北摂 SITA の会 緊急レポート USB メモリによるウィルスの感染防止 最近 USB メモリを介したウィルス感染が蔓延しております。 私の知る範囲でも多くの PC が感染しています。 感染するウィルスの種類はトロイの木馬といわれる部類のものが多いようです。 PC に対するダメージは今のところ低いものですが、いつ何時被害が拡大するかもしれません。 感染経路とウィルス対策ソフトの関係 USB メモリ経由でウィルスに感染した PC からデータを貰い、自分の PC に差し込んだ時に感染します。 この感染時ウィルス対策ソフトは検出できず、そのまま感染する場合があります。 感染しないための対策 対策1、 USB メモリや CD、DVD、SD カードなどからも感染します、これらを PC に入れた時に、自動再生させないこ とがまず一番重要です。 自動再生とは、USB などを入れた時に下図の画面が現れるのが自動再生です。 Windows Vista の場合 コントロールパネルの自動再生をクリック 自動再生の設定画面を表示 「すべてのメディアとディバイスで自動再生を使う」の項のチェックを外す これだけで ok です チェックを外す Windows Xp の場合 マイ コンピュータから USB メモリに該当するドライブをクリックすることで、「autorun.inf」ファイルが実行される可能 性があります。マイ コンピュータではなく、エクスプローラで、必要なファイルのみを使用するようにしましょう。そし て、ファイルを開く前には、必ずウィルスチェックをするようにしてください。 また、USB メモリのルートフォルダに「autorun.inf」という名前のファイルを先に作成しておくことで、USB ワームによ る不正な「autorun.inf」ファイルを作成させないという方法もあります。 (トレンドマイクロ HP より) http://jp.trendmicro.com/jp/threat/solutions/usb/?WT.ac=JPclusty_Threat_USBvirus IPA の USB メモリウィルスに関する情報 http://www.atmarkit.co.jp/news/200707/03/ipa.html つまり、あらかじめ無害の「autorun.inf」を作って、USB メモリに書き込んでおくと自動再生が 実行されず感染しない、ただし、CD や DVD を貰った場合はこれが出来ないので、上記のドライ ブ指定で開かずに目的ファイルを直接エクスプローラで開く 「autorun.inf」のつくり方 メモ帳で次のような文書を書いたファイルを作る。 ; USB メモリ 保護用ファイル ; USB メモリの自動実行をさせないための大切なファイルです、消さないでください 注:上記の記述で; (セミコロン)は大事な記号です忘れずに書き入れてください。 名前を付けて保存、ファイルの種類で「すべてのファイル」を選び「autorun.inf」と名前をつけて USB メ モリに保存すれば出来上がり。 感染チェックも忘れずに。 1、外部から持ち込んだメディアは必ず、ウィルスチェックし、感染の有無を確認してから使ってください。 2、感染していたら「駆除」や「隔離」を行ってください。その場合 PC 全体もウィルスチェックしてください。 参考 感染した USB メモリ PC に挿入して、Windows Xp の自動再生画面で「何もしない」を実行しても、すでに悪 意のある「autorun」は実行された後です。 2008/9/19
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