授業マテリアル

ニューメディア論
第 9 回「メディアとしての貨幣」
東京商船大学 非常勤講師
慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科
斉藤 賢爾
[email protected]
June 24, 2002
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■ 今日のメニュー ■
• 課題レビュー
• 貨幣、そのメディア的側面
• 貨幣をめぐる実験
• インターネットと貨幣の未来
• 24 世紀の経済に向けて
• 課題の出題
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■ 課題レビュー ■
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■ 課題 5. メディアとしての貨幣 ■
• WAT 券 (http://www.watsystems.net/) を使って、友達と何か取り引きを
してください。
• 取り引きの内容と、その感想を書いてください。
– 使う時、何か困ったことはありましたか?
– 使う時、どんな感じがしましたか?
– これからも使っていきたいと思いますか? などなど自由に書いてください
• 〆切: 2002/6/22 23:59 JST
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■ 提出状況と傾向 ■
• 57 人中 9 人提出 (6/24 現在)
• 傾向
使えた人
使えなかった人
8人
1人
ネガティヴな反応
ポジティヴな反応
8件
1件
[よくある意見・疑問]
– 使うと「知らない人から何か要求される」かも知れないので使いたくない
– 助け合いを通貨を介して行なうのは違和感がある
– web サイトの説明が分かりにくい
– どこに利点があるか分からない
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■ 所感 ■
• 問題意識なしに地域通貨を適用しようとしても失敗することが分かりました
– 失業している人が対象だったら、少し違ったかも知れません
• オルタナティヴな通貨は、理解してもらったり、普及させるためには大変な努力が必要
とされるシステムです
• 何故、そのような努力を払う必要があるのか、この授業を通してその理由を考えていた
だければ幸いです
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■ ワットシステムとは何か ■
• ゲゼル研究会の森野栄一氏が中心となって設計した紙券型の地域通貨
– 地域通貨には他に記帳型などがある
• 財やサービスの交換の媒体として WAT 券 (借用証書) を用いる
• 制御する中心を持たないことが特徴
– 通常、地域通貨には運営のための事務局が必要
– その活動を維持するための会費が必要な場合も多い
– 地域通貨というくらいで、通貨の流通範囲は限られるのが普通
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6
■ WAT 券 ■
表面
• 誰でも印刷して利用できる
額面を記入
• 1kWh = 1 時間の軽労働を尺度とし
貸付人/
振出人記名
裏面
て用いる
– 自然エネルギー生産コストを指標
• 振出人と貸付人の間の信頼関係に基づ
いて生成
裏書して使用
• 裏書が連なることにより、信用を増し
ながら流通する
WAT券の例
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7
■ WAT 券の交換プロトコル ■
振出人
貸付人
支払先
WAT券
1. 振出取引
• 振出人が貸付人の名前と額面を記
入し、署名して手渡す
財、サービス
1. 振出取引
WAT券
財、サービス
2. 通常取引
3. 清算取引
財、サービス
2. 通常取引
• 裏書欄に支払先の名前を書き、手
渡す
• これを繰り返すことにより WAT
券は人々の間を巡る
WAT券
3. 清算取引
• WAT 券が振出人に戻ると借りが
清算され、その WAT 券は無効と
なる
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■ 今週の表彰台 ■
• 今日は以下の人々の作品をレビューします:
–
–
–
–
金城 正智さん
三觜 普美さん
原 亨さん
田口 康夫さん
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■ 金城 正智さんの作品 ■
• 地域通貨は流行らない
1. ワットが通貨として幅を利かせられるのはワット仲間の間だけ
2. コメや魚が買えるのか? 恐らく買えない
3. 次の悪循環がある以上、地域通貨は流行らないと思う
経費のかかるサービスは登場しない →ワットの使い道は少ない
→ワットを得ても使う術がなくなる →サービスを止める →さらに使い道が少なくなる
⇒ コメや魚が買える地域通貨もあり、10 年以上継続して使われています
⇒ 確かに、このようにして失敗する地域通貨も多いようです
⇒ 流行りとかではなく、実施しなければならないと考えている人もいます
それは何故でしょうか
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■ 三觜 普美さんの作品 ■
• 信用を前提とした取引に WAT 券を振り出すのは、相手を信用していない気がする
⇒ 第三者にとっては、信用している証となるのではないでしょうか
• 個人の情報が書かれた WAT 券が流通してしまうのは安全に問題があると思う
⇒ 自分がコミットしている範囲 (例: 氏名) での情報公開となります
• 自然を大切にするというようなことが書いてあったが、紙資源の無駄では?
