当日会場で配布しました - JARL三重県支部ホームページ

平 成 24年度
三 重 県 ハムフェスティバル2012(併:JARL三重県支部大会)
日
時:平成24年10月14日(日曜日)10:00 ∼ 16:00
場
所:津市島崎町 サンワーク津 (1階および2階)
《
1.受
プ
付
ロ
グ
ラ
ム
》
(2階ロビー)
2.式 典・表 彰 式
(2階大会議室)
支部長挨拶
来賓祝辞
事業報告・会計報告
東海QSOコンテスト表彰式
オール三重33コンテスト表彰式
3.ミニ講演会(午前の部)
「東海の電波監視」
講師 :
9:30∼14:00
10:00∼10:45
(2階大会議室)
11:00∼11:40
野口徹也 氏(東海総合通信局)
-------(昼休み・休憩)------4.支部と話す会
5.クラブ自己紹介
6.ミニ講演会(午後の部)
「D−STAR入門」
(2階第4会議室)
(2階大会議室)
12:15∼12:45
12:45∼13:15
(2階大会議室)
13:20∼14:00
講師: 磯 直行 氏 (愛知県支部長)
7.アマチュア無線に役立つロープワーク体験
14:15∼14:40
講師:JM2OEB 小川典甫 氏・ JI2IHH 中津重郎 氏
8.記 念
撮 影
9.お楽しみ抽選会
(玄関前)
14:50 ごろ
(2階大会議室)
15:00∼15:50
●
各種展示
10:45∼15:00
・クラブ展示 ・県下防災ハム団体紹介 ・JARL 紹介(アマチュア無線相談)・懐かしの
無線機展示・東海総合通信局各種展示・支部監査指導展示・JAIA展示・再利用品コ
ーナー・その他展示
10.閉会式
(2階大会議室)
(会場内・会議室は飲食禁止ですのでご協力をお願いします)
15:40∼16:00
● ごあいさつ
実行委員長 冨岡 巧
JR2MHV
長かった猛暑も和らぎ秋風が気持ちよく降り注いでおります。平素は三重県支部活動に
格別のご理解を賜り誠に感謝をしております。お陰さまで活動の一部も新聞などで取り上
げられ、アマチュア無線への一般社会の見方にも変化が見えつつあるようです。特に、防
災活動においては県内局が今までには無い勢いで拡がりをみせ、それぞれの地域において
も高い評価を得ております。
さて、アマチュア無線家が大勢集まる県下最大のイベント「三重県ハムフェスティバル
2012」をここ津市において開催できますことを実行委員一同で喜んでおります。この
「サンワーク津」の会場をお借りしての開催は2回目です。皆様もご存知のように、最近
では会場確保が非常に難しく、この形が今後継続出来る保証は全く判らないのです。しか
し、三重県下のアマチュア無線活動を今後もさらに盛り上げるためにも、このイベントは
継続をする必要があります。
また、昨年からは従来の展示に加えて東海総合通信局様から我々に関係の深い展示をお
願いしております。特に今年については後援も頂く形となりました。そのことにより、東
海総合通信局とアマチュア無線家との距離も少しずつ接近しているように思われます。
JAIA 様にも例年通り新製品展示のご協力頂いております。この貴重な機会に有益な情報を
入手され皆様のアマチュア無線活動の一助として頂きたいと考えております。
最後に、お忙しい中をご臨席賜った関係者の方々、並びに早期からイベント企画を立案
してご準備頂いた支部役員(実行委員)
・登録クラブ代表者の方々に深く感謝するしだいで
す。
● アマチュアコード
アマチュアは良き社会人であること
法を守り、マナーを身につけ、JARLとともにアマチュア無線の発展に努力する。
