第2号 初夏号 - 医療法人社団 元生会

H28.7.1発行
NO.16
森山メモリアル病院
指定訪問リハビリテーション事業所
今回の表題「いろは」は、春日井貴子様にご協力いただきました
言語聴覚療法
今回の特集は、言語聴覚療法です!言語聴覚療法を知っている方、
知らない方にも、言語聴覚士 岡﨑が分かりやすく紹介致します。
言語聴覚療法が必要と思われる症状とは?
話が理解できない・・・
食べ物が飲み込みづらくて・・・
言いたい言葉が出てこなくて・・・
言語聴覚療法では、話すことや聴くことなどのコミュニケーションや食べること、
飲み込み(嚥下)に問題がある方へのアプローチを行い、自分らしい生活の獲
得や社会復帰を支援します。
実際には、舌や唇等の口腔器官の運動や声を出す発声練習、絵カードや文
字、文章を利用して言葉を引き出すための練習、飲み込みの状態をみて嚥下
体操を行ったりします。また、自宅だけではなく、外出した時にスムーズに他の
人と会話ができるように、安全に食事ができるように、必要に応じてご家族や周り
の方に対しても対処法を見出し、援助させて頂きます。コミュニケーションや食
事等で、より生活が楽しく豊かになるお手伝いができればと思っています。
コミュニケーションや食べる・飲み込むなどでお困りの事がありましたら、ケア
マネジャーやリハビリのスタッフ等に気軽に声をかけて下さい。言語聴覚士が評
価訪問に伺い、状態の確認やアドバイスを行うこともできます。
4月から訪問リハビリの言語聴覚士が2名になりました。
お困りのことがありましたら、ご相談下さい。
今年度、異動、入職したスタッフに ①出身と地元の魅力 ②好きな食べ物
③皆さまへのメッセージ 3つの質問に答えてもらいました。
理学療法士 石月 善晴 (いしづき よしはる)
①室蘭出身 白鳥大橋。工場夜景。カレーラーメン。室蘭焼き鳥。
②苺、チーズケーキ。
③長年、院内の勤務だったのでお会いしたことがある方もいらっしゃるかと思い
ます。一生懸命頑張りますので宜しくお願い致します。
理学療法士 中田 希美 (なかた のぞみ)
①旭川出身 四季がはっきりしているところ。
②カレーライス、スープカレー。カレーと付く食べ物は何でも好きです。
③訪問リハビリに関わるのが初めてで不慣れな事が多くあると思います。一生
懸命頑張りますので宜しくお願い致します。
理学療法士 木村 俊哉 (きむら しゅんや)
①旭川出身 好きな山と田んぼに囲まれた風景が素敵で、住みやすい街。
②母の手料理。
③心身どちらも元気で、自分もみなさんも共に笑顔になれるようなリハビリを行っ
ていきたいです。よろしくお願いします。
理学療法士 鳥井 日文 (とりい ひふみ)
①旭川出身 自然を感じることも出来、また、素敵なもの、美味しい店がある大都
会でもなく、田舎でもないこの街が大好きです。
②魚介類。(特にウニが大好きです)
③人生において大変な時を乗り越えてこられた皆様から教えて頂く事が沢山あり
ます。皆様らしく過ごして頂けるようお手伝いさせて下さい。宜しくお願いします。
言語聴覚士 古里 由希 (ふるさと ゆき)
①江別出身 昔からレンガ作りが有名で、おしゃれなレンガ作りの建物があり
ます。陶芸の工房もたくさんあります。
②甘いもの、ピザ。
③訪問リハビリは初めてなので、たくさん学び皆さまのお役に立てるよう頑張
ります。
新入職員を含め、今後とも宜しくお願い致します。
自助具のご紹介
事業所にある自助具をご紹介します。
貸し出しも出来ますので、試してみたい方はお気軽に担当スタッフに声をかけてください。
箸ぞうくん
ワシ掴みするように持てます。
・利き手に力が入らない
・小さく震えて箸が使いにくい
という方におすすめです。
利き手が使えない場合は反対の手でも
