ALA・米国図書館研修2014報告 2014年6月24日(火)~30日(金)に昨年度のツアーで訪問した図書館、 ALA年次総会の様子をご紹介します。 図書館総合展運営委員会・丸善株式会社 カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 (California State University, Northridge) 1990年代に設置された自動書庫や2013年春 に設置されたラーニングコモンズを見学した。 Learning Resource Centerではスタッフや学生 アシスタントによるライティングや科学、数学な どに関するサポートが実施されていた。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (University of California, Los Angeles) 改装後、Idea Labと称される図書館の中にあるリサーチコモンズを 見学した。画面モニターを囲んでのグループ学習を促進する collaboration podsは予約が必須の人気スポットとのこと。その他の グループ学習室や会議室なども含め、館内の施設はオンライン予 約が可能で、利用者の満足度を高めるために、館内の飲食をある 程度許可しているとのことだった。 南カリフォルニア大学 (University of Southern California) 図書館の取り組みについて担当する図書館司書からプレゼンを受ける。 1.ディスカバリーツールSummonの導入、2.新入生対象の勉強方法のカ リキュラムマッピングや教員を対象とした教育プログラムの提供、エン ベディッドライブラリアンの存在意義など、3.図書館主導で実施した学生 の投稿作品コンテストとプロジェクションマッピングの連携などに取り組 んでいる。 ロサンゼルス公共図書館 (Los Angeles Public Library ,Central Library) ダウンタウンにある中央図書館を訪問した。PCルームや語学学習セン ター、視覚障害者のためのセンター等がある。芸術的な建物で、ロビー にある天井画やシャンデリア、オブジェ、絵画等が印象的である。庭に は噴水とレストランが併設、図書館内にも売店やカフェがあった。スタッ フは英語やスペイン語、中国語など様々な言語に対応しているとのこと。 ・・・上記以外にハンティントンライブラリー、ネバダ大学ラスベガス校を訪問 ALA annual conference in Las veges 2014年度のテーマはTransforming Ourlibraries,Ourselvesであった。そのせいか図 書館の変革を実現するために一人ひとりがい かに行動すればよいかについて焦点を置く講 演が例年より多いように思われた。出展企業 全体の傾向としては、従来のコンテンツや電 子書籍関連、什器メーカーに加え、複数の図 書館システム(=ILS or LMS)と互換性のあるア ドオン式のソフトや図書館システム同士の連 携を補助するシステムの出展が印象に残った。 アメリカ図書館界の変革をテー マに、ALA国際部長Dowling氏よ りいくつかの事例を講演して頂く。 公共図書館では政府と協力して 図書館でランチを提供する館も あるとのこと。また、最近では3D プリンターやミュージックスタジオ など書籍にこだわらないサービ スが増えてきているとのことだっ た。 ツアー参加者が聴講した講演*(一部) *ALA講演の聴講はオプションです。 詳細はお問い合わせください。 ・A New Campus Library: Vision, Design, and Assessing Usage ・Is the Public Library the New Education Institution of the Future? ・Embedding Librarians in Virtual Communities Building a Learning Culture From the Inside Out, etc 詳細については【図書館総合展運営委員会・丸善】までお問い合わせください。
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