対象に応じた専用分析 - PANalytical

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年
第
1号
対象に応じた専用分析
銅とともに歩み続ける
3
環境分析で威力を発揮する XRF
5
粉ミルクの安全性を保証
9
対象に応じた専用分析
の例として、 分析上の問題を解
決するのにパナリティカルのシス
テムと標準試料を日常的に使用
している Aurubis(3 ページ ) や
Borealis(4 ページ ) などのお客
さま、 および高度な分析技術を
非常に簡単に応用できるようにな
る最新の専用ソフトウェアおよびハードウェアについて説明します。
最新号の X’Press へようこそ – 2014 年第 1 号
前号の X’Press でお伝えしたように、ユネスコは、X 線回折の百周年を
記念して 2014 年を世界結晶年 (IYCr) と定義しました。 1912 年に、
Max von Laue は彼の同僚である Walter Friedrich と Paul Knipping
とともに、 当時発見されたばかりの X 線放射線と結晶格子との相互
作用の可能性について議論しました。彼らは、硫酸銅の結晶に X 線を
照射することよって仮説を試し、 世界初の X 線回折パターンを記録す
ることができました。これは X 線による物質の特性分析を可能にする
今日の先進技術の基礎を築き、 Max von Laue はこの研究により X 線回折の発見がどのような発展をもたらしたかを確認することは
重要ですが、これで終わりではありません。 今まで以上に多くの技
1914 年にノーベル物理学賞を受賞しました。
術とアプリケーションが発見、 開発され、プロセスの効率化や環境
科学の理解という点で珍しいことではありませんが、 農業食品、 製 および製品安全性のコンプライアンスに対する増え続けるニーズに
薬、 航空学、 新素材、 および鉱業などのさまざまな産業で結晶学 対応できるようになると確信しています。これらは環境および生活
が重要な役割を果たしていることは世間ではあまり知られていま の維持でその重要性が急速に増しています。これがパナリティカル
せん。 パナリティカルのプロダクトマーケティングマネージャーである の中核的任務です。 パナリティカルは、 当社のノウハウおよび常に
Martijn Fransen は、 パリで開催された IYCr の開会式のプレゼン お客さまの要件とニーズを理解するという理念で貢献し続けます。
テーションで、 日常生活での結晶学についていくつかのわかりやす これを端的に表すべく、 パナリティカルは 「get insight」という新
い例を挙げて説明しました (11 ページを参照 )。 その結果、 参加し しいキャッチコピーをロゴに採用しました。 これについては次号の
ていた多くのユネスコ大使にとってこの科学がより身近なものにな X'Press で詳しく説明しますが、 興味のある方はパナリティカルの
り、 X 線分析の重要性を肌で感じてもらうことができました。
Web サイトをご覧ください。
X 線回折の発見は、 物質の詳細情報を得るための多くの可能性を 今回の X'Press もお楽しみいただければ幸いです。 また、 皆様の
もたらし、 過去 100 年間に材料分析の専用の分析方法が数多く開 ご意見をお待ちしております。 ぜひ、 www.panalytical.jp にアク
発されました。パナリティカルは 1948 年に設立されてから現在に至 セスしてご意見をお寄せください。
るまで、 X 線回折および蛍光 X 線の新しい分析法と装置の開発に
絶え間なく貢献してきました。
これらの新技術により、 今日、 専門家以外の多くのユーザーが、
分析の対象範囲および結果で妥協することなく、この科学を応用
できるようになりました。 今号の X'Press では、 それらのいくつか
TerraSpec Halo、 8 ページ
粉ミルクの安全性、 9 ページ
Kind regards,
Peter van Velzen
環境分析で威力を発揮する XRF、 5 ページ
銅とともに歩み続ける、
3 ページ
ハードウェアを超える
重要性、 4 ページ
新しいソフトウェアの
リリース、 6 ページと
7 ページ
優れた軽元素分析能力、
10 ページと 11 ページ
IYCr2014 の祝典、 11 ページ
2
銅とともに歩み続ける
Aurum rubrum = レッドゴールド
Aurubis は、業界トップの銅生産グループ会社であるとともに、世界最大の銅リサイクル会
社です。約 6,500 名の従業員が、ヨーロッパおよび米国のいくつかの生産施設と、ヨーロッ
パ、アジア、北米を網羅する営業およびサービス部門に勤務しています。Aurubis の最大
の生産施設と本社はハンブルク (ドイツ ) にあり、2000 名以上の従業員が勤務しています。
1866 年に Norddeutsche Affinerie AG が設立されたときからここに拠点を構えていて、
年月を経て今日の Aurubis グループに発展しました。現在、ハンブルクの施設は、世界で
最も近代的で環境に優しい銅製錬所の 1 つとなっています。
Aurubis は、 年間 100 万トン以上の銅
カソードを生産し、 これらから連続鋳
造線材、 形材、 圧延材や帯材などの
さまざまな銅製品を生産しています。
貴金属および硫酸や鉄ケイ酸塩などの
その 他 の 数 多くの 製 品によって製 品
