TA instruments TM-DSC のマニュアリング 装置の立ち上げ 1. 実験室の換気扇を oning する。 2. 窒素タンクの第1バルブ(タンクに付いてる元栓)を左に回して開ける(開 けすぎなくてもよいけど、ちゃんと開けないといけない)。 3. 冷却装置の上に置いてある 2 つの流量計の表示を見ながら、第3バルブ(元 栓から数えて 3 つ目の放出バルブ、親指くらいの小さいやつ)を少しずつ開 けていく。流量計の表示がどちらも 80∼100 ml/min くらいになるように する。必要に応じて真ん中の第2バルブ(レギュレーター)も調節する。 4. 窒素の残量が、これから行うあなたの測定にとって十分であるか確認する。 5. コンピュータの電源を oning する(ユーザ名は ta パスワードも ta)。 6. TM-DSC 本体の POWER も oning し、続けて HEATER の電源も oning す る(on は「|」、off は「○」)。 7. コンピュータが起動したらデスクトップの Instrument Control のアイコ ンを開く。 8. DSC→Parameters→Experimental Parameter を開き、 下から 4 番目の Method File の項目で hajimari.mth という名前のファイル を探し、opening する。×印をクリックして閉じる。 9. 冷却装置の POWER を oning する。 10. コンピュータ画面の緑色の . ボタンをクリックし、続けてすぐにとなりの赤 色の□ボタンを押す。 11. TM-DSC 本体に表示されている炉内の温度が一定の値に安定するまで、様 子を見ながらこのまま 10 分くらいおく。 ☆もし炉の中の温度が 18 ℃∼30 ℃くらいに落ち着かずに、10 ℃以下に向かっ てどんどん下がっていくようなら、いったん冷却装置の POWER を offing し、 DSC→Parameters→Instrument Parameters を開き、下半分の Method End Conditions のボックス内が Return to temperature range ”チェック ”from 20 1 to 30 o C になっていることを確かめて、もう一度 hajimari.mth を選択すると ころからやりなおす。 ☆これ以降、測定中は液体窒素製造装置と TM-DSC をつなぐ黒くて太い蛇 みたいなヤツには絶対に触れてはいけなーいっ!蛇が折れます。 2 測定 1. DSC の炉のふたを開けて(3 つ全部)、試料パン、基準試料パンを炉の中へ 慎重に置く(ヘリポートみたいなやつの手前側の丘の上にサンプル入りのパ ン、向こう側の丘の上に基準試料パン)。 2. (新しく測定プログラムを作る場合のみ)DSC→Method→Editor を開いて、 オリジナル測定プログラムが入ったあなただけの method file を作成する。作 り方がわからなければ、Help を参考に。(これだけは注意: 「data storage— on」のプログラムを入れるのを忘れないように!これを忘れると、せっかく 測定したのに、後でデータが取り出せません。)作成が終わったら、デフォ ルトで表示される場所にそのまま名前「名前.mth」をつけて保存する。(間 違えて保存しても、Editor で書き換えできます。) 3. DSC→Parameters→Experimental Parameter を開き、 Sample Name、質量を入力する。 4. 使いたい測定プログラムが書かれている Method File を選択する。 5. データを保存するファイル名を☆にしたい場合、File Name のところに「C : \data\nozaki\ ☆.001 」の形で書き込む。 6. ×印をクリックして Experimental Parameter を閉じる。 7. DSC→Parameter→Mode を開く。選んだ method file の測定プログラム中に modulate をかけるプログラムが存在する場合は「modulated」を、無い場合 は「standard」を選択する。×で閉じる。 8. . 印をクリックして測定開始する。 9. 測定が終わるまで、装置をほっとく。 3 データを見る+生データを取り出す方法 1. デスクトップの Universal Analysis-NT を開く。 2. File→Open で、C : \data\nozaki の中から、「☆.001」を見つけて open→ok する。 3. Graph→Signal を開いて、X 軸 Y 軸をそれぞれ選び(Y 軸は一度に4つまで 出せる)、自分が見たいと思うグラフに仕立て上げる。 4. view→data→table を開き、X 軸の範囲、取り出すデータの間引き(間引き せずに全部取り出したいときは all data を選択する)を入力して ok を押す。 5. 生データが表示される。これを「☆.rtf」にしてデスクトップでもどこにで もいいから保存する。 6. フロッピーディスクにでもなんにでもいいからそのファイルを取り出して持 ち逃げする。 4 装置の立ち下げ 1. Instrument Control のアイコンを閉じないままにしておく。(もし閉じて しまったなら、もう一度開いて装置立ち上げでやった hajimari.mth の . □の 手順を行った方が安心です) 2. 試料パンたちを炉から救出する。 3. 冷却装置 ing の POWERing を offing にする。 4. このような状態(窒素は流しっぱで、コンピュータもつけっぱで、TM-DSC もつけっぱ)のまま最低 1 時間放置する。 5. 窒素の第3バルブを右に回して閉め、続けて第1バルブも閉める。 6. TM-DSC の HEAT を offing にし、続けて POWER も offing にする。 7. コンピュータを shut downing する。 8. 実験室の換気扇を切る。 5
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