アマチュアは健全であること
アマチュア無線は、趣味であり、仕事、学業、家庭をおろそかにしない。
アマチュアは親切であること
通信には友愛の心を、初心者には親切な指導を、社会へは奉仕をおしまない。
アマチュアは進歩的であること
常に科学的な進歩を求め、能率的で有効な通信ができるようにする。
アマチュアは国際的であること
アマチュア無線を通じて諸外国に友を求め、国際親善に寄与する。
JARL三重県支部役員名簿(平成24年度∼)
呼出符号
氏 名
監査指導委員会
呼出符号
氏 名
顧 問
JA2AH
石田正多
委員長
JL2AWE 乾 忠世
顧 問
JA2PP
西村敬一
委 員
JA2HVO 岡田哲夫
顧 問
JA2TY
松ヶ谷卓平
委 員
JR2TLB 竹原保博
運営委員
JA2ANJ 伊藤明生
委 員
JA2IVM 鈴木和夫
運営委員
JA2ECV 堤 勝
委 員
JQ2OUL 郡 正道
運営委員
JA2HVO 岡田哲夫
委 員
JF2NNE 原田 哲
運営委員
JA2IHU 服部 豊
委 員
JA2LKC 中奥政一
運営委員
JA2KWL 中村藤則
委 員
JH2OJG 堀川吉章
運営委員
JA2LKC 中奥政一
委 員
JR2FSQ 湊 堅時
運営委員
JA2MGX 井上哲雄
運営委員
JA2NEO 中桐俊次
会 計
JA2NMH 長谷川隆司
運営委員
JA2UOR 松岡信一
運営委員
JE2APW 朝尾高明
運営委員
JE2MDE 磯田憲一
運営委員
JE2MQV 伊藤忠史
運営委員
JF2AGB 中村裕紀
運営委員
JF2CTT 甫本幹也
運営委員
JF2ERJ 石井 司
顧 問
JF2HVN 村田雅昭
運営委員
JF2NNE 原田 哲
運営委員
JH2OJG 堀川吉章
運営委員
JI2IHH 中津重郎
顧 問
JJ2KOU 岸本 寿
運営委員
JL2AWE 乾 忠世
運営委員
JM2KBC 山本 斉
運営委員
JM2OEB 小川典甫
運営委員
JO2AXB 山口 宏
運営委員
JR2DOL 長島光治
支部長
JR2MHV 冨岡 巧
運営委員
JR2TLB 竹原保博
(参考: 県内に在住する社員)
社 員
JA2HVO 岡田哲夫
社 員
JA2LKC 中奥政一
社 員
JR2MHV 冨岡 巧
●登録クラブリスト
地域クラブ(21−1−)
登録番号
クラブ名称
代表者
代表者住所
21−1−1
桑名アマチュア無線クラブ
JG2KKG
四日市市
21−1−3
伊勢パールクラブ
JA2ANJ
伊勢市
21−1−8
ボイスオブ亀山ローカルクラブ
JA2PVN
亀山市
21−1−12
JARL員弁アマチュア無線クラブ
JA2KWL
員弁郡
21−1−14
志摩無線クラブ
JA2AJZ
志摩市
21−1−17
熊野無線クラブ
JK2TUE
熊野市
21−1−22
名張アマチュア無線クラブ
JF2NNE
名張市
21−1−27
アマチュア王国43970
JR2MHV
津市
21−1−32
志摩ハムクラブ
JJ2KOU
志摩市
21−1−36
明和町アマチュア無線クラブ
JA2HVO
多気郡明和町
代表者
代表者住所
職域クラブ(21−3−)
登録番号
クラブ名称
専門クラブ(21−4−)
登録番号
クラブ名称
代表者
代表者住所
21−4−1
津平治クラブ
JA2IRQ
津市
21−4−5
JMHC三重
JA2NEO
津市
21−4−9
三重DXクラブ
JA2AH
津市
21−4−12
JE2MDE
津市
21−4−19
Southern Mie A.R.C.
