ヒートポンプと加湿器

冬でも冷房必要
エーザイの筑波研究所
︿茨城県つくば市︶は神
経領域、がん領域を中心
とする医薬品のもとにな
る化合物をつくりだす製
薬の上流工程を担う重要
大型電源が並ぶ。それら 体のシステムと比べC0
電子機器の放熱によりフ 2の排出量は竹%、 31
ロアは冬でも冷房が必要 3 J削減された。エネル
で、そのままでは初度C ギーコストは都市ガス換
を超えてしまう。二酸化 算で日万立方M、∞何%と
炭素︿C02︶の排出や 大幅に削減された。
今回の空調システムの
最大の特徴について、導
入を担当した東京電力産
業エネルギーソリュ Iシ
ョン部の山ヶ城哲夫課長
は﹁ボイラなどで加熱し
ヒートポンプと加湿器
を感じていないと思う。
それだけスムーズに移行
できたという証拠だ﹂と
阿部課長はあくまで 9黒
に徹している。
子4
延べ床面積6万424
6平方Mと大フロアの研
究所の空調システムは、
今も静かに研究開発の環
境を支え続けている。
る
。
そこで、こうした空
調システムの助けが必
要になる。空調は効き
が良くて当たり前。大
半の人が気づかない
年かかったが、﹁研究所
スムーズに移行
内で働いている社員は空
現状ではすべての空調 調システムを変えたこと
を今回のシステムでカバ
ーしているわけではな
く、今後も積極的に気化
式加湿を使った空調シス
テムの導入を進める方
針。ー台目の導入には半
2
また、加湿には純水など
は使わずに水道水を使う
ことでコストも削減して
いる。空調システムの1
台目の導入効果検証は終
わり、 2台目を導入し、
検証に着手する。
エーザイ筑波研究所は
設立当初、エネルギー問
0
導入でC02と ヱネ削減
議
高宮選
議事事望号季 製 制 発
界え
像はコシ続静る鴇薬御熱
国寿︶
医療、健康にかかわる
企業としていち早く環
境との共生に取り組ん
できた同社の意気込み
がうかがえる。
︿茨城支局長・豊田
が、環境負荷の低減に
は重要な役割を担う。
がる機を、ンスけか研少会
あこ器超集ピテるに究が社
採用した。
一
一
…
:
空機
園 長 瓦 亙h
と自え積ユム
も体るす 1 0
削減の切り札
﹁
C02とエネルギー
削減の切り札と思ってい
る﹂と筑波研究所の管理
責任者である岩本清部長
は、導入による効果を大
きく実感する。関年に現
在のシステムに変更。都
市ガスを使ったボイラ主
て蒸気をつく 題では苦労したという。
りださないこ 研究所の立地する地域
と﹂と説明す は、電力の規制によって
る
。
200oJサ以上は送れ
燃料を使わ なかったのだ。しかたな
ず、空調用の く一時は、コジェネレー
エアで水分を ション︿熱電併給︶シス
気化し、廃熱 テムを採用した。だが、
を利用して空 エーザイ設備環境安全室
気を暖めた。 の阿部一男課長は﹁コジ
ェネでは、 CO2削減に
は十分に貢献しないだろ
う﹂と考えていた。しば
らくして規制が緩和され
たことから、システムの
変更を順次、進めた。
新たに導入し
た空調システ
ムでエネルギ
ーコス卜は大
幅に削減
量実運き子第<2~~~
詞
器
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で、の
た熱にとの機
な研究拠点。従業員約5
00人で、各フロアには エネルギーコストの削減
分析機器やデータ解析の と、新薬創出のための研
ためのコンピューター、 究・開発環境整備の両立
を目指す同社。 2008
年に高効率のヒIトポン
プと気化式加湿器を組み
合わせた空調システムを
︿第2部﹀⑮
電気;~蜜わる
2010年11月18日 木曜日 4面掲載
隠語
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