レポートの書き方 奥井克美 * ** 2009 年 12 月 16 日 目次 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2.レポート作成の手順と文章作成にあたって心がける点 ・・・・・・・・・・・・2 2.1. レポート作成の手順 2.2. レポートにおける文章について 3.レポートの構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 3.1. 表題 3.2. 所属・氏名 3.3. 序文 3.4. 本文 3.5. 結論 3.6. 参考文献・参考資料・参考サイト 4.技術上の問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 4.1. 他の文献や資料等の引用の仕方 4.2. 図表を使用する場合 4.3. 脚注のつけ方 4.4. 謝辞 5.レポートの書き方に関する文献・サイト ・・・・・・・・・・・・・・・・・11 *本稿を書くにあたっては、太田和博先生(専修大学)から多くの示唆を得た。感謝の意を表する。 **追手門学院大学経済学部教授。 -1- 1.はじめに 本稿では、レポートの書き方について論ずる。レポートとは、調査や研究の成果を筋道 だって記した文章である。論文との違いは、通常、レポートが調査や研究の成果を事実と してまとめ筆者の見解が必須でないのに対して、論文は筆者の見解が必須であるとされる。 また、レポートは、論文よりは量が要求されなかったり、論理展開の厳密さが要求されな い、との見方もある。しかし、筆者の見解が記されたレポートや長いレポートは数多くあ るし、内容が論理的あるほど説得力のあるレポートであることは疑いようがない。したが ってここで述べることがらは、論文の書き方にも適用できると考えていただいていいだろ う。 レポートを書かずして、大学生活を終えることのできる人はまずいない。大学教員は、 論文やレポート作成の課題を課すことによって、知識の拡大やまとめる力考える力の養成 をねらうのである。本稿は、レポート作成の技術面を主に解説することによって、学生諸 君ができるだけ早くレポートの内容面に傾注できるようにすることを目的としている。 本稿の構成は次のとおりである。2では、レポート作成の手順と、レポートの文章作成 の際に気をつけるべきことを指摘する。3では、具体的なレポートの体裁について述べる。 4では、レポートを書く上での、技術上の注意に言及する。5では、レポートの書き方に ついての文献やインターネットサイトを紹介する。 2.レポート作成の手順と文章作成にあたって心がける点 2.1. レポート作成の手順 レポートのテーマは、通常、与えられてる。いくつかの中から、選択することもある。 テーマが決まったらまず、基礎的な情報を集める。事典やインターネットの検索サイトの 使用が有益であろう。そして、より細かい情報の取得へと進んでいく。具体的には、書籍 ・論文・新聞記事等である。これらの探し方については、図書館のオリエンテーションに おいて説明がなされている。忘れた人は、その際に配布された資料に、今一度目を通そう。 上記にあげた事典・インターネットサイト・書籍・論文・新聞記事等の資料が揃った ら、いよいよレポートをまとめる作業に入る。これら資料についてノートやメモをとった り、必要な情報をすぐに取り出せるようなファイルを作ったりして、まとめるための作業 の効率化をはかるようにも心がけたい。この過程で、レポートに使うと予想される図・表 ・写真・絵なども、用意するといい。 レポートをまとめるにあたって大切なことは、用意した資料や図表のどれを使うか、内 容を絞り込んでいくこと、及び、その内容をどのような順序で書いていくか構成を考えて いくことである。絞り込みの際には、制限字数を考慮に入れて、必要な部分を取り出すよ うに心がける必要がある。無駄を排除し、論旨が鮮明になるよう内容を選択しよう。もし 制限字数に満たない材料しか揃っていないのであれば、資料の更なる上積みが必要になろ う。内容の順序を考える際は、論理を大切にすることを心がけて並べることが大切である。 AだからB、BだからC、CだからDというよう、論理を展開していくのである。読んで いて自然な順番になるような章立てを心がけよう。 -2- 2.2. レポートにおける文章について 書いたものが何を言っているのかわからなければ、レポートは意味がない。したがって、 わかりやすく、読み手に伝わるように書かねばならない。テクニカルな面では、次のよう な点を注意されたい。 第1に、文体は「です・ます」調か「である」調の、どちらかに統一する必要がある。 私の授業のレポートは、すべて「である」調で書くこと。第2に、文章が長すぎないよう にすること。