ネット時代の新聞の読み方

ネット時代の新聞の
読み方
情報格差社会を生き抜く
知的戦略
新聞を複数紙読むことの重要性
①紙面構成から各紙の価値観を知る
一面記事は新聞の顔。何を一面に載せる
かで各紙の価値観がわかる。
②報じ方(記事の分量、視点)の違いから、
事態を多角的に見ることができる。
例)デモ行進:参加者側から見るのか、体
制側から見るのか。あるいは、両方か。
「文脈」と「編集力」とが現代における
新聞の存在意義
 整理部:起きた出来事に序列をつける部署
⇒直観的な一覧性:見出しと記事の大きさや扱
いで、世の中でなにが重要とみなされているかが
一目瞭然に。
さらに、他紙と比較すれば、その新聞社の価値観
もよくわかる。社説(論説記事)や特集の組み方。
新聞から良書に出会う。
キュレーターとしての新聞書評
 ベストセラー=「良書」とは限らない(みんなが読ん
でいても、その本が(自分にとって)「よい」とは限ら
ない)。
 新聞の書評欄は、新聞の中で最もクオリティが高
い。なぜなら、その筋の目利き(専門家や学者)が、
署名入りで書くから。
 ベストセラーは「量」の情報。書評は「質」の指針。
書評に取り上げる本のバランスも見事(文芸書、専
門書、絵本、コミック、海外の本などのチョイスの仕
方が絶妙)。