平成26年6月18日(水) 読書週間 6月校長講話 先月の運動会,6年生が中心となって全校が心を一つにして成功させました。 6月になり,5年は田植え,3年はホタルの里の遊歩道整備,2年は塩川敬老園で お年寄りとの交流を行いました。各学年の活動が進んでいます。 今週は読書週間,相談週間です。学校でも家でもいつも本を読めるといいですね。 本は想像の世界をつくってくれます。また,相談週間では,学級担任の先生に困っ たことや心配なことを相談してください。担任の先生以外でも,どの先生でもいい のでいつでも相談してみてください。 日本語のおもしろさがわかるお薦め本を紹介します。図書館にあります。 四字熟語「台風一過」 ,台風が通り過ぎて空が晴れわたり,よい天気になることを言 います。 「台風一家」ではありません。ことわざ「猫に小判」,価値の分からない人に 貴重なものを与えても何の役にも立たないことのたとえ。慣用句「猫の手も借りた い」 ,非常に忙しいため,誰でもいいから手伝いが欲しいことのたとえ。 それに加えて, 「逆さ言葉」を知っていますか。上から読んでも下から読んでも同 じ文になるもので,回文とも言われます。「ニワトリと小鳥とワニ」,「この子猫の 子」 , 「だんごむし無言だ」 , 「鹿の子にも二個の菓子」, 「桜一つパッと開くさ」, 「へち まが町へ」, 「ポポンたくさん咲くタンポポ」, 「キツネ張り切り,羽根突き」, 「象くん パン食うぞ」, 「夜,熊来るよ」 , 「鯛,笛吹いた」, 「夜,猫寝るよ」, 「木が生えた絵は がき」, 「靴がキラリ,ゴリラ気がつく」, 「よい子は来いよ」, 「よく牛浮くよ」, 「熊寝 たら種蒔く」。小学生がつくった回文もあります。 「見せなさい小さな蝉」, 「呼ぶと鳩 は飛ぶよ」, 「私,九九したわ」 , 「象から買うぞ」, 「字の黒い六の字」, 「八人こんにち は」 。このようにおもしろい回文の本が図書館にあります。文に合った絵もとてもお もしろいですね。みなさんも,楽しい回文ができたら,先生に教えてください。 ことわざも知っているといいですね。 「急がば回れ」,早くしようとして失敗するよ りも,急いでいる時は,時間がかかっても安全な方法をとることが大事。 「絵に描い た餅」,絵に描いた餅は食べられないように,役に立たないもののこと。 「百聞は一見 にしかず」,人からいろいろ聞くよりも,自分で一度見る方がよくわかる。 「覆水盆に 返らず」,こぼれた水は元に戻すことができない。一度してしまったことは,取り返 しがつかない。 「三つ子の魂百まで」,子どもの頃の性格は大人になっても変わらない。 「情けは人のためならず」,人に親切にしておけば,いつかはそれが自分のためにな る。これは逆の意味で使っている人が多いことわざです。こうした,ことわざの本 も図書館にあります。 このように日本語は豊かで本当にたくさんのつかい方があります。図書館で日本 語のおもしろさがわかる本を探してみてください。日本語を勉強することが楽しく なるといいですね。
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