All Japan Ragchew Ham Group
JI2HQV
志摩市
21−4−21
日赤三重無線奉仕団
JE2MQV
津市
21−4−34
三重電信会
JA2KSA
津市
21−4−35
三重コンテスターズクラブ
JO2AXB
多気郡明和町
21−4−36
おしどりハムクラブ
JM2OEB
多気郡明和町
21−4−37
三重2mSSB愛好会
JA2LKC
津市
21−4−41
三重10mFM愛好会
JF2ERJ
津市
※クラブの登録についてはJARL三重県支部へお気軽にご質問下さい。
(社)日本アマチュア無線連盟
東海地方本部長 木村 時政 殿
東海地方本部内規にもとづき,平成23年度三重県支部の
業務報告および収支決算書を提出します。
平成 24 年 3 月 26 日
(社)日本アマチュア無線連盟
三重県支部長
冨岡 巧 (印)
平成23年度 三重県支部 業務報告書
年
23
月
4
5
行事名称
10 支部合同会議(役員・登録クラブ)
4 オール三重33コンテスト
記事
津市
4日および5日の指定時間帯
5
14 三重県ハムの集い(野外ミーティング)
14日∼15日志摩市
6
12 技術講習会(情報通信体験アラカルト)
明和町(斎王まつり)
7
24 支部合同会議(役員・登録クラブ)
津市
9
10
11
12
24
日
4 支部非常通信訓練
支部単独実施(県は中止)
2 支部合同会議(役員・登録クラブ)
亀山市
23 支部大会(三重県ハムフェスティバル2011)
関文化交流センター
27 支部合同会議(役員・登録クラブ)
松阪市
4 モービルFOX2011大会
津市美杉町
1
22 支部合同会議(役員・登録クラブ)
松阪市
2
13 支部施設見学会
三重テレビ放送株式会社
(社)日本アマチュア無線連盟
東海地方本部長 木村 時政 殿
東海地方本部内規により平成23年度支部決算報告をいたします。
平成24年3月25日
三重県支部
本部会計 支部長 支部会計
冨岡
長谷川
平 成 2 3 年 度 三 重 県 支 部 費 収 支 報 告 書 単位:円
当期
科
前
目 予算額
期
繰
支
収 賞
寄
受
越
部
典
付
収
金
取
入 雑
収
利
収
第1
第2
第3
四半期
四半期
四半期
高
71,460
費 228,000 228,000
0
入
0
0
入
0
息
0
入
0
第4
四半期 累 計 額 備
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
11
0
15
0
0
0
0
考
71,460
228,000 平成23年度支部費
26 百五銀行利息
0
0
0
小
会
議
支 催
物
計 228,000 299,460
費 20,000
0
費 174,000 16,275
渉
外
費
500
0
0
0
0
通
信
費
10,000
550
2,540
1,750
交
通
費
1,000
0
5,525
0
0
0
0
費
500
0
0
0
0
0
費
1,000
0
0
0
5,670
5,670 会議資料等印刷
出 コ ン テ ス ト 費
20,000
0
0
14,070
0
14,070 コンテスト送料等
費
0
0
0
0 105,000
費
500
0
0
0
0
0
費
0
0
0
0
0
0
費
500
0
0
0
0
0
消
事
耗
務
賞
非
諸
品
印
刷
典
常
通
信
会
雑
11
0
15
4,980
2,100
2,100
15,000
60,108
0
299,486
9,180 会議室使用料
91,383 支部大会経費ほか
0
10,365 郵送料ほか
105,000 新アワード印刷
0
0
小
次
計 228,000
期
繰
越
16,825
25,505
78,818 114,520
高 228,000 282,635 257,141 178,323
63,818
235,668
63,818
監査指導について
監査指導委員会
JL2AWE 乾 忠世
冨岡支部長のもと電波利用周知啓蒙に関し、役割の一部を担っている三重県監査指導委
員会について報告いたします。委員数は 2 名の補強をはかりましたが、他の委員 2 名の辞
退があり前年度と同様 9 名です。
1.平成 23 年度活動
