平成25年度研究発表内容 ダンス指導案

保健体育科学習指導案
日
時
平成25年10月16日(水)第5限
生
徒
2年1・2組(74名)
授業者
1
単元名
2
単元の目標
場所
大阪市立美津島中学校教諭
近藤
体育館
良平・黒部
優
ダンス(フォークダンス・現代的なリズムのダンス)
(1) 感じを込めて踊ったりみんなで踊ったりする楽しさや喜びを味わい、イメージをとらえた表現
や踊りを通した交流ができるようにする。
(2) フォークダンスでは、踊り方の特徴をとらえ、音楽に合わせて特徴的なステップや動きで踊る
こと。
(3) 現代的なリズムのダンスでは、リズムの特徴をとらえ、変化のある動きを組み合わせて、リズ
ムに乗って全身で踊ること。
(4) ダンスに積極的に取り組むとともに、よさを認め合おうとすること、分担した役割を果たそう
とすることなどや、健康・安全に気を配ることができるようにする。
(5) ダンスの特性、踊りの由来と表現の仕方、関連して高まる体力などを理解し、課題に応じた運
動の取り組み方を工夫できるようにする。
3
単元について
(1) 教材について
「フォークダンス」は、人々の間で長く受け継がれてきた伝統的な民俗芸能で、日本や外国
の文化的背景、人々の生活感情や地域性などを思い浮かべて、踊りの特徴を知り、仲間と交流
を深めあうダンスである。
「現代的なリズムのダンス」は、ロック、ヒップホップなどのリズムに乗って、リズムの取り
方や動きを工夫したりして、全身でリズムをとらえて自由に踊るのが楽しいダンスである。
(2) 生徒について
動くことに抵抗のある生徒に対して、動くことの楽しさを味わわせ、ダンスには決まった形
はなく、言葉ではなく自由な感情をダンスによって表現できるということを伝えたい。
積極的な生徒が多く、何事にも興味をもって取り組むことができ、お互いに助け合いながら
活動することができる。
(3) 指導について
フォークダンスでは、男女が恥ずかしがらずペアとして活動できるよう、これまで集団行
動・体育祭においても、お互いに協力して取り組むよう心がけてきた。
生徒からリトルティーチャーをつくり、苦手な生徒に対しても、自分たちのなかで教え合う
ことができるようにさせたい。
4
学習のねらい
<ねらい1>
フォークダンスでは、男女が恥ずかしがらず手を取り合い、自分たちの考えた動きを取り入れ、
積極的に踊ることを楽しむ
<ねらい2>
現代的なリズムのダンスでは、ヒップホップやロックダンスを中心とした新しい動きを練習し、
テンポのいい曲に合わせて、踊りを完成させていく
5
指導計画と評価計画
(1) 評価規準に盛り込むべき事項
運動への
運動についての
運動の技能
運動についての
関心・意欲・態度
思考・判断
ダンスの楽しさや喜びを
生涯にわたってダン
ダンスの特性に応じ
ダンスの名称や用
味わうことができるよう、 スを豊かに実践する
て、交流や発表がで
語、踊りの特徴と表
互いの違いやよさを認め
ための自己の課題に
きるよう、イメージ
現の仕方、体力の高
合おうとすること、自己の
応じた運動の取り組
を深めた表現や踊り
め方、交流や発表の
責任を果たそうとするこ
み方を工夫してい
をするための動きを
仕方などを理解し
となどや、健康・安全を確
る。
身に付けている。
ている。
知識・理解
保して、学習に自主的に取
り組もうとしている。
(2) 単元の評価規準
運動への
運動についての
関心・意欲・態度
思考・判断
①ダンスの学習に積
①ダンスを継続して
①リズムに乗って、全
極的に取り組もう
楽しむための自己
身で弾んで踊るた
いて理解している
としている。
に適した関わり方
めの動きができて
②踊りの特徴と表現
を見つけている。
いる。
②互いに助け合い教
え合おうとしてい
運動の技能
運動についての
知識・理解
①ダンスの特性につ
の仕方について理
②仲間との交流の場