「~が、」で長く続く文章は、読みにくく、何を言っているのかはっきりし ない。第3に、句読点(、や。)を効果的に使い、読みやすい文章になるよう心がける。 長い文章に(、)がなければ、読みにくい。長すぎる文章は(。)で区切るようにする。 第4に、改行を効果的に行うようにすること。文章が一段落すれば、改行する。すると、 読み手の理解が進み、読むスピードが速くなる。 書き終えたら読み直し、誤字脱字がないかチェックすることも忘れないようにしよう。 3. レポートの構成 通常は、次ようになっている。( )内は省かれることもある。 (1) 表題 (2) (学籍番号)・(所属)・氏名 (3) (日付) (4) (要約) (5) (謝辞) 1ページ目の脚注を利用することが多い。レポート最後に書くことも ある。 (6) (目次) (7) 序文 本稿の冒頭の「はじめに」が、これにあたる。「序文」と、そのまま 書くこともある。 (8) 本文 考察部分である。 (9) 結論 まとめの部分。「終わりに」というような書き方をすることもある。 (10) (付録) 数式展開、関連資料等。 (11) 3.1. 参考文献・参考資料・参考サイト 表題 自分が書く内容を、できるだけ的確に表現し、かつ、できるだけ短くなるような表題を 考える。あまり抽象的過ぎて、書いてある内容のイメージがつかめないものは避ける。 (例) ○ 日米の投資環境の違いに関する考察 -3- ○ 1948 - 84 年のアメリカにおける政党政治と景気循環の関係について ○ 戦後における独占禁止政策の日米比較 × 経済学のあり方について × 日米経済の違いについて 自分のやりたいことと自分が書く内容に少しギャップがある場合、副題をつけてそのギ ャップをうめることもある。 (副題の活用例) 産業政策に関する日米比較 自動車産業の場合 3.2. 学籍番号・所属・氏名 3.3. 序文 レポートの内容を的確に表現する。次のようなことを書くことが多い。 (1) 問題意識、レポートの背景 (2) 研究範囲の設定 (3) レポートの構成 (1)の問題意識、レポートの背景は、レポートに書く内容が重要である理由を読み手に 理解させるためのものである。(2)の研究範囲の設定とは、何をどこまで明らかにしよう とするのかを示したものである。(3)のレポートの構成は、これから読んでいく上で、自 分の位置がどこにあるか、読み手に理解させるためのものである。本稿「1.はじめに」 は、(1)(2)(3)の内容を持った序文の例となっている。 3.4. 本文 レポートの根幹部分である。AだからB、BだからC、CだからDというよう論理を展 開していき、読み手が自然な流れで読んでいけるように工夫する必要がある。したがって、 本文部分の章立て、節立て、文章の順番は重要である。論理的に並べられないないものは、 並列して並べる。このような際は、小項目を活用する。なお、「本文」という節のタイト ルをつけることはない。 (例) 1.はじめに 2.日米貯蓄率の違いの実態 3.日米貯蓄率の違いを生む要因 本 3.1.(あるいは3-1.) 住宅・土地価格要因 文 3.2.(あるいは3-2.) 人口構成要因 部 3.3.(あるいは3-3.) 国民性癖要因 分 4.要因に関する実証分析 5.結論 -4- 3.5. 結論 この部分で、レポート全体の結果をまとめて書く。個々のセクションの結果は個々のセ クションでも書くが、ここでは、そういった各セクションでの結果を今一度書くことが一 般的である。更には、そういった個々のセクションから得られた結果から、全体としてど ういう結論が得られたかを書く。結果や結論がレポートの中で繰り返し現れることは、構 わない。 更には、レポート中には扱えなかったことや、今後の研究の課題を書く。 3.6 参考文献・参考資料・参考サイト 自分がレポートを書くにあたって参考にした、参考文献・参考資料・参考サイトはすべ てレポート末に記す必要がある。書き方が完全に統一されているわけではないが、次のよ うな記述が一般的である。 (1)日本語論文の場合 著者(発行年)「論文タイトル」『雑誌名』雑誌の巻数号数: 掲載されているページ. (例) 奥井克美(1997)「政治的自由、経済的自由、経済発展、経済成長の関係に関する考察 :最近の研究成果のサーベイから」『追手門経済論集』第 XXXII 巻第 2 号: pp.85 ~ 149. 長峯純一・奥井克美(2000)「中位投票者モデル vs.平均投票者モデル:県別目的別経費の うち単独事業費を用いた推定」『公共選択の研究』第 33 号: pp.10 ~ 28. (2)日本語の本の場合 著者・編者名(刊行年)『本のタイトル』発行所. (例) 阿部望(1993)『ユーゴ経済の危機と崩壊』日本評論社. 