ポートフォリオが構成されています。
2012年まで、Aurubisのハンブルクのラボラ
トリのすべてのXRF分析で、パナリティカル
のMagiX PROと2台のPW2400分析装置を
使用していました。しかしながら、サンプル
数が増え続けたことにより分析力を向上さ
せる必要が生じ、Aurubisは2台のPW2400
分析装置の代替装置として3台のハイエンド
PANalytical AxiosmAXシステムを導入しまし
た。新しい分析装置に移さなければならない
検量線が大量にあったため、納入作業は2年
かけて徐々に進められ、最後の装置は2週間
ハンブルクの施設には、Aurubisのメインの 前に納入されました。
分析ラボラトリが設置されています。ここで
は、蛍光X線(XRF)分析法によって年間8万 業務が中断しないように、すべての分析装置
個以上のサンプルを分析しており、これには のPCは共通のネットワークを共有し、あらゆ
100%からppmに至る濃度範囲のほとんど るPCでパナリティカルのOmnianノースタン
ダードソフトウエアおよびSuperQソフトウェア
すべての金属が含まれます。
を使用してすべてのシステムの結果を評価
できるようにしました。
ラボラトリの主なタスクは次のとおりです。
• 銅精鉱や電子機器のスクラップ、回路基
板、泥、粉塵などの二次原料の検査
• 金属、スラグ、石、酸などの生産管理
• 金属(銅、銀、金)と金属の浸出物のエンド
コントロール
Aurubisは、世界中の採鉱会社およびリサイ
クル会社から多種多様な原料(多数の金属が
さまざまな濃度で含まれた銅精鉱と銅スクラ
ップ)を受け取っています。金属の元素濃度
を正確に分析することは、エネルギーおよび
環境面に優れた原料の混合物を精製するた
めに不可欠です。数多くの生産ステップ(精
錬と転換)を経て銅アノード(銅99%)が生産さ
れ、その後さらに電解精製して純度99.99%
の銅カソードが生産されます。
Aurubis の顧客としては、 銅粗製品産
業、 電気工学、 電子および化学産業
の会社に加え、再生エネルギー、建設、
自動車産業のサプライヤも含まれてい
ます。
Aurum rubrum = レッドゴールド
回転炉での銅アノードの鋳造
約40年間にわたりパナリティカルのXRF分
析 装 置を使 用しているA u r u b i sは、同 社
は非 常に重 要な顧 客であると考えていま
す。Aurubisは非常に正確で再現性の高い
分析と最高の稼働時間を必要としています。
「Aurubisのすべてのラボラトリにパナリテ
ィカルの分析装置を装備している主な理由
は、パナリティカルのシステムの高い信頼性
と性能です。メンテナンスに関するいかなる
問題も24時間以内に解決されることを確信
しています。このことは継続的な材料管理に
不可欠です」とXRF分析ラボラトリのマネージ
ャーであるHarald Florek氏は語っています。
Harald Florek 氏 (Aurubis のラボラトリマネージャー )、Mathias Schäfer、Jürgen Wess、
Sören Brunke ( パナリティカル )。最新の Axios システムの公式引き渡し時のスナップ
3
ハードウェアを超える重要性
パナリティカル、Borealis でポリオレフィン分
析のトータルソリューションを開発
Borealis は、ポリオレフィン、基礎化学品、および肥料の分野の革新的ソリューションのトッ
ププロバイダです。世界中の約 15 の工場でポリオレフィン ( 主にポリエチレン (PE) とポリプ
ロピレン (PP)) を製造しています。Borealis では、長年にわたって品質管理に蛍光 X 線 (XRF)
分析法を使用して最高品質の製品を提供し続けています。Borealis のいくつかの施設に複
数のラボラトリを設置されたため、標準化された比較可能な結果を生成することがますます
重要になりました。これを実現するためにパナリティカルは共同プロジェクトへの参加を求
められました。このプロジェクトは完了し、優れた成果を収めることができました。
Borealis の業務改善プログラムによって推進
されたこのプロジェクトの主な課題は、 適切
な標準物質の準備でした。 良好な線の重な
り補正を得るためには、 さまざまな濃度範
囲および無相関濃度範囲の特定の元素を含
める必要があります。 さらに、 ポリマー物質
の質を低下させずに、 サンプルの均質性を
可能な限り高くすることが重要です。 パナリ
ティカルは、 これらの独自の標準物質を提
供することができました。 いくつかの抽出ス
テップを経て、 要求されたさまざまな元素
(Mg、 Al、 Si、 P、 S、 Ca、 Ti、 Zn) の 無
相関濃度のサンプルをペレットとして生成し
ました。
Borealis は、ポリエチレンとポリプロピ
レンの生産に関する 50 年以上の歴史を
持っています。本社はウィーン ( オース
トリア ) にあります。約 6,200 人の従業
員が世界 120 以上の国々のさまざまな
産 業にサービスと製品を提 供してい
ます。
Borealis は、 化学産業での安全性の
向上イニシアチブである Responsible
Care® を企業理念に掲げています。
マーマトリックスからは、 調査したどの元素
でも測定可能な差異は得られませんでした。
また、 限定的なサンプル厚、 線の重なりや
マトリックス効果などのすべての重要なパラ
メータを考慮するアプリケーションも開発し
