津幡町地球温暖化防止実行計画進捗状況報告書 (平成26年度) ~地球にやさしいまちづくりをめざして~ 平成27年10月 石川県 津幡町役場 目 次 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2期計画の概要・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 温室効果ガス排出実績・・・・・・・・・・・・・・ 3 まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (参考)取組実践チェックリスト集計結果(H26.4 月~9 月、H26.10 月~H27.3 月) 取組実践チェックリスト(様式1) ※温室効果ガス排出量の算定には、 平成 24 年度北陸電力の実排出係数 0.663kg-CO₂/kWh、 平成 25 年度河北郡市広域事務組合実績より 廃棄物中の古紙・プラスチックの割合 77.6% を使用 1.はじめに 平成24年度で第1期津幡町地球温暖化防止実行計画が終了し、それに伴い第2 期計画を、平成26年度から平成30年度の5年間を計画期間として策定した。今 回の報告が第2期最初の報告となる。 現在では国の計画策定指針がかなり簡略化されたことや、津幡町が省エネ法に基 づいた特定事業者に指定されたことなど、第1期計画策定当時と状況が大きく変化 している。 その変化に対応し、 「省エネ法」と「実行計画」をスムーズに推進していくため に、第2期計画においては対象となる温室効果ガス、施設、活動の種類や目標の設 定方法など、第1期計画と比較し計画の内容を大きく見直している。 2. 第2期計画の概要 (1)計画期間 本計画の期間は、2014 年(平成 26 年)度から 2018 年(平成 30 年)度までの 5 年間とし、基準年度は 2012 年(平成 24 年)度とする。 (2)計画の対象範囲 本町が実施するすべての事務及び事業、本町が所有するすべての施設等(指定管 理制度を導入している施設及び無人施設を含む)を対象とする。 ただし、外部へ委託して実施するもの(建設工事等)及び道路に付随する施設は 対象外とする。 表-1 管理担当部・課別対象施設 管理担当部・課 総 務 部 監 理 課 町民福祉部 健康こども課 町民福祉部 町 施設数 1 15 施 設 名 役場庁舎(福祉センター含む) 保育園(10)、学童施設(5)、 民 課 2 河合谷町民センター、河合谷診療所 町民福祉部 長 寿 介 護 課 1 ウェルピア倉見 中条公園、住吉公園、津幡中央公園、 産業建設部 都 市 建 設 課 10 しらとり児童公園、地区公園、機材倉庫 倶利伽羅塾竹橋案内所、河合ふれあいパーク 龍ヶ峰城跡公園、あがた公園 1 産業建設部 農 林 振 興 課 12 笠野公園、水連ヶ池公園、領家農村公園 倶利伽羅塾、種けんこう広場、排水機場(7) 倶利伽羅公園、サンライフ津幡、 産業建設部 交 流 経 済 課 8 ふれあい広場、大滝憩いの広場、 津幡駅前駐車場、津幡駅前広場(融雪含む) 能瀬駅前便所・駐輪場、本津幡駅前広場 環境水道部庁舎、浄水場、浄化センター 環境水道部 上 下 水 道 課 103 上水道ポンプ場配水池(17)、 簡易水道施設(3)、公共下水道ポンプ場(38) 農業集落排水施設(42) 環境水道部 生 活 環 境 課 3 御旅館橋公衆便所、鷹の松墓地公園 鷹の松南墓地公園 文化会館、公民館(9)、総合体育館、運動公園 教育委員会 生 涯 教 育 課 17 青少年の家、津幡町艇庫 笠野屋内ゲートボール場、加茂遺跡広場 歴史民俗資料収蔵庫 教育委員会 学 校 教 育 課 河北中央病院 事 務 課 消防本部 12 1 11 小学校(9)、中学校(2)、つばた幼稚園 河北中央病院 消防本部、コミュニティ消防センター(10) (3)計画の対象とする温室効果ガス 「地球温暖化対策の推進に関する法律」 (以下「温対法」という。)に基づく温室 効果ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4) 、一酸化二窒素(N2O) 、ハイドロ フルオロカーボン類(HFCs) 、パーフルオロカーボン類(PFCs) 、六ふっ化硫黄(SF6) 及び三ふっ化窒素(NF₃)の 7 種類だが、本計画では地球温暖化への直接的影響が 最も大きく、また本町における温室効果ガス発生割合でも 99%を超える二酸化炭素 のみを対象とし、その削減に努める。 (4)計画の目標 平成 26 年度から平成 30 年度までの 5 年間で、基準年度比で温室効果ガス総量 5%以上の削減を目標とする。 なお、施設の増減や更新、稼働状況によっても温室効果ガスの排出量は大きく変 わり、総量の削減が困難となる施設が出てくることも考えられるため、そのような 状況においては、エネルギー消費原単位(二酸化炭素換算値)を用い、原単位の年 平均 1%以上の低減を目標とする。 2 3. 温室効果ガス排出実績 平成 24(基準)年度から平成 26 年度までの各部局・担当課別等の温室効果ガ ス(二酸化炭素)排出量の実績及び削減率は以下のとおり。 ○部局別実績 表-2 部局別二酸化炭素排出量 二酸化炭素排出量実績(kg-CO₂) 町 長 部 局 削減率 基準年度 H25 年度 H26 年度 庁舎・保育園等 2,252,183.4 2,261,008.0 上下水道関連施設 4,005,492.1 町営病院 教育委員会 合 計 基準年度比 昨年度比 2,154,680.4 -4.3% -4.7% 4,090,514.6 4,048,960.3 1.1% -1.0% 1,083,040.7 1,092,002.1 1,028,716.9 -5.0% -5.8% 3,017,555.5 2,931,793.5 2,782,214.2 -7.8% -5.1% 10,358,271.7 10,375,318.2 10,014,571.8 -3.3% -3.5% ○担当課別実績 表-3 担当課別二酸化炭素排出量 二酸化炭素排出量実績(kg-CO₂) 基準年度 H25 年度 H26 年度 H26 年度 削減率 基準年度比 昨年度比 排出割合 監理課 702,254.1 718,342.4 665,225.3 -5.3% -7.4% 6.6% 健康こども課 313,171.7 286,080.2 282,208.2 -9.9% -1.4% 2.8% 町民課 25,030.6 22,657.2 21,550.9 -13.9% -4.9% 0.2% 長寿介護課 310,463.3 309,110.1 311,396.3 0.3% 0.7% 3.1% 都市建設課 96,591.8 91,405.5 88,560.2 -8.3% -3.1% 0.9% 農林振興課 471,567.0 504,628.2 462,302.5 -2.0% -8.4% 4.6% 交流経済課 132,943.2 125,827.4 122,361.2 -8.0% -2.8% 1.2% 上下水道課 4,005,492.1 4,090,514.6 4,048,960.3 1.1% -1.0% 40.4% 生活環境課 1,726.5 1,616.4 1,527.6 -11.5% -5.5% 0.0% 生涯教育課 1,108,254.4 1,099,156.7 1,067,596.1 -3.7% -2.9% 10.7% 学校教育課 1,909,301.1 1,832,636.8 1,714,618.1 -10.2% -6.4% 17.1% 河北中央病院 1,083,040.7 1,092,002.1 1,028,716.9 -5.0% -5.8% 10.3% 198,435.2 201,340.6 199,548.2 0.6% -0.9% 2.0% 10,358,271.7 10,375,318.2 10,014,571.8 -3.3% -3.5% 100.0% 消防本部 合 計 3 ○活動の種類別実績 表-4 活動の種類 燃料の消費 活動の種類別二酸化炭素排出量 H26 年度実績② 基準年度値① 1,552,940.0 (②-①)/③(%) 1,274,350.8 (-2.69%) 単位:kg-CO₂ 増減の要因 暖房・冷房の温度設定や低燃費車 の優先利用等の省エネ対策励行 暖房・冷房の温度設定、気候条件 電気の使用 7,802,547.1 7,751,690.2 (-0.49%) による使用頻度の低下 職員の意識向上 自動車の走行 103,292.8 106,209.5 (+0.03%) 低燃費車の優先的利用 廃棄物の焼却 899,492.0 882,321.4 (-0.17%) リサイクルの徹底 合計 ③ 10,358,271.9 10,014,571.9 (-3.32%) 4.まとめ ○平成 26 年度時点で、温室効果ガス(二酸化炭素)排出量の総量が基準年度比で 3.3%の減少となった。 この主な理由として、以下のような理由が考えられる。 ・職員の節電や節水等に対する意識の向上 平成 26 年度より第 2 期計画の計画期間が開始するということで、25 年度末よ り複数回の説明会を開催し、各担当課長も含めた推進体制としたことも意識向 上の理由の一つと考えられる。 ・気候条件によるもの 安定した気温による空調使用時間の減少、降水・降雪量減少による排水機場等 の施設稼働の減少、除雪作業に伴う燃料使用量の減少等が考えられる。 ・古くなったエアコン等の設備更新 ○担当課別、活動の種類別に排出量をみても、ほぼすべての課・活動の種類で減少と なっている。一部増加している部分についても、わずかな増加や施設稼働に伴う増 加であるため、新たな取組を行うよりも現在の取組の継続をしながら、推移を確認 していくことが重要となる。 ○1年目で 3.3%の減少となったため、目標達成にはかなりの余裕ができているが、 今後気候条件等により、基準年度比増となる状況も考えられるため、今まで通り省 エネ取組の継続をしていく必要がある。 4 (参考)津幡町地球温暖化防止実行計画 取組実践チェックリスト集計結果 << 集計期間 >> 平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月 ※取組区分・内容については裏面「様式1」を参照
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