科目コード/科目名 (Course Code / Course 経済学を読む (Reading Textbooks of Economics) Title) テーマ/サブタイトル等 (Theme / Subtitle) 資本主義までの道のり:富の蓄積に到るハトの航路 担当者名 (Instructor) 小林 純(KOBAYASHI JUN) 学期 (Semester) 春学期(Spring Semester) 科目ナンバリング (Course Number) 備考 (Notes) 単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 言語 (Language) 経済学部所属学生履修不可 定員40名 木曜4時限 2014年3月13日付 以下の通り変更 (変更理由:曜日時限の加筆) 備考 「経済学部所属学生履修不可 定員40名」 → 「経済学部所属学生履修不可 定員40名 木曜4時限」 授業の目標(Course Objectives) 読書を通じて、 「経済学」 的思考への接近回路を身につける。 経済史上における営利追求と勤労が親和性を もつ局面を知り、 資本主義の正当化論を理解する。 授業の内容(Course Contents) 文庫本4冊の共通テキストと短編小説一本を全員がすべて読む演習形式。 それぞれのテキストがもつ時代性 と経済体制の認識に関わる一般性とを析出できるように講義も交える。 毎回コメントペーパーを書く。 経済 学部生のように理論書読破力をとくに必要としない学生でも、 非 「経済」 書を通じて経済認識の眼力を高め られることを示す。 カネ (教材費) はかかるが損はさせない。 授業計画(Course Schedule) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 授業の進め方の説明。 『ユートピア』の紹介、 感想 第1部についての報告と討議 第2部の感想、 討議、 総括 『ロビンソン漂流記』の作品としての魅力:報告 歴史的および理論的次元についての論点抽出の作業:討論 近代経済人モデルの説明と討議 『フランクリン自伝』をどう読むか:報告 ヴェーバー命題の講義と討議 フランクリンの問題点、 および営利活動と公共性をめぐる討議 『福翁自伝』という作品のどこに着目するか:報告と討議 後進国・日本の近代化と福沢諭吉:報告、 講義、 討議 資本主義という経済体制の正当化をめぐる討議、 カラスの航路の要点講義 レポート発表 総括。 『遠まわりする雛』に何を読み込むか:報告と討議 準備学習(Preparation for Class) 授業計画にそったテキストの読み込みと、 感想・報告の発表準備。 授業時の 「聞き、 話し、 討議する」 水準 を高めるために、 自宅での恒常的な 「読み、 考え、 書く」 作業が求められる。 成績評価方法・基準(Evaluation) 報告(30%)/毎回の提出物(70%) テキスト(Textbooks) トマス・モア 『ユートピア』 (岩波書店 (文庫) ) デフォー 『ロビンソン漂流記』 (新潮社 (文庫) ) フランクリン 『フランクリン自伝』 (岩波書店 (文庫) ) 福沢諭吉 『新版 福翁自伝』 (角川書店 (ソ フィア文庫) ) 米澤穂信 『遠まわりする雛』 (角川書店 (文庫) ) 参考文献(Readings) その他(HP等)(Others(e.g.HP)) 授業進行の便宜のため、 テキストは必ず上記の版を各自で用意すること。 初回には進行の説明と具体的な作 業があるので、 単位修得希望者は『ユートピア』を持参して必ず出席すること。 注意事項(Notice)
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