ました。
今年の初めに、ターンキーアプリケーションを
モニタサンプ ルと一 緒にケースに 入 れて
Borealis に納入しました。 この新しい標準
試料セットは、 Borealis のすべてのラボラト
リで使用されます。これにより正確で完全に
比較可能な分析結果を得ることができます。
次のステップは、 完全な標準業務手順書
(SOP) の開発です。Borealis にとってのメリッ
その後、これらの濃度を最新の品質規格と トは、 すべての施設で同一の高い品質を実
ガイドラインに従って検証しました。 XRF 分 現して、 生産での変動を最小に抑え、コス
析法、 誘導結合プラズマ質量分析法 (ICP- トを削減できることです。
MS)、 お よ び 機 器 中 性 子 放 射 化 分 析
(INAA) を適用し、 その後統計的評価を行
いました。 PE と PP のサンプルは、 XRF で
1 つの検量線で測定しました。 異なるポリ
Borealis Borstar® ポリプロピレン工場
品質管理責任者である Thomas Steindl 博
士は次のように語っています。
「パナリティカルとのオープンで優れたコラボ
レーションにより、当社が考えていた高い品
質目標に最適な標準物質を得ることができま
した」
ケイ素の校正結果。
文字は異なるサンプルを
示しています。
4
パナリティカルは、 単に装置を販売す
るだけではなく専門知識とノウハウを提
供することによって、 お客さまの有効
性と生産性を向上させることが可能な
専用のトータルソリューションを提供す
ることができました。
環境分析で威力を発揮する XRF
沈殿物および治療用泥の迅速な多元素分析
好適な地質学的特性により、エストニアには泥炭、湖底泥、海底泥などのさまざまな重要
な堆積物があります ( 有機物含有量の高い沈殿物 )。これらには治療効果があることが数
世紀にわたって認められてきました。しかしながら現在では、 泥資源の利用は、エストニ
アスパがエストニアを訪れる観光客の目的地であった 20 世紀初頭と比べて大幅に少なく
なっています。泥の公共および商業利用の復活を妨げている重要な制約の 1 つとして挙げ
られるのは、堆積物の組成、物質の特性、および潜在的な汚染の危険性に関する知識の
欠如です。Tallinn University Haapsalu College の新しい分析ラボラトリは、これらの泥
の詳細分析を行うことを計画しています。
この作業のために Haapsalu College チーム
は PANalytical Epsilon 3 XL 蛍光 X 線 (XRF)
分析装置を導入しました。この装置は、 泥
の有機および無機組成マトリックスの特性分
析に使用され、 特に治療物質 ( 粘土、 分解
有機物質、 抗酸化物質 ) と、シアノバクテリ
ア毒素または重金属汚染などの潜在的な有
毒化合物について重点的に分析します。
このため、 得られた化学的データは、 堆積
物学および生態学の専門知識として解釈さ
れ、 泥の形成過程、 生態的機能およびダイ
ナミックスを理解するために役立ちます。 ま
た、 堆積物の元素組成は堆積物が形成され
た環境条件を反映するため、 元素比率は優
れた環境指標としても機能します (Cohen,
2003; Boyle, 2002)。
H a a p s a l u C o l l e g e は 、 Ta l l i n n
University の地域校およびキャンパス
で、エストニアの西岸、バルト海のハー
プサル湾にあります。 ここは、 バルト
地域で最も有名な治療用泥堆積物のあ
る地域の 1 つです。 この大学は、 健
康増進およびリハビリテーションの研
究を専門とする教育および能力開発
センターとしても成功を収めています。
2013 年に欧州地域開発基金からの支
援により、 エストニアの治療用泥の化
学的特性および泥堆積資源の地図作
製に重点を置いた新しい分析ラボラト
リが開設されました。
また、 泥の堆積物の空間特性についても調
査します。これには、 特定の地域内での組
成の変異性、 地域の比較、 新たな泥抽出
地域の調査が含まれます。 天然資源の持続
可能な管理に役立つように、プロジェクトで
は泥を技術的に分析したり、 堆積物中の潜
在的な量を評価するだけではなく、 広域な
環境的状況も調査します。
このような分析の主な課題は、 非常に変わりやすい基質、 適切な標準試料の欠如、
量的に変動の激しい大量の化合物の分析が必要であることです。 Epsilon 3 XL 分析
装置は、 圧縮または未圧縮
の乾燥した堆積粉から直接、
多 様 な 元 素 (Na か ら U ま
で ) を同時分析できるためこ
のプロジェクトに最適なツー
ルで、 これにより人 員、 専
門技術、 およびラボラトリ装
置に関するニーズを最適化す
ることができます。
Epsilon 3 で のトレ ー ニ ン グ。 左 か ら 右 : Jakob
Noreland ( パナリティカルスペシャリスト )、Agata
Marzecova 氏、 Galina Kapanen 氏 (Haapsalu
College)
参考資料 :
• Boyle, J. F. "Inorganic geochemical methods in
palaeolimnology." Tracking environmental
change using lake sediments. Springer
Netherlands, 2002. 83-141.