① 電波モニター報告
委員補強、活動協力により、監査電波モニターは累計約 1,000 時間行い、東海地方本部へ
下表の報告例で四半期毎に連絡した。(東海 4 県合計は約 5,300 時間)
② JARL ガイダンス局運用(東海 4 県で持ち回り、各県年 1 回の運用)
三重県は平成 23 年 12 月~平成 24 年 3 月まで 6 名の委員で運用した。
*ガイダンス局運用実績 ↓
③ 東海総合通信局殿との合同運用
宇野監査長殿指導協力で平成23年11月に実施。
運用場所;度会町
規正局との合同運用で違反警告の効果があった。
周波数
144MHz
430MHz
計
警告送出回数
34
150
184
2.平成 24 年度も活動を通し違法局、ルール遵守不徹底、マナー不足等状況報告し、改善への情
報提供をしていきます。東海地方本部宇野監査長殿の力添で実現しました東海総合通信局
規正局殿との合同運用を今年も行いたいと思います。
3.平成24年度第1四半期(4月∼6月)報告例
区
分
(1)使用区別を守らない
HF バンド
50MHz
(注;特記事項は抜粋記載)
144MHz
430MHz
231
1962
2193
16
16
(2)周波数の逸脱
1.2GHz
合 計
(3)通信事項等
4
2
6
(4)呼出符号の不送出
40
35
75
(5)侵入電波
4
件
(6)第 80 条報告書提出数
0
件
(7)モニター時間
183
時間
Ⅱ.特筆事項(監査指導業務や育成・指導の活動状況、業務の改善点や問題など)
・モニター時間の関係化もわかりませんが、144MHz、430MHzの運用が減少し
ています。 ・進入電波は7MHz の内容で海外局と思われる。
・高速道路や台風災害対応のダンプカー運転手による呼び出し符号不送出が、横行している。
・モニターログに記載していない移動時のワッチにおいても、同様事例が横行している。
・昨年度報告した改善通知徹底の仕組みを検討方お願いいたします。
以上
● 近況報告
三重電信会
松岡信一
JA2UOR
今年は電信会、会長になって初めての一大イベントである「東海2m 和文愛好者の集い」を6月
23日、24日に桑名市長島町の「ホテル長島」にて東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)から32
局に参加を頂いて開催することができました。各局様のご協力で無事終わる事が出来ましこと感
謝です。年明けから準備などで忙しかったが、無事終わってホットしている所です。次回は静岡
で開催の予定です。その時は三ケ日にいる孫の所に行く事になると思うが、一つ気がかりは
XYL が一緒に行くと言わないか心配です(一人ノーンビリとドライブがしたい)。
以前
此処でお話をしたパンザマストを低くするようにと勧告を受けトップから二本を無理や
りサンダーで切り開き抜く事になってしまいました。毎日それを見ていると金属の回収に出すの
も偲び難く再利用する事に以前から欲しかった薪ストーブ兼オーブンを作る事にしました。太い
部分で薪を燃やす所、一番細い所を二段繋ぎの煙突にその間をステンレス、パイプで繋ぎパイプ
の上下で調理できるようにした物です。先日テストをした所、上の部分にて焼き物が下のオーブ
ンでは室内が200度達成することができました。アウトドアクッキングで欲しかったオーブン
が手に入ったのでピザ、パンなどを作る事が出来ます。以前から興味は有り、これから益々レパ
ートリーが広がりそうです。一つ気がかりは低くしたパンザですが、せめてロングワイヤーを張
りたい所です。出来れば梯子フィーダで給電をする万歳アンテナも予定になっているが・ ・当
分は広くなった庭からモービルから細々と ON AIR かー
中東の珍イエメンからベディションが行われました
JA2AH
石田正多
イエメンからのベディションは過去いくつも行われましたがDXCCの審査を通らなか
ったものも少なくありません。さらに、政治情勢の不安定から実行が不可能と思われてい
たところですが、今回そのイエメンから706Tのコールでベディションが行われました。
4月30日から5月15日までRA9USUをリーダーとしてロシア人8名、アメリカ
人4名のほかJT1CO,LZ2HM,YT1ADの総勢15名で行われた。QRVはア
