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● 株 主のみなさまへ ●
第150 期 のご 報告
平成24年4月1日∼平成25年3月31日
証券コード 4516
日 本 新 薬 企業スローガン
健康未来、創ります。
日本新薬は、医薬品や
機能食品の研究開発を通じ、
長くなった人生を
「稔り多く」
「健やかに」
「いきいき」と
過ごせるよう、
健康寿命 の延長をめざします。
Co n t e n t s
表紙のイラスト 和田 誠
株主のみなさまへ
2
当期の概況
3
主力製品売上高
4
製品開発状況
5-6
連結財務諸表
7-8
財務諸表(個別)
株式の状況
ニュース
1
9
10
11-12
会社概要 / 役員
13
株主メモ
14
株主のみなさまへ
当連結会計年度のわが国経済は、円高、欧州の債務危機など厳しい
状況が続きましたが、昨年末の政権交代以降円安、株高の基調が続き、
先行き明るい兆しも見えかけております。
当社グループを取り巻く環境は、医薬品業界においては医療費抑制の
ための諸施策が引き続き推進され、食品業界においては低価格志向が
継続する一方で輸入原料価格が上昇するなど、それぞれ厳しい状況が
続いております。
このような環境の中、医薬品事業の新製品群が伸張し、当企業集団の
売上高は699億4千1百万円(対前期比3.9%増収)、営業利益は69億
1百万円(対前期比14.8%増益)、経常利益は72億9百万円(対前期比
16.4%増益)
、
当期純利益は46億4千7百万円
(対前期比25.1%増益)
となりました。
代表取締役社長
今後も引き続き、
「 人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」という
前川 重信
経営理念の下に、社会から信頼される
「存在意義のある会社」を目指して
事業活動を推進する所存であります。
今後とも株主のみなさまの変わらぬご理解とご支援のほどよろしく
お願い申し上げます。
平成25年6月
2
当期の概況
当企業集団の売上高は699億4千1百万円(対前期
機能食品事業では、加工食品業界、健康食品業界と
比3.9%増収)、営業利益は69億1百万円(対前期比
も厳しい状況が続く中、健康食品素材の売上は減少し
14.8%増益)、経常利益は72億9百万円(対前期比
ましたが、品質安定保存剤、
ニュートリション素材は伸長
16.4%増益)、当期純利益は46億4千7百万円(対前
し、たん白製剤はほぼ横ばいで推移しました。その結
期比25.1%増益)
となりました。
果、売上高は116億2千2百万円と対前期比0.6%の
医薬品事業では、非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤「ハイ
増収となりました。
ペン」、前立腺肥大症治療剤「エビプロスタット」等の売
上が競合品や後発品の影響等により減少しましたが、骨
<設備投資>
髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」、
アレルギー性鼻炎
当期の設備投資額は13億3千2百万円で、主たる内
治療剤「エリザス」の売上が大きく伸長、
月経困難症治療
容は製造設備、研究開発設備・機器、情報システム関連
剤「ルナベル」、
肺動脈性肺高血圧症治療剤「アドシルカ」
への投資によるものです。
等の売上も伸長しました。その結果、売上高は583億
1千8百万円と対前期比4.6%の増収となりました。
3
主力製品売上高
(単位:百万円)
第2四半期累計
製 品 名
薬
効
H25年
3月期
H26年
3月期(予)
通
H24年
3月期
前年同期
増減率
期
H25年
3月期
H26年
3月期(予)
7,015 10,000
ビダーザ
骨髄異形成症候群治療剤
3,387
4,500
4,577
53.3%
エビプロスタット
前立腺肥大症治療剤
2,651
2,400
5,931
△13.3%
5,139
4,700
ガスロンN
粘膜防御性胃炎・胃潰瘍治療剤
2,348
2,300
4,879
△0.8%
4,839
4,500
ルナベル
月経困難症治療剤
2,216
2,550
3,752
23.3%
4,627
5,200
シアリス
勃起不全(ED)治療剤
1,656
1,750
3,043
10.8%
3,371
3,600
ハイペン
非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤
1,803
1,550
4,367
