2015年版 宝塚市立中央図書館 『5年2組横山雷太、児童会長に立候補します!』 いとう みく/作 そうえん社 学校内で「なんでも屋」をやっている雷太。ラブレターを渡すとか、忘れ物を取りに行くと か、頼まれたことは断らない。でも、今度の依頼は「児童会長に立候補してくれ!」だっ て?まさか、そんなのムリにきまってる! でも、熱心に口説かれているうちに…。前向 きで元気な物語。 『風の島へようこそ』 アラン・ドラモンド/作 福音館書店 デンマークにあるサムス島では、自分たちが使うエネルギーを自分たちで作っています。 はじめは「そんなことできっこない」と全然やる気がなかった大人たちでしたが、「風力発 電をやってみよう」という人が二人あらわれたのです。嵐で停電したある夜、小さな風車 が電気を起こしているのを見た島の人たちは、自然エネルギーにすっかり夢中になって …。エネルギーの話を、とても身近なものに思わせてくれる本です。 『行ってきまぁす!』 升井 純子/著 講談社 4年生になった日、歩美は陽太を「ノルミルラリー」にさそった。2人の住む北都市のいろ んなポイントをバスや地下鉄でめぐり、スタンプをおしてもらうのだ。3人で参加しなきゃな らないんだけど、もう1人がみつからない。すると、歩美の苦手な佐伯田くんが「参加して やろうか」と言ってきて…。子どもだけのお出かけには、トラブルがいっぱい。はぐれた り、けんかしたりしながらみんな少しずつ大きくなったみたいだね。 『消えた犬と野原の魔法』 フィリパ・ピアス/作 徳間書店 犬のベスが消えてしまった。ティルが悲しい気持ちでベスをさがしていると、きみょうなお じいさんがあらわれて、いっしょにさがしてくれるの言うのです。いつもベスとさんぽをする 原っぱで、おじいさんはなんとにわとりに聞き込みをはじめました!不思議なおじいさん は、魔法を使ってベスをみつけてくれるのでしょうか? 『ジャッキー・ロビンソン~人種差別をのりこえたメジャーリーガー 』 近藤 隆夫/著 汐文社 子どもの頃からあらゆるスポーツで才能を発揮したジャッキーでしたが、黒人にはプロス ポーツ選手への道は閉ざされていました。しかし、人種差別をなくしたいと考える一人の 球団オーナーとの出会いが、彼の運命を変えたのです。そしてそれは、長く険しい道のり の初めの一歩でした。大リーグのすべてのチームで永久欠番になっている背番号「42」 をつけていた黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記。 『きせきのお花畑』 藤原 幸一/著 アリス館 ひとつぶの雨もふらないアタカマ砂漠に、一年に一度だけきせきがやってきます。それ は、低く広がる霧。大地を一気にうるおすこの霧が去ったあと、砂漠には一面のお花畑 があらわれるのです。色鮮やかな花々がいっせいに花開く様子は、まさに奇跡の光景で す。美しい写真で、不思議な砂漠のお花畑を見せてくれる絵本です。 『「けんぽう」のおはなし』 井上 ひさし/原案 武田 美穂/絵 講談社 たくさんの小説やおしばいを書いてわたしたちを楽しませてくれた井上ひさしさん。2010 年4月9日にこの世を去りました。こび本は、井上さんが亡くなる前に、小学生にむかって 話したことをもとにして作られました。「けんぽう」は何のためにあるの?国を守るにはど うすればいいの?憲法の大切さを伝える絵本です。 『名探偵カッレくん』 アストリッド・リンドグレーン/作 岩波書店 名探偵になりたいカッレは、いろんなことを注意深くかんさつしていた。するとある日、近 所に住むエイナルおじさんが怪しい行動をとっているのに気づく。カッレと友だちは、はり きって捜査を始めたが、なんと宝石窃盗団につかまり、お城の地下室に閉じ込められて …。探偵ごっこじゃなくて、本物の犯人とのかけひきにドキドキします。 『おばけ桃の冒険』 ロアルド・ダール/作 評論社 事故で両親を亡くしたジェームズ・ヘンリー・トロッター少年は、2人の意地悪なおばさんと 暮らし、つらい毎日を送っていた。そんなある日、ジェームズは、ひとりのおじいさんか ら、運命を変えるという魔法の水晶玉の入った袋をもらう。ところが、あやまって水晶玉を 庭の枯れた桃の木にこぼしてしまい…。表紙の巨大な桃はなんなのか、ジェームズはど んな冒険をするのか。予想外の展開で、最後まで読むのがまちきれない! 『駅の小さな野良ネコ』 ジーン・クレイグヘッド・ジョージ/作 徳間書店 川に捨てられた小さなトラネコは、なわばりをみつけたくましく生きていく。家でネコを飼う ことができない少年マイクは、このネコに惹かれてラチェットと名付けた。ラチェットにとっ て人間は敵だったが、なぜかマイクにだけは親近感を持つのだった。野良ネコの命がけ の生活と、マイクとの心温まる出会い。次々危機に見舞われるので、最後までドキドキす る。ネコとこんなふうに知り合うことができたら、きっと幸せな気持ちになることだろう。 『むこうがわ行きの切符』 小浜 ユリ/作 ポプラ社 夜店でおまけにもらったのは、好きな場所に行ける切符…。イマからミライへ。ほんの冗 談のつもりで願ってみただけだったのに…。過去か未来に行ってしまう、ちょっと不思議 なお話集。あなたならどこへ、いつの時代へ行きたい? 『チビ虫マービンは天才画家!』 エリース・ブローチ/作 偕成社 ちいさな甲虫マービンは、家族や親せきに囲まれ、居心地のいいキッチンの壁のうらで のんびり暮らしていた。この家の人間家族の子どもジェームズがさびしそうにしていたの で、マービンはなにかプレゼントを渡すことにした。ところが、ジェームズの部屋で紙とイ ンクをみつけたマービンは、自分でも気づかないうちに絵を描き始め…。ちいさな甲虫が 大活躍!なんと絵画泥棒を追跡?天才画家としてデビュー?大切な親友を見つける? * このリストは、「“読む”を楽しむ」をテーマに、面白い本を集めています。(5年生向き) * すべての本は、宝塚市立中央図書館・西図書館で所蔵し、貸し出し中の本は予約できます。 2015年7月 発行/編集・発行 宝塚市立中央図書館/電話 0797(84)6121
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