画家の職人の装飾

Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
9307
日 本 建 築学 会大 会 学術 講演 梗概 集
9
(
近畿>
2005 年
月
経 済 的弱 者 の た め の 建 築の 部 分 の 取 り扱 い と 空 間 特 性
構 成 要 粢の 分 節 と 建 設 プ ロ セ ス (
2}
経 済 的弱者 建 設 プ ロ セ ス 分 節
非 専 門家 構 成 類 型
1.
序 前編 で
は
、空 間 特性 を 構 成す る 要 素 を 検 討 し、建 設
い
’は
正 会 員 ○ 山本 幸 治
實
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塚本 由 晴
+
同 藤村 龍 至
dede
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吉 村英 孝
使用 者 の みで 施 工 す る も の で 、住宅 の 割 合 が 高 い 。類
プ ロ セ ス と 関 わ る 集 団 の 関係 に よ り、経 済的 弱 者 の た め の 建
型 う 、類 型 う
築 が 記述 さ れ る こ と を 示 し た 。本 編 で は、空 間 特性 を 構成 す
ある
る 要 素 の 重 ね合 わ せ か ら 、構成類型、そ し て 建設 に 関 わ る集
類型う
団 との 関係か ら建 設プ ロ セ ス に よ る類 型 を 導 き、空 間 特性 と
す る もの で あ る。類 型え は 、
使用 者が 計画 、
外装 もし く は 内 装、
の 関係 を明 らか にす る こ とを 目的 とす る 。
運 営に 関 わ っ て お り、職 人 と共 に 施 工 を行 う もの で 、コ ミ ュ
2.経 済的 弱 者 の た め の 建 築 の 構 成 類 型 こ れ らの 空 閤
ニ
特性 に 関する 構成要素の 重ね合 わせ か ら、経 済 的 弱者 の た
が 外装 も し くは 内装 、運 営 に 関わ っ
類 型 ア 、イ は 、中庭 に
ー
ー
面 して反復され るア ケ
ドが あ り、共 に組 積 造 で あ る
共 に 施 工 を行 うもの で 、類 型 お
類 型 ア は 装 飾 的な 要 素が な く、類 型 イ こよ 絵 画 や彩 色 な ど
も の で あ る。
、
工
ク造で あ り
、
は、ボ ラ ン テ ィ ア と共 に も しくは 使 用 者 自身が 施 工
テ ィ ーセ ン タ ー的 な 事 例 が 多 く存 在 す る。 類 型 お は 使 用 者
り、類 型 お が職 人 と
てお
}
が使 用者 の み で 施工 を行 う
類型 か は 、使用者 が 計 画、運 営 に 関わ っ
。
4 .空 間特 性 と建 設 プロ セ ス と の 関係 以上 経済 的弱者
絵画 な どの 装飾が施 さ れ る 類 型
の ため の 建築 を 対象 に 建 築 的 特 微 に よ る類 型 と集 団 の 種 類
。
、
。
、オ 、カ は 庇 に よ る半 外部 空 間が形 成 さ れ る
類型 工
e
に 関わ る 建設プ ロ セ ス よ る 類型を 導い た 。す る と以 下 の よ
で
は 組積造 の 壁 に 絵画 が 施 さ れ 、類 型 オ はプ レ フ ァ ブ 化 さ れ
うな際立 っ た特徴が 見 ら れ た
た 構造 で あ る 。類 型 力 は 木造で 装飾が 施さ れ な い
お り、職 人 と共 に 施 工 を 行 う場 合 は 、煉 瓦 、ブ ロ
ク 、ケ 、
てい る
類型 ウは 中庭 があ り、煉瓦
が施 さ れ る とい う違 い が ある
ッ
’
もの で あ る
。
造 、ブ ロ
類 型 う が職人 と と も に 施 工 す る も の で あ るの に 対 し、
。
め の 建 築の 構 成類型が 抽出さ れ る
は 、躯 体 、外装 、内装 、運 営 に 関 わ る もの で
’
。
類型キ、
。
使用 者が 全段 階に 関 わ
て
っ
ク造で
ッ
は 、中庭 に 庇 が張 り出し た も の で 、半外部空 間
