2013 年 8 月 14 日 シュアールグループ 株式会社シュアール (株)シュアール、ソーシャルメディアと手話キーボードを用いた 手話辞典「Slinto® Dictionary」を正式リリース 株式会社シュアール(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:大木洵人)は、“動画投稿サイト×集合知”をキー ワードにしたウェブの手話辞典「SLinto® Dictionary(スリント・ディクショナリー)」 (http://slinto.com)を 2013 年 8 月 14 日より正式に日米でリリース致しました。本事業は、2012 年 3 月 2 日よりβ版としてプレリリースして いましたが、台湾において開催された APEC Start-Up Accelerator Leadership Summit 2013(注 1)(主催:Intel・ 台湾政府経済部中小企業処)に日本代表企業 2 社の 1 社として弊社が出場した事を機に、正式にリリースを致し ました。 多くの方の御利用をお待ちしております。今後も、より良いサービスを目指し改善を続けて参ります。 特徴① ユーザー参加型のオンライン手話辞典 手話辞典には、紙媒体の辞典とオンライン辞典の二つがあります。従来の手話辞典には、「紙媒体では、新語 の対応が難しく、静止画による手話動作の説明が理解しにくい。オンライン辞典は未発達の領域であり、収録 単語数が少ない。そして、両方の辞典に共通して、書記言語の単語一つに対して複数の手話表現が存在してお り(例: 「猿」には方言も含め 10 個以上の手話表現が存在する) 、手話学習の際に戸惑う。」といった問題点が ありました。先述の問題を解決するために、シュアールでは、動画投稿サイトと集合知の辞典をモデルにした 手話辞典を作成しました。本サービスはユーザーによる手話映像の登録/評価を軸としています。近年のサー ビスには必須であるソーシャル性を兼ね備えることで、投稿単語の増加が見込め、新語に即座に対応できま す。また、評価機能により、現在、最も支持されている手話表現を把握できる仕組みとなっています。 特徴② 手話キーボードを用いた、高速な手話入力 手話を構成する要素は複雑であり、手話要素の入力にポインティングデバイス(マウスやタッチパッドな ど)を用いた手話表現の検索では手間も時間もかかります。シュアールが保有する特許技術「手話キーボード 」を用いることで、キーボード上で入力を完結した、世界で初めての高速な手話表現の検索を実現しまし (注 2) た。 SLinto Dictionary はユーザー参加型手話辞典のプラットフォーム提供に徹します。現在は、日米の二ヶ国同 時リリースですが、今後は随時、他地域でのサービスリリースを行い、海外へサービス拡大を行っていきま す。 《プレスリリースに関するお問い合わせ》 株式会社シュアール 住所:〒252—0816 神奈川県藤沢市遠藤 4489—105 慶應藤沢イノベーションビレッジ 電話・FAX:0466—48—7640(KIEP 事務局内) E-mail:[email protected] 2013 年 8 月 14 日 シュアールグループ 株式会社シュアール 《会社概要》 株式会社シュアール(http://shur.jp)は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)から誕生した 2008 年創業 の元学生ベンチャー、シュアールグループ所属の会社である。ボランティアや助成金に頼った福祉ではなく、 ビジネスの手法を用いて、福祉業界の発展を目的とする。福祉分野の中で手話を専門に事業展開をしている。 注1)APEC Start-Up Accelerator Leadership Summit 2013 2013年8月13日、14日に台湾にて開催された国際ビジネスコンテスト。主催はIntel社と台湾政府経済部中小企 業処、運営はYUSHAN社と台湾経済研究院。APEC加盟国15カ国から31社のベンチャーが参加。シュアールは 日本代表教2社の1社として参加。 http://www.apecaccelerator.org/ 注 2)手話キーボード 手話による表現を直接入力できるようにしたキーボード。汎用のキーボードを利用し、手話の「手の形」と「体 に対する手の位置」によって、手話の直接入力を可能にする。手指の形状をキートップに割り当てた「手形」入 力領域と、人の形を分割しキートップに割り当てた「位置」入力領域に分けた。左右の手の「手形」 、 「位置」そ れぞれのキー入力を組み合わせにより、手話をキーボードで入力できるようにした。韓国にて特許取得済、PCT 国際出願国(日本、アメリカ、EU)にて国内移行手続済。 「手話キーボードおよびそれを用いた手話検索装置」(国際公開番号:WO/2010/087301、国際出願番号: PCT/JP2010/050897、日本国内出願番号 2009-035850) http://www.wipo.int/patentscope/search/ja/WO2010087301
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