△23.5%
3,339
2,900
アズノールうがい液
アズレン含嗽液
1,085
1,150
2,553
0.6%
2,569
2,700
セファドール
抗めまい剤
1,220
1,200
2,609
△10.1%
2,345
2,300
キロサイド
代謝拮抗性抗悪性腫瘍剤
1,204
1,200
2,332
△1.3%
2,302
2,300
バイナス
アレルギー性鼻炎治療剤
659
800
2,225
1.2%
2,251
2,200
エリザス
アレルギー性鼻炎治療剤
452
400
726
195.3%
2,145
3,000
ブラダロン
頻尿治療剤
1,121
1,000
2,518
△14.9%
2,143
1,900
エストラサイト
前立腺癌治療剤
1,092
1,050
2,397
△12.5%
2,097
2,000
セレクトール
血管拡張性β1遮断薬
1,087
950
2,465
△17.8%
2,028
1,800
肺動脈性肺高血圧症治療剤
879
1,250
1,126
69.9%
1,913
2,700
アレルギー性鼻炎治療剤
アレルギー性結膜炎治療剤
がん疼痛治療剤
慢性疼痛治療剤(予定)
220
200
1,284
33.8%
1,719
1,300
233
700
321
41.8%
456
2,200
76
50
116
△10.8%
104
100
345
250
1,209
△45.0%
664
800
27,276
28,700
55,746
4.6%
58,318 62,400
5,867
5,900
11,558
0.6%
11,622
33,143
34,600
67,304
3.9%
69,941 74,300
アドシルカ
リボスチン
トラマール
工業所有権等収益
プルリフロキサシン原薬
医薬品 計
機能食品 計
売上高
11,900
4
製品開発状況
(平成25年5月13日現在)
〈国内開発状況〉
開発段階
開発記号
[販売名]
(一般名)
領域分類
適応
オリジン
開発
発売準備中
NS−11
[レグテクト錠333mg]
(アカンプロサートカルシウム)
その他
アルコール依存症患者に
おける断酒維持の補助
導入:メルクセローノ社(独)
自社
申請中
NS−315
(トラマドール塩酸塩)
疼痛・炎症・
アレルギー系
慢性疼痛
導入:グリュネンタール社(独)
自社
申請中
LY450190
(タダラフィル)
泌尿器系
PⅢ
NS−24
(トラマドール塩酸塩)
疼痛・炎症・
アレルギー系
がん疼痛慢性疼痛
PⅢ
ACT−064992
(マシテンタン)
循環代謝系
肺動脈性肺高血圧症
PⅢ
GA101
(obinutuzumab)
血液がん
低悪性度非ホジキンリンパ腫
中高悪性度非ホジキンリンパ腫
PⅡ
NS−304
(セレキシパグ)
循環代謝系
肺動脈性肺高血圧症
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
自社
共同:アクテリオン・ジャパン
PⅡ
NS−141
疼痛・炎症・
アレルギー系
皮膚疾患に伴うそう痒
自社
自社
PⅡ準備中
NS−986
泌尿器系
夜間頻尿
導入:大日本住友製薬
自社
開発記号
(一般名)
領域分類
適応
オリジン
開発
NM441
(プルリフロキサシン)
感染症
合成抗菌剤
自社
前立腺肥大症に伴う排尿障害 導入:日本イーライリリー
導入:パラディン社(カナダ)
日本イーライリリー
自社
導入:アクテリオン社(スイス) 共同:アクテリオン・ジャパン
導入:中外製薬
共同:中外製薬
〈海外開発状況〉
開発段階
発売準備中
PⅢ準備中
PⅢ
PⅡ
PⅠ/Ⅱ
5
NS−304
(セレキシパグ)
NS−187
(バフェチニブ)
NS−018
導出:柳韓洋行社(韓)
導出:リーズ・ファーマ社(香港)
循環代謝系
肺動脈性肺高血圧症
自社
導出:アクテリオン社(スイス)
血液がん
B細胞性慢性リンパ性白血病
慢性骨髄性白血病(PⅡ準備中)
自社
導出:サイトレックス社(米)
血液がん
骨髄線維症
自社
自社
発売準備中
NS−11[レグテクト錠333mg]
(アカンプロサートカルシウム)
メルクセローノ社(独)
から導入したアルコール依存症患者における断酒維持の補助剤で、既に欧米で発売済
み。国内では、平成25年3月に製造販売承認を取得。
申請中
NS−315(トラマドール塩酸塩)
グリュネンタール社(独)から導入した非麻薬性の経口鎮痛剤で、世界100ヵ国以上で販売されている。慢性
疼痛の効能追加について、平成24年9月に承認申請。
LY450190(タダラフィル)