中庭 に 庇 が 張 り出 して 半 外 部 空 間 が 形 成 され 、絵 画 や 彩 色
が形 成 さ れ 、類 型 キ は 木造で 壁 に 絵画 、彩色 な ど の 装 飾 が
な ど の 装 飾 的 な 要 素 が 多 く見 られ 、た 。そ れ に 対 して 使 用
施さ れ 、類 型 ク は 、構 造 形式 が混 合 さ れ て お
者 が 施 工 、運 営 に 関 わ り、職 人 と 共 に 施 工 を 行 う場 合
コ
が 施さ れる こ と が 多い
。
り、壁 に 絵画
類型 ケ は、木造 で壁 面 が 彩 色 され
煉 瓦 、ブ ロ
ク造 で 中 庭 に 面 して ア ーケ ー ドが あ り、装飾
ッ
る 。類 型 コ 及 び 類 型 サ は 、
庇 と 庭 で 半外部空 間 が 形 成 さ れ 、
的 な 要 素 が ない 場 合 が 多 くみ られ た 。こ
類 型 コ は組 積 造 で 、壁 面 が 彩 色 さ れ 類 型 シ は木造 で ある
ス が 同時 に 職人養成の た めの 手段 とな っ て い る。
、
3.建 設 プ ロ セ ス
。
と集 団 の 関 係 に よ る類 型 表 は 、建 設 プ ロ
みで施
セ ス とそれ に 関 わ る 集 団 の 関 係性を 整 理 し た も の で あ り、建
設の プ
ロ
建設 プ
こで
は 建 設 プロ セ
セ ス の どの 段 階に 使用 者 が 関 わ っ た の か 、さ ら に 使
を 行 う場 合 は 、住 宅 が 多 く、木 造 の 割 合 が高 い 。
な い 場合 は 、キ
い
セ ス に よ る類 型 を抽 出す る こ とが で き る 。こ こ で は、
ッ
ト化 さ れ た 構 造 が 多 く、装 飾 的 要 素 が な
物 が ほ とん ど で あ っ た
職人
。
と共 に 関 わ る場合の
また 使用者が 躯体以 外の 工 事に
建築 的な 特徴 と して は 、特 徴 的 な
建築 家、職 人 な どの 技 術者 を除 く、主 に 労働 者 と し て の 使用
屋根形状 、絵画な どの 装飾、混構造 が 見 ら れ た
者(
● )が プ ロ セ ス に ど う関 与 し 、そ れ ら の 使 用 者 が 他 の 技
建築
術者 と ど う関 係 した か に よ
類型 あ は 、使用 者 が プ ロ
っ
て 、 10 の 類 型 が 抽 出 さ れ た。
の
一部 を施 工
セ ス の 全 て の 段 階 に関 わ っ て お り、
に 含 まれて い た り、そ れ らの 人 々が ボ ラ ン テ ィ ア で プ ロ セ ス
5.結
て い る こ と が 多 い 。ま た使 用者 自身 で 部 分 的 な資金
て お
り、職 人 と と も に施工 す る も の で あ る
AStudy on bullding
segment
and
。
こ の よ う に 経 済的 弱者 の た め の
的部 位 や 施 工 工 程 の 分節 の あ り方が
、
調達 を 行 っ て い る 事 例 が 多 い e 類型 い は 、使 用者 が 施 工 、運
営 に 関わ っ
ニ
ュ
こ こ では
、
テ ィ の 求心 力を生む
建築 に お い
て は
、建築
社 会活動の 拠点 と して
人 々 を 繋 ぐた めの 機会 や 場 所を 形 成す る手 段 とな る こ とを 明
類型
らか に した 。
YAMAMOTO
spatial factor
inArchitecture
for the poor(2)
。
す い よ うに躯体 が 用意 さ れ、建築の 部位が 分節されて い る
と言 え る 。
っ
す る こ とが コ ミ
も の と し て位置 付け られ てお り、使 用 者 が 施 工 に 参 加 しや
職人 と と もに 施工 を 行 うも の で 、建 築家 、職 人が 便 用者 団 体
に 関わ
使用 者 の
使用 者 が躯体 、外 装 、内装 に 関 わ り、職 人 が 施 工 に 関 わ ら
用者 と職人 と の 関係 を 見 る こ とがで き、そ の 組 み 合 わせ か ら
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