感想文メモ 芳川敏博 『試合』の4つの作品の共通点 * 主人公が貧しい

感想文メモ
芳川敏博
『試合』の4つの作品の共通点
* 主人公が貧しい労働者階級である。
* 主人公が、ルールに従って試合をしている真面目なボクサーである。
* ボクシングの試合を通じて、世の中や人生の矛盾を描写している。
* 人生は予測不可能なことが起こることもあり、冷静に考え行動することが大切である。
『試合』の4つの作品の相違点
* 主人公の年齢やボクシング歴
「試合」のジョウは労働者階級の中でも品のよい20歳の人間。
「ひと切れのビフテキ」のトム・キングは、かつてはチャンピオンであったが現在40
歳の老ボクサーで、食べるものにも困っている。
「メキシコ人」のリヴェラは18歳のボクシング素人の少年で、貧しい人々を救うため
に、ボクシングをしお金を手に入れ、革命のために何かしたいという強い意志を持って
いる。
「奈落の獣」のヤング・パッド・グレンドンは純真な22歳の若者で、ボクサーの父に
技術を徹底的に鍛えられた。
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具体的なテーマ
「試合」は人生の意外性
「ひと切れのビフテキ」は人生の因果応報
「メキシコ人」は貧困と革命
「奈落の獣」は世の中の不正