前立腺肥大症に伴う排尿障害治療剤で、国内は日本イーライリリーが平成25年2月に承認申請。
フェーズ Ⅲ
NS−304
(海外)
(セレキシパグ)
NS−24(トラマドール塩酸塩)
ACT−064992
(マシテンタン)
GA101
(obinutuzumab)
自社開発したプロドラッグ型経口剤で、活性代謝物が長時間血中に持続し、強力かつ選択的なPGI2アゴニスト
活性を示す。肺高血圧症治療剤として、欧州医薬品局よりオーファン指定済み。導出先のアクテリオン社(スイ
ス)
が日本を除く全世界で肺動脈性肺高血圧症を対象としたPⅢ試験を実施中。
パラディン社(旧ラボファーム社)
(カナダ)
より導入した経口持続性鎮痛剤でトラマドール塩酸塩の1日1回製
剤である。海外では、中等度から中高度の痛みを適応として、
すでに世界19ヵ国で発売されている。国内では、
平成24年4月にがん疼痛および慢性疼痛を対象としたPⅢ試験を開始した。
アクテリオン社より導入した肺動脈性肺高血圧症治療剤で、海外ではアクテリオン社がPⅢ試験を終了し、平成
24年10月に米国で承認申請。国内は、
平成24年10月にアクテリオン・ジャパンと共同でPⅢ試験を開始した。
マシテンタンはアクテリオン社で創製された高活性の組織特異的エンドセリン受容体デュアルアンタゴニスト。
中外製薬より導入したヒト化抗CD20モノクローナル抗体で、非ホジキンリンパ腫の治療薬としてリツキシマ
ブと同様に、B細胞上のCD20を標的とする薬剤。国内では、中外製薬が平成20年10月より低悪性度および
中高悪性度非ホジキンリンパ腫を予定効能・効果として開発を開始した。平成24年11月に中外製薬と共同開
発・共同販売契約を締結し、共同開発を開始した。
フェーズ Ⅱ
NS−304
(国内)
(セレキシパグ)
国内は、
アクテリオン・ジャパンとの共同開発。慢性血栓塞栓性肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症を対象とした
PⅡ試験を実施中。
NS−187
(バフェチニブ)
Bcr-AblチロシンキナーゼとLynチロシンキナーゼを強力に阻害、
イマチニブ耐性にも奏効する。導出先のサ
イトレックス社(米国)
が、B細胞性慢性リンパ性白血病を対象としたPⅡ試験を実施中。また、慢性骨髄性白血
病についてはPⅡ試験を準備中。
NS−141
自社開発した抗ヒスタミン作用ではない新規作用機序の外用剤で、
既存の薬剤が奏効しない難治性のそう痒に対
しても効果が期待できる。
アトピー性皮膚炎に伴うそう痒を対象としたPⅡa試験を終了し、
次試験に向けて準備中。
フェーズ Ⅱ準備中
NS−986
大日本住友製薬より導入した泌尿器科用剤で、
ムスカリン受容体拮抗作用に加え求心性神経のナトリウムチャ
ネル遮断作用を併せ持つ薬剤であり、今後、夜間頻尿の適応取得を目指した開発を進める予定である。平成
25年3月に日本を対象とした独占的な開発・製造・販売に関するライセンス契約を締結した。
フェーズⅠ/Ⅱ
NS−018
自社開発したJAK2チロシンキナーゼ阻害剤で、強力な阻害作用と活性型JAK2チロシンキナーゼに対する
選択性が高いことから、有効性の向上と副作用の軽減が期待される。国内の患者数が少ないことから、海外で
の臨床試験を先行し、米国において骨髄線維症患者を対象としたPⅠ/Ⅱ試験を実施中。
6
連結財務諸表
● 連結貸借対照表
(百万円)
当期
前期
当期
平成24年3月31日現在
平成25年3月31日現在
平成24年3月31日現在
平成25年3月31日現在
66,333
12,387
31,988
7,599
11,925
1,635
796
△0
70,932
11,787
34,266
8,499
13,266
1,637
1,474
△0
流動負債
13,961
5,019
3,104
1,164
1,294
445
2,366
567
15,677
5,028
4,492
1,222
1,665
361
2,364
542
39,971
17,835
7,629
1,601
572
8,030
1
566
21,568
11,170
199
8,111
2,123
△37
106,304
42,798
17,138
7,322
1,251
613
7,888
62
667
24,992
13,873
62
8,829
2,230
△3
113,730
固定負債
7,776
0
7,357
418
21,738
8,523
715
7,418
389
24,201
81,085
5,174
資本剰余金
