平成25年9月期 事業活動のご案内 Ⅰ.公益事業

平成25年9月期 事業活動のご案内
(作成基準日:平成25年9月30日)
Ⅰ.公益事業
1.公益目的事業の経過および成果
(1) 一般財団法人移行時に承認された公益目的の事業範囲(以下3点)に変更はありません。
① 不動産の価格等に関する調査及び研究
② 不動産に関する講演会等の開催、機関誌等の刊行及び不動産図書室の設置公開
③ 不動産に関する基礎的研究
(2) 収支実績は▲189 百万円となり、予算(▲187 百万)を達成(101%)しました。
(3) 公益目的財産の期末残高は 8,640 百万円、残存期間は 46 年となりました。
2.定期調査の実施状況
(1) 当研究所は日本最大の不動産に関する総合調査研究機関として、以下の定期調査(10本)
を実施しています。
(2) ①~④は日本勧業銀行から引き継いだもので、最も古い調査暦は100年になります。
(3) 最近では海外主要都市の不動産投資家に対して、市場調査を行なっています。
⇒ニューヨーク・ロンドン・ベルリン・パリ・シンガポール・香港・上海・ソウル・シドニー・東京の10都市
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
市街地価格指数
全国木造建築費指数
田畑価格及び賃借料調
山林素地及び山元立木価格調
全国賃料統計
全国オフィスビル調査
オフィス賃料予測(東京・名古屋・大阪)
住宅マーケット・インデックス
不動産投資家調査
海外不動産投資家調査
昭和11年~、年2回(3月末・9月末)
昭和13年~、年2回(3月末・9月末)
田畑:大正 2年~、賃借料:大正10年~、年1回(3月末)
山林:昭和15年~、立木:昭和21年~、年1回(3月末)
平成 7年~、年1回(9月末)
平成17年~、年1回(12月末)
平成10年~、年2回
平成10年~、年2回(暦年ベース)
平成11年~、年2回(4月・10月)
平成22年~、年1回(10月) 昨年度迄は年2回
(調査開始時期、調査基準日)
3.定期調査結果の社会還元
(1) 定期調査結果は以下の定期刊行物として、官公庁、大学、研究機関には原則無料で、希望
される一般事業法人と個人のお客さまには有料で、お配りしています。
(2) また研究所のHPでは「維持会員・WEB会員の皆様用に、調査内容の閲覧・収録データの
ダウンロードサービス」をご提供しています。
(3) 永年に亘る定期調査の継続実施と調査結果の社会還元等を含めた総合的シンクタンクとし
ての功績が高く評価されて、2011 年度には統計界の最高栄誉である「大内賞」を受賞しまし
た。
①
②
③
④
⑤
○
⑧
⑨
⑩
市街地価格指数
全国木造建築費指数
田畑価格及び賃借料調
山林素地及び山元立木価格調
全国賃料統計
不動産研究 ・・・(上記の調査⑥・⑦を収録)
住宅マーケット・インデックス
不動産投資家調査
海外不動産投資家調査
1
24/12・25/6 に発刊
24/12・25/6 に発刊
24/11 に発刊
24/11 に発刊
24/12 に発刊
24/10・25/1・4・7 に発刊
24/3・9 に発刊
24/11・25/5 に発刊
24/11 に発刊
有料
〃
〃
〃
〃
〃
〃
無料
〃
4.専門書籍の刊行、図書室の一般公開
(1) 不動産に関する理論と実務に寄与するため、以下の専門書籍を刊行しています。
①「ベーシック不動産入門」(日本経済新聞出版社)
②「不動産用語辞典」(日本経済新聞出版社)
(2) 虎ノ門の本社では、不動産の専門図書及び定期雑誌等を収蔵した「図書室(閉架式)」を一般
公開しております。蔵書の充実に努めるとともに、お客さまの利便性向上の観点から利用方法
を見直し中です。
5.学会、研究機関、大学との連携
(1) 日本不動産学会、資産評価政策学会等の学会活動に、積極的に協力しています。
