脳はいかにして数学を生み出すのか

公益財団法人平成基礎科学財団
東京大学理学部
東京大学素粒子物理国際研究センター
第回講演
脳はいかにして数学を生み出すのか
∼脳の数理・言語機能を考える∼
人は誰でも言葉を覚え使いこなせるようになることは、良く考えるととても不思議なことです。
算数や幾何学も同様で、物の集まりや色々な図形にふれると人は自然に数、数の勘定、図
形の認知等ができる能力を持っています。
この講演では、人の脳には数をコードする神経
細胞群、数理演算を行なう機能と回路網が存在することを示し、数学を特徴づける公理系
から論理的推論により定理等を導く脳内過程を論じることにします。
また脳の数学機能と言
語機能との関連、音楽における作曲と数学体系の構築との類似性等、いくつかの疑問につ
いても脳科学の最近の知見を基にして、皆さんと一緒に考えて見たいと思います。
2016年
武田 暁先生
素粒子物理学、脳科学
11 月 20 日(日)13 : 00 ∼ 16: 30
東京大学 小柴ホール
□公益財団法人平成基礎科学財団 理事
□東京大学・東北大学 名誉教授
講演のプログラムは、1時限60分の2時限制、質疑応答1時間で構成しています。
■経歴
1924年生まれ
1946年 東京大学理学部物理学科卒業
1947年 東京大学大学院、1950年中退
1950年 神戸大学文理学部 助教授
1956年 東京大学原子核研究所 教授
1961年 東北大学理学部 教授
1966年 東京大学原子核研究所 所長
1969年 東北大学理学部 教授、理学部長
1988年 東北学院大学 教授
現在
東京大学・東北大学 名誉教授
参加応募要領
応募資格
申込方法
■著書
「素粒子物理学」、
「素粒子」、
「場の理論」、
「物理科学への招待」、
「形の科学」、
「現代力学」
「脳と物理学」
、
(裳華房)
「Development of Fundamentals in Physics」
(EOLSS, UNESCO)
「脳と力学系」、
「脳はいかにして言語を生み出すか」
(講談社)
「脳は物理学をいかに創るのか」
(岩波書店)
「脳はいかにして 数学を生み出すのか」
(丸善)
等
高校生・大学生
官製「往復はがき」
または
「e-mail」
に、
次の事項を記入してください。
①氏名・フリガナ ②郵便番号・自宅住所 ③高等学校名/大学・学部名
④学年 ⑤「第100回」 ※「往復はがき」
・
「同一メールアドレス」1件につき応募者1名。
(必ず参加希望の本人が申込むこと)
※「返信はがき」
には、必ず本人の氏名、郵便番号・住所を記入のこと。
申込締切
2016年11月11日
(金)
消印有効
定 員
150名 (先着順にて定員になり次第締め切ります。)
入 場
無料 ※参加を認められた「返信はがき」又は「返信メール」が入場券となります。
先生の応募
学生の定員に余裕がある場合、
理科担当教員も参加できます。 応募申込先
(問い合わせ)
※応募申込方法・申込締切日は同様。
公益財団法人平成基礎科学財団
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TEL 03-5208-1878 e-mail offi[email protected]
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・本郷三丁目駅
(都営大江戸線・東京メ
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(学07東大構内行)
東大構内バス停
この「 楽しむ科学教室」は、基礎科学の研究・教育の振興のために平成基礎科学財団が開催するもの
です。基礎科学の面白さと魅力を実感して、基礎科学の諸分野に関心を持って取り組んで行こうとする
意欲ある学生諸君が参加されることを期待しています。
小柴昌俊
公益財団法人 平成基礎科学財団 理事長
東京大学特別栄誉教授