4,445
利益剰余金
73,541
自己株式
△2,075
その他の包括利益累計額
3,289
その他有価証券評価差額金 3,328
繰延ヘッジ損益
1
為替換算調整勘定
△41
少数株主持分
191
純資産合計
84,566
負債純資産合計
106,304
84,366
5,174
4,445
76,839
△2,092
4,964
4,989
4
△30
198
89,529
113,730
【資産の部】
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
たな卸資産
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
工具、器具及び備品
土地
建設仮勘定
無形固定資産
投資その他の資産
投資有価証券
繰延税金資産
長期前払費用
その他
貸倒引当金
資産合計
(百万円)
前期
【負債の部】
支払手形及び買掛金
未払金
未払費用
未払法人税等
未払消費税等
賞与引当金
その他
繰延税金負債
退職給付引当金
その他
負債合計
【純資産の部】
株主資本
資本金
(注)
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
7
● 連結損益計算書
(百万円)
前期
当期
自 平成23年4月 1日
至 平成24年3月31日
自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日
67,304
32,702
売上総利益
34,601
販売費及び一般管理費
28,588
営業利益
6,012
営業外収益
858
営業外費用
677
経常利益
6,193
特別利益
税金等調整前当期純利益
6,193
法人税、住民税及び事業税
2,229
法人税等調整額
230
少数株主損益調整前当期純利益
3,734
少数株主利益
18
当期純利益
3,715
69,941
34,776
35,165
28,263
6,901
846
538
7,209
77
7,286
2,715
△90
4,660
13
4,647
売上
売上原価
● 連結キャッシュ・フロー計算書
(概要)
前期
(百万円)
売上高
69,941百万円 (対前期比
3.9%増収)
営業利益
6,901百万円 (対前期比
14.8%増益)
経常利益
7,209百万円 (対前期比
16.4%増益)
当期純利益
4,647百万円 (対前期比
25.1%増益)
● セグメント情報
自 平成23年4月 1日 自 平成24年4月 1日
至 平成24年3月31日 至 平成25年3月31日
3,658
3,767
投資活動によるキャッシュ・フロー
△759
△2,026
財務活動によるキャッシュ・フロー
△1,341
△1,413
△34
51
1,523
379
現金及び現金同等物の期首残高
18,142
19,665
売上高
現金及び現金同等物の期末残高
19,665
20,044
営業利益
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
当期
自 平成23年4月 1日 自 平成24年4月 1日
至 平成24年3月31日 至 平成25年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
(百万円)
前期
当期
増減率
医薬品事業
売上高
営業利益
55,746
58,318
4.6%増収
5,571
6,812
22.3%増益
11,558
11,622
0.6%増収
441
89
79.8%減益
機能食品事業
(注)
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
8
財務諸表(個別)
● 貸借対照表
【資産の部】
流動資産
現金及び預金
受取手形
売掛金
有価証券
たな卸資産
繰延税金資産
前払金
その他
固定資産
有形固定資産
建物
構築物
機械及び装置
車両運搬具
工具、器具及び備品
土地
建設仮勘定
無形固定資産
ソフトウェア
その他
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
長期貸付金
長期前払費用
投資不動産
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
資産合計
(百万円)
当期
前期
当期
平成24年3月31日現在
平成25年3月31日現在
平成24年3月31日現在
平成25年3月31日現在
64,434
11,199
