CLAUDE DUGAT

ドメーヌ クロード・デュガ
ただテロワールのみという、畑第一主義のドメーヌ
当主クロードが25歳になる長女ルテシアとその3歳下の長男ベルトランとともに――
引退した父モーリスも収穫等の繁忙期には戦力として加わる――4ヘクタールほどの
小規模なドメーヌを率いる。厳密な意味でのビオディナミではないが、何よりも畑第
一主義のクロードは、いとこにあたるデュガ=ピィのベルナールともども、そのテロ
ワールにかける思いはジュヴレ=シャンベルタンで図抜けた存在。それは、耕作に馬
を復活させたのも、コート・ドールで最も早い――化学薬品の不使用は声高に叫ば
れているが、畑にとっては、トラクターで土を踏み固め土中の生物の活動を阻害する
のも大きなマイナス要因となる――、という点にも表れている。そのような手入れを
されるぶどうの樹齢は平均で40年以上、最低でも25年ほどだが、ヴィエーユ・
ヴィーニュでは70年以上を数える。ともかくドメーヌでは最上のぶどう果を得るため
の労苦を厭わない。剪定も細心の注意で臨み、芽掻き、ヴァンダンジュ・ヴェールト
そして収穫後の選果台と、徹底して健全で凝縮された果実を追求する。また濃密なワ
インからは、非常に遅い収穫でもたらされる果実を想像してしまうが、ドメーヌでの
収穫はどちらかというと早い。2002年はバン・ド・ヴァンダンジュの1日前、酷暑の
2003年は8月25日、昨年2004年ヴィンテージでは収穫公示日と同じ9月25日という具
合である。その収穫の時間も気温が上がり過ぎない午前中に行うことを基本にして
いる。発酵槽はコンクリートとイノックスで、野生酵母でゆっくりと行われる。 は
レジオナルとヴィラージュでも50パーセント、プルミエ・クリュとグラン・クリュで
は100パーセントの新 をあてがう。またSO_も最低限に抑え――基本的に瓶詰め時
のみ――、当然清澄、フィルター無しで瓶詰め。
生まれるワインは何よりもピノならではの香り高さが圧倒的で、そこに滑らかなタ
ンニン、しっかりした酸が合わさる素晴らしい凝縮度を備えたもの。そしてその複雑
さ、バランスのよさ、余韻の長さは尋常ではない。グラン・クリュ・クラスの味わい
はそこそこだがそれ以外はちょっと、といったドメーヌをよく見かけるが、クロー
ド・デュガにおいては、グラン・クリュを味わうということ自体、絵空事に近いもの
があるためだけではなく、はっきりとACジュヴレにその見事さは十二分に表れてい
る。また、並び称されるデュガ=ピィに較べると、クロードの生むワインはより酸が
しっかりし、エレガントさに秀でていることが分かる。
Aコース ¥5,500
クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュ 07
レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 08
Bコース ¥11,000
クロード・デュガ ジュブレイシャンベルタン 04
G.ロブロ・マルシャン オー・コート・ド・ニュイ ルージュ 07
ワイン頒布会 NO.147 2010/01
CLAUDE DUGAT
BRIS
ブ
AINT
S
ヨン・
リ
に
ブ
ィ
・
ーヴ
サン
ュ
からソ
うにピ
区
よ
地
る
の
き通
す。
リ近郊
る。透
れ
特徴で
シャブ
ら
が
作
み
で
00%
のうま
ラン1
ネラル
ミ
と
明感
アな透