第 25 回全国小学生作文コンクール 「わたしたちのまちのおまわりさん

第 25 回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」
優秀賞(高学年の部)
タイトル:私の町のおまわりさん
氏
名:荻原 汐里
小学校名:岡山県 新見市立井倉小学校 六年
私の町、井倉のおまわりさんは澤さんといいます。澤さんは少しポッチャリした体型で
メガネをかけていてやさしそうなおまわりさんです。私は電車通学なので、下校では井倉
駅で電車を待っている時間があります。その時は駅にはだれもいないので、私が安全に電
車に乗ることができるように、学校の先生か、澤さん、そしてスクールサポーターの林さ
んがいっしょに電車が来るのを待ってくださいます。電車が来るまでの間は、駅のそうじ
や読書をします。澤さんや林さんが来てくださった時には駅のベンチやイスや窓のふきそ
うじとはきそうじに分かれてします。私は、いっしょにそうじをしてくださっているとい
う安心な気持ちと、いそがしいのに来てくださっているという感謝と心の温かさをいつも
感じています。また、そうじ中には
「学校の勉強で何が一番得意なん?」
などといろいろ声をかけてくださっています。私は下校の時に話し相手ができて、一人で
はなくなったのでとてもうれしい気持ちになり、笑顔になることが多くなりました。
それだけではありません。澤さんは、毎朝駅前で先生や見守り隊の方と私たちの登校も
みまもってくれています。そして、暑い日も寒い日も私たちに笑顔で、
「おはようございます。
」
と、大きな元気な声であいさつをしてくださいます。また、澤さんのおくさんも、赤ちゃ
んが生まれる前にも、私が電車を待つ時間にいっしょに帰ってくださったことがあります。
私は後で知ったのですが、そんな大変な時なのに、私のためにいっしょに電車をまってく
ださって本当にうれしかったです。そして、春になって、海斗君という男の子が生まれた
ということを聞いて、
「元気に生まれてきて良かった。
」と思いました。
私の町のおまわりさんは、とてもやさしくて心の温かいおまわりさんです。そのおくさ
んや見守り隊の人たちもみんな同じです。私たちの登校、下校の安全・安心のために、大
変でしょうがよろしくお願いします。それから、これからも私たちに元気が出るあいさつ
を続けてしてください。私たちももっとがんばりたいと思います。
私は六年生なので、あと半年ほどで卒業です。たくさんの人たちにお世話になってきた
ことをみなさんに感謝し、この経験をこれからの生活に生かしていきたいと思います。そ
して、みなさんと過ごせる卒業までの残りの時間を、これまで以上に大切にしたいと思っ
ています。