(2) 青山学院大学総合文化政策学部の「エリア文化論」講座の運営を支援しています。
(3) 韓國鑑定院と「環境不動産」に関する共同研究を実施し成果を両機関誌にて発表しました。
6.海外の不動産制度の調査研究、国際関係団体等との交流
(1) 米国の鑑定評価理論・実務等を調査研究し、「不動産研究」誌等で研究成果を発表しました。
(2) 海外主要都市の「不動産投資家調査」結果について、10 月分を 11 月に発表しました。
(ニューヨーク・ロンドン・ベルリン・パリ・シンガポール・香港・上海・ソウル・シドニー・東京の 10 都市)
(3) 10 月 25~26 日、日中韓国際シンポジウムを共同開催し「不動産統計システムの構築及び
活用状況」をテーマに意見交換(韓国ソウル)しました。
(4) 4 月 15 日、 RICS(英国王立チャータード・サーベーヤー協会)と協力・協同に関する覚書締
結、7 月 16~18 日、共催したロンドン・ カンファレンスに参加いたしました。
(5) 5 月 22 日、韓國鑑定院と「鑑定評価協力会議」を開催(札幌)いたしました。
(6) 9 月 11 日、AI(アメリカ不動産鑑定協会)の 2014 年会長等と意見交換を行いました。
7.各種の講演会・セミナー等の開催
(1) 当研究所では、不動産に関する日頃の研究成果を発表したり、不動産に関する有益な情報
を社会に広く還元することを目的として、様々な講演会等を開催しています。
(2) 当事業年度に開催した「①定例講演会、②土地月間講演会、③各種セミナー」等は、以下
のとおりです。
(3) 定例講演会・土地月間講演会は公益性が高いことから、参加料は無料としています。
また、全国各地で開催している各種セミナーにつきましても、原則無料となっています。
なお、特別会員の皆様には、有料セミナーであっても招待状をお送りしています。
① 定例講演会の開催
不動産に関する有益な情報等を社会に提供することを目的とする定例講演会
開催日・場所
テーマ:2013年の国際情勢と不動産市場
講師
24.12.7
有楽町朝日ホール
(有楽町マリオン11F)
○特別講演(新しい年・2013年の行方を読む
~動乱の東アジアと日米同盟~)
○研究報告(2013年の不動産市場)
外交ジャーナリスト/作家/
慶應義塾大学教授
手嶋龍一氏
(一財)日本不動産研究所 研究部
吉野薫
② 土地月間講演会の開催
(1) 国土交通省の平成 24 年度「土地月間」行事の一環として開催したものです。
(2) 後援:国土交通省/広島県、広島市
(3) 協賛:(社)広島県不動産鑑定士協会
テーマ
講師
国土交通省 土地・建設産業局
○最近の地価の動向と今後の土地政策
○転換期を迎える日本の不動産市場
○日本経済の潜在力
次長 塚本 和男氏
(一財)日本不動産研究所 研究部
吉野 薫
(株)三井住友トラスト基礎研究所
主席研究員 伊藤 洋一氏
2
③ 各種セミナー等の開催
日程・場所
24.11.20
イイノホール
25.8.1
横浜情報文
化センター
25.9.5
泉ガーデン
コンファレンス
センター
名称
テ ー マ
不動産ビジネスフォーラム 固有性まちづくりの時代
2012
本社
不動産セミナー
横浜支所
①神奈川県を中心とした不動産マーケットの動向
②環境不動産に対する投資実態と取り組み事例
③東南アジアの不動産市況と進出日本企業(不動産企業等)
の動向
①アジア不動産に関する日本不動産研究所の取り組み
東アジア不動産セミナー ②東南アジアの不動産市場動向
~マレーシアとインドネシアを中心に~
本社
③ベトナムとミャンマーの不動産市場におけるビジネス・チャンス
3
Ⅱ.収益事業
1.事業の経過および成果
(1) 昨年末迄は世界経済の減速等による本邦企業への収益悪化が懸念されましたが、その