240
31,686
7,299
11,590
1,577
700
139
38,520
16,309
6,368
214
1,273
2
538
7,911
1
565
493
72
21,645
11,166
129
330
8,111
1,364
139
440
△37
102,955
68,856
10,598
274
33,921
8,199
12,786
1,572
1,218
284
41,326
15,640
6,107
196
950
19
549
7,768
48
660
434
226
25,025
13,870
129
227
8,828
1,459
−
513
△37
110,183
13,955
5,371
3,007
1,132
1,198
426
487
2,300
32
7,578
−
7,200
377
21,533
15,680
5,412
4,396
1,163
1,563
344
499
2,300
0
8,354
715
7,255
383
24,035
78,091
5,174
4,445
70,547
△ 2,075
3,330
3,328
1
81,421
102,955
81,153
5,174
4,445
73,626
△ 2,092
4,994
4,989
4
86,148
110,183
● 損益計算書
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
当期純利益
9
(百万円)
前期
【負債の部】
流動負債
買掛金
未払金
未払費用
未払法人税等
未払消費税等
預り金
賞与引当金
その他
固定負債
繰延税金負債
退職給付引当金
その他
負債合計
【純資産の部】
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
純資産合計
負債純資産合計
(百万円)
前期
当期
自 平成23年4月 1日
至 平成24年3月31日
自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日
67,009
32,885
34,124
28,596
5,528
926
671
5,783
−
5,783
2,020
220
3,543
69,724
35,071
34,653
28,253
6,399
911
530
6,781
77
6,858
2,510
△ 80
4,428
(注)
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
株式の状況
● 株式の状況
(平成25年3月31日現在)
200,000,000 株
70,251,484 株
5,204 名
発行可能株式総数
発行済株式の総数
株主数
● 大株主の状況
● 所有者別株主分布状況
個人・その他
21.30%
金融機関
46.67%
持株数(千株) 持株比率(%)
株 主 名
明治安田生命保険相互会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社三菱東京UFJ銀行
株式会社京都銀行
日本生命保険相互会社
パーシング ディヴィジョン オブドナルドソンラフキン
アンド ジェンレット エスイーシー コーポレイション
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9)
東京海上日動火災保険株式会社
三菱商事株式会社
6,486
3,697
3,370
3,315
3,090
2,902
9.61
5.48
4.99
4.91
4.58
4.30
2,897
4.29
2,153
1,958
1,732
3.19
2.90
2.57
外国人
20.69%
その他の法人
10.53%
証券会社
0.81%
(注)
持株比率は自己株式
(2,774,507株)
を控除して計算しております。
● 株価/出来高の推移(平成23年4月∼平成25年3月)
1,400
株価(円)
1,300
1,200
1,100
1,000
900
800
700
8,000
平成24年
1月
平成25年
1月
平成24年
1月
平成25年
1月
出来高(千株)
6,000
4,000
2,000
0
10
ニュース
1 粉末噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤「エリザス®点鼻粉末200㎍28噴霧用」新発売
当社は、
現在販売中の国内初の1日1回投与型の粉末鼻噴霧用ステロイド薬であるアレルギー性鼻炎治療剤