ラビア半島から300kmアフリカから240km離れたソコトラ島から行われた。
16日間のQRVの結果は下記の通りで16万2千QSO、局数で3万7千局強でした。
Band
CW
SSB
RTTY
Asia
計
160
2,454
99
0
2,553
206
80
3,211
1,238
0
4,449
558
40
3,779
2,093
0
5,872
503
30
7,944
------
439
8,383
1,230
20
15,516
15,030
2,167
32,713
3,574
17
13,686
13,928
2,321
29,935
3,646
15
14,798
18,767
1,417
34,982
5,261
12
9,774
10,073
1,913
21,760
3,474
10
9,075
11,769
538
21,382
3,565
計
80,237
72,997
8,795
162,029
22,017
JAとしての数字は有りませんでしたのでAsiaを計上しました。
8月25日のDXミーティングでRA9USUからペディションにまつわる裏話をきき
ましたがQSLの発行についてはJAだけでも何千通もあるのでなあとのことで発行まで
には今しばらく尾町いただきたいそうです。
ソコトラ島は上でも書きましたが島ですのでIOTAではAF−028が割り当てられ
ています。
以
上
HF 帯で FM 運用が出来る唯一のバンド、それが 29MHzFM です。
少し 10mFM の歴史を振り返ってみましょう、1955 年(昭和 30 年)に JA7NL 局、JA7RKB
局らにより 7MHz で F3 の実験が行われており、これが最も古い HF 帯 FM の実験だった
ようです。
JA7RKB 局は、その後 29MHzFM の名機として知られる日本 AZDEN の PCS-2800 (29MHzFM
専用機国産第 1 号)の設計者で、10mFM の草分け的存在として 10mFM マンの仲間内では
有名な話です。
一方、アメリカでは、1967 年頃から 29MHzFM の実用が
行われていたようです、これは、日本より一足先に
144MHz 帯が満杯になり、一部のパイオニア精神を持った
ハムが、CB 機を改造して、使用頻度の少なかった 28MHz
帯に移行して行ったようです。
国土が広い事もあって、29MHzFM のレピーターシステム
が多数設置されました、現在もたくさんの 10mFM レピー
ターが全米で稼働しています。
1975 年(昭和 50 年)には JA1EPO 局らが CQ 誌に「29MHzFM
の特集」を発表され、翌 1976 年 JA7OWB 局ら福島グルー
プが、業務機を改造して大挙オンエアーしています、こ
れが今日の隆々たる 29MHzFM の基礎を築いた第一歩だっ
たのです。
1977 年 11 月に JA7OWB 局が、W7BTJ 局と 1stDX 1978 年 10 月、ついにサイクル 21 の絶
頂期、スーパーローカルの如く W、VE、VK4、KL7、UA、G、DU、UA 等が入感、これを機
に CQ 誌、モービルハムに[28MHz バンド FM 事情]が連載され、各エリアに 29MHzFM 愛
好家が急激に広がりました。
1982 年(昭和 57 年)8 月に、「第1回 29MHz FM 全国大会」が横浜で開催されました。
以降、毎年開催され、昨年 2008 年(平成 20 年)10 月には、「第 27 回 29MHz FM 全国大
会 in 伊勢・志摩&第 9 回 10mFM 国際大会」が、三重県で開催されました。
2008 年 10 月 25・26 日 伊勢志摩ロイヤルホテルにて、27 回目の全国大会(国際大会と合同)
[三重 10mFM 愛好会]は、現在 20 局。年間の行事は、6 月、9 月の「全国電波伝搬実験」
の移動運用、技術実習会(年間 1 テーマを決めて有志で実行)、全国大会参加(任意)、
忘年会(12 月/1 泊)、新年アイボールミーティング(2 月頃、東海 10mFM 愛好会主催)
が年間行事予定です。
恒例の 10mFM電波伝搬実験 移動局を運用 ANT 5/8λGP
また「地球にやさしいアマチュア無線」として、同愛好会各局が“太陽発電で送受信”