後の円安傾向・アベノミクス効果等により企業業績が回復しつつある中にあって不動産マー
ケットも好転し始めました。
(2) 今事業年度では、営業活動に精力的に取り組んだ結果、事業収入は前年度比増収となり
ました。
(3) また、日本経済の活性化には環境不動産への取組が不可欠との認識のもと、年初に設立
された環境不動産の官民ファンド立ち上げ等にも積極的に参画しました。
評価業務
・前年度対比で増収となりました。
コンサルティン
グ業務
・前年度対比で増収となりました。
その他
・鑑定評価付随意見書の発行件数は増加しましたが、前年度比で減収となりました。
2.対処すべき課題
(1) 創業以来の伝統的な「鑑定評価業務」を基軸として「以下の 11 項目」に積極的に取り組ん
でいくことが、当研究所に課された責務との認識であります。
①不動産の証券化関連、②海外不動産の評価関連、③CRE・PRE関連、④市街地再開発関連、
⑤土壌汚染地関連、⑥M&A等に伴う評価関連、⑦固定資産税の支援業務としてのシステム評価、⑧IF
RS関連、⑨補償業務関連、⑩環境不動産関連、⑪東京五輪関連業務
(2) 具体的には、不動産専門家集団としての総合力、全国ネットワーク等の当研究所の強みを活か
した評価業務・コンサルティング業務を展開することで、経営基盤の安定化を図るとともに一般財
団法人としての社会的責任を果たして参ります。
4
Ⅲ.財務の状況
1.資産・負債の概況(平成25年9月30日現在)
資産の部
現金預金
売掛債権
棚卸資産
その他流動資産
流動資産 計
基本財産
特定資産
その他固定資産
固定資産 計
資産 合計
(百万円)
負債・正味財産の部
2,056
952
4
36
3,048
1,683
3,163 注1
2,147
6,993
10,041
買掛債務
賞与引当金
その他流動負債
39
420
134
流動負債 計
退職関係引当金
593
1,183
固定負債 計
1,183
指定正味財産
一般正味財産
53
8,212
8,265
正味財産 計
負債及び正味財産合計
注2
10,041
(1) 重要な事項の説明
・当研究所では、公益法人会計基準(平成20年基準)を採用しています。
・当事業年度において、重要な会計方針及び会計処理等の変更はございません。
・担保に供している資産、銀行等からの借入、保証債務等の偶発債務等は、ありません。
(2) 注記の説明
注1)不動産に関する理論的・実証的研究等を業界のリーディングカンパニーとして先導的に展開して
いくための活動資金として、3種類の基金を設置しています。
注2)いわゆる自己資本比率は 82.3%となっています。←(8,265÷10,041×100)
5
Ⅳ.総務関係
1.維持会員の現況と特典
(社)
特別会員
賛助会員
普通会員
230
29
89
221
29
83
研究所HPより、全ての調査結果をダウンロード可能
平成24年9月末
平成25年9月末
定期調査結果
会 研究所発行書籍
員 不動産情報
特 会員有料セミナー
典 講師派遣
鑑定評価報酬割引
年会費
維持会員 計
348
333
「不動産研究・不動産調査」の無料配布と書籍の一部割引
研究所HPにて、各種の不動産情報を開示
無料
会員割引
特別会員割引 賛助会員割引
普通会員割引
15%
10%
5%
15万円
2.WEB会員の現況と特典
10万円
5万円
(人・社)
平成24年9月末
会員数
3,849
平成25年9月末
8,874
WEB会員の特典
・定期調査結果の一部を、ダウンロードできます
・鑑定報酬の割引は、ございません
・年会費は無料です
3.従たる事務所に関する事項
支社・支所
1
2
高知支所
前橋支所
変更事項
閉鎖
移転
変更日
変更事項 等
25.3.31
25.11.25
高松支所にて業務引継
(変更後)前橋市本町 2-2-12
電話・FAX
変更あり