使用可能です。
小さい物も掴めます。
右手用・左手用があります。
浴そう内すのこ
Vela(べら)
靴の踵にはさみこんで足をいれるタイプの靴べらで、
靴べらを手に持つ必要がありません。
・かがむ姿勢が取りにくい
・下肢装具を使用している
1.靴の踵にとりつけます
という方におすすめです。
2.踵を滑らすようにして靴を履きます
~ お知らせ ~
春光台の【医療法人元生会 福祉村サテライト診療所】は
平成28年3月をもって閉院となりました。
それに伴い【福祉村サテライト診療所訪問リハビリテーション
事業所】は平成28年4月より
【森山メモリアル病院指定訪問リハビリテーション事業所
福祉村サテライト出張所】として運営しております。
ご利用者様には大変ご迷惑をおかけ致しました。
これからも、より一層皆様に満足していただけるようスタッフ
一同努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。
3.靴から抜き取ります
一同努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。
生活 が リハビリ
~障害を持っていても出来ること~
今回ご紹介するのは、当事業所の訪問リハビリを利用されてい
る 鈴木 浅子様 です。鈴木様は平成23年に脳腫瘍を発症し、そ
れ以降後遺症として左半身に重い麻痺があります。麻痺のため
に左手足を自由に動かす事が難しくなり、現在は車椅子での生
活を余儀なくされています。しかし、そんな中でも毎日の仕事とし
て料理の下ごしらえや食器洗いなど、自分で出来ることは自分で
行い毎日の生活をリハビリ と考えて取り組まれています。
鈴木様の料理風景
料理を見学すると、慣れた手つきで右手だけ
でタマネギを細かく切ったり、皮を剥く時には
麻痺のある左手で野菜を軽く掴むなど、残され
た機能を上手に使って料理をしていました。
また、料理の中には麻痺のある左手を補う為
の知恵がいくつもあり、『まな板は「木」で出来
たものが滑りにくくて使いやすい 』 『皮剥きで
は左手の上にタオルをのせておくと包丁で怪
我をせず、野菜も滑らず掴みやすい』など、工
夫がいっぱいで感心することばかりでした。
【 野菜を切る 】
【 皮を剥く 】
しかし、鈴木様も最初から料理が出来たわけではなく、何度も試行錯誤をしていく中で少しず
つ上手に・早く出来るようになったそうです。また、料理が出来るようになった背景には、本人の
「やる気」「頑張り」はもちろん、ご家族の協力も大きく影響しています。鈴木様のご家族は、本人
が料理をしやすいように調理器具を試したり、料理場の環境を整えて作業が楽に出来るように試
行錯誤を繰り返していました。片手しか使えないと大変な作業でも、本人の意思や可能性を信じ
て見守るということは中々出来ないことであり、大切な援助だと思います。
今回、鈴木様の料理風景を通して
『障害は1人ではなく、家族と二人三脚で乗り越えるもの』
ということを感じました。家族だけではなく友人など、自分が何かに挑戦をすれば手助けをしてく
れる方がきっと皆様の周りにもいるのではないでしょうか。私達訪問リハビリのスタッフも、そう
いった挑戦のお手伝いが出来ればと思います。
【編集後記】7月は梅雨明けや海の日など、夏を感じさせてくれる事が多くありますが、
当院では一足先に夏の訪れを感じる出来事がありました。1階ホールのらせん階段
にパイナップルの木があるのはご存じでしょうか?なんとその木に実がなったのです。
大きさは握りこぶし程度ですが、これからまたどれぐらい大きくなるのか気になる所で
す。ご興味のある方は、らせん階段にあるパイナップルを探してみてください。
森山メモリアル病院 訪問リハビリテーション事業所 高山 拓也