②踊り方の特徴を捉
面では、互いの違い
え、音楽に合わせて
③ダンスに関連した
③恥ずかしがらず、自
やよさを認め合う。
特徴的なステップ
体力の高め方につ
己の動きを表現で
③健康や安全を確保
ができる
いて理解している。
る。
きている。
するために、体調に
③さまざまなステッ
応じて適切な練習
プを用いて、変化の
方法を選んでいる。
ある動きを組み合
わせて踊ることが
できている。
解している。
(3)学習の計画と評価計画
時間
1
学習内容
学習活動
オリエンテーション
・リズムの取り方
学習のねらい
・ダウン、アップ
運動への
運動についての
関心・意欲・態度
思考・判断
運動の技能
運動についての
知識・理解
①
①
・ジャンケン列車
2
フォークダンス
・フォークダンスの歴史と踊りの特徴
現代的なリズムのダ
・『ジェンカ』
ンス
・『オクラホマミクサー』
①
②
・『マイムマイム』
・グレープバイン
3
②
・スリーステップターン
①
・ボックスステップ
創作フォークダンス
・『マイムマイム』(創作バージョン)
現代的なリズムの
・サイドランジ
ダンス
・ニュージャックスイング
現代的なリズムの
・クロスステップ
ダンス
・ランニングマン
(創作パートの制作)
・ロック&トゥエル
4
本時
5
②
②
③
・ポイント&ノック
6
②
③
・クロスハンド
③
・ポップコーン
・クラブ
7
まとめ
②
ダンス発表会
③
8
6
②
③
本時の学習について
(1) 第4時
①本時の目標
フォークダンスでは、男女が協力し、音楽に合わせて自由に身体表現する
楽しさを味わう
現代的なリズムのダンスでは、曲に合わせてグループで協力し、さまざまな
ステップで踊ることができる
②
準備物
デッキ
ホワイトボード
タイマー
模造紙
マグネット
マイク
(2)本時の学習指導展開
学習内容
学習活動
*準備運動・補強運動
・自他の安全に留意する
(ランニング・体ほぐし運動)
・体育委員を中心にして、曲に合わせて
指導上の留意点・評価
・用具が安全に設置されてい
るか確認する
しっかり体をほぐす。
導
*挨拶・健康観察
・挨拶、出欠席、健康観察を行う
入
・集合し挨拶させる
・体調不良による見学生徒へ
の指示を行う
*学習課題の把握
・本時の課題を把握する
<フォークダンス>
・各クラス2つの円を作り、前時に学習
*『マイムマイム』復習
した『マイムマイム』を踊る。
恥ずかしさを忘れ笑顔で楽しもう!
・踊り方の特徴を捉え、音楽
に合わせて特徴的なステ
ップや動きができる
(評価:技)
*『マイムマイム』<創作バージョン>
練習
・教師とダンスリーダーで模範を示す。
・ダンスリーダーを中心に『マイムマイ
ム』<創作バージョン>を練習する。
<現代的なリズムのダンス>
展
開
*『Rising Sun』
・舞台に向かって8列横隊に整列し、
両手間隔に広がる。
これまで学習してきたダンスの練習
・曲に合わせてこれまでの復習をする。
観 察
・仲間と協力しながら楽しく
踊らせる
・フォークダンスの各グルー
プで2列横隊を作り、舞台
前に素早く整列させる
ダンサーになりきろう!
・ステップの特徴を大きな
*新しいステップの確認
・教師とダンスリーダーで模範を示す。
*グループごとに練習
・グループごとに分かれ、各グループの
ダンスリーダーを中心に練習する。
・グループ内の全員が協力し、体全体を
動きで表現する
・仲間との交流の場面では、
互いの違いやよさを認め
合うことができる
使って練習する。
(評価:思)
学習カード
*まとめ
・学習を振り返り、自分自身またグルー
プとして良かった点を書く。
・本時の学習を振り返り、学
習カードに記述させる
・けが人等がいないか確認す
ま
と
め
る
*次時の予告
・次時の活動内容を把握する。
*挨拶
・挨拶をし、素早く更衣する。
・挨拶が終わったら、学習カ
ードをクラスごとに提出
させる