注)前橋支所の新しい電話番号(027-260-1800)とFAX番号(027-260-1801)
4.職員の状況 (平成24年9月末)
専門職
事務職
本社
支社・支所
合計
前事業年度末
平均年齢
○公的資格保有者
不動産鑑定士
172
151
323
▲8
42.5 歳
1歳
(人)
不動産鑑定士試験合格者
一級建築士
二級建築士
測量士補
補償業務管理士
技術士
MAI(米国不動産鑑定人)
CRE(米国不動産カウンセラー)
FRICS(英国の不動産鑑定等)
MRICS(英国の不動産鑑定等)
(人)
合計
84
100
184
▲9
38.4 歳
専門職
291
16
23
7
18
18
2
6
1
2
5
256
251
507
▲17
41.0 歳
事務職
1
2
合計
291
16
23
8
20
18
2
6
1
2
5
注)資格者数については重複カウントあり
6
保有率 ・保有率は専門職員数に対
する比率
90%
5% ←不動産鑑定士試験合格後、
7%
所定の実務修習等を経て、
鑑定士として登録される
2%
6%
6%
1%
2%
1% ←MRICS の上位資格
2%
5.役員に関する事項
理事および監事に関する事項
(平成25年9月末現在)
氏 名
委嘱業務 他
重要な兼職の状況
代表理事
五十嵐 健之 会長
(一財)公共用地補償機構 評議員
福田 進
理事長
〃
河合 芳樹
業務部長
常務理事
北川 雅章
東京事業部長
(公社)日本不動産鑑定士協会連合会副会長
理事
岩谷
眞
審査部長
東京都収用委員会委員
〃
小林 信夫
特定事業部長
国土交通省国土審議会(鑑定評価部会)委員
〃
中野 豊
コンサルタント部長
経済産業省中心市街地活性化部会委員
〃
楠本 豪
常勤監事
監事
西原 政雄
外部監事
(一社)全国地方銀行協会 副会長・専務理事
〃
注)平成25年11月25日付で、以下のとおりの役員人事がありました。
・河合芳樹、北川雅章は退任し顧問に就任しました。
・齋藤明、茂木泰、岡淳二が理事に選任されました。
6.職員等の政府、公共機関等に対しての協力
当研究所は全国的なネットワークを有する日本最大の不動産に関する総合調査研究機関で
あることから、多くの役職員が公的部門の各種委員会等に委員等として就任し、不動産に関
する専門知識を助言するとともに地域社会の発展に貢献しています。
(1) 役職員の国・地方公共団体の審議会委員等への就任状況
平舘
新藤
顧問
顧問
横浜支所長ほか
東北支社長ほか
近畿支社長ほか
北海道支社長ほか
総務省地方財政審議会固定資産評価分科会特別委員
東京国税局土地評価審議会委員
都道府県固定資産評価審議会委員
市区町村土地区画整理事業評価員
都道府県財産評価審査会委員
防衛施設局地方審議会委員
(2) 全国にわたる地価調査業務に従事
評価員
・地価公示、都道府県地価調査の評価業務にあたり、研究所職員(不動産鑑定士)が多数就任
(3) 公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会等への協力
連合会・
士協会
・北川理事が、(公社)日本不動産鑑定士協会連合会の副会長に就任
・特定事業部副部長が、(公社)日本不動産鑑定士協会連合会の常務理事に就任
・松本支所長・松山支所長ほか2名が、連合会の理事に就任
・都道府県の不動産鑑定士協会の会長・理事・委員に、多数の役職員が就任
講師派遣
・士協会連合会が主催する実務修習講義に、職員を講師派遣
・実地演習実施大学の指導鑑定士として、職員を派遣
7.業務の適正を確保するための体制
法人法及び同施行規則に定める「業務の適正を確保するための体制」については、各種規程類を整備し、
その遵守徹底を通じて業務運営の適正が確保される体制を構築しています。
⇒法令・諸規則の遵守、リスク管理の整備、効率的・効果的な内部管理の運営 等
以上
7