2014 年度 英 語 ■ 大学・学部(日程):慶應義塾大学 医学部 ■ 出題構成(時間/配点):90 分/150 点 大問 I II III IV 形 式 分野・内容 等 語 数 エッセイ「リベリアの子供に不正を憎む心を 約 590 語 長文読解 持たせるための取り組み」 長文読解 論説「人間の自己認識の解明」 約 550 語 長文読解 論説「子供の伴侶選びの際の親子の衝突」 約 680 語 自 由 英 作 休暇の旅行先決定の際に考慮する要素を 80 文 ~100 語の英語で書く 難易度 標準 変化 → 難 やや難 標準 ↑ ↑ → ※難易度変化…↑難化/→昨年並み/↓易化 ※難易度は慶大受験生を母集団とする基準で判定しています。 ■ 出題傾向: ・年度によって大問数や大問構成には変化が見られるが,内容的には私大型の記号選択の設問だけ でなく,記述式の設問(和訳・英訳・内容説明・自由英作文)も出題される。 ・長文読解は,2012 年度は論説文が2題出題され,2013,2014 年度は論説文2題とエッセイ1題が 出題された。英文の内容は,医学・科学系のジャンルからの出題が1題は含まれる傾向にある。 ・英作文は毎年傾向が変化するが,2014 年度は 2013 年度と同様,自由英作文が1題,英訳は長文 読解の中で設問の1つとして出題された。 ■ 2014 年度入試の特記事項: ・総語数は 2013 年度から 200 語程度増えた。英文の難易度が上がり,自由英作文の指定語数も増加 しているので,全体として若干難化している。 ・2012 年度は長文読解が2題で,新たに整序英作文問題が出題されたが,2013 年度に整序英作文問題 はなくなり,2011 年度と同じ長文読解3題に戻っている。2014 年度も整序英作文の出題はなかった。 ・I(ウ)address は多義性を知っているかが問われた。II の3は,tweak について末尾の注釈を活用する。 III の1は,英文全体を読んだ上で mate や conflict など英訳に使える語を探してから訳すとよい。 ■ 求められる力とその養成: ・長文読解問題では,文脈を正しく把握し,その内容を読み手にわかりやすいようにまとめて表現 する力が求められている。これには答案を第三者の目で添削してもらうと効果的。Z会の通信教 育「医学科 英語」では,記号選択式・記述式両方の設問を含む長文読解を多数出題している他, 医学部入試頻出の医学・科学系ジャンルからの英文も取り揃えており,慶應大の医学部英語対策 にお薦め。 ・英訳問題では,基本的な語彙・文法・構文の知識を確実にした上で,さらに問題演習を通してそ の知識を実際に活用できるようにしておくことが必要である。春から夏休みにかけては書籍『速 読英単語 ①必修編』『解体英語構文』などの入試標準レベルの単語帳・文法演習問題集を1冊 ずつ仕上げ,基礎力の完成を目指していこう。 ・英語で自分の意見をまとめる力はすぐにつくものではないので,早くから取り組んで慣れておく こと。自由英作文の対策としては,上記の通信教育「医学科 英語」で添削指導が受けられるの はもちろん,自学自習で演習量を積むには書籍『自由英作文編 英作文のトレーニング』もお薦 め。 おすすめ講座 通信:医学科 英語 発展 映像:難関大英語T
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