「秋冬ネギ」の 夏越しに向けて

排 水
度に軽く寄せます。
薬剤防除とセットで倒伏しない程
により、最小限の労力で手当てす
に除草剤(注1)を使用すること
ることができます。夏場の高温期
℃以上で過湿の場合は湿害
劣り、湛水が続くと枯死します。
性にもよりますが、葉
りませんが、生育後期には品種特
基肥一発の緩効性肥料を施肥す
る場合は基本的に追肥の必要はあ
ょう。
は小まめな除草管理を徹底しまし
にはネギをあまりいじらないよう
特に
色が劣る場合がありま
追 肥
が激しくなるため、十分な排水対
すので追肥も必要とな
を確保します。また、列が長く水
ずその額縁排水に繋げて、排水性
の病気を助長したり、
すことは、軟腐病など
必要以上の肥料を効か
停滞する夏場の時期に
弱い作物です。したがって、梅雨、
ネギは ~ ℃前後が生育適温
で、乾燥には強く、高温と多湿に
くはなりますが軟白部は短く、締
土寄せ回数を減らし遅く行えば太
細くて収量は上がりません。逆に、
土寄せは回数を多くし早くから
行うと軟白部は長くなりますが、
ります。ネギは栽培期
分競合し生育が悪くな
草が多いと、雑草と養
意外に大変なのが、
この除草作業です。雑
使用基準
使用回数
定植後10日
1回
トレファノサイド粒剤2.5
4~5kg/10a
定植後雑草発生前
但し、収穫30日前まで
2回
コンボラル
4~6kg/10a
定植直後
1回
茎葉処理除草剤
発生した雑草に関して除草剤を使用します。但し、これらの除草剤を誤ってネギにかかると、ネギも枯
れてしまいます。
にする事が大切です。この時期に
策を行っておく必要があります。
が抜けない場合には途中に排水溝
猛暑時期をいかに乗り切るかがポ
まりのないネギとなり商品価値が
間が長いため、早めの
〈平成26年6月現在〉
前述のとおり、ネギは根の酸素
要求量が大きいため、多湿を特に
方法としては、ほ場の周囲を掘っ
ります。但し、生育が
を堀り、外に逃げるようにしまし
根焼けをおこしたりし
控えて、気温が低下し
イントとなります。定植するとき
下がります。そのため、生育を見
※注1
使用基準
使用回数
200~500ml/10a
収穫前30日まで
3回
草枯らしMIC
200~500ml/10a
収穫前30日まで
3回
バスタ液剤
300~500ml/10a
収穫前日まで
2回
600~1000ml/10a
は種前又は定植前
600~1000ml/10a
畦間処理:雑草生育期
但し、 収穫3日前まで
嫌うので、排水不良地では生育が
て額縁排水を作り、土寄せ溝を必
ょう。
ますので注意が必要で
土寄せは、軟白部を作るのに必
要な作業ですが、ネギにとっては
てくる9月上旬頃から
す。このことから、盛
断根されたり、葉が傷つくなど病
窒素を効かせる施肥管
土 寄 せ
気の発生を助長させますので、薬
理をしましょう。
は、葉の向きを畦と直角方向に揃
て土寄せを行いますが、1回目は
対応が必要です。上手
夏期には窒素の施用を
夏越しに向けて
剤防除とセットで行いましょう。
「秋冬ネギ」の 定 植
えると、土寄せ時に株元に土が入
日頃を目安に除草を兼ね
除 草
りやすくなり、きれいな軟白部を
定植後
使 用 量
200~300ml/10a
ゴーゴーサン乳液30
3回
使 用 量
ラウンドアップ マックスロード
プリグロックスL
20
仕上げることができます。
土に処理をして、草の発生を抑える除草剤です。ネギにかかっても害はありません。
土壌処理タイプ
25
30
15