○ CPLD と FPGA ● PLD(プログラマブルロジックデバイス)とは PLD はユーザーが設計した任意 のロジック回路を 1 個の LSI 上に実現 できるデバイスである。 PLD には小規模な SPLD、大規模な CPLD(Complex Programmable Logic Device )と FPGA(Field Programmable Gate Array)などの種類があり、いず れも大規模な回路(数千~数百万ゲー ト)を簡単に実現す ることが出来る素子 で あ る 。 CPLD と FPGA の簡単な内部 構造を図 1、 2 に示 す。 図 1、 2 に示す黒 丸や矢印がプログラ ム可能な部分であ る。図からわかるよ う に 、 CPLD よ り FPGA のほうが設計 の自由度が高い。 図1 CPLD 図2 FPGA しかし、設計の自由度が高い分ユーザーの能力によって、同じ機能を果たす回路でも速度が変わる。 CPLD は FPGA に比べて設計の自由度が低いので、誰が作っても速度はほとんど変わらない。 CPLD/FPGA は HDL でプログラムされます。HDL(Hardware Descrption Language)とはプログラミ ング言語の一種でハードウェア記述言語である。HDL はテキスト記述によりロジック回路の接続関係 を表現することが出来る。HDL にはいくつかの種類がある。 マイコン 動作速度 I/O 内蔵機能 記述言語 並列処理 乗算・除算 多量のデータの記録 高速な応答 異常時 参考文献 トランジスタ技術 2006 年4月号、5月号 - 45 - CPLD/(FPGA) 図 CLB のブロック図 - 46 - 図 参考文献: HDL を使ったデバイスの開発手順 雑誌インターフェース 2005 年 6 月号特集やってみよう! FPGA システム設計入門 - 47 - ○ VerilogHDL による論理回路設計 - 48 -
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