別補修をしてくれるのか。 A: 基本的には、通常の授業にてバカロレア資格や国内受験の準備をいたします。しかし、IB コース の生徒は夏休み前の 1 週間、IV コースの生徒は冬休み前の 1 週間に特別補習授業を実施します。 Q: <IB/IV>進路については、誰に相談したらいいのか。 A: 本人の希望に応じた進路のために、担任の先生、IB コーディネーター、進路指導担当の先生が 親身になって相談にのります。 Q: <IV>国内の私学文系進学を考えているけど、全科目受ける必要はありのか。 A: すでに進路・受験方法を絞られた場合は、必要ありませんが、生徒の受験方法の可能性を広げる ためには、本校のスケジュールに従って履修いただくことをお勧めします。なお、全科目受けな い場合は、自習時間(GS)が増えることになりますので、担当の先生に別途相談ください。 Q: <IV>小論文や面接の準備はどうしたらいいのか。 A: 小論文や面接等がある場合は、事前にお知らせください。本校にてサポートいたします。 47 --------------------------------------------------------Note-------------------------------------------------------Internal Use Only 転載禁止 48 --------------------------------------------------------Note-------------------------------------------------------Internal Use Only 転載禁止 49 Internal Use Only 転載禁止 文部科学省教育課程特例校 学校法人 都築育英学園 リンデンホールスクール小学部・中高学部 LINDEN HALL SCHOOL 郵便番号 : 〒818-0056 住所 : 福岡県筑紫野市二日市北 3 丁目 10-1 電話番号 : 092-929-4558 50
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