ソフトウェアベースの ネットワークインテリジェンスに関する アンケート調査

ソフトウェアベースの
ネットワークインテリジェンスに関する
アンケート調査:最終結果
作成
www.heavyreading.com
協賛
2013年3月
本調査書は、
ウインドリバーが英語より翻訳し、
その内容と精度においては当社が責任を擁します。
概要
「ソフトウェアベースのネットワークインテリジェンスベンチマーク」アンケート調査は、通信/ネットワーク機器
メーカーによるネットワークインテリジェンスソフトウェアの製品への実装が、どの程度進んでいるかの評価を目
的に、2013 年 2 ∼ 3 月に実施された。調査内容は、回答者に関する 3 つの設問と、ソフトウェアベースのネットワーク
インテリジェンスの実装に関する 10 の設問から構成された。
本アンケート調査には、総計 147 名の業界プロフェッショナルが参加。そのうち、通信/ネットワーク機器ベンダに
勤務する回答者は 109 名だった。このレポートでは、通信/ネットワーク機器メーカーに勤務する回答者に絞った調
査結果を示す。
図 1 に、本アンケートに回答した通信/ネットワーク機器メーカー回答者の地理的な分布を示す。
その他
2.6%
アジア/太平洋
32.2%
アメリカ
24.8%
カナダ
3.7%
ヨーロッパ
25.7%
中南米
0.9%
アフリカ/中東
10.1%
図 1:地域別通信/ネットワーク機器メーカー回答者(回答者数:109 名)
設問別アンケート結果
マルチコアテクノロジの成熟度:実装の評価に関する最初の設問では、回答者がマルチコアテクノロジの成熟度をど
のように考えているかについて聞いた。具体的には、ネットワークインテリジェンス(NI)機能や高度な IP ペイロー
ド処理を実現するうえで、マルチコアは ASIC やネットワークプロセッサ(NPU)に置き換えられるレベルまで成熟
しているという見方に、どの程度同意するかを聞いた。通信/ネットワーク機器メーカー回答者の回答結果を、次頁
の図 2 に示す。
通信/ネットワーク機器メーカー回答者の 8 割近くが、パケット処理のような NI 機能や、ディープ・パケット・イン
スペクション(DPI)やフロー管理といった高度な IP ペイロード処理を実現するうえで、マルチコアが ASIC や NPU に
置き換えられるレベルに成熟していることに同意した。この結果は、通信/ネットワーク機器にこれらの処理を実装
するうえで、マルチコアテクノロジが実績のある選択肢として広く認められていることを明確に示している。
非常に同意する
ある程度同意する
どちらでもない
ある程度同意しない
まったく同意しない
図 2:設問「次の内容にどの程度同意しますか:マルチコアテクノロジは、パケット処理のようなネットワークインテリジェンス(NI)
機能や、ディープ・パケット・インスペクション(DPI)やフロー管理といった高度な IP ペイロード処理を実現するうえで、ASIC や
ネットワークプロセッサ(NPU)に置き換えられるレベルにまで成熟している」への回答(回答者数:107 名)
ソフトウェアベース NI への移行:続いて、勤務する会社のソフトウェアベース NI の製品への利用の見通しについて聞
いた。回答者の約 4 割が、ソフトウェアベース NI の利用を前提とするモデルにすでに移行していると答えた。そのほ
か、会社がソフトウェアベース NI への移行を不可欠または望ましいと考えているという回答が、49.1%を占めた(図 3
参照)
。この結果から、機器メーカーがソフトウェアベース NI の製品への実装という考えを強く支持していることがわ
かる。
既に移行した
重要だがまだ移行していない
望ましいが評価中
移行する予定はない
検討を始めていない
図 3:設問「将来の製品設計におけるソフトウェアベース NI の利用について、貴社の見解に最も近いのは、次のどれですか」への回答
(回答者数:108 名)
機能別ソフトウェアベース NI サポート:次に、4 つの基本機能(セキュリティ、トラフィック管理、ポリシー管理、DPI)
に対するソフトウェアベース NI のサポートの重要度について聞いた。すべての場合で、圧倒的多数の回答者が、4 つの
機能すべてのサポートが非常に重要または重要と考えている(図 4 参照)チング、クラウドミドルウェア機能が備わっ
ています。
機能
非常に重要
重要
あまり重要でない
重要でない
セキュリティ
48.1%
38.9%
13.0%
0.0%
トラフィック管理
40.7%
49.1%
9.3%
0.9%
ポリシー管理
48.1%
47.2%
4.6%
0.0%
DPI
33.3%
44.4%
20.4%
1.9%
図 4:設問「ソフトウェアベース NI は、多数の製品機能のサポートに利用できます。NI を使って次の機能をサポートすることに、どの
程度の価値があると思いますか」への回答(回答者数:108 名)
ソフトウェアベースの DPI とフロー管理の利用:次に、将来の製品開発へのソフトウェアベースの DPI とフロー管理
テクノロジの導入に対する会社の戦略を聞いた。半数以上の回答者が、2013 年末までにソフトウェアベースの DPI
やフロー管理の実装を予定しており、3 割近くがすでに進行中であると回答している(図 5 参照)。
既に進行中
2013 年内に移行予定
2014 年に移行予定
移行予定だが時期は未定
移行の予定はない
図 5:設問「将来の製品開発へのソフトウェアベースの DPI やフロー管理テクノロジの実装について、貴社の見解に最も近いのは、次
のどれですか」への回答(回答者数:108 名)
ソフトウェアベースの DPI やフロー管理の調達:次の設問では、ソフトウェアベースの DPI やフロー管理ソリュー
