教育研究所だより 活 動 の啓 発 ニュース №7 平成26年(2014年)5月7日 明 石 市 教 育 研 究 所 5円硬貨は、すぐれもの!! 5円玉一つで、日本の産業、平和学習、歴史学習の導入が! №6で出したクイズの答えは分かりましたか? 5円玉を見なくてもわかった人、おめでとうございます。 ている物は何でしょう? あなたは、観察力と記憶力が大変優れています。 3つあります。また、この 先日、 他県で5年生を担任している先生と話をしていると、 硬貨は、 一番初めに作られ 「ところで・・・」と、この問題を出されました。 た時は、 何を溶かして作ら 5年生の社会科の導入で、子どもたちにこの質問をされた れたのでしょう? そうです。この「5円玉の授業」を参観日に行い、保護者の 皆さんにも一緒に考えてもらい大好評だったという話です。 裏 さて、クイズの正解は・・・。 1 コインの裏に描かれているのは、 「稲穂」 「歯車(中央の穴の周りを見てくだ さい) 」 「海(硬貨の下部の横縞) 」です。 Q:これらの図は日本の代表的な産業を表しています。それぞれ何を表している のでしょう? A:稲穂=農業、歯車=工業、海=水産業 の3つの産業です。そして、硬貨の 表(年号が表示されている側)には、かわいい双葉が描かれています。これは、林業を表しています。 2 5円玉が、初めてつくられた時の材料は、薬莢(やっきょう)だったそうです。 Q:薬莢って何でしょう? A:真鍮製の火薬を詰める容器。銃砲に装填して弾丸を発射するのに使う。 (広辞苑より 一部略) 5円硬貨は、第2次世界大戦後、平和への願いを込め、戦争で使われた薬莢を溶かしてつくらました。 この「5円玉ネタ」は、ここからの展開で「平和学習」 「歴史授業」の導入としても使えるのではないでしょ うか。一度指導案をつくってみてください。なお、上記の内容は「お金―STUDIO.Sの授業」を参考に させていただきましたが、他にもたくさんの授業例がインターネットに上がっていたのには驚きました。 また、書籍(DVD)では、小学館より「若い教師を育てる5円玉の授業」 (田山修三著)が出ていました。 研究所クイズ このコインの裏に描かれ 今年度も、 「外国語活動研修講座(世話人 高丘東小 藤井伸子) 」 【教科等研修講座】が開設されます。 この講座は「子どもたちが楽しんでできる外国語活動の授業をめざし、アクティビティや単元開発などの研修を行 います」 (所報「あかしの教育」第179号より) 。昨年度は、明石市勤務のALT‐オノザワ・ケンジさん、高丘中 学校‐赤枝康隆先生、大阪教育大学‐吉田晴世教授を講師として迎え、 「外国語活動の授業づくり」 「外国語活動を通 した小中連携」 「コミュニケーションを高めるアクティビティ」等、実践に生かせる研修を行いました。 学習指導要領「中学校教科外国語」には、 『小学校における外国語活動を通じて音声面を中心としたコミュニケー ションに対する積極的な態度などの一定の素地が育成されることを踏まえ、 (後略) 』とあり小学校と中学校の連携が 重要視されています。明石市は、中学校区の小学校に同じ外国語指導助手(ALT)が勤務し、小学校中学校同じネ イティブ・スピーカーの指導が連続して受けられるように工夫しています【※例えば大蔵中学校区ならば、同一AL Tが大蔵中・人丸小・中崎小で教えるシステム】 。今年度の8名のALTさんの活躍を期待します。 研究所クイズ(答えは次号) ◎ 今年のALTさんは下記の4か国から8人来られています。どの国から来られた人が一番多いでしょう。 ア.オーストラリア イ.フィリピン ウ.アメリカ エ.ニュージーランド
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