青木昌彦・奧野正寛編著(1996)『経済システムの比較制度分析』東京大学出版会. (3)英語論文の場合 著者(発行年), "論文タイトル," 雑誌名, 雑誌の巻数, 号数, 掲載されているページ. (例) Scully, Gerald W. and Daniel J. Slottje(1991), "Ranking Economic Liberty across Countries," Public Choice, Vol. 69, No2, pp.121-152. (4)英語の本の場合 著者・編者名(刊行年), 本名, 刊行地: 発行所. (例) Ménard, Claude and Mary M. Shirley(eds.) (2005), Handbook of ew Institutional Economics, Dordrecht : Springer. -5- (5)英語の本で翻訳がある場合 著者・編者名(刊行年), 本名, 刊行地: 発行所.(訳者(刊行年)『本のタイトル』発行 所.) (例) Friedman, Milton(1962), Capitalism and Freedom, Chicago: University of Chicago Press.(熊谷 尚夫・西山千明・白井孝昌訳(1975)『資本主義と自由』マグロウヒル社.) (6)インターネットサイトの場合 著者名(発行年)「タイトル」URL(アクセス日時) 発行年が明確でなく随時更新されるものは、アクセス日時を入れる。 (例) 経済社会総合研究所(2003)「景気統計、景気動向指数」http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di-graph.html 日本経済新聞社 NIKKEI NET「景気ウオッチ、9月の大阪地区百貨店売上高、前年同月比 1.9 %増――優勝セール効果」http://www.nikkei.co.jp/keiki/hyaku/(2003/10/20) (7)新聞記事の場合 「記事見出し」発行年月日曜日, 新聞名・朝刊夕刊の別, 版数(頁). (例) 「イラクに主権移譲」2004 年 6 月 29 日(火), 日本経済新聞・朝刊, 14(1). ○若干の注意 ・参考文献は、英語文献、日本語文献、インターネットサイトの順に並べよう。(英語文 献、日本語文献、インターネットサイトを一緒にしてアルファベット順に並べる 場合もある。) ・参考文献は、英語なら著者のアルファベット順に、日本語なら著者の五十音順に並べよ う。 (例) 参考文献 Barro, Robert J.(1996), "Democracy and Growth," Journal of Economic Growth, Vol. 1, No. 1, pp.1-27. Barro, Robert J.(1997), Determinants of Economic Growth, Cambridge: The MIT Press. Brennan, Geoffrey and James M. Buchanan(1985), The Reason of Rules. Cambridge: Cambridge University Press.(深沢実監訳(1989)『立憲的政治経済学の方法論』 文眞堂.) Eaton, Stephen T. and Michael A. Walker(1997), "Income, Growth, and Economic Freedom," American Economic Review, Vol. 87, No. 2, pp. 328-332. -6- Friedman, Milton(1962), Capitalism and Freedom, Chicago: University of Chicago Press.(熊谷 尚夫・西山千明・白井孝昌訳(1975)『資本主義と自由』マグロウヒル社.) Haan, Jakob De and Clemens LJ Siermann(1995), "New evidence on the relationship between democracy and economic growth," Public Choice, Vol. 86, No. 1-2, pp. 175-98. Holtz-Eakin, Douglas(1994), "Public-Sector Capital and the Productivity Puzzle," Review of Economics and Statistics, Vol. 76, No. 1, pp. 12-21. Ménard, Claude and Mary M. Shirley(eds.) (2005), Handbook of ew Institutional Economics, Dordrecht : Springer. Scully, Gerald W.