「エリザス®カプ
セル外用400㎍」
(一般名:デキサメタゾンシペシル酸エステル)
に加え、
新たに28噴霧用
(14日用)
製剤である
「エリザス®点鼻
粉末200㎍28噴霧用」の販売を、
昨年6月5日より開始しました。
「エリザス®点鼻粉末200㎍28噴霧用」は、
ステロイド薬を有効成分とした製剤粉末を14日間分噴霧器に充填した定量噴
霧式残数カウンター付き点鼻粉末剤です。エリザス®カプセル外用400㎍におい
て必要な噴霧毎のカプセル充填操作を不要にし、
利便性を向上させました。
当社では、
耳鼻咽喉科領域を重点領域のひとつと位置づけ、
花粉症に代表される
アレルギー性鼻炎・結膜炎の分野において、
この他、
「バイナス®錠」、
「リボスチン®
点鼻液、点眼液」、
「アズノールうがい液4%」を提供しています。
エリザス®点鼻粉末200㎍28噴霧用
2 アルコール依存症患者の断酒補助剤「レグテクト®錠333mg」新発売
当社は、
アルコール依存症患者の断酒補助剤「レグテクト®錠333mg」
(一般名:アカンプロサートカルシウム)の販売を、
5月27日より開始しました。
「レグテクト® 錠333mg」は中枢神経系に作用し、アルコール依存により亢進したグルタミン酸作動性神経活動を抑制
することで飲酒欲求を抑える日本初の薬剤です。国内で実施した臨床試験の結果、
カウンセリングなどの精神療法や自助
グループへの参加をはじめとした心理社会的治療と本剤を併用することにより、プラセボ群に対して有意に高い断酒成功
率(投与24週間後の完全断酒率)が確認されました。
本剤は、すでに欧米をはじめ世界24ヵ国で販売されていますが、国内では未
承認であったため、2010年5月に厚生労働省から医療上必要性の高い未承認
薬として開発要請を受けた薬剤です。
当社は、
「レグテクト® 錠333mg」を発売し、医療現場にアルコール依存症治
療の新しい選択肢を提供することで、アルコール依存症からの回復を願う患者
さんやそのご家族、治療に携わる方々のお役に立ちたいと願っています。
レグテクト®錠333mg
11
3 「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」開催
2013年3月、
イラストレーターの黒田征太郎氏をリーダーに日本各地を訪問し、地域の人々が力を寄せ合って病院や介護
施設などの壁に絵を描く
「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」全国キャラバンを開始しました。
一回目として、3月31日に公立小野町地方綜合病院(福島県田村郡小野町)
を
訪れ、地元の小学生をはじめ地域の皆さんや病院関係者の皆さんなど約70名と
ともに同院の壁に絵を描き、
色鮮やかなホスピタルアートを完成させました。
「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」では、今後も地域の病院な
どを訪問し、医師と患者、高齢者、子ども、学生など様々な人達が一緒に絵を描く
ことで絆を深め、
笑顔になるプロジェクトを目指します。
笑顔のアートプロジェクト
4 食品
ニュートリション素材関係
2008年2月よりニュートリション素材として、牛乳中の機能性成分(カゼイネート、総合乳たん白、乳たん白、ペプチド、
ラク
トフェリンなど)の販売を行っています。これらの成分は、
「濃厚流動食」
「高タンパク食品」
「スポーツ栄養食」など、ニュートリ
ション
(栄養食品)
分野の主原料として使用されています。
日本の65歳以上の人口は3,000万人を超え、高齢化社会は今後も進展し、流動食や介護食などの市場は今後も拡大が見
込まれています。最近では、
高齢者のサルコペニア
(筋肉減弱症)予防のための運動とタンパク摂取の重要性が唱えられ、
在宅
向けにドラッグストアで高タンパク飲料が発売されたり、
また、筋肉量の増加に役立つアスリート向けのスポーツ栄養食の人気
が増すなど市場環境も変わりつつあります。
昨年、
アスリート向けのスポーツ栄養食への拡販のため、
スポーツ・フィットネス業界で国
内最大の展示会である
『SPORTEC 2012』
に初出展し、
乳たん白の摂取がアスリートの
体脂肪を増やすことなく、
筋肉量の増加に役立つことをPRしました。
このような新たな市場ニーズに応えるため、
2013年3月に乳たん白
「PRODIET 85B」
を発売しました。これは、高濃度でも低粘性で、かつ優れた乳化力を有するタンパク素材
として注目されています。
今後も、
市場動向を的確にとらえた製品を導入・開発し、