• Cohen, Andrew S. Paleolimnology: the history
and evolution of lake systems. Oxford: Oxford
University Press, 2003.
ハープサル湾から得られた
粉末泥サンプルの代表的な
XRF スペクトル
5
EasySAXS バージョン
2.1 – ナノ材料分析用
専用分析用の新しいソフトウェアリ
2014 年 4 月に、パナリティカルの EasySAXS データ分析ソフトウェ
アの新しいバージョンが発表されます。特に、高度な小角 X 線散乱
(SAXS) 分析を実施する方にとって、SAXS 分析オプションが追加さ
れたことと、最適化された分析方法を適用できるようになったことを
評価していただけると思います。
昨 年 に 発 表され た パナリティカル の ScatterX78 SAXS/WAXS モ
ジュールにより (2013 年第 1 号の X'Press の記事を参照 )、 界面活
性剤の希釈サンプル、 ポリマー分散剤、 生体高分子、 その他のソ
フトマターなど、 非常に散乱が弱い物質でも Empyrean プラット
フォームで高品質な SAXS データを得られます。
そのようなデリケートなサンプルから、 合理的なデータ取り込み時間
で可能な限り優れたデータを得るためには、 最適化された分析方法
が必要です。 EasySAXS 2.1 は、 短期測定を繰り返して合計し高濃
度データと低濃度データの結合をしたり、 PIXcel3D 2×2 検出器に
よる迅速なスタテック測定をサポートしたり、 そのような手法を完全
にサポートするようになりました。
また、 EasySAXS 2.1 は、 小角散乱データ分析用のいくつかの市販
ソフトウェアパッケージと互換性がある形式でデータをエクスポートで
きます。これにより、 ユーザーは追加の専用分析オプションを利用
できます。 特に、 生体高分子 (bioSAXS) から得られた散乱データ
の詳細な解釈を提供する欧州分子生物学研究所 (EMBL) の定評の
ある ATSAS パッケージにデータを移すことができます。 また、 デー
タはアルゴンヌ国立研究所 ( 米国・イリノイ州 ) で開発された Irena
パッケージとも互換性があります。
EasySAXS は、 小角 X 線散乱法 (SAXS) データの分析に対応
した使いやすい高度なソフトウェアパッケージです。これはナノ
スケール構造、 寸法、 ナノ粒子形状、 および表面積の情報を
提供します。
EasySAXS は、 高度なアルゴリズム、 完全なデータ分析ツー
ルボックス、 自動化オプション、 およびレポート作成機能を提
供します。 ツールボックスには、 Data Reduction ( データ処
理 )、Guinier および Porod 分析、最小二乗法フィッティング、
およびモデルシミュレーションが含まれています。
世界トップレベルの科学者とコラボレーション
EasySAXS インターフェースでは、高度なデー
タ分析オプションにアクセスできます。 基礎を成している一部のアル
ゴリズムは、D. Svergun 博士とドイツ・ハンブルクの欧州分子生物
学研究所 (EMBL) の彼のチームによって開発された有名な ATSAS
ソフトウェアスイートのコードに基づいています。これらには、 二体
距離分布関数と間接フーリエ変換計算による粒子サイズ分布分析が
グラフィカルユーザーインターフェースは、 データの見やすさ、 追加
含まれています。
のプロットオプション、 および使いやすさの点で改良が施されていま
す。 モデルのフィッティング、 バックグラウンド除去、 データの平滑
化およびデスメアリングのパフォーマンスおよび柔軟性が向上されて
います。
EasySAXS は、 2D SAXS データ表示用の PANviewer および 2D 画
像処理 ( 半径平均化など ) 用の XRD2Dscan などのパナリティカル
の そ の 他 の ソ フト ウ ェ ア パ ッ ケ ー ジ で 補 足 さ れ ま す。
HighScore(Plus) は、 結晶相の同定とナノ結晶子サイズの特定を含
む WAXS データ分析に使用できます。
パナリティカルの SAXS/WAXS については、 オンデマンドウェビナー
で説明しています。ウェビナーには、
http://www.panalytical.com/webinars からアクセスできます。
6
EasySAXS で前処理されたデータは、いくつかの市販 SAXS データ分析パッケー
ジと互換性があります。 たとえば、 上のスクリーンショットは、DAMMIN (EMBL
ATSAS ソフトウェアスイート ) で実施した 3D タンパク質形状再構成を Empyrean
プラットフォームの ScatterX78 で取得したタンパク質溶液の散乱データに適用した
結果を示しています。
アリリース
HighScore (Plus) バージョン
4.0 – すべての XRD 粉末
アプリケーション用
パナリティカルの HighScore は、 粉末回折分析ソフトウェアとして
長年にわたって高い評価を得てきました。 定性的および定量的
XRD 相分析、結晶分析、あらゆる種類のプロファイルおよび相フィッ