(1988), "The Institutional Framework and Economic Development," Journal of Political Economy, Vol. 96, No.3, pp. 652-662. 青木昌彦・奧野正寛編著(1996)『経済システムの比較制度分析』東京大学出版会. 阿部望(1993)『ユーゴ経済の危機と崩壊』日本評論社. 伊藤隆敏(1999)「アジア通貨危機とIMF」『経済研究(一橋大学経済研究所)』第 50 巻第1号: pp.68 - 93. 絵所秀紀(1997)『開発の政治経済学』日本評論社. 大野健一(1996)『市場移行戦略』有斐閣. 奥井克美(1997)「政治的自由、経済的自由、経済発展、経済成長の関係に関する考察 :最近の研究成果のサーベイから」『追手門経済論集』第 XXXII 巻第 2 号: pp.85 ~ 149. 加藤寛編(1999)『入門公共選択<改訂版>』三嶺書房. 楠貞義(1994)『スペインの現代経済』勁草書房. 長峯純一・奥井克美(2000)「中位投票者モデル vs.平均投票者モデル:県別目的別経費の うち単独事業費を用いた推定」『公共選択の研究』第 33 号: pp.10 ~ 28. 原田泰・香西泰(1987)『日本経済発展のビッグ・ゲーム』東洋経済新報社. 経済社会総合研究所「SNA、旧方式長期時系列、需要項目別時系列表」 http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe021/gaku-jk0211.csv(2002/6/10) 経済社会総合研究所(2003)「景気統計、景気動向指数」 http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di-graph.html 日本経済新聞社 NIKKEI NET「景気ウオッチ、9月の大阪地区百貨店売上高、前年同月比 1.9 %増――優勝セール効果」http://www.nikkei.co.jp/keiki/hyaku/(2003/10/20) 「イラクに主権移譲」2004 年 6 月 29 日(火), 日本経済新聞・朝刊, 14(1). -7- 4.技術上の問題 4.1.文献や資料等の引用の仕方 文献や資料を引用した場合、単に参考文献にそれらをあげるだけでは十分ではない。引 用したことがわかるように、記述する必要がある。通常、下の例にあるように著者(出版 年)を書き、参考文献のところを見れば、その文献が何であるかわかるようにしておく。 4.1.1. まるうつしの場合 文献や資料の一部をまるうつしする場合は、その箇所を「 」でくくり、どこから引用 してきたかを明らかにする必要がある。 (例) 政治的自由と経済的自由との関係については、Friedman(1962)に「経済的自由は政治 的自由を達成するために不可欠の手段である(邦訳(1975), p.8)」とあるよう、以前から 意識されていた。しかし、両者の関係を探る理論モデルの構築は、ほとんど行われてこな かったようである。 4.1.2. まるうつしでない場合 まるうつしではないものの、文献著者や資料作成者の貢献に負うところが大きい記述部 分については、それら文献や資料をわかるように記しておく。 (例) Friedman(1962)は、政治的自由と経済的自由の関係の重要性について、指摘している。 4.2.図表を使用する場合 レポートでは、図や表を使い、議論をより説得的にすることを勧める。文献や資料にあ る図や表を使う時には、どの文献や資料からとってきたのか、わかるように示す必要があ る。いくつかの場合が考えられるので、それぞれの場合についての例を示してみることに する。 4.2.1. 文献や資料等からそのまま引用してきた場合 表Ⅳ-3-1 経済発展の経済的自由への回帰 定数項 7.26 (6.65) ln(n+g+δ) -1.51 (-3.80) 0.87 (4.23) ln(sk) ln(sh) 0.48 (2.67) ln F 0.61 (3.57) 2 R -2 R 回帰の標準誤差 0.74 0.72 0.41 注:括弧内の値はt値 (出所)Eaton and Walker(1997), p.331. -8- (出所)経済社会総合研究所(2003). あるいは (出所)経済社会総合研究所(2003)「景気統計、景気動向指数」http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di-graph.html 4.2.2. 