ションを、会社がどのように調達するかについての見通しを聞いた。回答者の半数近くが、ソフトウェアベースの
DPI やフロー管理を自社開発する見込みと答えた。ソリューションの供給にサードパーティパートナーを利用すると
いう回答は、25%未満だった(図 6 参照)。3 割近くが会社の調達に関する戦略は未定と回答した。
サードパーティ
パートナーを利用
23.2%
評価中
29.6%
自社開発
47.2%
図 6:設問「ソフトウェアベースの DPI やフロー管理機能の調達先について、貴社の見解に最も近いのは、次のどれですか」への回答
(回答者数:108 名)
仮想化のサポート:次に、将来の製品への仮想化機能のインテグレーションに関する会社の戦略について聞いた。結果
から、通信/ネットワーク機器メーカーでは仮想化については、他のソフトウェアベース NI プロセスほど計画が進ん
でいないことがわかる。設計は 12 ∼ 18 か月後になる、または仮想化をサポートする予定はないという回答が 3 分の 1
を超えた(図 7 参照)
現在サポート製品を開発中
仮想化をサポートするが
1 年後の予定
仮想化をサポートするが
1 年∼ 1 年半後の予定
サポートする予定はない
図 7:設問「将来の製品への仮想化機能のインテグレーションについて、貴社の見解に最も近いのは、次のどれですか」への回答(回答
者数:108 名)
仮想化の推進力:続く設問では、仮想化機能の開発を促す主要な要因に焦点を当てた。クラウドベースのアプリケー
ション配信とクラウド対応ポリシー管理に強い支持が集まった一方で、ポートフォリオの統合は、選択肢中で最も重要
性が低いとみられている(図 8 参照)
。
要因
非常に重要
重要 あまり重要でない
重要でない
クラウドベースのアプリケーション配信
57.9%
28.0%
11.2%
2.8%
クラウド対応ポリシー管理
42.1%
45.8%
11.2%
0.9%
クラウドアプリケーションへのアクセス強化
33.3%
46.7%
17.1%
2.9%
アプリケーションソフトウェアのハードウェアからの分離
39.8%
47.2%
11.1%
1.9%
ポートフォリオの統合
21.7%
40.6%
28.3%
9.4%
図 8:設問「将来の製品で仮想化機能を開発するうえで、次の要因の重要度を示してください」への回答(回答者数:105 ∼ 108 名)
サードパーティ仮想化ソフトウェアの利用:次に、会社が製品設計にサードパーティ(すなわちオープンソース)の仮
想化ソフトウェアを利用する見通しについて聞いた。会社がオープンソースに「強くこだわっている」と答えたのは、
回答者の 3 分の 1 未満で、大多数が好きなベンダ(オープンソースを含むかどうかは不明)の仮想化ソフトウェアを使
用するだろうと答えた(図 9 参照)
。
好きなベンダの
ソリューションを
利用する予定
69.5%
オープンソースに
強くこだわっている
30.5%
図 9:設問「サードパーティ製仮想化ソフトウェアの製品設計へのインテグレーションについて、貴社の見解に最も近いのは、次のど
れですか」への回答(回答者数:105 名)
NI ソフトウェア機能の共通スイートの利用:製品ラインアップ全体で共通する NI ソフトウェア機能の使用に関する会
社の戦略について質問した。この設問は「NI ソフトウェアには、インフラ全体(アクセス、エッジ、コアからデータセン
ターまで)でネットワークアプリケーション / 機能を集約できる潜在力がある」という前提に立っている。回答結果は、
機器メーカーはこういった集約の有用性を認めているが、大半は NI ソフトウェア機能スイートを使用した製品設計に
は着手していないことを示している(次頁図 10 参照)
。
一般的な NI ソフトウェア
機能スイートを利用
1年∼ 1年半以内に一般的なNIソフトウェア機能
スイートを利用予定
利用予定だが時期は未定
NI ソフトウェアスイートに
優先度を置いていない
図 10:設問「(製品ラインアップ全体で共通の NI ソフトウェア機能スイートを使用することに関する)将来の製品設計戦略について、
貴社の見解に最も近いのは、次のどれですか」への回答(回答者数:108 名)
NI 実装における競争優位の課題:最後に、NI ソフトウェアの実装に際して、会社が直面しそうな競争優位の課題につい
て、それぞれの重要度を聞いた。回答者の大半が、競争優位性の最大の課題としてパフォーマンスと容量を挙げた(図
11 参照)
。
競争優位の課題
非常に重要
重要
あまり重要でない
重要でない
パフォーマンスと容量
55.1%
38.3%
6.5%
0.0%
NI によるアプリケーション機能の強化
24.8%
56.2%
18.1%
1.0%
総所有コストの管理
26.9%
56.5%
15.7%
0.9%
市場投入までの時間
32.4%
52.8%
13.0%
1.9%
図11:設問「NIの実装で貴社が直面しそうな競争優位の課題について、それぞれの重要度を示してください」への回答(回答者数:105 ∼
108名)
概要
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クノロジベンダ、投資家に提供する独立系の市場調査会社です。次世代のハードウェアやソフトウェアを基盤にした収
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評価、新興テクノロジの市場追跡レポート、通信業界の特にダイナミックな垂直市場部門をクローズアップした簡潔な
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