ティング、チャージフリッピング構造分析、大量のスキャンを評価す
るための統計的手法に対応しています。HighScore への重要な変
更の準備が整い、リリース間近です。
ソフトウェアには使い慣れたユーザーインターフェースが搭載され、
変更は詳細部分のみです。 お客さまは、 いくつかの新しい機能を
使用することができます。
• 測定されたスキャン変動からデータを予測する部分最小二乗 (PLS)
回帰 ( データマイニング )
• 相量からの元素または酸化物の濃度の計算
• 球面調和関数を使用した複雑な方位配向の表現
• 独自のビットマップ - スキャンコンバータ
• 高度なスクリプト記述機能
等値線ビュー : 室温∼ 900 度での曹長石の相転移の詳細
HighScore ソフトウェア – X 線粉末回折データの分析専用
主なメリットとして、以下のことが挙げられます。
• 原子数、ピーク、 相またはデータポイントの制限なし
• 重なりあうピークの制限なし。 より大きいピークベース幅を使用
可能
• 非対称ピークをフィッティングするのに分割ピークを使用可能
• 構造フィッティングとプロファイルフィッティングを 1 つの分析に組
み合わせ可能
• HKL 相および自動フィッティングバッチのサポート性の向上
• 非常に高速で安定したプロファイルフィッティング
「ソフトウェアに施された最大の変更点は、ほとんど見て取ることは
できません」と長年にわたって HighScore を担当してきたチームは
語っています。「予想よりも難しく労力がかかりましたが、今後数年
間にわたってコードを拡張できるようにするのにこの開発作業は必要
でした」この大規模な開発業務は、 予期されていたよりも困難で苦
労を伴いましたが、 今後登場するコードの拡張を実現するために必
要な作業でした。
パナリティカルは新しいバージョン 4.0 ソフトウェアの機能に基づい
て、 新しい XRD アプリケーションの評価をすでに行っています。
XRD のプ ロダクトマーケ ティングマネージャーで ある Martijn
Fransen は次のように語っています。「この新しいカーネルにより、
将来への準備が整いました。開発チームと連携し、先進のコンピュー
タ技術を使用してより使いやすく計算速度を速くするという次の段階
への到達を目指しています」
以前の HighScore Plus の機能は、 基本的な HighScore パッケー
ジで 「Plus」 オプションとして使用できるようになりました。
HighScore4.0 の新機能についてはウェビナーで説明しています。
ウェビナーは www.panalytical.com/webinars でオンデマンドで視
聴できます。 今後数か月にさらなるウェビナーが予定されており、
ソフトウェアのさまざまな使用方法について説明します。
疑似 3D の図 : 室温∼ 550 度で
の酢酸銅水和物の分解の詳細
7
採鉱産業で威力を発揮する NIR
近赤外分光法 (NIR) は、光の反射率を計測してさまざまな物質を測定したり化
合物を特定する高速な非破壊分析技術です。NIR はさまざまな用途に使用され
ていて、 代表的なものとして食品品質の測定、薬品成分の確認、気候変動効
果の研究、偽造品の特定、農作物のモニタ、採掘した鉱物の同定および定量
分析などがあります。
2012 年末にパナリティカルは、 世界トップ
の NIR 分析装置メーカーであるASD, Inc.( 米
国コロラド州ボルダー ) を買収しました。リ
モートセンシングおよび鉱物市場向けの分析
装置を 20 年間にわたって製造してきた ASD
Inc.( 現在は PANalytical Boulder) は、 NIR
分析装置のトップメーカーとして高い評
価を得ています。
置と接続されていて、 スペクトルファイルを
収集してコンピュータに保存します。鉱物は、
スペクトルを分析するプログラムにファイルを
送り、 既知の鉱物スペクトルライブラリに対
して比較することで同定されます。
PANalytical Boulder は、 先月、 採掘市場
向 け の 先 進 の 分 析 装 置である TerraSpec
Halo をリリースしました。 前述したすべて
鉱業に関して、 ASD の TerraSpec 分 のことを重量わずか 2.5kg のハンドヘルド式
析装置シリーズは世界中の主要な採 フェイザースタイルシステムのこの装置で実
掘会社で使用されていて、 すばやく鉱 行できます。
床を特定したり、 鉱区で地質と鉱物を特
地 質 学 者は、 装 置を岩に接 触させてトリ
性分析するのに役立っています。
NIR は、 鉱床を囲む変質地質の適切な特性 ガーを引くだけです。 20 秒以内に鉱物の結
分析に重要であるさまざまな粘土種などの難 果が Halo の画面に表示されます。 産業界
しい変質鉱物を同定します。
では過去数年間でコストが大幅に上昇して
いますが、 TerraSpec Halo により採鉱会社
採鉱会社にとって利用価値の高いツールで は瞬時に結果を得ることができ、すばやく意
すが、 これまでは NIR 鉱物スペクトルを収 志決定を行って、 結果として運用コストと作
集するのは厄介なプロセスでした。 探鉱地 業コストを削減することができます。
質学者は、 バックパックにブリーフケースサ