⇒ 電子化を進めています
⇒ また、通常の通貨が引き起こす自然破壊には凄まじいものがあるようです
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■ 原 亨さんの作品 ■
• 借用書が返済不能になった場合はどうするのか。受け取り側が一方的に損をするだけで
はないのか
⇒ それだけ振出人の信用が重要ということだと思います
⇒ 振出人が返済不能に陥った場合の清算は貸付人が行ないます
• 貯蓄・投資もできない
⇒ まさに、この点が利点となります
⇒ 投資はよいかも知れませんが、投機は問題となります
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■ 田口 康夫さんの作品 ■
• 「清算取引」が成立するには、振出人は「買い手」のみで終わってはならず、必ず「売
り手」にもなっていないといけないことになる . . . 振り出した以上は、積極的に参加す
ることが必要かも
⇒ 何を売れるのか、WAT 券に記述することもできるようです
⇒ 広告手段として用いることができます
• ゲゼル研究会のサイトを見て、地域通貨の歴史と地域通貨がデフレを乗り切ったこと、
また、貨幣とのバランスの問題があること、なぜ今地域通貨なのかなどの理解に役立
った
⇒ よく勉強されたと思います
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■ 貨幣、そのメディア的側面 ■
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■ 貨幣と通貨 ■
• 貨幣
– 商品交換の媒介物
– 広義には、本位貨幣のほか、法律によって強制通用力を認められた信用貨幣も含める
– 本位貨幣: 一国の貨幣制度の基礎をなす貨幣
– 信用貨幣: 貨幣代用物として流通する、貨幣の支払約束を表す債務証書
• 通貨
– 強制通用力を有する貨幣の意
[広辞苑第五版]
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■ 貨幣の機能 ■
• 交換 (取引の媒介)
– 売ることと買うことを分離する
– 貨幣自体が信用→取引における匿名性の実現
• 尺度 (価値を計る物差し)
• 貯蔵 (価値の保存)
– 貨幣の価値は減らないので、富の貯蔵に適している
– 社会における貨幣の不足を創造できる→有利な立場で貸し付けることができる
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■ 貨幣はメディアか? ■
• 交換のために用いられるとき、貨幣は人と人の間にある
– 貯蔵されている貨幣は人と人の間にあるだろうか
• 貨幣をメディアとして捉えると
– 例えば、ネットワークの帯域のようなものとして考える
– 貨幣量は有限 ≒ 帯域は有限
– 貨幣を貯蔵する ≒ 帯域を確保しつつ、使わない
⇒ 普通ならペナルティをとられるところ、逆に貸し付けて利息をとる
⇒ これがシステムのデザイン上、正しいかはよく考える必要があります
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■ メディアとしての貨幣 ∼ ゲゼル理論 ■
• ゲゼルは借り入れるとプラスの利子が
つく貨幣システムを問題視し、スタン
プ貨幣 (消滅貨幣) を提唱した
• 商品と同じように、貨幣も時間の経過
とともに傷んでいくものにしなければ
ならないという考え方
Silvio Gesell (1862-1930)
http://www.eumed.net/cursecon/economistas/Gesell.htm
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■ メディアとしての貨幣 ∼ 減価する貨幣 ■
• この代用貨幣は US$100 と同じ価値
が保証されている
• ただし毎週、裏面に 10 セントのスタ
ンプを貼らなければ使えない
• すなわち、年間で US$5.20、5.2%
減価する
自由貨幣 (米ドル)
http://www.systemfehler.de/en/neo/part4/1.htm
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■ 貨幣をめぐる実験 ■
• 労働証明書
• LETS (Local Exchange Trading System)
• Ithaca HOURS (イサカアワーズ)
• döMak (デーマーク)
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■ Wörgl, 1932 (ヴェルグル、1932 年) ■
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■ 労働証明書 ■
• 大恐慌をきっかけに、本位貨幣 (国民通貨) とは別な通貨としてゲゼル理論に基づく
自由貨幣を発行しようとする運動が起こる
• 当時のヴェルグルの人口は 4,300 人、町はそのうちの 1,500 人を公共事業のために
雇い、賃金を労働証明書と呼ばれるスタンプ貨幣で支払った
• 労働証明書は猛烈なスピードで循環し、町の税収は 8 倍に増え、失業はみるみる解消
し、商店は繁盛した
(出典: 河邑厚徳 + グループ現代「エンデの遺言」)
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■ 地域通貨運動の終息 ■
• 労働証明書は市民から圧倒的な支持を受けたが、オーストリアの中央銀行が紙券発行
の独占を侵害したとして訴訟を起こした
– 結果、中央銀行が裁判で勝訴した
– 同様な試みを準備していた近隣の町も計画の実行が不可能に
• 米国ではルーズベルトが地域通貨を禁止し、ニューディール政策を採用した
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■ Vancouver, 1983 (ヴァンクーヴァー、1983 年) ■
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■ LETS (Local Exchange Trading System) ■
• 当時、不況と失業の悪循環に陥っていたヴァンクーヴァー島コモックスで開始
• 記帳型で次の 4 + 1 原則を持つ:
1. 同意 2. 無利子 3. コストの共有 4. 情報公開
(5. 国民通貨とのリンク e.g. 1 グリーンドル = 1 カナダドル)
• LETS では口座は 0 から始まり、会員が自由に貨幣を発行する
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■ Ithaca, 1991 (イサカ、1991 年) ■
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■ Ithaca HOURS (イサカアワーズ) ■
• 当時、米国経済は低迷
• 米国の多くの企業がグローバル化し、
ニューヨーク州は 20 万もの雇用を失っ
ていた
• 1 Ithaca HOUR = 10 ドルとす
る独自の通貨を発行することで問題に
アプローチ
Ithaca HOURS
• “IN ITHACA WE TRUST”
http://www.ithacahours.org/
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■ HOUR Town (アワタウン) ■