に挑戦しています(現在 3 局が挑戦)、商業電力を使わず、太陽の恵みにより送受信し
ています。
「地球温暖化防止」
「節電」に少しでも寄与して CO2 削減に協力したい・・・
との願いで頑張っています。
タワーに設置されたソーラーパネル 48WX4
屋根に設置されたソーラーパネル
ソーラーパネル・バッテリー全て中古品、充電コントローラーは愛好会設計製作です、
改良の余地はまだあります、アマチュア無線も ECO を考える時代が来たようです。
現在、国内では 3 エリア六甲山に 10mFM のレピーターが設置され稼働していますが残
念ながら 2 エリアからはアクセスが難しいようです、レピーターの送信所が六甲山の
北側にあるため聞こえる時がありますが、受信所は六甲山の裏側(三重から見て)2 エ
リアから の 電波 は 届か ない よう です。 ダウンリンク 29.620MHz、アップリンク
29.520MHz、トーン 88.5Hz
海外ではフィリピンの DX8FAR のレピーターが稼動しています。南西方面は伝播が良く
八木だけでなく GP でもアクセス可能です。ダウンリンク 29.640MHz、アップリンク
29.540MHz、トーン 88.5Hz
バンドプラン
10mFM は 29MHzFM と言われているように 29.000∼29.300MHz、29.500∼29.700MHz が使
用されており、国内では慣習により呼出周波数 29.300MHz で呼出した後 20KHz 間隔で
29.000MHz までの間に QSY して QSO します。
海外通信では国際呼出周波数 29.600MHz で呼出し 29.700MHz まで 10KHz 間隔で QSY し
て運用します。(29.500∼29.590 まではレピーターアップリンクの為に空けています)
HF 帯で唯一許された FM 運用、HF 帯の電波特性で音質は U・V のような良音質、皆さん
も 29mFM の世界をのぞいてみませんか?
10mFM の歴史は、まだまだ浅いですが、とても奥深く魅力の多いバンドです、ぜひ皆
さんとお空でお会い出来るのを楽しみにしています。
参考:29.000MHz∼29.200MHz?は海外の AM 局も使用しており JA も DX 通信のみ AM 運用
可能です。2011 年秋は非常に賑やかでした。
三重 10mFM 愛好会 事務局
編集後記
三重県支部大会も何とか毎年継続することが出来ております。支部役員をはじめとする多くのアマチ
ュア無線愛好家に支えられていることはもちろんですが、何と言っても、皆さんの無線通信に対する好
奇心だと思います。人それぞれ技術のレベルは異なりますが、それに相応しいことがらに感動するとア
マチュア無線から離れることが出来ません。不思議な趣味です。
アマチュア無線では、理論と実験の組合せを上手く体験することにより技術が絶対的なものとなりま
す。例えばアンテナ理論のことでも、このことが言えます。自分で製作したアンテナは直ぐに実験して
みましょう。この時こそ免許が生きてくるわけです。パワーが必要なら上級ライセンスに挑戦して、さ
らに理論を増やせます。こんなことをしている間に、仲間もどんどん増えて各地のハムイベントでアイ
ボールをしてはどうでしょうか。
今年も懐かしい通信機を展示してみました。ピンキリですが、古いものは太平洋戦争で使用されたも
のもあります。米国のコリンズ社というハム通信機の元祖の製品もあります。また、国産の憧れ品も陳
列しました。我々アマチュア無線家は、昔の流れを知ることで会話も弾みます。それには実物を見てお
くとさらに話の内容に迫力が付きます。
写真は、会場で展示する米国コリンズ社 75A−4受信機(1958年製)
また会場では、新しい技術であるVoIPも愛好家グループが親切に説明をして頂きます。これから
始める方も手ほどきがあるのと無いのでは楽しみが倍増することでしょう。
ミニ講演として、
「D−STAR入門」と「東海地区の電波監視」という演題を準備させて頂きまし
た。それぞれが専門の講師による充実した内容です。
今年も三重県ハムフェスティバル2012にご参加頂きありがとうございました。
空でも大いに話題にして頂き、アマチュア無線をいつまでも楽しんで下さい。
平成24年10月14日
実行委員一同