イズの分析装置を入れて、岩の表面にプロー
ブを当てて鉱物スペクトルを収集します。プ
ローブは、 光ファイバと配線によって分析装
TerraSpec Halo、リアルタイムで鉱物を
同定可能な斬新な専用分析ツール
8
粉ミルクの安全性を保証
粉ミルクは、自分が幼児のときに飲んでいたり、子供に与えるなど、生
活に身近な品です。液体ミルクを粉ミルクにするために現在用いられて
いる方法として、スプレードライ、ドラム乾燥、またはフリーズドライがあ
り、粉ミルクにすることで、冷蔵が不要で消費期限を液体ミルクよりはる
かに長くすることができます。
粉ミルクは、 幼児向け製品 ( チョコレートや
キャラメルキャンディなどの菓子類 )、 および
その他のさまざまなお菓子の製造によく使用
されます。 軽量でかさばらないことから、 国
連の食糧援助物資および避難所の一般的な
品目でもあり、 発展途上国で広く用いられ
ています。 粉ミルクは、 21 種類のすべての
標準アミノ酸 ( タンパク質構成要素 ) と大量
の可溶性ビタミンおよびミネラルを含んでい
ます。これらのミネラルは、 いくつかの化学
元素によって表されます。 ナトリウム、 マグ
ネシウム、リン、 塩素、カリウム、 およびカ
ルシウムなどの主要な元素は、 通常、 低い
割合で存在し、 マンガン、 鉄、 亜鉛、 およ
び銅などの微量元素は mg/kg 単位で存在し
ます。
元素含有量の管理と標準化は、 製品の品質
と一貫性に不可欠です。 これらにより、 元
のミルクの栄養欠乏を調整および防止し、
処理時の栄養分損失を回復することができ
ます。 生産工程をチェックすることは、 粉ミ
ルクがあらゆる点で安全な食品であることを
保証するのに不可欠です。
この新しい Epsilon 1 は、 XRF による粉
ミルク分析用の事前校正済みの完全なソ
リューションを提供し、内蔵コンピュータ、
ユーザーソフトウェア、 およびサンプルプ
レパレーションのスターティングキットが
含まれています。 システムには究極の使
いやすさを実現するタッチスクリーンが採
用されていて、 最小限のサンプルプレパ
レーションと簡単な 4 つのステップで粉ミ
ルクを分析できます。 結果は正確かつ再
現性が高く、 非常に優れた費用対効果
で 得ることができます。 Epsilon 1 は、
食品産業の国際標準に完全に準拠し、
FDA CFR 21 Part 11 コンプライアンス用
に追加の Enhanced Data Security ソフ
トウェアパッケージも用意しています。
メーカーはパナリティカルの新しい Epsilon 1
蛍光 X 線 (XRF) 分析装置を使用して、 粉ミ
ルクの需要増加と関連製品の生産速度に対
応すべく、 粉ミルクをすばやく簡単に分析す
ることができます。
前号の X'Press(2013 年第 4 号 ) で説明
したように、この装置は、採掘、潤滑油、
燃料中の硫黄、 研究および教育などの
主要なアプリケーション専用の Epsilon 1
システムシリーズの最新装置です。
19
K
39.10
20
Ca
40.08
26
Fe
55.85
30
Zn
65.39
カリウムは、 蛋白質の合成、 神
経内の信号伝達、筋肉の収縮を
含 むさまざまな 反 応 を促 進し
ます。
カルシウムは、 骨および歯の主
成分であり、筋肉の収縮と弛緩、
神経機能、血液凝固、および血
圧調節に関係します。
鉄は、 血液のヘモグロビンの形
成に不可欠であり、 筋肉のミオ
グロビンに含まれていてエネル
ギーの利用に重要な役割を果た
します。
亜鉛は、通常の胎児発育、ビタ
ミン A の輸送および創傷治癒に
不可欠です。 多くの酵素に含ま
れていて、インスリンに存在し、
精子生産に関係します。
「食品産業では、正確で信頼性の高い結果が不可欠です」と、 パナリティカルのプロ
ダクトマーケティングマネージャーである Lieven Kempenaers は 語っています。
「Epsilon 1 は、コンパクトですぐに使用可能な装置であり、XRF の優れた能力をミル
クの検査に応用できます。その簡単な手順により、XRF に関する専門知識のないユー
ザーでも簡単に Epsilon 1 を使用することができます」
9
優れた軽元素分析性能 – 予想を大幅に上回る性能
パナリティカルのEpsilon 3装置は、低コスト
で柔軟性の高いデスクトップタイプ蛍光X線
(XRF)分析装置です。非常にシンプルな操作
インターフェースを使って、正確、精密かつ信
頼性の高い分析が行えるように設計されて
います。第1世代のEpsilon 3分析装置は、世
界中のユーザーの現場でその性能が実証さ
れています(今号の4ページでその例の1つに
ついて説明しています)。パナリティカルは、
優れた軽元素分析が可能なEpsilon 3 Xと
Epsilon 3XLEを追加して、このシリーズをアッ
プグレードしました。これらの新しい分析装
置は、AXAA2014で一般公開されました(11
ページ)。
この新しいデスクトップタイプ分析装置は、
最新の励起および検出技術を備えています。
これにより、大型で強力な分析装置に匹敵
する、またはそれを上回る分析性能が実現
されています。パナリティカルの管球製造施
設は、新しい分析装置用に高性能なメタル
セラミックX線管球を特別に開発しました。
