こちら - 山形大学農学部

プレス発表資料
平成25年8月6日
山
形
大
学
アフリカ地域の農業関係者が山形大学農学部で研修を開始します
8月 19日( 月 )よ り 、本 学 農 学 部 に お い て 、ア フ リ カ 10ヵ 国 16名 の 研 修 生 が 、
稲作の収穫後処理技術について学ぶ「アフリカ地域稲作収穫後処理コース」の研
修 を 開 始 し ま す 。独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構( JICA)か ら の 依 頼 を 受 け 、稲 作 収
穫後処理の研修を受け入れるのは、国内では山形大学のみ。
◆背景
ア フ リ カ 開 発 会 議( TICAD)の 行 動 計 画 の 一 つ で あ る 、ア フ リ カ 諸 国 に お け る コ メ
生 産 量 を 平 成 20年 度 か ら 10年 間 で 倍 増 さ せ る 支 援 策 の 一 つ と し て 、 収 穫 後 処 理 技 術
の 習 得 は 、 生 産 量 を 増 加 さ せ る た め の 重 要 な 課 題 と さ れ て い ま す *。
農 学 部 に お い て は 、 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 ( JICA) が 主 催 す る 地 域 別 ・ 国 別
研 修 の 一 つ と し て 、 平 成 20年 度 よ り 安 藤 教 授 と 夏 賀 教 授 が 中 心 と な り 研 修 を 受 け 入
れてきました。
◆概要
研 修 期 間 : 平 成 25年 8月 19日 (月 )~ 9月 26日 (木 )
研修参加国:スーダン、エチオピア、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、
ウガンダ、タンザニア、カメルーン、コートジボワール、
モ ザ ン ビ ー ク ( 10ヵ 国 )
使用言語 :英語
研修内容 :英語圏アフリカ諸国を対象とした稲作収穫後処理技術の習得と
普及のための研修(研修スケジュール別添)
受入コーディネータ: 安 藤 豊 教 授 ( 農 学 部 安 全 農 産 物 生 産 学 コ ー ス )
夏賀 元康 教授(農学部安全農産物生産学コース)
・研修生は、各国の農業省庁職員や研究者など。
・日 本 有 数 の 米 ど こ ろ 庄 内 で 、研 究 機 関 や 行 政 、JA、生 産 者 の 協 力 を 受 け な が ら 、
農学部での講義を中心に鶴岡市内の圃場や乾燥施設、農業機械工場などの見学、
地元の農家での刈取り適期の実習など、庄内地方の稲作技術の発展から最先端の
稲作収穫後処理(ポストハーベスト)技術まで幅広い技術を学ぶ。
・研修生は農学部で習得した技術を生かして、今後のアフリカ諸国におけるコメ
生産量の増加を目指す。
* ア フ リ カ 諸 国 の 食 料 増 産 及 び 農 業 生 産 性 向 上 へ の 支 援( コ メ 生 産 拡 大 等 )は 、 第 4回 ア
フ リ カ 開 発 会 議 ( 開 催 : 2008年 5月 ) に お い て 、 TICADプ ロ セ ス が 達 成 す べ き 目 標 と そ の
ために必要な具体的手段として行動計画に掲げられています。
(お問合せ先)
農学部企画広報室
電話 0235-28-2910
平成25年度地域別研修「アフリカ地域(英語圏)稲作収穫後処理」コース
研修日程
*スケジュールは天候により直前に変更する可能性があります。
月 日 曜
午前
内容
午後
8 19 月 集合・スケジュール説明・自己紹介・大学案内
各国のポストハーベスト・庄内、日本の農業
20 火 問題点に関する討議(プレアクションプラン)
問題点に関する討議(プレアクションプラン)
21 水
Site Specific Nutrient Management
Site Specific Nutrient Management
22 木
9
23 金 水稲害虫について
圃場研修(14:00-、山大農場)
24 土 自主研修
自主研修
25 日 自主研修
自主研修
26 月 稲生理生態の基礎と栽培技術
稲生理生態の基礎と栽培技術
27 火 適期収穫期などの重要性、適期判定法(講義)
適期収穫期などの重要性、適期判定法(実習)
28 水 稲と水
JAの役割
29 木 農業機械の変遷
農業機械の変遷
30 金 農業機械の変遷
農業機械の変遷
31 土 農試参観デー参加
自主研修
1 日 自主研修
自主研修
2 月 機械展示会
機械展示会
3 火 問題点に関する討議(プレアクションプラン)
問題点に関する討議(プレアクションプラン)
4 水 JA鶴岡の圃場巡回
水稲生育・収量と窒素(講義)
5 木 農業機械工場見学
農業機械工場見学
6 金 圃場を中心とした稲作作業
圃場を中心とした稲作作業
7 土 自主研修
自主研修
8 日 自主研修
自主研修
9 月 日本の稲作の農業機械化(講義)
種子生産の現場
10 火 窒素の動態と稲の生育・収量
窒素の動態と稲の生育・収量
11 水 糸状菌によるコメの変質
イネ病害の視察
12 木 ポストハーベストの管理、害虫の観点(講義)
貯蔵食品害虫について
13 金 日本の灌漑
灌漑設備見学
14 土 自主研修
自主研修
15 日 自主研修
自主研修
16 月 自主研修
自主研修
17 火 普及について
庄内の農業概説・種子生産の現場
18 水 庄内の育種の現況
庄内の育種の現況
19 木 種子生産
種子生産
20 金 日本の稲作の農業機械化(講義)
農家の乾燥施設や実際(見学)
21 土 自主研修
自主研修
22 日 自主研修
自主研修
23 月 自主研修
自主研修
24 火 稲作のポストハーベスト(1)
稲作のポストハーベスト(2)
25 水 水分と品質測定(実習)
総合討論(アクションプラン)
26 木 総合討論(アクションプラン)
評価会議