Q12 家屋の評価方法について教えてください。

Q
12
A
家屋の評価方法について教えてください。
自用家屋の評価は、家屋の固定資産税評価額により評価します。
貸家の評価は、自用家屋の評価額から借家権相当額を控除して
評価します。
相続税の計算上、家屋の評価は自用家屋と貸家
のように家屋を他人に貸していた場合は、その家
によって計算方法が分けられています。
屋について賃借人が一定の権利を有すると考えら
亡くなった人(被相続人)が自分で使用していた
れることから、自用家屋の評価額から次の算式の
「自用家屋」は、家屋の固定資産税評価額をもって
通り借家権の相当額を控除して評価します。
評価額とします。賃貸マンションや賃貸アパート
貸家の評価額 = 自用家屋の評価額 ― 借家権の評価額
= 自用家屋の評価額 ―(自用家屋の評価額 × 借家権割合 × 賃貸割合)
= 自用家屋の評価額 ×(1 − 借家権割合 × 賃貸割合)
なお、この借家権は、家屋が賃貸契約に基づき
借家人に貸し付けられている場合です。無料で貸
している場合には、貸家としての評価はできず、
自用家屋として評価されます。
貸家が空いている場合、上記算式中の賃貸割合
がゼロとなることから、自用家屋として評価され
ます。ただし、一時的に空いており、次の借家人
を募集しているような場合には貸家としての評価
を行うことできます。