ニュートリション分野での事業活
動を強化し、
将来の事業の柱として育成し、
事業拡大を図っていきます。
SPORTEC 2012
12
会社概要/役員
● 会社概要
創 立 大正8年10月1日
資 本 金 5,174百万円(東証一部・大証一部上場)
従 業 員 数 1,681名
事業内容・主要製品 <医薬品事業>
泌尿器系治療剤、
血液がん治療剤、疼痛・炎症・アレルギー系治療剤、
消化器系治療剤、
循環器系および代謝性治療剤
<機能食品事業>
健康食品素材、
品質安定保存剤、粉末たん白素材・ニュートリション素材、
香辛料・調味料
連結子会社
会 社 名
資本金
当社の出資比率
主要な事業内容
シオエ製薬株式会社
30百万円
100%
医薬品、機能食品の製造
タジマ食品工業株式会社
50百万円
83.5%
医薬品、機能食品の製造
US$ 300千
100%
医薬品の導出入・臨床開発業務
NS Pharma, Inc.
● 役員(平成25年6月27日現在)
代表取締役社長
常 務 取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役
社 外 取 締 役
社 外 取 締 役
前 川 重 信
福 島 和 夫
足 立 博 司
由 良 能 郎
田 中 次 男
松 浦 明
湯 野 哲 康
杉 浦 幸 雄
坂 田 均
(ご参考)執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
常 勤 監 査 役
常 勤 監 査 役
社 外 監 査 役
社 外 監 査 役
13
鳥 山 陽 一
亀 山 賢 二
田 辺 保 雄
鈴 間 能 成
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
櫻 井 太 郎
今 野 清 隆
福 田 吉 孝
園 田 滋 樹
二 宮 博 徳
齋 藤 均
小 林 健 郎
向 井 英 也
佐 野 省 三
守 村 清一郎
大 田 知 之
高 谷 尚 志
枝 光 平 憲
株主メモ
期
3月31日
期末配当受領株主確定日
3月31日
中間配当受領株主確定日
9月30日
定時株主総会招集時期
6月
(同総会権利行使株主確定日 3月31日)
1単元の株式数
1,000株
公
電子公告により行ないます。ただし、事故その他やむをない事由によって電子公告をすることが
決
算
告
方
法
出来ない場合は、
日本経済新聞に掲載いたします。
(当社ホームページ http://www.nippon-shinyaku.co.jp)
株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
特別口座の口座管理機関
同 連 絡 先
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部
〒541-8502 大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
電話お問合せ先 0120‐094‐777(平日 9:00∼17:00)
上 場 証 券 取 引 所
※
東京
(第1部)
、大阪
(第1部)
証
4516
券
コ
ー ド
※大阪証券取引所は、現物市場について平成25年7月16日に東京証券取引所と統合を行うことになっております。
お知らせ
株主様の住所変更、単元未満株式の買取・買増請求その他各種お手続きについての連絡先は下記のとおりです。
証券会社に口座をお持ちの場合
各種お手続き
の連絡先
お取引の証券会社になります。
特別口座の場合
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部
なお、三菱UFJ信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
また、
各種手続用紙の請求は、
お電話ならびにインターネットにより
24時間受け付けております。
0120−244−479
(東京)
0120−684−479
(大阪)
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
(ご注意)いずれの場合も未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。
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※この用紙費用の一部は
『世界の子どもにワクチンを 日本委員会
(JCV)』
に寄付されております。