複数用意されたアノード材(Rh、Ag、Mo)、
4.0∼50kVの電圧設定、3.0mAの最大電流設
定を使用して、特定のアプリケーション用に装
置設定を最適化し、周期律表全体にわたって
優れた性能を維持することができます。
Epsilon 3Xは、ナトリウムからアメリシウムまでの元素範囲を分析可能な最新の高分解能シリ
コンドリフト検出器を装備しています。Epsilon 3XLEは、炭素、窒素、および酸素のような超軽
元素の分析も可能なSDDUltraシリコンドリフト検出器を装備しています。測定したスペクトル
にパナリティカルの最先端の補正および定量化アルゴリズムを適用することで、非常に正確
かつ精密なデータを得ることができます。
XRFプロダクトマーケティングマネージャーで
あるSimon Milnerは、次のように語っていま
す。
「パナリティカルの新しいEpsilon 3Xデス
クトップタイプ分析装置は、非常に信頼性が
高く、簡単に操作できます。費用対効果の高
い優れた分析ツールで、あらゆるユーザーの
ニーズに簡単に適合させることができます。
また、パナリティカルは大規模なワールドワイ
ドサービスネットワークを通じて、あらゆる地
域に専門知識とサポートを提供することがで
ポリマーサンプル中の 85% の炭素の明確な蛍光ピーク。X 線管球および検出器
きます」
の極薄ウィンドウにより、Epsilon 3XLE で炭素、窒素、酸素、およびフッ素を分析
することができました。
さまざまなアプリケーション用の追加のソフトウェアオプションを用意しています。
!
?
OMNIAN
Omnian
高 精 度 なノン スタン
ダード分析用
10
OIL-TRACE
Oil-Trace
オイルおよび石油化
学物質の分析用
STRATOS
Stratos
コーティングおよび
層 ( 多層 ) 構造
分析用
FINGERPRINT
DATA SECURITY
FingerPrint
迅速な同定用
Enhanced Data Security
FDA CFR21Part11 規制へ
の準拠用
世界結晶年 (International
Year of Crystallography)
の祝典 ( 続き )
1 月 20 日∼ 21 日にパリにある国連教育科学文化機関 (UNESCO) の本部で開催された式典で国連によって宣言され、
世界結晶年 (International Year of Crystallography) が公式に始まりました。
UNESCO の長官である Irina Bokova 氏は、
聴衆に次のように紹介しました。「結晶学は
持続可能な開発、および食料、 水、 環境、
エネルギー、 健康に関する世界的な課題に
取り組むのに不可欠です。 物質の基本形
態を理解することで、より優れたものに変え
たり、 新しい物質を開発したり、 病気に対
する新薬を開発したり、水質を向上すること
ができます」
• セメント生産の複雑な結晶学と CO2 排出
削減の重要性
• X 線回折を使用した、 採鉱の環境的影響
の低減および鉱山業者の収益性の向上
• 飛行機や他の機械の必須コンポーネント
の金属疲労を防いで寿命を延ばすための
結晶変形を理解および研究することの重
要性
• 製薬物質中の多形性、 高齢化社会向け
の安全で信頼性の高い薬剤の作製および
結晶学のさまざまな内容に関するプレゼン
正規薬と偽薬の区別での X 線回折の重要
テーションに約 1000 人が出席しました。 パ
な役割
ナリティカルの XRD プロダクトマーケティン • 農業活動を最適化するための土壌科学お
グマネージャーである Martijn Fransen は、
よび肥料での結晶学
日常生活での結晶学の重要性について講
演を行いました。 日常使用している物質の
基礎となっている複雑な科学について、 いく
つかの実例を挙げて説明しました。
この 簡単な話によって聴 衆は科 学 的な詳
細を理解することなく、 結晶学の本質を把
握することができました。
後に、 多くの大使が議論を深めるためにパ
ナリティカルのブースを訪れました。
2014 年に、 パナリティカルは世界中にいく
つかのオープンラボラトリを編成します。 詳
細については、 以下を参照してください :
www.panalytical.com/IYCr2014
AXAA 2014 – ワークショップ、
カンファレンス、展示会
2 月 9 ∼ 13 日に パ ースで 開 催され た AXAA (Australian X-ray
Analytical Association) 2014 - ワークショップ、 カンファレンス、
展示会には、ラボラトリ蛍光 X 線、X 線回折、シンクロトロン、中
性子、およびその他の散乱技術分野で業務または研究活動を行っ
ている学会および産業界の専門家が多数参加されました。
この重要なイベントの最大の後援会社であるパナリティカルは、 採
鉱産業での XRD と XRF、 さまざまな物質中のフッ素の分析、 ナノ
粒子の特性分析など、 さまざまなトピックに関するいくつかの詳細
な講演を行いました。
Empyrean 回折装置の
デモを実施している
パナリティカルの
Christos Tsouris
展示会場で、 パナリティカルはアップグレードした Epsilon 3X シリー
ズ、 上位機種に匹敵する性能を誇る最新のデスクトップタイプ