• 無料で配布されている新聞 “HOUR
Town” に掲載されている申込用紙
に 1 ドルを同封し、委員会に送ると
Ithaca HOUR コミュニティの一
員となれる
• “HOUR Town” には売りものや
技能の広告が掲載される
http://www.ithacahours.org/
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■ Halle, 1992 (ハレ、1992 年) ■
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■ döMak (デーマーク) ∼ 交換リング ■
• 東西統合の影響下にあった東ドイツの
街で始まる
– 福祉施設の改装プロジェクトがきっ
かけ
• 記帳型
– TV 番組を通して日本の地域通貨
に大きな影響を与える
デーマークのロゴ
http://www.anhalt.net/doemak/
• 現在は活動を停止
– 改装プロジェクトの完了
– 中心人物が運営から退いた
– 経済のグローバル化の影響
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■ インターネットと貨幣の未来 ■
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■ インターネットの働き ■
• コミュニケーションのコストを引き下げる
– オルタナティヴな通貨システムの運営コストを引き下げることもできる
• それまで特権的だった事柄を、個人で自由にできるようにする
– 出版、放送、. . . そして貨幣の発行
– インターネット上での自由な通貨を準備する動きが活発になってきている
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■ cybercredits/Open money project ■
• Open money = LETS に基づき、自由に利用できる通貨システム
• オープンソースのサーバシステム cybercredits を開発
• http://www.openmoney.org/
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■ Q/Q-Project ■
• LETS に基づくサーバシステム
• 全国で流通可能な「市民通貨」
• http://www.q-project.org/
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■ ピース/岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 ■
• LETS と WAT の両方の利点を採り入れたハイブリッドな通貨
• 現在は web ベースだが、将来的には P2P での運用を目指している
• http://peace.comm.soft.iwate-pu.ac.jp/
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■ 24 世紀の経済に向けて ■
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■ 24 世紀人の証言 ■
• “The economics of the future are somewhat different. You see,
money doesn’t exist in the 24th century. . . . The acquisition of
wealth is no longer the driving force in our lives. We work to
better ourselves and the rest of humanity.”
–Jean-Luc Picard (from STAR TREK “FIRST CONTACT”)
• 「未来の経済は幾分、違っています。つまり、24 世紀には、貨幣は存在しないのです。
. . . 富の獲得はもはや生活の原動力ではありません。我々は、自分と人類が向上してい
くために働いているのです。」
–ジャン=リュック・ピカード (出典: スター・トレック「ファースト・コンタクト」)
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■ 利子の符号、その効果と未来に残すもの ■
• 利子がプラス
– 貨幣の獲得が行動のインセンティヴ
– 短期的な利益をあげるものに投資される
• 利子がマイナスないしゼロ
– 貨幣は交換の手段
– 長期的に価値が維持されるようなものに投資される
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■ 今日のまとめ ■
• 貨幣を価値の交換のためのメディアとして捉えると、借り入れにプラスの利子がつく通
貨システムはデザインに欠陥があると見なせる
• 次の目的を持つオルタナティヴな通貨システムの実験が繰り広げられている
– コミュニティの活性化
– より強固な地域経済の創出
– 長期的に価値が維持されるようなもの (例: 自然) への投資の促進
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■ 課題の出題 ■
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■ 課題 6. グローバルガヴァナンス (1/3) ■
• SETI@home による電波の解析によって、地球外知性からのメッセージが届いてい
ることが分かりました (という設定です)。
• メッセージを解読すると、その内容は 5 人乗りの宇宙船の設計図でした。この宇宙船
には人類にとって未踏のテクノロジーが使われており、実際に建造することで、人類は
多くのことをそこから学ぶことができます。メッセージは電波で届き、その解読法も知
られているので、地球上の誰もが設計図を手に入れることができます。だから誰かが宇
宙船を実際に建造することは止められません。
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■ 課題 6. グローバルガヴァナンス (2/3) ■
• 宇宙船が建造されたとし、5 人が乗り込んで地球を飛び立つと、未知の航法によって
相手の星系に到達します。5 人は地球の代表として地球外文明と接触することになるの
です。
• 人類は、次のような決断を迫られることになりました:
1. どのような主体が宇宙船を建造するかを決める。
2. 地球の代表 5 人に求められる資質は何かを決める。
3. その 5 人が誰であるかを具体的に決める。
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■ 課題 6. グローバルガヴァナンス (3/3) ■
• あなたはメッセージ解読チームのリーダとして最初からこの問題に深く関わり、宇宙船
の建造と搭乗員の選出のプロセスをどう進めるかについての提案を行なうことになり
ました。
– これは人類全体にとっての問題です。
– 人類全体の益になるような提案を行なってください。
(参考: カール・セーガン「コンタクト」)
• 〆切: 2002/7/6 23:59 JST
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