緊迫する国際テロ情勢 最近の国際テロ情勢は、ISIL(いわゆる「イスラム国」)の台頭に伴い、厳しさ を増しています。平成28年3月にベルギー・ブリュッセルの空港と地下鉄で、7 月にはバングラデシュ・ダッカのレストランでそれぞれテロ事件が発生し、ベル ギーのテロ事件で日本人2人が負傷、バングラデシュのテロ事件では、日本 人7人が殺害され、1人が負傷しています。 ISIL等のテロ組織はインターネット上の各種メディアやSNSを利用して過激思想の伝播等を 行っており、こうした扇動に影響を受けて国内で過激化した者、いわゆるホームグローン・テロリ スト(自国育ちのテロリスト)によるテロや、テロ組織と関わりのない個人が過激化して引き起こ すテロ(ローンウルフ(一匹おおかみ)型のテロ)が世界各地で発生しています。 こうした厳しい国際テロ情勢の中、我が国では、平成31年にラグビーワールドカップ2019、 平成32年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が予定されています。こうした大 規模イベントは、テロの格好の攻撃対象となり得るものであり、我が国も国際テロの脅威と無縁 ではありません。 徳島県警察の取組 徳島県警察では、 テロリストを入れない、テロリストの拠点を作らせない、テロを起こさせない という基本方針の下、関係行政機関をはじめ、民間事業者や地域住民の皆さんと連携して、 テロ等違法行為の未然防止に努めています。 爆発物処理訓練 テロリスト制圧訓練 県民の皆様へのお願い 皆様の日常生活の中で、例えば ★ 周囲を窺いながら、人が集まる施設周辺を何度も行き来する 各学校担当者 ★ 監視カメラや警備員の場所を確認する 様へのお願い ★ 取引のない者が肥料や薬品などの化学物質を大量購入する ★ ISILなどのテロ組織に共感したり、シリア等 に行きたいと言っている ★ ツイッターやフェイスブックなどにテロを賞賛する書き込みをしている 等を見たり聞いたりした場合や、「あれ?いつもと違うな」と少しでも不審に感じた場合は、 迷わず110番又は最寄りの警察署等に通報をお願いします。 爆発物を作らせないために~販売事業者等の皆様へ <警察の取組> 現在、世界各地で国際テロ組織による爆弾テロが頻発しており、日本国内でも市販の化学 物質を使って爆発物を製造する事案が発生しています。 このため警察では化学物質の販売事業者及び化学物質を取り扱う学校等に個別訪問を行 い、保管管理の徹底や不審情報の通報等を要請しています。 また、販売事業者に対しては、販売時における購入者の身分確認の徹底と、不審な購入 者に関する情報提供等をお願いしています。 販売事業者の協力により、店頭に身分証明書の 提示等を求めるプレートを設置 <こんな人は要注意!> ○ 薬品等を大量購入する者 ○ 複数の薬品を同時に連続購入する者 ○ 身分証明書の提示を求めると難色を示す ○ 友達に購入を頼まれたと答える ○ 氏名、連絡先を言わない ○ 自宅から離れた店で購入 ○ 薬品の使用目的があいまい このような人がいましたら、住所、氏名や車両ナンバー等の確認に努め、遠慮することなく、警 察まで通報をお願いいたします。 お問い合わせ先 徳島県警察本部公安課 電話088-622-3101 またはお近くの警察署まで
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