EDXRF 分析装置、 超軽元素分析用の強力な分析装置 ( 今号の
10 ページでも説明しています ) など、 XRD および XRF 製品の刺激
的なラインアップで来場者にその存在を印象付けました。
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イベントカレンダー 2014 - 第 2/ 第 3 四半期
以下のリストに、パナリティカルが参加する今後のイベントの予定を示します。ご参加される際には、
パナリティカルのブースにぜひお立ち寄りください。
日付
イベント
場所
7月9∼11日
Semicon West / Intersolar
米国カリフォルニア州サンフラン
シスコ
7月28日∼8月1日
Denver Conference
米国モンタナ州ビッグスカイ
8月4∼12日
IUCr
カナダ・モントリオール
詳細については、 www.panalytical.jp/ をご覧ください。
第 10 回フィンランド鉱業記念セミナー
2014 年 6 月 4 ∼ 6 日、 フィンランド・オウルにて採鉱
産業向けセミナーを開催します。主催者である Suomen
kaivosyrittäjät ry (SKY)とOulu Mining School (OMS)
は、 ラボラトリオートメーション、 採鉱産業での近赤外
線技術、および採鉱産業向け X 線回折アプリケーション
に関する講演のために 3 名のパナリティカルスペシャリス 詳細については、 www.oulumining.fi を
参照してください。
トを招待しました。
本冊子について
スペクトリス株式会社
PANalytical 事業部
事業部本部
〒 105-0013 東京都港区浜松
町 1-7-3 第一ビル
Tel: 03-5733-9750
Fax: 03-5733-9751
E-mail: info.jpn@
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http://www.panalytical.jp/
ご意見・ご感想は上記までお
寄せください 。
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原 5-1-18 新大阪サンアール
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1-20-19 名神ビル
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東 2-8-12-203
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アプリケーション・ラボラトリ
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記載内容は予告なく変更すること
があります。 あらかじめご了承くだ
さい。
Printed in The Netherlands. この
お客さま用冊子は塩素未使用の再
生紙を 50% 使用しています。
年に 3 回発行されます。
パナリティカルウェビナー
2013 年のウェビナーシリーズが好評であったことを受けて、 パナリティカルは材料分析のさまざまなト
ピックに関する新しいウェビナーシリーズを 2014 年に開催します。これらは、各分野のエキスパートで
あるパナリティカルスペシャリストによって実施されます。各ウェビナーの所要時間は約 45 分で、参加
者がウェビナーで直接質問を行えるように最後に質疑応答セッションを設けています。
予定しているウェビナーのタイトル :
4 月 10 日 : Industrial minerals I: Maximize your efficiency with XRD ( 工業用鉱物 I: XRD による最
高の業務効率の実現 )
4 月 17 日 : Qualitative phase analysis with HighScore (HighScore による定性相分析 )
4 月 24 日 : Blended cement: using XRD to cut CO2 ( 混合セメント : XRD による CO2 の削減 )
4 月 29 日 : Introduction to the total scattering technique and PDF analysis on a multipurpose
X-ray diffractometer ( 全散乱技法の概要と多目的 X 線回折装置での PDF 分析 )
5 月 8 日 : Optimize the properties of your steel using XRD (XRD による鉄鋼特性の最適化 )
その他のウェビナーと詳細については、 www.panalytical.com/webinars を参照してください。ライブ
のウェビナーを見逃した方のために、 パナリティカルの Web サイト上の 「Webinar on demand( オン
デマンドウェビナー )」 セクションに録画版をご用意しており、これらはいつでも視聴することができます。
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