手順3 [ OCV作動点検 ]

VVT(Variable Valve Timing)
SOD-1
No3
点検手順
手順3 [ OCV作動点検 ]
手順1 [ ダイアグノーシス・コード確認 ]
OBD-Ⅱコードは精度の高い診断をする目的で 2008 年 10 月以降の新型車が
対象で、 継続生産車についても 2011 年 8 月までに装着しなければならない
(対象車 : ガソリン車、LPG車および車両総重量 3,5ton 以下の自動車)
VVTについても従来のダイアグノーシス ・ コードと比較すると、 より詳細に異常
を検出することができます
OCV
クルマによって取付位置が異なります
ダイアグノーシス ・ コード [ 抜粋 ] ( 例 : トヨタ車 )
OBD-Ⅱコード
OBD コード
TCCSコード
[ 不具合系統 ]
[ 不具合系統 ]
[ 不具合系統 ]
P0011
VVT制御(進角異常)
※ 目標に対して進角していない
P1349
55
VVT制御
VVT制御
端子間にバッテリー電圧をかけて、OCV(オイルコントロールバルブ)
が作動 (約 5mm) することを確認する
手順4 [ VVTコントローラの点検 ]
P0012
VVT制御(遅角異常)
※ 目標に対して遅角していない
P0021
VVT2制御(進角異常)
①エアガンを使用し、 エアを進角側ポート
に注入し、 最遅角ロック用のロックピン
を解除する
P1354
VVT2制御
※ 目標に対して進角していない
② ロックピンが嵌合する最遅角位置を除
いて、 2~3回VVTコントローラを往復
させ、 可動範囲および摺動を確認する
手順2 [ OCVフィルターの詰まり点検 ]
オイル管理が不十分なクルマは 「OCVフィルター」 の点検をして下さい
1JZ-GE、 2JZ-GEの取付位置
EF-VEの取付位置
参考
※ VVTコントローラは非分解です
下記の写真はVVTコントローラ内のベーンが正常に作動している状態
遅角状態
中間保持
進角状態
OCVフィルターの取付位置はクルマによって異なります
定期的なオイル交換と 「SOD-1」 の採用でエンジンオイルをいつも清浄な状態に保てば、VVT関連のオイルによるトラブルを未然に防ぐことができます