他の文献等からの資料を加工して図表を作った場合 表2-2 Holtz-Eakin によるパネル分析 OLS FIX GLS Log Labor 0.497 (0.0144) 0.691 (0.0262) 0.659 (0.0225) Log Private Capital 0.359 (0.0112) 0.301 (0.0302) 0.361 (0.0233) Log Public Capital 0.203 (0.0190) -0.0517 (0.0267) 0.00770 (0.00235) [出所]Holtz-Eakin(1994), p.17, Table 3 より作成 -9- 4.2.3 自分で図表を作成した場合 図1 GDPと消費量の関係 消費 350,000.00 300,000.00 y = 0.5327x + 6138.9 2 R = 0.9928 250,000.00 200,000.00 150,000.00 100,000.00 250,000.00 GDP 300,000.00 350,000.00 400,000.00 450,000.00 500,000.00 550,000.00 600,000.00 ( 備 考 ) 消 費 デ ー タ は 経 済 社 会 総 合 研 究 所 ( 2002) 「 SNA、 旧 方 式 長 期 時 系 列 、 需 要 項 目 別 時 系 列 表 」 http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe021/gaku-jk0211.csv の民間最終消費支出実質季節調整系列、GDP データは経済社会総 合研究所(2002)「SNA、旧方式長期時系列、需要項目別時系列表」http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe021/gaku-jk0211.csv の国内総支出実質季節調整系列を用いて作成。 考え方の基本は、次のようである。第1に、読み手が元の図表を手に入れることができ るようにする。第2に、読み手が元のデータにあたれば、同じ図表を作ることができるよ うにする。 参考文献をきちんとのせる事や、表や図の出所を明らかにしておくことは、知的所有権 保護の観点から非常に大事である。これらを誠実に行うことは、研究勉強する者の最低限 のマナーである。 4.3. 脚注のつけ方 ページ末、あるいはレポート末につける。 (例) 物価上昇率(⊿ p/p)、失業率(u)、期待物価上昇率(⊿ p /p )の間に、 e e ⊿ p/p =a+ bu +(⊿ p /p ) e e の関係があるとする。人々が合理的期待 u = - b/a = 4.4. 一定 1) をすると、 ⊿ p/p =⊿ p /p となり、フィリップス曲線 謝辞 1) 合理的期待については、マクロ経済学の教科書を参照のこと。 2) フィリップス曲線についても、マクロ経済学の教科書を参照のこと。 - 10 - e e が成り立つから、 が垂直になる。 2) 1ページ目脚注、あるいはレポート末に謝辞を入れることがある。本稿1ページに、そ の例が記されている。 5.レポートの書き方に関する文献・サイト レポートの書き方に関する文献・サイトを紹介しておく。 石坂春秋(2003)『レポート・論文・プレゼン スキルズ』くろしお出版. 江川純(1998)『レポート・小論文の書き方』日本経済新聞社. 小笠原喜康(2009)『新版 大学生のためのレポート・論文術』講談社. 小浜裕久・木村福成(1998)『経済論文の作法[増補版]』日本評論社. 小浜裕久(2009)『経済論文の技法:データが語る・データで語る』日本評論社. 河野哲也(2002)『レポート・論文の書き方入門[第3版]』慶應義塾大学出版会. 酒井聡樹(2002)『これから論文を書く若者のために』共立出版. 櫻井雅夫(2003)『レポート・論文の書き方 上級[改訂版]』慶應義塾大学出版会. 佐良木昌(2004)『Word を使った大学生のための論文作成術』明石書店. 戸田山和久(2002)『論文の教室:レポートから卒論まで』日本放送出版協会. 早稲田大学出版部編(2002)『卒論・ゼミ論の書き方[第2版]』早稲田大学出版部. 祝迫得夫(2000)「大学の勉強におけるレポートの書き方」 http://www.ier.hit-u.ac.jp/~iwaisako/essays/t-write2.pdf(2009/12/16) 上村敏之(2000)「経済レポートの作法道場」http://www8.plala.or.jp/uemura/report.html (2009/12/16) - 11 -
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